説明

音声通信システム及び音声通信方法

【課題】本発明は、受話側端末のユーザの聞き取り難さを送話側端末のユーザが客観的に把握することができる音声通信システム、音声通信方法、送話側端末、送話側端末の音声通信方法、送話側端末の音声通信プログラム、受話側端末、受話側端末の音声通信方法及び受話側端末の音声通信プログラムの提供を目的とする。
【解決手段】本願発明の音声通信システムは、送話側端末1から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する受話側端末2と、受話側端末2から受話側音量レベルVbを受信して表示する送話側端末1と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送話側端末と受話側端末との間で音声通信を行う音声通信システム及び音声通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
音声通信を行う音声通信システムが提案されている(例えば、特許文献1−3参照。)。
【0003】
特許文献1に記載された音声通信システムは、音声出力装置と、周波数特性切り替え手段と、を備え、以下のように動作する。音声出力装置は、スピーカモードとレシーバモードのいずれかで音声を出力する。周波数特性切り替え手段は、音声出力装置がスピーカモードかレシーバモードかに応じて、周波数特性を切り替える。これにより、スピーカモードとレシーバモードのそれぞれに適した周波数特性を設定する。
【0004】
特許文献2に記載された音声通信システムは、移動機と、発音練習支援システムと、を備え、以下のように動作する。移動機は、音声データを発音練習支援システムに送信する。発音練習支援システムは、音声データを受信して発声を評定し、評定結果をデータベース化する。これにより、英会話などの発音練習のコンテンツを供給する。
【0005】
特許文献3に記載された音声通信システムは、送話側端末と、受話側端末と、を備え、以下のように動作する。送話側端末は、音声補正処理の調整パラメータを受話側端末に送信する。受話側端末は、音声補正処理の調整パラメータを受信して表示する。これにより、受話側端末のユーザは、送話側端末の調整パラメータの状況を把握可能となる。そして、受話側端末は、送話側端末の調整パラメータを変更させる変更要求を送信する。送話側端末は、変更要求に従って音声補正処理の調整パラメータを変更する。これにより、送話側端末が有する音声補正機能を活用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−129112号公報
【特許文献2】特開2005−31207号公報
【特許文献3】特開2008−98841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
音声通信システムにおいて、受話側端末のユーザが送話側端末のユーザの声を聞き取り難い場合がある。この場合に、特許文献1から3に記載された音声通信システムでは、受話側端末のユーザが判断して対処することができる。しかし、送話側端末のユーザは、受話側端末のユーザの聞き取り難さを客観的に知ることができなかった。
【0008】
そこで、本発明は、受話側端末のユーザの聞き取り難さを送話側端末のユーザが客観的に把握することができる音声通信システム、音声通信方法、送話側端末、送話側端末の音声通信方法、送話側端末の音声通信プログラム、受話側端末、受話側端末の音声通信方法及び受話側端末の音声通信プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明の音声通信システムは、送話側端末から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する受話側端末と、前記受話側端末から前記受話側音量レベルを受信して表示する送話側端末と、を備える。
【0010】
本願発明の音声通信方法は、送話側端末から送信された音声データを受話側端末で受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する受話側音量レベル送信手順と、前記受話側端末から送信した前記受話側音量レベルを前記送話側端末で受信して表示する受話側音量レベル表示手順と、を順に有する。
【0011】
本願発明の送話側端末は、音声データを受話側端末に送信する音声通信部と、前記受話側端末の出力する前記音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルを前記受話側端末から受信する音量レベル通信部と、前記音量レベル通信部からの音量レベルを表示する表示部と、を備える。
【0012】
本願発明の送話側端末の音声通信方法は、音声データを受話側端末に送信する送話手順と、前記受話側端末の出力する前記音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルを受信して表示する音量レベル表示手順と、を有する。
【0013】
本願発明の送話側端末の音声通信プログラムは、音声データを音声通信部から受話側端末に送信する送話ステップと、前記受話側端末の出力する前記音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルを音量レベル通信部で受信して表示部に表示する音量レベル表示ステップと、を順にコンピュータに実行させる。
【0014】
本願発明の受話側端末は、送話側端末から送信された音声データを受信する音声通信部と、前記音声通信部からの音声データを音声に変換して出力し、出力された音声の音量レベルを測定するオーディオ信号処理部と、前記オーディオ信号処理部の測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する音量レベル通信部と、を備える。
【0015】
本願発明の受話側端末の音声通信方法は、送話側端末から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する受話側音量レベル送信手順を有する。
【0016】
本願発明の受話側端末の音声通信プログラムは、送話側端末から送信された音声データを音声通信部で受信してオーディオ信号処理部から音声を出力し、出力された音声の音量レベルを前記オーディオ信号処理部で測定し、測定した受話側音量レベルを音量レベル通信部から前記送話側端末に送信する受話側音量レベル送信ステップをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、受話側端末のユーザの聞き取り難さを送話側端末のユーザが客観的に把握することができる音声通信システム、音声通信方法、送話側端末、送話側端末の音声通信方法、送話側端末の音声通信プログラム、受話側端末、受話側端末の音声通信方法及び受話側端末の音声通信プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】実施形態1に係る音声通信システムの一例を示す。
