説明

音声再生装置

【課題】消費電力を低減できる音声再生装置を提供する。
【解決手段】圧縮音声データをフレーム単位でデコード処理し、PCM音声データ及び次のフレームのデコード処理に用いられる中間データを生成するデコード部3と、前記圧縮音声データ、所定数のフレーム分の前記PCM音声データ、及び前記所定数のフレーム分のうち最後のフレームのデコード処理で生成された前記中間データを格納する記憶部8と、再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データが前記記憶部に格納されているか検出し、格納されている場合はデータ取得制御信号を出力する制御部2と、前記データ取得制御信号に基づいて前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データを取り出す転送部6と、前記転送部により取り出されたPCM音声データを再生して出力する音声再生・出力部7とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
シリコンオーディオ機器、ポータブルオーディオ機器等の小型音声再生機器では、記憶メモリに圧縮データを格納し、ユーザからの再生指令に基づき、デジタル音声圧縮ストリームを先頭からデコードしてPCM(Pulse Code Modulation)音声データを生成し、出力する。
【0003】
また、再生中に外乱等により音声出力が不連続になることを防止するために、先の時間の圧縮データをデコードして音声データを生成しておき、メモリに記憶しておく再生装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
このような従来の再生装置は、ユーザからの再生要求がある度に圧縮データのデコードを行うため、過去にデコードしたことのある圧縮データについても再度先頭からデコード処理を実施する必要がある。従って、プロセッサ使用頻度が高く、消費電力が大きくなるという問題を有していた。
【特許文献1】特開平5−342585号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は消費電力を低減できる音声再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による音声再生装置は、圧縮音声データをフレーム単位でデコード処理し、PCM音声データ及び次のフレームのデコード処理に用いられる中間データを生成するデコード部と、前記圧縮音声データ、所定数のフレーム分の前記PCM音声データ、及び前記所定数のフレーム分のうち最後のフレームのデコード処理で生成された前記中間データを格納する記憶部と、再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データが前記記憶部に格納されているか検出し、格納されている場合はデータ取得制御信号を出力する制御部と、前記データ取得制御信号に基づいて前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データを取り出す転送部とを備えるものである。
【0007】
また、本発明の一態様による音声再生装置は、m個(mは1以上の整数)の圧縮音声データと、前記m個の圧縮音声データのうちn個(nは1≦n≦mを満たす整数)をそれぞれ先頭から途中までデコードすることで得られるn個のPCM音声データ及び中間データとを格納する記憶部と、ユーザからの操作を受け付ける操作受付部と、前記操作により再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データが前記記憶部に格納されているか否か検出し、格納されている場合はデータ取得制御信号を出力し、格納されていない場合はデコード制御信号を出力する制御部と、前記データ取得制御信号に基づき前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データを取り出す転送部と、前記転送部により取り出されたPCM音声データを再生して出力する音声再生・出力部と、前記デコード制御信号に基づき、前記再生対象として設定された圧縮音声データを前記記憶部から取得し、先頭からデコード処理を開始してPCM音声データを生成するデコード部とを備えるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、消費電力を低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態による音声再生装置を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1に本発明の実施形態に係る音声再生装置の概略構成を示す。音声再生装置はユーザ操作受付部1、装置制御部2、デコード部3、情報入力部4、情報出力部5、PCM音声データ転送部6、音声再生・出力部7、及び記憶部8を備える。
【0011】
装置制御部2はデコード部3、情報入力部4、情報出力部5、及びPCM音声データ転送部6の動作制御を行う。
【0012】
デコード部3は、圧縮音声データ取得部31、圧縮音声デコード用データ取得・退避部32、PCM音声データ生成部33、及びPCM音声データ退避部34を有する。
【0013】
記憶部8は、圧縮音声データ格納領域81、装置制御用プログラム格納領域82、圧縮音声デコードプログラム格納領域83、装置制御用データ格納領域84、圧縮音声デコード用データ格納領域85、出力用PCM音声データ格納領域86、及びPCM音声データ・中間データ格納領域87を有する。
