説明

飛沫物移動防止方法および飛沫物遮断用エアカーテン装置

【課題】
この発明は、構造物によって物理的に空間を分断することなく、対面する複数の人の間における飛沫物の移動を防止することができる方法および装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
上記の目的を解決するために、この発明の飛沫物移動防止方法は、第1の者がいる第1空間12と第2の者がいる第2空間13の間に対向して直立する柱状部材2,3を置き、一方の柱状部材2から帯状に空気を送り出し、他方の柱状部材3により帯状に空気を吸い込み、第1空間12と第2空間13の間にエアカーテン14を形成し、第1空間12と第2空間13の間における飛沫物の移動を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対面する人がいる空間を区切り、その間における飛沫物の移動を防止する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ある空間を帯状の空気の流れにより仕切り、外部からの異物の侵入を防止するエアカーテンが、特許文献1などに記載されている。また、特許文献2には、歯科治療時に発生する飛沫を効率的に捕捉するための歯科診療用口腔外飛沫捕捉装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−145409号公報
【特許文献2】特開平10−28696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
銀行や旅行代理店などさまざまなサービス業において、従業員が来客者から短い距離で対面して、対応する場合が多い。病院などにおいても、問診を行う医師と患者が接近して対面するし、受付においても従業員と患者が対面して説明を受けたり、医療費の授受を行ったりする。このように、複数の者が近接して対面し、会話をする場合が多いが、呼吸や発声、あるいは咳やくしゃみなどにより、口から唾液などが飛散し、他者がその飛沫物を吸入する恐れがある。特に、応対する医師やサービス業従事者は不特定多数の者と常に対面しなければならず、飛沫物による伝染病の感染のリスクにさらされている。
【0005】
飛沫物の飛散や吸入を防止する方法としてマスクの着用が考えられるが、相手に与える印象が悪くなり、接客業では実施しにくい。また、ガラス等の遮蔽物を設けることも、疎遠な印象を生じさせる上に、空間を物理的に仕切ることにより人や物の移動を妨げることになり、設置のために施設や部屋に大きな変更を強いる。
【0006】
特許文献1などに記載されるエアカーテンは、ある空間を外部から遮断し、ごみなどの異物の侵入を防止するものであるが、人の口から飛散する飛沫物の移動を防止する機能はない。一方、特許文献2には飛沫を捕捉・除去すると記載されているが、そこでいう飛沫とは同文献の0002段落以降に示されている通り、歯科診療において患者の歯牙を切削する場合にエアタービンを使用し、そのときに発生する切削された歯牙の微粉末、口腔内の雑菌、或いは患者の血液等が飛散することである。同文献においては、咳やくしゃみ、あるいは会話または呼吸や発声などで発生する唾液などの飛散ではない。そもそも、歯牙を切削しているような状態では、患者は発声することも、咳やくしゃみをすることもできず、本発明で課題としているような飛沫物が発生する余地はない。患者は横になった状態で歯科医の下に顔を置いており、対面した状態ではない。そして、患者の顔の上に水平なエアカーテンが形成される。
【0007】
この発明は、構造物によって物理的に空間を分断することなく、対面する複数の人の間における飛沫物の移動を防止することができる方法および装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を解決するために、この発明の飛沫物移動防止方法は、第1の者がいる第1空間と第2の者がいる第2空間の間に対向して直立する柱状部材を置き、一方の柱状部材から帯状に空気を送り出し、他方の柱状部材により帯状に空気を吸い込み、第1空間と第2空間の間にエアカーテンを形成し、第1空間と第2空間の間の飛沫物の移動を防止する。
【0009】
また、この発明の飛沫物遮断用エアカーテン装置は、第1の者がいる第1空間と第2の者がいる第2空間の間に設けられ、第1空間と第2空間の間の飛沫物の移動を防止する飛沫物遮断用エアカーテン装置であって、対向して直立する柱状部材を有し、一方の柱状部材は帯状に空気を送り出す送風口を有し、他方の柱状部材は帯状に空気を吸い込む吸気口を有し、第1空間と第2空間の間にエアカーテンを形成する。フィルタおよび殺菌灯が少なくとも一方の柱状部材に設けられていることが好ましい。また、柱状部材のそれぞれが送風機と帯状に空気を送り出す送風口と帯状に空気を吸い込む吸気口を有し、相互に逆方向に流れる二層のエアカーテンを形成するようにしてもよい。さらに、3基以上の柱状部材が連続して並べて設けられ、隣接する柱状部材同士の間にエアカーテンを形成することもできる。