【図2】実施形態1に係る音声通信方法の一例を示す。
【図3】実施形態1に係る送話側端末の音声通信方法の一例を示す。
【図4】実施形態1に係る送話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。
【図5】実施形態1に係る受話側端末の音声通信方法の一例を示す。
【図6】実施形態1に係る受話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。
【図7】実施形態2に係る音声通信システムの一例を示す。
【図8】実施形態2に係る音声通信方法の一例を示す。
【図9】実施形態2に係る送話側端末の音声通信方法の一例を示す。
【図10】実施形態2に係る送話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。
【図11】実施形態2に係る受話側端末の音声通信方法の一例を示す。
【図12】実施形態2に係る受話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。
【図13】実施形態3に係る音声通信システムの一例を示す。
【図14】実施形態3に係る送信側端末及び受信側端末の構成の一例を示す。
【図15】実施形態3に係る送信側端末及び受信側端末の動作の一例を示す。
【図16】音量レベルの表示例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
【0020】
(実施形態1)
図1に、実施形態1に係る音声通信システムの一例を示す。実施形態1に係る音声通信システムは、送話側端末1と、受話側端末2と、を備える。
【0021】
受話側端末2は、送話側端末1から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。送話側端末1は、受話側端末2から受話側音量レベルVbを受信して表示する。これにより、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを送話側端末1のユーザが客観的に把握することができる。
【0022】
実施形態1に係る音声通信システムは、実施形態1に係る音声通信方法を実行する。図2に、実施形態1に係る音声通信方法の一例を示す。実施形態1に係る音声通信方法は、受話側音量レベル送信手順S101と、受話側音量レベル表示手順S102と、を順に有する。
【0023】
受話側音量レベル送信手順S101では、送話側端末1から送信された音声データを受話側端末2で受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。受話側音量レベル表示手順S102では、受話側端末2から送信した受話側音量レベルVbを送話側端末1で受信して表示する。これにより、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを送話側端末1のユーザが客観的に把握することができる。
【0024】
送話側端末1は、音声通信部11と、音量レベル通信部12と、表示部13と、を備える。音声通信部11は、音声データを受話側端末2に送信する。音量レベル通信部12は、受話側端末2の出力する音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルVbを受話側端末2から受信する。表示部13は、音量レベル通信部12からの受話側音量レベルVbを表示する。これにより、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを送話側端末1のユーザが客観的に把握することができる。
【0025】
送話側端末1は、実施形態1に係る送話側端末の音声通信方法を実行する。図3に、実施形態1に係る送話側端末の音声通信方法の一例を示す。実施形態1に係る送話側端末の音声通信方法は、送話手順S111と、音量レベル表示手順S112と、を順に有する。
【0026】
送話手順S111では、音声データを受話側端末2に送信する。音量レベル表示手順S112では、受話側端末2の出力する音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルVbを受信して表示する。これにより、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを送話側端末1のユーザが客観的に把握することができる。
【0027】
送話側端末1は、実施形態1に係る送話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで実現してもよい。図4に、実施形態1に係る送話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。実施形態1に係る送話側端末の音声通信プログラムは、送話ステップS211と、音量レベル表示ステップS212と、を順にコンピュータに実行させる。
【0028】
送話ステップS211では、音声データを音声通信部11から受話側端末2に送信する。音量レベル表示ステップS212では、受話側端末2の出力する音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルVbを音量レベル通信部12で受信して表示部13に表示する。これにより、コンピュータを用いて送話側端末1を実現することができる。
【0029】
受話側端末2は、音声通信部21と、音量レベル通信部22と、オーディオ信号処理部24と、を備える。音声通信部21は、送話側端末1から送信された音声データを受信する。オーディオ信号処理部24は、音声通信部21からの音声データを音声に変換して出力し、出力された音声の受話側音量レベルVbを測定する。音量レベル通信部22は、オーディオ信号処理部24の測定した受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。これにより、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを送話側端末1のユーザが客観的に把握することができる。
【0030】
受話側端末2は、実施形態1に係る受話側端末の音声通信方法を実行する。図5に、実施形態1に係る受話側端末の音声通信方法の一例を示す。実施形態1に係る受話側端末の音声通信方法は、受話側音量レベル送信手順S121を有する。
【0031】