【0014】
圧縮音声データ取得部31は、情報出力部5を介して圧縮音声データ格納領域81に格納された圧縮音声データを取り出す。圧縮音声データは例えばMP3(MPEG-1 Audio Layer-3)やAAC(Advanced Audio Coding)などの圧縮形式で格納されている。
【0015】
圧縮音声デコード用データ取得・退避部32は、圧縮音声データのエラー検出を行い、エラーが検出された場合は、エラー訂正を行う。エラー訂正はすでに取得した圧縮音声データ、つまり過去の圧縮音声データを用いて行う。
【0016】
そのため、圧縮音声デコード用データ取得・退避部32は、圧縮音声データにエラーが検出されなかった場合、その圧縮音声データを情報入力部4を介して圧縮音声デコード用データ格納領域85に格納する。圧縮音声デコード用データ格納領域85にはエラー訂正に必要な分の圧縮音声データが格納される。
【0017】
エラーが検出された場合は、情報出力部5を介して圧縮音声デコード用データ格納領域85から過去の圧縮音声データを取り出して、エラー訂正に使用する。
【0018】
PCM音声データ生成部33は圧縮音声データをデコードし、PCM音声データ及び中間データを生成する。デコードはフレーム単位で行われる。デコードの際には直前のフレームのデコード時に生成された中間データが用いられる。
【0019】
PCM音声データ退避部34は、生成されたPCM音声データを情報入力部4を介して出力用PCM音声データ格納領域86に格納する。
【0020】
また、生成されたPCM音声データ、中間データをPCM音声データ・中間データ格納領域87に格納することができる。
【0021】
装置制御用プログラム格納領域82にはこの音声再生装置の制御に用いられる装置制御用プログラムが格納される。また、圧縮音声デコードプログラム格納領域83には、圧縮音声データのデコード時に用いられる圧縮音声デコードプログラムが格納される。
【0022】
装置制御用プログラム、圧縮音声デコードプログラムは例えば装置の電源がオンした時に読み出される。この装置制御用プログラム、圧縮音声デコードプログラムは別の記憶装置(例えばROM)に格納するようにしてもよい。
【0023】
装置制御用データ格納領域84には、リピート、シャッフルなどの再生モードや出力のボリューム等のユーザ設定情報を含む装置制御用データが格納される。
【0024】
PCM音声データ転送部6は情報出力部5を介して出力用PCM音声データ格納領域86からPCM音声データを取り出して音声再生・出力部7へ転送する。音声再生・出力部7はこのPCM音声データを再生して出力する。
【0025】
PCM音声データ・中間データ格納領域87は、圧縮音声データ格納領域81、装置制御用プログラム格納領域82、圧縮音声デコードプログラム格納領域83、装置制御用データ格納領域84、圧縮音声デコード用データ格納領域85、及び出力用PCM音声データ格納領域86以外の記憶部8の空き領域に相当する。
【0026】
本実施形態による音声再生装置はこの空き領域をPCM音声データ・中間データ格納領域87として使用してPCM音声データを格納しておく。そして、ユーザから再生操作の指示を受けつけた時、圧縮音声データのデコードを行うのでなく、PCM音声データ・中間データ格納領域87に格納されたその圧縮音声データに対応するPCM音声データの再生を行う。
【0027】
PCM音声データ・中間データ格納領域87へのデータ格納処理の一例を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
【0028】
(ステップS201)PCM音声データ・中間データ格納領域87となる記憶部8の空き領域サイズを検出する。
【0029】
(ステップS202)PCM音声データ・中間データ格納領域87にPCM音声データを格納する圧縮音声データをn個(nは1以上の整数)選定する。
【0030】
圧縮音声データの選定はユーザが行うようにしてもよい。また、最近再生された圧縮音声データのうち、最新のものからn個選定するようにしてもよい。
【0031】
また、各圧縮音声データの再生回数を記録しておき、再生頻度の高いものからn個選定するようにしてもよい。
【0032】
(ステップS203)1つの圧縮音声データにつきPCM音声データが格納可能な領域サイズを算出する。例えば(空き領域サイズ−付加情報サイズ)÷nで算出できる。付加情報については後述する。
【0033】
(ステップS204)ステップS202で選定された圧縮音声データのうち、PCM音声データが生成、格納されていない圧縮音声データを選択する。
【0034】
(ステップS205)圧縮音声データのデコードを行い、ステップS203で算出されたサイズから中間データサイズを減じたサイズに相当する分のPCM音声データを生成する。
【0035】
(ステップS206)生成したPCM音声データをPCM音声データ・中間データ格納領域87(記憶部8の空き領域)に格納する。
【0036】
(ステップS207)ステップS205で最後に生成された中間データをPCM音声データ・中間データ格納領域87に格納する。
【0037】
(ステップS208)ステップS202で選定された圧縮音声データがすべて選択されたか判定される。すべて選択された場合はステップS209へ進み、選択されていない圧縮音声データがある場合はステップS204へ戻る。
【0038】