【発明の効果】
【0010】
この発明の飛沫物移動防止方法および飛沫物遮断用エアカーテン装置は、対向する人の間にエアカーテンを形成し、対向者からの飛沫が周囲に飛散することを防止する。簡易な構造の装置であり、設置・撤去が容易であり、設置される場所や施設に大きな変更を加える必要もない。飛沫物の移動を防止するが、人や資材の移動を妨げない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】飛沫物遮断用エアカーテン装置の概要を示す斜視図である。
【図2】飛沫物遮断用エアカーテン装置の第1実施例を示す断面図である。
【図3】柱状部材の変形例を示す断面図である。
【図4】飛沫物遮断用エアカーテン装置の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】同水平断面図である。
【図6】飛沫物遮断用エアカーテン装置の第3実施例を示す水平断面図である。
【図7】飛沫物遮断用エアカーテン装置の第4実施例を示す水平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
この発明を実施するための形態について説明する。図1は飛沫物遮断用エアカーテン装置の概要を示す斜視図である。飛沫物遮断用エアカーテン装置1は第1の柱状部材2とこれに対向して設置される第2の柱状部材3を有する。そして、一方の柱状部材は帯状に空気を送り出す送風口を有し、他方の柱状部材は帯状に空気を吸い込む吸気口を有する。ここでは、第1の柱状部材2が送風口4を有し、第2の柱状部材3が吸気口5を有する。さらに、飛沫物遮断用エアカーテン装置1は送風機6を備える。本例では、送風機6は柱状部材2,3の外部に設けられており、変形しやすい柔軟な送風管7,8で第1の柱状部材2および第2の柱状部材3に接続されている。送風機6の排出側が第1の柱状部材2に接続されており、送風機6の吸気側が第2の柱状部材3に接続されている。
【0013】
柱状部材2,3の基部には、テーブルに設置するための設置部材として、広い板材9が設けられている。また、第2の柱状部材3の下側には、三脚10が取り付けられており、床の上に設置できるようにもなっている。
【0014】
飛沫物遮断用エアカーテン装置の使用方法と作用について説明する。ここでは、医療機関の診察室で使用する例に基づいて説明する。
【0015】
ここでは、診察などにおいて、患者と医師(図示省略)が近距離で対面する状態であるとする。図1において奥側に医師(第1の人)がいて、その空間を第1の空間12とする。一方、手前側に患者(第2の人)がいて、その空間を第2の空間13とする。そして、対面する両者の間に柱状部材2,3を設置する。
【0016】
送風機6を作動させると、空気が第1の柱状部材2へ送り込まれ、送風口4より帯状に空気が吐出される。一方、第2の柱状部材3は送風機6によって吸引されており、吸気口5は帯状に空気を吸い込む。こうして、第1の柱状部材2から第2の柱状部材3へ向かう帯状の空気の流れが生じて、対面する両者の間にエアカーテン14が形成される。
【0017】
このエアカーテン14によって、第1の空間12と第2の空間13の間の空気の移動が制限される。エアカーテンの形成される高さを対面する人の顔の位置に合わせておくことにより、会話や咳などで生じる空気の流れは遮断される。したがって、マスクなどを着用していなくても、唾液などの一方より生じる飛沫物を他方が吸引することが防止される。
【0018】
エアカーテン自体は目で見えなく、患者はその存在を意識することはほとんどない。したがって、親密な印象を与えながら近距離で接することができる。マスクをしないで対面することによって、相手方の表情なども感じ取ることができ、相互に安心感が持てる。聴診したり脈をとったりする場合でも、エアカーテンはまったく妨げにならない。
【0019】
飛沫物遮断用エアカーテン装置1は極めて簡易な構造であり、廉価で実施することができる。設置・撤去も容易であり、部屋や施設に大きな改造を加える必要もない。
【0020】
運搬も簡単であり、医療施設外で診察をする場合でも適用できる。たとえば、学校医が集団検診などのために学校へ赴くときに持参することができ、特設の診察用会場に設置することができるので、短時間に多数の生徒を診察する場合でも、医師らのリスクが軽減される。
【0021】
以上、医療機関での適用を例に説明したが、この飛沫物移動防止方法および飛沫物遮断用エアカーテン装置は、これ以外にも広範な利用が可能である。銀行や旅行代理店をはじめとするさまざまなサービス業の受付や窓口などでは、不特定多数の客が訪れ、従業員等と対面する。そのような窓口でも簡単に設置することができ、対面する人の間の飛沫物の移動を防止することができる。相手に疎遠な印象を与えることなく、親密な雰囲気で応対できるので、さまざまなサービス業において有用である。
