説明

鳥の巣箱

【課題】どの種類の鳥が適合できるのかを外部から瞬時に確認できるように構成された鳥の巣箱を提供する。
【解決手段】選択部材5が、鳥の種類に応じて特定した直径で構成された入口用開口部7を有し、該入口用開口部7の直径を変更して異なる大きさの鳥の通過を許容することができるように構成された鳥の巣箱1において、前記選択部材5に、前記入口用開口部7の寸法に関連した表示部8,10を設け、選択した前記選択部材5が設置されると、前記入口用開口部7が前壁2の開口部の位置に形成され、かつ、前記表示部8,10が、前記前壁2の開口部3,4を介して外部から視認可能となるように、前記前壁2の開口部3,4が構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鳥の巣箱に関し、特に、入口用開口部が設けられた前壁と、後壁と、底部と、屋根部と、支持機構に固定するための固定手段とを備え、前記前壁が、一つの分類を選択できるプレート状の選択部材と協働する開口部を有し、前記選択部材が、鳥の種類に応じて特定した直径で構成された入口用開口部を有し、該入口用開口部の直径を変更して異なる大きさの鳥の通過を許容することができるように構成されている鳥の巣箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、英国特許出願2040662号には、入口用開口部を有する巣箱が開示されている。前記公知の巣箱は、前壁を備える。該前壁は、縮径用環状部材を取り付けることができる入口用開口部を有している。前記縮径用環状部材を使用しない場合、円形の入口用開口部の直径は最も大きくなる。入口用開口部に前記縮径用環状部材を取り付ければ、入口用開口部の直径を適切な大きさに変更することができる。また、巣箱にすでに取り付けた縮径用環状部材に別の縮径用環状部材を取り付ければ、入口用開口部の直径をさらに小さくすることが可能である。その結果、入口用開口部の直径の適切な大きさを、所望の通り選択することができ、これにより、巣箱の中に入ることが可能な鳥の大きさを適宜変更することができる。
【0003】
また、英国特許出願2182535号には、長手状の開口部を有する一部円筒状のハウジング部を備えた巣箱が開示されている。前記ハウジング部の長手状の開口部に、円筒部材が取り付けられ、この該円筒部材が、寸法の異なる入口用開口部を形成する。前記円筒部材をハウジング部の開口部に取り付けることにより、所望の寸法に構成した入口用開口部を選択することが可能である。
【特許文献1】英国特許出願2040662号
【特許文献2】英国特許出願2182535号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、どの種類の鳥が適合できるのかを外部から瞬時に確認できるように構成された鳥の巣箱を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、前記タイプの巣箱において、入口用開口部に、前記入口用開口部の寸法に関連した表示部を設け、選択した前記選択部材が設置されると、前記入口用開口部が前記前壁の開口部の位置に形成され、かつ、前記表示部が、前記前壁の開口部を介して外部から視認可能となるように、前記前壁の開口部が構成されていることを特徴とする。
【0006】
前記巣箱は、前記固定手段が、前記後壁に設けられ、前記後壁が、前記屋根部を支持し、前記底部及び前記前壁が、前記屋根部に摺動可能に取り付けられるように構成されてもよい。
【0007】
前記巣箱は、前記後壁と前記屋根部とが一体的ユニットとして構成されることを特徴とするようにしてもよい。
【0008】
前記巣箱は、断熱性を実現する目的で、二重壁構造で構成されることを特徴とするようにしてもよい。
【0009】
前記巣箱は、前壁と後壁の両方又はいずれか一方が二重壁構造で構成されることを特徴とするようにしてもよい。このような構成であれば、巣箱の内部を、夏の時期には涼しく、冬の時期には暖かくすることができる。
【0010】