受話側音量レベル送信手順S121では、送話側端末1から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。これにより、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを送話側端末1のユーザが客観的に把握することができる。
【0032】
受話側端末2は、実施形態1に係る受話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで実現してもよい。図6に、実施形態1に係る受話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。実施形態1に係る受話側端末の音声通信プログラムは、受話側音量レベル送信ステップS221をコンピュータに実行させる。
【0033】
受話側音量レベル送信ステップS221では、送話側端末1から送信された音声データを音声通信部21で受信してオーディオ信号処理部24から音声を出力し、出力された音声の音量レベルをオーディオ信号処理部24で測定し、測定した受話側音量レベルVbを音量レベル通信部22から送話側端末1に送信する。これにより、コンピュータを用いて受話側端末2を実現することができる。
【0034】
(実施形態2)
図7に、実施形態2に係る音声通信システムの一例を示す。実施形態2に係る音声通信システムは、送信側端末1と、受信側端末2と、を備える。
【0035】
音声通信システムは、実施形態2に係る音声通信方法を実行する。図8に、実施形態2に係る音声通信方法の一例を示す。実施形態2に係る音声通信方法は、送話側音量レベル送信手順S103と、受話側音量レベル送信手順S101と、受話側音量レベル表示手順S102と、を順に有する。
【0036】
送信側端末1は、音声通信部11と、音量レベル通信部12と、表示部13と、オーディオ信号処理部14と、を備える。送信側端末1は、実施形態2に係る送話側端末の音声通信方法を実行する。図9に、実施形態2に係る送話側端末の音声通信方法の一例を示す。実施形態2に係る送話側端末の音声通信方法は、送話手順S111と、送話側音量レベル送信手順S113と、音量レベル表示手順S112と、を順に有する。
【0037】
送話側端末1は、実施形態2に係る送話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで実現してもよい。図10に、実施形態2に係る送話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。実施形態2に係る送話側端末の音声通信プログラムは、送話ステップS211と、送話側音量レベル送信ステップS213と、音量レベル表示ステップS212と、を順にコンピュータに実行させる。
【0038】
受信側端末2は、音声通信部21と、音量レベル通信部22と、オーディオ信号処理部24と、記憶部25と、を備える。受話側端末2は、実施形態2に係る受話側端末の音声通信方法を実行する。図11に、実施形態2に係る受話側端末の音声通信方法の一例を示す。実施形態2に係る受話側端末の音声通信方法は、音量レベル補正手順S123と、受話側音量レベル送信手順S121と、を順に有する。
【0039】
受信側端末2は、実施形態2に係る受話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで実現してもよい。図12に、実施形態2に係る受話側端末の音声通信プログラムの一例を示す。実施形態2に係る受話側端末の音声通信プログラムは、音量レベル補正ステップS223と、受話側音量レベル送信ステップS221と、を順にコンピュータに実行させる。
【0040】
図7に示す音声通信システムは、以下の構成を備える。受話側端末2は、予め保持している所定音量レベルVcを送話側端末1に送信する。送話側端末1は、受話側端末2から所定音量レベルVcを受信して表示する。これにより、送話側端末1のユーザは、受話側音量レベルVbと所定音量レベルVcを比較することができる。所定音量レベルVcを受話側端末2のユーザの聞きやすい音量レベルに設定することで、受話側端末2のユーザの聞き取り難さを定量的に把握することができる。
【0041】
この場合、音声通信システムは、以下の音声通信方法を実行する。図8に示す受話側音量レベル送信手順S101において、受話側端末2において予め保持している所定音量レベルVcを、受話側端末2から送話側端末1に送信する。受話側音量レベル表示手順S102において、受話側端末2から送信した所定音量レベルVcを送話側端末1で受信して表示する。
【0042】
この場合、送話側端末1は以下の構成を備える。図7に示す音量レベル通信部12は、受話側端末2の予め保持している所定音量レベルVcを受信する。表示部13は、音量レベル通信部12からの所定音量レベルVcを表示する。
【0043】
この場合、送話側端末1は以下の送話側端末1の音声通信方法を実行する。図9に示す音量レベル表示手順S112において、受話側端末2の予め保持している所定音量レベルVcを受信して表示する。
【0044】
この場合、以下の送話側端末1の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで送話側端末1を実現してもよい。図10に示す音量レベル表示ステップS212において、受話側端末2の予め保持している所定音量レベルVcを音量レベル通信部12で受信して表示部13に表示する。
【0045】
この場合、受話側端末2は以下の構成を備える。図7に示す記憶部25は、予め設定された所定音量レベルを保持する。音量レベル通信部22は、記憶部25に保持されている所定音量レベルVcを送話側端末1に送信する。
【0046】
この場合、受話側端末2は以下の送話側端末1の音声通信方法を実行する。図11に示す受話側音量レベル送信手順S121において、予め保持している所定音量レベルVcを送話側端末1に送信する。
【0047】
この場合、以下の受話側端末2の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで受話側端末2を実現してもよい。図12に示す受話側音量レベル送信ステップS221において、記憶部25に予め保持されている所定音量レベルVcを送話側端末1に送信する。
【0048】
図7に示す音声通信システムは以下の構成を備える。送話側端末1は、取得する音声の音量レベルを測定し、測定した送話側音量レベルVaを受話側端末2に送信する。受話側端末2は、送話側音量レベルVaを受信し、受信した送話側音量レベルVaが予め保持している所定音量レベルVcになるように、送話側端末1から送信された音声データの音量レベルを補正する。所定音量レベルVcを受話側端末2にとって聞きやすい音量レベルに設定しておくことで、送話側端末1から送信された音声データの音量レベルを、受話側端末2にとって聞きやすい音量レベルに自動的に補正することができる。
【0049】