(ステップS209)付加情報を生成してPCM音声データ・中間データ格納領域87に格納する。付加情報にはPCM音声データが格納された、つまりステップS202で選定された圧縮音声データの名称、サンプリング周波数、チャンネル等の情報が含まれる。
【0039】
次に音声再生処理の一例を図3に示すフローチャートを用いて説明する。説明のため、図4に示すように、圧縮音声データ格納領域81には圧縮音声データDc1〜5が格納され、PCM音声データ・中間データ格納領域87には圧縮音声データDc1〜3に対応するPCM音声データDpcm1〜3及び中間データDi1〜3と付加情報90が格納されているとする。
【0040】
(ステップS301)ユーザ操作受付部1を介してユーザから再生対象となる圧縮音声データが設定される。
【0041】
(ステップS302)装置制御部2が付加情報90を取り出し、ステップS301で再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データがPCM音声データ・中間データ格納領域87に格納されているか否か検出する。
【0042】
格納されている場合はステップS303へ進み、格納されていない場合はステップS313へ進む。
【0043】
例えばユーザから再生対象として圧縮音声データDc1〜3が設定された場合はステップS303へ進み、圧縮音声データDc4、Dc5が設定された場合はステップS313へ進む。
【0044】
(ステップS303)PCM音声データ・中間データ格納領域87に格納されているPCM音声データが出力用PCM音声データ格納領域86に順次コピーされる。
【0045】
装置制御部2がPCM音声データ転送部6へデータ取得制御信号を出力する。PCM音声データ転送部6はこのデータ取得制御信号に基づいて出力用PCM音声データ格納領域86からPCM音声データを取り出して音声再生・出力部7へ転送する。音声再生・出力部7はこのPCM音声データを再生して出力する。
【0046】
例えばユーザから再生対象として圧縮音声データDc1が設定されている場合は、図5に示すように、PCM音声データDpcm1がPCM音声データ・中間データ格納領域87から出力用PCM音声データ格納領域86に順次コピーされる。
【0047】
コピーされたPCM音声データDpcmはPCM音声データ転送部6により取り出され、再生出力が行われる。
【0048】
(ステップS304)再生・出力の済んでいないPCM音声データが所定サイズ以下になったら、装置制御部2がデコード部3へデコード制御信号を出力する。PCM音声データ転送部6により取り出されたPCM音声データが所定サイズ以上になった時を基準にしても良い。
【0049】
デコード部3(圧縮音声データ取得部31)はデコード制御信号に基づいて圧縮音声データ格納領域81から圧縮音声データを取得する。
【0050】
例えばユーザから再生対象として圧縮音声データDc1が設定されている場合は、圧縮音声データDc1が取得される。
【0051】
(ステップS305)デコード部3がPCM音声データ・中間データ格納領域87に格納されている中間データを取得する。
【0052】
例えばユーザから再生対象として圧縮音声データDc1が設定されている場合は、中間データDi1が取得される。
【0053】
(ステップS306)ステップS305で取得した中間データを用いて、圧縮音声データの途中からデコード処理を開始する。デコード処理により生成されたPCM音声データが出力用PCM音声データ格納領域86に格納される。これにより、途切れることなくPCM音声データの再生出力を行うことが出来る。
【0054】
例えば、図6に示すように、中間データDi1を用いて圧縮音声データDc1の途中からデコード処理を開始し、生成されたPCM音声データを出力用PCM音声データ格納領域86に格納する。
【0055】
(ステップS313)装置制御部2がデコード部3へデコード制御信号を出力する。デコード部3はデコード制御信号に基づいて再生対象となる圧縮音声データを先頭からデコード処理してPCM音声データを生成し、再生出力を行う。
【0056】
例えばユーザから再生対象として圧縮音声データDc5が設定されている場合は、圧縮音声データDc5を先頭からデコードしてPCM音声データDpcm5を生成し、再生出力する。
【0057】
(ステップS314)PCM音声データ・中間データ格納領域87に格納されているPCM音声データのうち最後に再生された時期が最も古いものを選定する。
【0058】
例えば最近再生されたPCM音声データが古い順にDpcm2、Dpcm1、Dpcm3の場合、PCM音声データDpcm2が選定される。
【0059】
(ステップS315)ステップS314で選定されたPCMデータに、ステップS313で生成されたPCM音声データを上書きする。中間データも上書きする。そして付加情報90を更新する。
【0060】
例えば図7に示すように、PCM音声データ・中間データ格納領域87のPCM音声データDpcm2がDpcm5に、中間データDi2がDi5に置換される。
【0061】
本実施形態による音声再生装置は、再生対象として設定された圧縮音声データのデコード処理により生成されるPCM音声データを、記憶部8の空き領域(PCM音声データ・中間データ格納領域87)に格納しておく。
【0062】
そして、次に同じ圧縮音声データが再生対象となった場合は、PCM音声データ・中間データ格納領域87からPCM音声データを取り出して再生出力する。
【0063】
これにより再生要求の度に圧縮音声データを先頭からデコード処理する必要がなくなり、プロセッサの使用頻度を低減し、消費電力を削減することができる。