本発明の異なる実施形態として、前記巣箱は、前記底部と前記屋根部の両方又はいずれか一方が、角柱構造(prismatic form)であることを特徴とするようにしてもよい。「角柱構造」とは、いずれの位置で切断しても、断面形状が同一であることを意味する。前記角柱構造を採用する場合、前記底部と前記屋根部の両方又はいずれか一方が、プラスチック材からなり、かつ、押出成形されるのが好ましい。
【0011】
特に押出成形された屋根部が二重壁構造である場合には、前記巣箱は、前記屋根部の前端と後端が、それぞれエッジ装飾材でカバーされることを特徴としているのが好ましい。後方側のエッジ装飾材は、別個の部材を構成するものであってもよいし、又後壁を構成するものであってもよく、後壁と屋根部とが一体的ユニットとして構成される場合に、特に有効なものとなる。
【0012】
前記前壁、前記後壁、前記底部、及び前記屋根部のうちの少なくとも一つが、プラスチック材で構成される場合には、実用性及びコスト削減を実現することができる。プラスチック材を用いれば、射出成形及び押出成形の両方又はいずれか一方を容易に行うことができる。プラスチック材は、例えば、無補強のプラスチック材に比べて耐衝撃性が向上するように任意に補強してもよい。
【0013】
少なくとも入口用開口部の領域及び前壁の開口部にプラスチック材を使用すれば、大型の鳥が入口用開口部及び前壁の開口部を広げることができない。木材が使用される場合には、キツツキが入口用開口部及び前壁の開口部を広げようとすることがよくある。プラスチック材を使用すれば、希望外の鳥又は少なくとも想定外の鳥が巣箱に入るのを防止することができる。
【0014】
紫外線によって引き起こされるプラスチック材の劣化及び変色を、できるだけ回避するため、前記巣箱は、少なくとも、外表面が、紫外線に耐性のあるプラスチック材で構成されることを特徴としているのがよい。
【0015】
好ましくは、前記巣箱は、プラスチック材が、ASA樹脂であることを特徴としているのがよい。ASA樹脂は、ABS樹脂と比較して耐候性に優れている。
【0016】
前記巣箱は、前記プラスチック材の厚さが、全体として1.5mm以上2.5mm以下であることを特徴としているのがよい。軽量であっても、十分な強度を備えた構造を、実現する必要があり、補強リブを使用すれば、機械的強度及び形状の不変性をさらに向上することができる。
【0017】
好ましくは、前記巣箱は、前記入口用開口部が、円形状に構成されるのがよい。あるいは、前記巣箱は、前記入口用開口部が、楕円状に構成されるのが好ましい。
【0018】
前記入口用開口部が、複数のプレート状の選択部材に設けられてもよい。前記構成の組み合せとして、例えば、寸法が異なる3つの入口用開口部を、楕円状開口と組み合わせてもよい。愛鳥家は、実際にどんな種類の小型の鳥も世話することが可能となる。
【0019】
実用的な観点から、前記巣箱は、前記入口用開口部の最大寸法が、25mmから50mmの範囲で構成されることを特徴とするようにしてもよい。
【0020】
実用的な観点から、前記巣箱は、前記入口用開口部の最大寸法を25.2mmから30.8mmの範囲で構成する選択部材と、前記入口用開口部の最大寸法を31.5mmから38.5mmの範囲で構成する選択部材と、前記入口用開口部の最大寸法を36mmから44mmの範囲で構成する選択部材とを備えてもよい。また、楕円状開口部を備えた4つめの選択部材を、任意に追加してもよい。
【0021】
実用的な観点から、前記巣箱は、前記表示部が、前記入口用開口部の最大寸法を表示することを特徴とするようにしてもよい。円形状の前記入口用開口部の直径は、例えば、ミリメートル又はセンチメートルで表示される。前記巣箱は、前記表示部が、前記入口用開口部の最大寸法又は鳥の種類を表示することを特徴とするようにしてもよい。
【0022】
巣箱の組み立てが容易となるように、前記巣箱は、前記前壁、前記後壁、前記底部、前記屋根部を構成する2以上の部材が、留め金で相互に連結されることを特徴とするようにしてもよい。
【0023】