この場合、音声通信システムは、以下の音声通信方法を実行する。図8に示す送話側音量レベル送信手順S103において、取得する音声の音量レベルを送話側端末1で測定し、測定した送話側音量レベルVaを受話側端末2に送信する。受話側音量レベル送信手順S101において、受話側端末2で受信した送話側音量レベルVaが予め保持している所定音量レベルVcになるように、送話側端末1から送信された音声データの音量レベルを補正する。
【0050】
この場合、送話側端末は以下の構成を備える。図7に示すオーディオ信号処理部14は、取得する音声の音量レベルを測定する。音量レベル通信部12は、オーディオ信号処理部14からの送話側音量レベルVaを受話側端末2に送信する。
【0051】
この場合、送話側端末は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図9に示す送話側音量レベル送信手順S113において、取得する音声の音量レベルを測定し、測定した送話側音量レベルVaを受話側端末2に送信する。
【0052】
この場合、以下の送話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで送話側端末1を実現してもよい。図10に示す送話側音量レベル送信ステップS213において、取得する音声の音量レベルをオーディオ信号処理部14で測定し、測定した送話側音量レベルVaを音量レベル通信部12から受話側端末2に送信する。これにより、コンピュータを用いて送話側端末1を実現することができる。
【0053】
この場合、受話側端末は以下の構成を備える。図7に示す音量レベル通信部22は、送話側端末1で測定した送話側音量レベルVaを受信する。オーディオ信号処理部24は、音量レベル通信部22の受信する送話側音量レベルVaが予め保持している所定音量レベルVcになるように、音声通信部21の受信する音声データの音量レベルを補正する。
【0054】
この場合、受話側端末は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図11に示す音量レベル補正手順S123において、送話側端末1で測定した送話側音量レベルVaを受信し、受信した送話側音量レベルVaが予め保持している所定音量レベルVcになるように、送話側端末1から送信された音声データの音量レベルを補正する。
【0055】
この場合、以下の受話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで受話側端末2を実現してもよい。図12に示す音量レベル補正ステップS223において、送話側端末1で測定した送話側音量レベルVaを音量レベル通信部22で受信し、受信した送話側音量レベルVaが予め保持している所定音量レベルVcになるように、音声通信部21の受信する音声データの音量レベルを補正する。これにより、コンピュータを用いて受話側端末2を実現することができる。
【0056】
図7に示す音声通信システムは、以下の構成を備える。受話側端末2は、音声データとは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。ここで、音声データとは異なる通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。音声データの送受信への影響を避けることができるため、音量レベルの送受信に起因する通話の妨げを防ぐことができる。
【0057】
この場合、音声通信システムは、以下の音声通信方法を実行する。図8に示す受話側音量レベル送信手順S101において、音声データとは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。音声データとは異なる通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0058】
この場合、送話側端末1は以下の構成を備える。図7に示す音量レベル通信部12は、音声通信部11とは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを受信する。音声通信部11とは異なる通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0059】
この場合、送話側端末1は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図9に示す音量レベル表示手順S112において、音声データとは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを受信する。音声データとは異なる通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0060】
この場合、以下の送話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで送話側端末1を実現してもよい。図10に示す音量レベル表示ステップS212において、音量レベル通信部12が、音声通信部11とは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを受信する。音声通信部11とは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0061】
この場合、受話側端末は以下の構成を備える。図7に示す音量レベル通信部22は、音声通信部21とは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。音声通信部21とは異なる通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0062】
この場合、受話側端末は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図11に示す受話側音量レベル送信手順S121において、音声データとは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。音声データとは異なる通信方式は、例えば、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0063】
この場合、以下の受話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで受話側端末2を実現してもよい。図12に示す受話側音量レベル送信ステップS221において、音量レベル通信部22が、音声通信部21とは異なる通信方式を用いて、受話側音量レベルVbを送話側端末1に送信する。音声通信部21とは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である。
【0064】