【0064】
また、PCM音声データ・中間データ格納領域87に中間データを格納しておくことで、圧縮音声データを途中からデコードし、PCM音声データを生成することができる。そのため、PCM音声データ・中間データ格納領域87に格納されたPCM音声データをすべて再生出力しても、途切れることなく連続してPCM音声データを再生出力することができる。
【0065】
上述した実施の形態は一例であって限定的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施形態に係る音声再生装置の概略構成図である。
【図2】データ格納処理を示すフローチャートである。
【図3】音声再生処理を示すフローチャートである。
【図4】記憶部におけるデータ格納の一例を示す図である。
【図5】PCM音声データのコピーを示す図である。
【図6】圧縮音声データの途中からのデコード処理を示す図である。
【図7】PCM音声データの置換の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0067】
1 ユーザ操作受付部
2 装置制御部
3 デコード部
4 情報入力部
5 情報出力部
6 PCM音声データ転送部
7 音声再生・出力部
8 記憶部
81 圧縮音声データ格納領域
82 装置制御用プログラム格納領域
83 圧縮音声デコードプログラム格納領域
84 装置制御用データ格納領域
85 圧縮音声デコード用データ格納領域
86 出力用PCM音声データ格納領域
87 PCM音声データ・中間データ格納領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮音声データをフレーム単位でデコード処理し、PCM音声データ及び次のフレームのデコード処理に用いられる中間データを生成するデコード部と、
前記圧縮音声データ、所定数のフレーム分の前記PCM音声データ、及び前記所定数のフレーム分のうち最後のフレームのデコード処理で生成された前記中間データを格納する記憶部と、
再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データが前記記憶部に格納されているか検出し、格納されている場合はデータ取得制御信号を出力する制御部と、
前記データ取得制御信号に基づいて前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データを取り出す転送部と
を備える音声再生装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記転送部により取り出された前記PCM音声データが所定サイズを超えた時にデコード制御信号を出力し、
前記デコード部は、前記デコード制御信号に基づき、前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データ及び前記中間データを取得し、この中間データに対応する前記圧縮音声データの途中位置からデコード処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データが前記記憶部に格納されていない場合はデコード制御信号を出力し、
前記デコード部は、前記デコード制御信号に基づき、前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データを取得し、先頭からデコード処理を開始してPCM音声データを生成することを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
【請求項4】
前記デコード部は、生成した前記PCM音声データを前記記憶部に格納されているPCM音声データのうち再生時期が最も古いPCM音声データに上書きすることを特徴とする請求項3に記載の音声再生装置。
【請求項5】
m個(mは1以上の整数)の圧縮音声データと、前記m個の圧縮音声データのうちn個(nは1≦n≦mを満たす整数)をそれぞれ先頭から途中までデコードすることで得られるn個のPCM音声データ及び中間データとを格納する記憶部と、
ユーザからの操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作により再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データが前記記憶部に格納されているか否か検出し、格納されている場合はデータ取得制御信号を出力し、格納されていない場合はデコード制御信号を出力する制御部と、
前記データ取得制御信号に基づき前記記憶部から前記再生対象として設定された圧縮音声データに対応するPCM音声データを取り出す転送部と、
前記転送部により取り出されたPCM音声データを再生して出力する音声再生・出力部と、
前記デコード制御信号に基づき、前記再生対象として設定された圧縮音声データを前記記憶部から取得し、先頭からデコード処理を開始してPCM音声データを生成するデコード部と
を備える音声再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−122248(P2009−122248A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−294291(P2007−294291)
【出願日】平成19年11月13日(2007.11.13)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)