好ましくは、前記巣箱は、雨水用の排水孔が、前記底部に設けられていることを特徴とするようにしてもよい。
【0024】
前記巣箱は、少なくとも前記底部の内面が、平面状に構成されることを特徴とするようにしてもよい。内壁が、平面状であれば、雛は、より長く巣箱にとどまり、本格的に飛ぶことができるようになって、はじめて巣箱より去ることが判明している。
【0025】
前記巣箱は、前記後壁と前記屋根部とが、屋根部一体化ユニットとして構成され、かつ、前記底部と前記前壁とが、底部一体化ユニットとして構成され、前記底部一体化ユニットが、前記屋根部一体化ユニットに着脱可能に固定されることを特徴としている。このような着脱可能な固定構造が採用されていれば、リスや猫等の捕食獣が巣箱を開くことができず、巣箱に入る鳥の安全を確保することができる。
【0026】
しかしながら、短時間の検査が必要であることを考慮して、巣箱を開くことができるように構成されているのが好ましい。検査には、例えば、「鳥の安否、清掃作業の実行、及び卵の産み落としの確認」、「水や餌の量の確認」等がある。巣箱を開くときには、巣箱の中にいる鳥が怯えて飛び立ち、巣箱に戻らないような事態が起こらないように注意する必要がある。そこで、前記巣箱は、前記底部の両端と前記底部の上方に延在する前記前壁の端部とに、剛性ガーゼ状網部が連結され、前記剛性ガーゼ状網部が、屋根部の内面と同一形状で構成されることを特徴とするように構成してもよい。あるいは、短期間の検査等の目的で、巣箱を開くことができるように、前記巣箱は、前記底部、前記前壁及び前記屋根部の内側プレートを前方に摺動させて、前記屋根部及び後壁より取り外した後、巣箱の管理者が巣箱の内部に手を挿入することができるように、前記屋根部の内側プレートの前方に、切欠部が形成されることを特徴とするようにしてもよい。
【0027】
前記巣箱は、前記底部に餌皿を設けて、前記底部が飼育台として機能することを特徴とするようにしてもよい。
【0028】
前記巣箱は、例えば、特別な連結手段のような構成を付加せずに、様々な支持構造に固定できるのが好ましい。かかる目的を実現する手段として、前記巣箱は、前記固定手段が、相互に平行に延在するように後壁の外面に設けられた2本の垂直リブと、前記2本の垂直リブを越えて延在し、少なくとも1つの吊下孔を有し、前記2本の垂直リブの外側の領域に設けられた水平下方端部及び水平上方端部を介して連結されている固定プレートとからなり、前記2本の垂直リブの内側に位置する少なくとも前記固定手段の下端が開口して、水平間隙路を規定し、前記固定手段の垂直側端部が開口して、2つの垂直水平間隙路をそれぞれ規定していることを特徴とする。固定プレートが後壁の一部を構成する場合には、構成が簡易なものとなって、製造コストの削減を図ることができる。あるいは、前記巣箱は、前記固定手段が、対称に配置され、大径開口部と小径開口部とからなる少なくとも2つの吊下孔を備え、2つの係止手段を、前記2つの吊下孔の大径開口部より挿入して小径開口部と係止させ、前記係止手段によって支持されることを特徴とするようにしてもよい。
【0029】
前記巣箱は、前記前壁、前記後壁、前記底部、前記屋根部を構成する2以上の部材が、プラスチック射出成形で製造されるのが好ましい。
【0030】
前記巣箱は、前記前壁が、楕円状に構成され、前記前壁の下方領域が、略半円状に構成され、前記前壁の上方領域が、略楕円状に構成されることを特徴とするようにしてもよい。
【0031】
前記巣箱は、前記選択部材が、同一の外形寸法で構成された複数の選択部材であり、前記選択部材を支持する支持手段が、前記前壁の開口部に設けられていることを特徴とするようにしてもよい。
【0032】
実用的な観点から、前記選択部材は、紛失することがないように巣箱に固定されているのが好ましい。具体的には、前記巣箱は、前記選択部材が、前記前壁に対する位置を反転させることで、入口用開口部及び表示部を切り替えることができるように構成されることを特徴とする。
【0033】