図7に示す音声通信システムは、以下の構成を備える。受話側端末2は、受話側音量レベルVbを任意の時点で測定し、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを送話側端末1に送信する。送話側端末1は、受話側端末2から受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを受信して表示する。送話側端末1のユーザは、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを把握することができる。これにより、受話側音量レベルVbの変化の原因を把握することができる。
【0065】
この場合、音声通信システムは、以下の音声通信方法を実行する。図8に示す受話側音量レベル送信手順S101において、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを送話側端末1に送信する。受話側音量レベル表示手順S102において、受話側端末2から受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを受信して表示する。
【0066】
この場合、送話側端末1は以下の構成を備える。図7に示す音量レベル通信部12は、受話側音量レベルVbを受話側端末2が測定した時点Tbを、受話側端末2から受信する。表示部13は、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを表示する。
【0067】
この場合、送話側端末1は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図9に示す音量レベル表示手順S112において、受話側音量レベルVbを受話側端末2が測定した時点Tbを受信して表示する。
【0068】
この場合、以下の送話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで送話側端末1を実現してもよい。図10に示す音量レベル表示ステップS212において、受話側端末2が受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを、音量レベル通信部12が受信して表示する。
【0069】
この場合、受話側端末は以下の構成を備える。図7に示すオーディオ信号処理部24は、受話側音量レベルVbを任意の時点で測定する。音量レベル通信部22は、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを送話側端末1に送信する。
【0070】
この場合、受話側端末は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図11に示す受話側音量レベル送信手順S121において、受話側音量レベルVbを任意の時点で測定し、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを送話側端末1に送信する。
【0071】
この場合、以下の受話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで受話側端末2を実現してもよい。図12に示す受話側音量レベル送信ステップS221において、受話側音量レベルVbを任意の時点で測定し、受話側音量レベルVbを測定した時点Tbを音量レベル通信部22から送話側端末1に送信する。
【0072】
図7に示す音声通信システムは、以下の構成を備える。受話側端末2は、送話側端末1から送信される音声データの特性Saを取得し、取得した音声データの特性Saに一致する音声の音量レベルを測定する。これにより、送話側端末1のユーザの音声の音量レベルを測定する際における、車などの騒音や送話側端末1のユーザ以外の人の声の影響を低減することができる。したがって、送話側端末1のユーザは、より正確な受信側音量レベルVbを把握することができる。なお、音声データの特性Saは、送話側端末1が予め保持している情報であってもよいし、音声データを解析することで取得してもよい。
【0073】
この場合、音声通信システムは、以下の音声通信方法を実行する。図8に示す受話側音量レベル送信手順S101において、送話側端末1から送信される音声データの特性Saを受話側端末2で取得し、取得した音声データの特性Saに一致する音声の音量レベルを測定する。
【0074】
この場合、受話側端末は以下の構成を備える。図7に示す音量レベル通信部22は、送話側端末1から送信される音声データの特性Saを受信する。オーディオ信号処理部24は、音量レベル通信部22の受信した音声データの特性Saに一致する音声の音量レベルを測定する。
【0075】
この場合、受話側端末は以下の送話側端末の音声通信方法を実行する。図11に示す受話側音量レベル送信手順S121において、送話側端末1から送信される音声データの特性Saを受信し、受信した音声データの特性Saに一致する音声の音量レベルを測定する。
【0076】
この場合、以下の受話側端末の音声通信プログラムをコンピュータに実行させることで受話側端末2を実現してもよい。図12に示す受話側音量レベル送信ステップS221において、送話側端末1から送信される音声データの特性Saを音量レベル通信部22で受信し、受信した音声データの特性Saに一致する音声の音量レベルをオーディオ信号処理部24で測定する。
【0077】
図7に示す音声通信システムは、以下の構成を備える。受話側端末2は、音量レベルを測定する手段が着脱可能である。これにより、送話側端末1のユーザの音声の音量レベルを測定する際における、車などの騒音や送話側端末1のユーザ以外の人の声の影響を低減することができる。したがって、送話側端末1のユーザは、より正確な受信側音量レベルVbを把握することができる。
【0078】
この場合、受話側端末2は以下の構成を備える。図7に示すオーディオ信号処理部24は、音声の音量レベルを測定する手段が着脱可能である。
【0079】
(実施形態3)
図13に、実施形態3に係る音声通信システムの一例を示す。実施形態3に係る音声通信システムは、送信側端末1と、受信側端末2と、を備える。送信側端末1は、話し手側の端末である。受信側端末2は、聞き手側の端末である。送信側端末1と受信側端末2は、会合などで話し手と単数あるいは複数の聞き手との距離が隔たれた環境下で、肉声によって聞き手に音声を伝える。この環境下において、聞き手側が感じる話し手の音量レベルを簡易的に測定し、測定した結果と聞き手が聞き取りやすい所定音量レベルとを話し手側に知らせる。以上により、電話機以外の使い方として、聞き手に聞きやすい音量レベルを話し手が把握しつつ、話し手が、発声するときの音量レベルをリアルタイムに調整することを支援可能とした。
【0080】