【実施例1】
【0022】
この発明の第1の実施例について説明する。図2は、飛沫物遮断用エアカーテン装置の第1実施例の概要を示す断面図である。飛沫物遮断用エアカーテン装置1は第1の柱状部材2とこれに対向して設置される第2の柱状部材3を有する。第1の柱状部材2が送風口4を有し、第2の柱状部材3が吸気口5を有する。
【0023】
第1の柱状部材2の内部にはターボファンやシロッコファンなどの送風機6があり、その上には送風管接続部15がある。また、送風機6から送風口4にかけては比較的広い空間があり、そこに殺菌灯16が設けられている。送風機6の近くには、フィルタ17が取り付けられる。第1の柱状部材2および第2の柱状部材3は送風管7によって接続されている。
【0024】
第1の柱状部材2とび第2の柱状部材3は、対面する人の間に設置される。送風口4と吸気口5との間を結ぶ面が対面する人の顔の正面に位置するように、特に口部を完全にカバーするように設置することが好ましい。
【0025】
送風機6の作用により、吸気口5から吸い込まれた空気が送風管7を通って第1の柱状部材2へ供給され、送風口4より排出されて吸気口5へ再度流入する。こうして、第1の柱状部材2から第2の柱状部材3へ向かう帯状の空気の流れが生じて、対面する両者の間にエアカーテン14が形成される。
【0026】
このエアカーテン14によって、それぞれの人がいる2つの空間の間の空気の移動が制限される。会話や咳などで唾液などが吐出されても、それらの飛沫物はエアカーテン14によって捕捉され、他方への移動が防止される。
【0027】
飛沫物を含む空気は吸気口5で吸い込まれ、フィルタ17へ送られる。空気がフィルタを通過するときに、飛沫物やほこりなどが吸着される。こうして清浄化された空気は、殺菌灯16の近くを通過するので、雑菌などの病原体も安全に処理される。
【0028】
図3は柱状部材の変形例を示す断面図である。この変形例は図2の第1の柱状部材と同様の構造を有するが、送風管接続部15は送風口4とは逆側の面に設けられている。したがって、フレキシブルホースのような柔軟な送風管を使用することが好ましい。
【0029】
送風管が取り付けられている時は、図2の例と同様な空気の循環となり、飛沫物遮断用エアカーテン装置として作動する。また、送風管を取り外し、送風管接続部15を開放すると、室内の空気が送風管接続部15より取り込まれ、フィルタ17および殺菌灯16で浄化され、清浄な空気が送風口4より排出される。したがって、空気清浄機として使用することができる。
【実施例2】
【0030】
この発明の第2の実施例について説明する。図4は飛沫物遮断用エアカーテン装置の第2実施例を示す斜視図、図5は同水平断面図である。
【0031】
この実施例においては、同じ構造を有する独立した可搬式の柱状部材2が2基使用されている。柱状部材2は直立する四角柱状の形体を有し、内部にはシロッコファンなどの送風機6を備える。また、四角柱の一つの面には、スリット状の送風口4aと吸気口5aが平行に設けられている。そして、送風口4aと吸気口5aの間には、仕切り板18が外へ向けて突き出している。そして、これに対向する面にも送風口4bと吸気口5bが設けられている。さらにこの送風口4bと吸気口5bを開閉するための扉19も備えられている。
【0032】
2基の柱状部材2は所定の距離をおいて対向して設置される。このとき、一方の送風口4aと他方の吸気口5aが向かい合うようになる。2基の柱状部材2は独立した部材であるので、間隔は比較的自由に選択できる。また、背面の扉19は閉じておく。
【0033】
シロッコファン(送風機6)を作動させると、図5に矢印で示したような空気の流れが発生する。吸気口5aから吸入された空気が柱状部材2を回って向きを変え、送風口4aより帯状の流れとして排出される。たとえば図4の右側の柱状部材2の送風口4は手前側に位置し、その正面には左側の柱状部材2の吸気口がある。したがって、手前側には図の右から左へ流れるエアカーテン14aが形成される。さらに、その奥側には逆方向に流れるエアカーテン14bが形成される。以上、相互に逆方向に流れる二層のエアカーテンが形成される。この二層のエアカーテンの間には仕切り板18が設けられているので、エアカーテン同士の空気の流れの干渉が防止される。2基の柱状部材2を対面する人の間に設けることによって、両者の間に二層のエアカーテンが形成され、飛沫物の移動を効果的に防止する。
【0034】
なお、この実施例のように2基の柱状部材2を向かい合わせて使用するだけであれば、背面の送風口4bと吸気口5bや扉19は設けなくてもよい。
【実施例3】
【0035】
この発明の第3の実施例について説明する。図6は飛沫物遮断用エアカーテン装置の第3実施例を示す水平断面図である。第2の実施例を発展させたものであり、図4や図5に示された柱状部材2を使用する。
【0036】