前記屋根部の内側プレートに切欠部が形成されている前記巣箱においては、前記底部、前記前壁及び前記屋根部の内側プレートを前方に摺動させて一定間隔を移動させた後、前記カバー部材を開くことができるように、前記屋根部の内側プレートに、前記屋根部の内側プレートの切欠部を覆うカバー部材が回動可能に連結されていることを特徴とするようにしてもよい。前方に摺動させることができる前記底部、前記前壁、前記屋根部の内側プレート及びカバー部材を備えた前記実施形態によれば、巣箱の管理者は、注意深くカバー部材を開けて、巣箱の内部に手を入れることができる。
【0034】
前記実施形態においては、少なくとも前記カバー部材の一部が、透明であることを特徴とするのが好ましい。かかる実施形態によれば、巣箱の管理者は、カバー部材を開ける前に、巣箱の状態を観察することができ、例えば、一匹以上の鳥、卵、餌、ごみ、グランドカバーを出し入れする等の必要がある時に、適切な処置を実施することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
任意の実施形態を複数示した添付の図面を参照して、本発明を説明する。
【0036】
各図は、相互に結合した大径開口部3と小径開口部4とを有する前壁2を備えた鳥の巣箱1を示している。図5に示すように、大径開口部3は、小径開口部4より大きく構成されている。矢印6で示した方向より、選択プレート5を二重壁構造の前壁2に挿入すると、支持手段が設けられた図5の位置に押し入れることができる。選択プレート5の入口用開口部7は、大径開口部3と同一位置に配置される。例示としてABCと記載された文字8は、小径開口部4を介して視認することができる。選択プレート5に記載されるABCの文字は、大径開口部3及び入口用開口部7を通過できる鳥の種名を表示するものである。前記選択プレート5を設置すれば、的確な入口用開口部の選択及び正確な鳥の種名の視認が可能となる。
【0037】
円形矢印9で示した回転方向に選択プレート5を反転すると、入口用開口部7が下側に移動し、異なる種類の鳥の名前XYZの文字10が上側で目視できる状態となる。選択プレート5を前壁2の挿入用スロット11に挿入すると、小径開口部4が入口用開口部7を介して開口状態となり、違う種類の(より小さい)鳥の名前XYZが、大径開口部3を介して目視できる状態となる。
【0038】
以下、固定手段を設ける方法について説明する。
【0039】
巣箱1は、後壁12と、底部13と、屋根部14と、巣箱1を支持機構に取り付けるのに使用される後述の固定手段とを更に備える。
【0040】
図8〜図13に示すように、前記固定手段が後壁12に設けられることにより、後壁12は支持機構に固定される。図示の実施形態においては、屋根部14は、後壁12と一体的ユニットとして構成されている。特に、後壁12と屋根部14とが一体的ユニットとして構成されていることは、図8に明確に表されている。
【0041】
特に図8に示すように、屋根部14は、内側プレート15と外側プレート16とを有し、内側プレート15には、2つの摺動リブ17,18が設けられている。2つの摺動リブ17,18は、自由端領域で広がるように構成されている。摺動リブ17,18は、後壁12と屋根部14との一体的ユニットにおいて、対称に配置され、又は、全体として対称に構成されている。摺動リブ17,18は、長手溝19,20を摺動案内するのに使用される。長手溝19,20は底部13に設けられ、摺動リブ17,18と協働する。これにより、底部13は、屋根部14に対して摺動させることができる。
【0042】
例えば、図4に示すように、底部13は、前壁2を支持する。図3と図4を比較すれば明らかなように、前壁2と屋根部14の内側プレート15とは、形状が一致し、前壁2と屋根部14とが実質上十分に密閉した状態で結合される。その結果、巣箱1の風防機能が強化されるため、鳥にとっての快適性が向上する。
【0043】
特に図1に示すように、前壁2は、略卵状に構成されている。巣箱に関して調査したところ、前記構成は、潜在的なユーザーに非常に高く評価されている形状であるという結果が得られた。
【0044】