図14に、実施形態3に係る送信側端末及び受信側端末の構成の一例を示す。携帯電話機30は、無線機31と、Bluetooth(登録商標)送受信部32と、表示部33と、オーディオ信号処理部34と、操作部35と、制御部36と、を備える。
【0081】
携帯電話機30は、送信側端末及び受信側端末の機能を有する。無線機31は、音声通信部11及び音声通信部21として機能する。Bluetooth送受信部32は、音量レベル通信部12及び音量レベル通信部22として機能する。表示部33は、表示部13として機能する。オーディオ信号処理部34は、オーディオ信号処理部14及びオーディオ信号処理部24として機能する。
【0082】
無線機31は、基地局と移動局(携帯電話機)とのベースバンドレベルのデータ通信を可能とする。制御部36は、音声などの信号処理を行うオーディオ信号処理部34との通信制御、Bluetooth(登録商標)通信制御などを行う。表示部33は、音量レベルなどを表示する。オーディオ信号処理部34は、音声データを音声に変換してスピーカから出力するとともに、マイクから音声を取得する。
【0083】
次に、実施形態3に係る送信側端末及び受信側端末の動作の一例について図15を用いて説明する。話し手が使うのが送話側端末1、聞き手側が使うのが受話側端末2とする。まず話し手が音声を発する。そのとき送話側端末1のマイクがその音声を拾って、話し手側の送話側音量レベルVbbを送話側端末1の制御部36が認識し、表示部33に音量レベルを表示する。
【0084】
受話側端末2のオーディオ信号処理部34のマイクで拾った話し手の音量レベルを聞き手が感じる受話側音量レベルVbaとして制御部36が認識し、聞き手が聞きやすい所定音量レベルVcとともに送話側端末1にBluetooth(登録商標)を用いて送る。所定音量レベルVcは予め聞き手が受話側端末2に登録しておく。
【0085】
送話側端末1は、Bluetooth(登録商標)を介して受話側端末2から受け取った情報をもとに受話側音量レベルVbaと所定音量レベルVcを表示部33に表示する。図16に、音量レベルの表示例を示す。画面上に、話し手側での測定した送話側音量レベルVbbと、聞き手側で測定した受話側音量レベルVbaと、聞き手が聞きやすい所定音量レベルVcと、が表示されている。
【0086】
以上の通信を定期で行うことで、話し手は居ながらにして聞き手に届いている自分(話し手)の音量レベルをモニタすることができる。聞き手の聞きやすいレベルとの差がどの程度かを把握できるため、話し手が、音量レベルを聞き手の聞きやすいレベルに調整しつつ発声できる。したがって、聞き手に聞き取り易い音量レベルを簡易的に客観的に発声することができる。または、音声の響き具合をゲーム感覚で会得することもできる。
【0087】
なお、送話側端末1のマイクで捉えた話し手の音声をBluetooth(登録商標)を介して受話側端末2のレシーバ(受話器)に送り、所定音量レベルVcとの差分を補ってレシーバにより補聴を行う機能を備えていてもよい。また、Bluetooth(登録商標)通信の代わりに、携帯電話機30が備えている基地局を介する通信を使用してもよい。
【0088】
聞き手が話し手の音声を聞いている途中で、聞き取りにくい部分があったときに、ボタン押下などにより、Bluetooth(登録商標)でそのタイミングを話し手に知らせる機能も付加してもよい。
【0089】
受話側端末2のマイク部分を独立させ、送話側端末1に着脱可能としてもよい。
【0090】
話し手の声を、周囲雑音と区別するため、声道特性を予め受話側端末2に登録可能としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、情報通信産業に適用することができる。
【符号の説明】
【0092】
1:送信側端末
2:受信側端末
11:音声通信部
12:音量レベル通信部
13:表示部
14:オーディオ信号処理部
21:音声通信部
22:音量レベル通信部
24:オーディオ信号処理部
25:記憶部
30:携帯電話機
31:無線機
32:Bluetooth送受信部
33:表示部
34:オーディオ信号処理部
35:操作部
36:制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送話側端末から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する受話側端末と、
前記受話側端末から前記受話側音量レベルを受信して表示する送話側端末と、
を備える音声通信システム。
【請求項2】
前記受話側端末は、予め保持している所定音量レベルを前記送話側端末に送信し、
前記送話側端末は、前記受話側端末から前記所定音量レベルを受信して表示する
請求項1に記載の音声通信システム。
【請求項3】
前記送話側端末は、取得する音声の音量レベルを測定し、測定した送話側音量レベルを前記受話側端末に送信し、
前記受話側端末は、前記送話側音量レベルを受信し、受信した前記送話側音量レベルが予め保持している所定音量レベルになるように、前記送話側端末から送信された音声データの音量レベルを補正する
請求項1又は2に記載の音声通信システム。
【請求項4】
前記受話側端末は、前記音声データとは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項1から3のいずれかに記載の音声通信システム。
【請求項5】
前記音声データとは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項4に記載の音声通信システム。
【請求項6】
前記受話側端末は、前記受話側音量レベルを任意の時点で測定し、前記受話側音量レベルを測定した時点を前記送話側端末に送信し、
前記送話側端末は、前記受話側端末から前記受話側音量レベルを測定した時点を受信して表示する
請求項1から5のいずれかに記載の音声通信システム。
【請求項7】
前記受話側端末は、前記送話側端末から送信される音声データの特性を取得し、取得した音声データの特性に一致する音声の音量レベルを測定する
請求項1から6のいずれかに記載の音声通信システム。
【請求項8】
前記受話側端末は、前記音量レベルを測定する手段が着脱可能である
請求項1から7のいずれかに記載の音声通信システム。
【請求項9】
送話側端末から送信された音声データを受話側端末で受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する受話側音量レベル送信手順と、
前記受話側端末から送信した前記受話側音量レベルを前記送話側端末で受信して表示する受話側音量レベル表示手順と、
を順に有する音声通信方法。
【請求項10】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記受話側端末において予め保持している所定音量レベルを、前記受話側端末から前記送話側端末に送信し、