飛沫物遮断用エアカーテン装置は3基以上の柱状部材2を有する。この3基以上の柱状部材が実質的に同一線上に連続して並べて設ける。ここで、実質的に同一線上とは、完全な直線のほか、緩やかな曲線であっても本質的にこの発明の作用・効果を奏するような場合を含む。
【0037】
3基以上の柱状部材のうち、両端の2基は外側を向いた面の送風口4bと吸気口5bを閉じた状態で設置する。そして、中間部におかれる柱状部材では扉19を開いて送風口4bと吸気口5bを開放する。
【0038】
中間部の一つの柱状部材2bに着目して空気の流れを説明する。まず、図6において下側のエアカーテン14aについて説明する。右隣の柱状部材2cの送風口4bから送られる空気は柱状部材2bの吸気口5aに流入する。そして、向きを変えることなく柱状部材2bの内部を通過し、送風口4bより左隣の柱状部材2aの吸気口5aに送られる。こうして、その左右の柱状部材2a,2cとの間にそれぞれ左向きのエアカーテン14aを形成する。同様に図6において上側に示される送風口4bと吸気口5aにより右向きのエアカーテン14bを形成する。
【0039】
以上、中間部の柱状部材においては、向きを変えることなく内部を通過するので、エネルギーロスの少ないスムーズな流れが実現される。また、中間部の柱状部材の数には制限がないので、必要に応じて任意の数の柱状部材を設置し、エアカーテンを連続的に形成することができる。
【実施例4】
【0040】
この発明の第4の実施例について説明する。図7は飛沫物遮断用エアカーテン装置の第4の実施例を示す水平断面図である。第3の実施例と同様に3基以上の柱状部材2を連続して設置する。この実施例の柱状部材2では、ある側面に送風口4が設けられており、それに隣り合う側面に吸気口5が設けられている。したがって、吸気口5から流入した空気は柱状部材2の中で90度向きを変えて、送風口4より排出される。
【0041】
図7に示すように4基の柱状部材2を長方形の4隅の位置に配置することによって、周回する帯状の空気の流れを作り出す。こうして、4面のエアカーテンで長方形状の空間を仕切ることができる。たとえば、感染症の患者のベッドを囲むようにすれば、患者の飛沫物の外部飛散を防止することができる。見舞いに来た人は、その外部にいる限り、患者の飛沫物を吸入することなく患者と会話することができる。また、患者も外部の異物から保護される。
【0042】
この実施例のように空気を周回させる場合、図7に示すように送風口4と吸気口5がそれぞれ一つずつ設けられた柱状部材2によって、一層のエアカーテンを形成することもできる。また、隣合う2つの側面のそれぞれに送風口4と吸気口5を設け、相互に逆方向に流れる二層のエアカーテンを形成してもよい。この場合、長方形の辺の途中に図5,6に示すような柱状部材を入れることによって、より広範囲を囲むこともできる。
【符号の説明】
【0043】
1.飛沫物遮断用エアカーテン装置
2,3 柱状部材
4.送風口
5.吸気口
6.送風機
12.第1の空間
13.第2の空間
14.エアカーテン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の者がいる第1空間と第2の者がいる第2空間の間に対向して直立する柱状部材を置き、一方の柱状部材から帯状に空気を送り出し、他方の柱状部材により帯状に空気を吸い込み、第1空間と第2空間の間にエアカーテンを形成し、第1空間と第2空間の間の飛沫物の移動を防止する方法。
【請求項2】
第1の者がいる第1空間と第2の者がいる第2空間の間に設けられ、第1空間と第2空間の間の飛沫物の移動を防止する飛沫物遮断用エアカーテン装置であって、対向して直立する柱状部材を有し、一方の柱状部材は帯状に空気を送り出す送風口を有し、他方の柱状部材は帯状に空気を吸い込む吸気口を有し、第1空間と第2空間の間にエアカーテンを形成する飛沫物遮断用エアカーテン装置。
【請求項3】
フィルタおよび殺菌灯が少なくとも一方の柱状部材に設けられている請求項2に記載の飛沫物遮断用エアカーテン装置。
【請求項4】
柱状部材のそれぞれが送風機と帯状に空気を送り出す送風口と帯状に空気を吸い込む吸気口を有し、相互に逆方向に流れる二層のエアカーテンを形成する請求項2または請求項3に記載の飛沫物遮断用エアカーテン装置。
【請求項5】
3基以上の柱状部材が連続して並べて設けられ、隣接する柱状部材同士の間にエアカーテンを形成する請求項2から請求項4のいずれかに記載の飛沫物遮断用エアカーテン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−137588(P2011−137588A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−297483(P2009−297483)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(502193152)
【出願人】(598156181)