前記受話側音量レベル表示手順において、前記受話側端末から送信した前記所定音量レベルを前記送話側端末で受信して表示する
請求項9に記載の音声通信方法。
【請求項11】
取得する音声の音量レベルを前記送話側端末で測定し、測定した送話側音量レベルを前記受話側端末に送信する送話側音量レベル送信手順を、前記受話側音量レベル送信手順の前に有し、
前記受話側音量レベル送信手順において、前記受話側端末で受信した前記送話側音量レベルが予め保持している所定音量レベルになるように、前記送話側端末から送信された音声データの音量レベルを補正する
請求項9又は10に記載の音声通信方法。
【請求項12】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記音声データとは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項9から11のいずれかに記載の音声通信方法。
【請求項13】
前記音声データとは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項12に記載の音声通信方法。
【請求項14】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記受話側音量レベルを測定した時点を前記送話側端末に送信し、
前記受話側音量レベル表示手順において、前記受話側端末から前記受話側音量レベルを測定した時点を受信して表示する
請求項9から13のいずれかに記載の音声通信方法。
【請求項15】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記送話側端末から送信される音声データの特性を前記受話側端末で取得し、取得した音声データの特性に一致する音声の音量レベルを測定する
請求項9から14のいずれかに記載の音声通信方法。
【請求項16】
音声データを受話側端末に送信する音声通信部と、
前記受話側端末の出力する前記音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルを前記受話側端末から受信する音量レベル通信部と、
前記音量レベル通信部からの音量レベルを表示する表示部と、
を備える送話側端末。
【請求項17】
前記音量レベル通信部は、前記受話側端末の予め保持している所定音量レベルを受信し、
前記表示部は、前記音量レベル通信部からの前記所定音量レベルを表示する
請求項16に記載の送話側端末。
【請求項18】
取得する音声の音量レベルを測定するオーディオ信号処理部を備え、
前記音量レベル通信部は、前記オーディオ信号処理部からの送話側音量レベルを前記受話側端末に送信する
請求項16又は17に記載の送話側端末。
【請求項19】
前記音量レベル通信部は、前記音声通信部とは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを受信する
請求項16から18のいずれかに記載の送話側端末。
【請求項20】
前記音声通信部とは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項19に記載の送話側端末。
【請求項21】
前記音量レベル通信部は、前記受話側音量レベルを前記受話側端末が測定した時点を、前記受話側端末から受信し、
前記表示部は、前記受話側音量レベルを測定した時点を表示する
請求項16から20のいずれかに記載の送話側端末。
【請求項22】
音声データを受話側端末に送信する送話手順と、
前記受話側端末の出力する前記音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルを受信して表示する音量レベル表示手順と、
を有する送話側端末の音声通信方法。
【請求項23】
前記音量レベル表示手順において、前記受話側端末の予め保持している所定音量レベルを受信して表示する
請求項22に記載の送話側端末の音声通信方法。
【請求項24】
取得する音声の音量レベルを測定し、測定した送話側音量レベルを前記受話側端末に送信する送話側音量レベル送信手順を、前記送話手順と前記音量レベル表示手順の間に有する
請求項22又は23に記載の送話側端末の音声通信方法。
【請求項25】
前記音量レベル表示手順において、前記音声データとは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを受信する
請求項22から24のいずれかに記載の送話側端末の音声通信方法。
【請求項26】
前記音声データとは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項25に記載の送話側端末の音声通信方法。
【請求項27】
前記音量レベル表示手順において、前記受話側音量レベルを前記受話側端末が測定した時点を受信して表示する
請求項22から26のいずれかに記載の送話側端末の音声通信方法。
【請求項28】
音声データを音声通信部から受話側端末に送信する送話ステップと、
前記受話側端末の出力する前記音声データの音声の音量レベルである受話側音量レベルを音量レベル通信部で受信して表示部に表示する音量レベル表示ステップと、
を順にコンピュータに実行させる送話側端末の音声通信プログラム。
【請求項29】
前記音量レベル表示ステップにおいて、前記受話側端末の予め保持している所定音量レベルを前記音量レベル通信部で受信して表示部に表示する
請求項28に記載の送話側端末の音声通信プログラム。
【請求項30】
取得する音声の音量レベルをオーディオ信号処理部で測定し、測定した送話側音量レベルを前記音量レベル通信部から前記受話側端末に送信する送話側音量レベル送信ステップを、前記送話ステップと前記音量レベル表示ステップの間に有する
請求項28又は29に記載の送話側端末の音声通信プログラム。
【請求項31】
前記音量レベル表示ステップにおいて、前記音量レベル通信部が、前記音声通信部とは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを受信する
請求項28から30のいずれかに記載の送話側端末の音声通信プログラム。
【請求項32】
前記音声通信部とは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項31に記載の送話側端末の音声通信プログラム。
【請求項33】
前記音量レベル表示ステップにおいて、前記受話側端末が前記受話側音量レベルを測定した時点を、前記音量レベル通信部が受信して表示する
請求項28から32のいずれかに記載の送話側端末の音声通信プログラム。
【請求項34】
送話側端末から送信された音声データを受信する音声通信部と、
前記音声通信部からの音声データを音声に変換して出力し、出力された音声の音量レベルを測定するオーディオ信号処理部と、
前記オーディオ信号処理部の測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する音量レベル通信部と、
を備える受話側端末。
【請求項35】
予め設定された所定音量レベルを保持する記憶部をさらに備え、
前記音量レベル通信部は、前記記憶部に保持されている所定音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項34に記載の受話側端末。
【請求項36】
前記音量レベル通信部は、前記送話側端末で測定した送話側音量レベルを受信し、
前記オーディオ信号処理部は、前記音量レベル通信部の受信する前記送話側音量レベルが予め保持している所定音量レベルになるように、前記音声通信部の受信する音声データの音量レベルを補正する
請求項34又は35に記載の受話側端末。
【請求項37】
前記音量レベル通信部は、前記音声通信部とは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項34から36のいずれかに記載の受話側端末。
【請求項38】
前記音声通信部とは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項37に記載の受話側端末。
【請求項39】
前記オーディオ信号処理部は、前記受話側音量レベルを任意の時点で測定し、
前記音量レベル通信部は、前記受話側音量レベルを測定した時点を前記送話側端末に送信する
請求項34から38のいずれかに記載の受話側端末。
【請求項40】
前記音量レベル通信部は、前記送話側端末から送信される音声データの特性を受信し、
前記オーディオ信号処理部は、前記音量レベル通信部の受信した音声データの特性に一致する音声の音量レベルを測定する
請求項34から39のいずれかに記載の受話側端末。
【請求項41】
前記オーディオ信号処理部は、音声の音量レベルを測定する手段が着脱可能である
請求項34から40のいずれかに記載の受話側端末。
【請求項42】
送話側端末から送信された音声データを受信して音声を出力し、出力された音声の音量レベルを測定し、測定した受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する受話側音量レベル送信手順
を有する受話側端末の音声通信方法。
【請求項43】
前記受話側音量レベル送信手順において、予め保持している所定音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項42に記載の受話側端末の音声通信方法。
【請求項44】
前記送話側端末で測定した送話側音量レベルを受信し、受信した前記送話側音量レベルが予め保持している所定音量レベルになるように、前記送話側端末から送信された音声データの音量レベルを補正する音量レベル補正手順を、前記受話側音量レベル送信手順の前にさらに有する
請求項42又は43に記載の受話側端末の音声通信方法。
【請求項45】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記音声データとは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項42から44のいずれかに記載の受話側端末の音声通信方法。
【請求項46】
前記音声データとは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項45に記載の受話側端末の音声通信方法。
【請求項47】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記受話側音量レベルを任意の時点で測定し、前記受話側音量レベルを測定した時点を前記送話側端末に送信する
請求項42から46のいずれかに記載の受話側端末の音声通信方法。
【請求項48】
前記受話側音量レベル送信手順において、前記送話側端末から送信される音声データの特性を受信し、受信した音声データの特性に一致する音声の音量レベルを測定する
請求項42から47のいずれかに記載の受話側端末の音声通信方法。
【請求項49】
送話側端末から送信された音声データを音声通信部で受信してオーディオ信号処理部から音声を出力し、出力された音声の音量レベルを前記オーディオ信号処理部で測定し、測定した受話側音量レベルを音量レベル通信部から前記送話側端末に送信する受話側音量レベル送信ステップ
をコンピュータに実行させる受話側端末の音声通信プログラム。
【請求項50】
前記受話側音量レベル送信ステップにおいて、記憶部に予め保持されている所定音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項49に記載の受話側端末の音声通信プログラム。
【請求項51】
前記送話側端末で測定した送話側音量レベルを前記音量レベル通信部で受信し、受信した前記送話側音量レベルが予め保持している所定音量レベルになるように、前記音声通信部の受信する音声データの音量レベルを補正する音量レベル補正ステップを、前記受話側音量レベル送信ステップの前にさらに有する
請求項49又は50に記載の受話側端末の音声通信プログラム。
【請求項52】
前記受話側音量レベル送信ステップにおいて、前記音量レベル通信部が、前記音声通信部とは異なる通信方式を用いて、前記受話側音量レベルを前記送話側端末に送信する
請求項49から51のいずれかに記載の受話側端末の音声通信プログラム。
【請求項53】
前記音声通信部とは異なる通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた通信方式である
請求項52に記載の受話側端末の音声通信プログラム。
【請求項54】
前記受話側音量レベル送信ステップにおいて、前記受話側音量レベルを任意の時点で測定し、前記受話側音量レベルを測定した時点を前記音量レベル通信部から前記送話側端末に送信する
請求項49から53のいずれかに記載の受話側端末の音声通信プログラム。
【請求項55】
前記受話側音量レベル送信ステップにおいて、前記送話側端末から送信される音声データの特性を前記音量レベル通信部で受信し、受信した音声データの特性に一致する音声の音量レベルを前記オーディオ信号処理部で測定する
請求項49から54のいずれかに記載の受話側端末の音声通信プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−114571(P2011−114571A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−268986(P2009−268986)
【出願日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】