図6は、前壁2の内部構造を示している。図示の前壁2の内側プレート21は、外周垂直端部22と、凹み部23とを備える。凹み部23は、挿入用スロット11と連通し、図6に示した方法で選択プレート5を収容するように構成されている。前壁2は、ピン24を外側プレート25のピン止め穴に挿入し、外側プレート25を内側プレート21に固定して構成される。これにより、凹み部23は、選択プレート5の支持手段となる。
【0045】
後壁12の下部に、弾性舌状片26が設けられている。特に図9に明確に示されているように、弾性舌状片26は、留め金部27が底部13の外側の凹部と嵌合し、底部13が屋根部14に対して偶発的に外方に摺動するのを防止するロック手段として機能する。
【0046】
図6及び図7に示すように、剛性ガーゼ状網部28が、底部13の両端及び前記底部13の両端より上方に突出した前壁2の端部に固定されている。剛性ガーゼ状網部28は、屋根部14の内側プレート15の形状と一致するように構成されている。
【0047】
特に図10に明確に示されているように、後壁12には、巣箱1の全体を支持機構に固定する固定手段が設けられている。固定手段は、相互に平行な2つの垂直リブ29,30を備える。垂直リブ29,30は、後壁12の外面において延在する。固定手段は、固定プレート31を備える。固定プレート31は、垂直リブ29,30を越えて延在し、2つの吊下孔32,33を有する。固定プレート31は、垂直リブ29,30より外側に位置した連結領域34〜37の水平下方端部38及び水平上方端部39を介して、後壁12に連結されている。リブ29,30の内側に位置する水平下方端部38及び水平上方端部39の領域は、開口しているので、前記領域は、上部水平間隙路40及び下部水平間隙路41をそれぞれ規定している。また、垂直側端部42,43は開口しているので、前記垂直側端部42,43は、2つの垂直水平間隙路44,45をそれぞれ規定している。
【0048】
特に図8に明確に示されているように、屋根部14は、二重壁構造である。屋根部14は、押出成形で製造される。屋根部14は、角柱構造であり、その断面形状は、いずれの長手位置においても同一である。内側プレート15と外側プレート16は、公知の手段で、一体的に成形された連結用リブを介して相互に連結される。
【0049】
例えば、図6及び図7に示すように、屋根部14の開口した端部は、エッジ装飾材52でカバーされている。
【0050】
図11は、図10で示した巣箱1の縮小斜視図である。
【0051】
図12は、ポール46によって支持された状態の巣箱1の斜視図である。ポール46には、突出部が設けられている。突出部は、2つの垂直リブ29,30の間に挿入される。突出部の自由端面には、上方に延在する連結プレート(不図示)が設けられる。連結プレートは、2つの垂直リブ29,30の間に挿入された後、下部水平間隙路41と嵌合する。
【0052】
前記構造によれば、巣箱1を1度移動させるだけで、連結プレート付きの突出部を設けたポール46への着脱が可能となる。
【0053】
図13に示すように、環状ベルト材47を、固定プレート31の垂直水平間隙路44,45に通し、例えば、木又はポールに巻き付けることもできる。
【0054】
釘、ネジ、フック等の係止手段を2つの吊下孔32,33に係止すれば、例えば、壁面等の固定場所に巣箱1を吊り下げることができるのは当然である。
【0055】
図14及び図15に示すように、巣箱1は、前壁2なしで使用されてもよい。図14に示す実施形態では、屋根部14付きの後壁12は、皿状底部48を支持する。また、図15に示す実施形態では、屋根部14付きの後壁12は、2つの皿部50,51を有する底部49を支持する。2つの皿部50,51は、例えば、鳥の餌皿及び水皿としての機能を果たす。
【0056】
図14及び図15の実施形態によれば、飼育台と飼育箱の両方又はいずれか一方の機能を果たすことができる。
【0057】
図16に示すように、略半円筒状の底部61の後方は、略三日月状に構成された垂直プレート62によって閉鎖される。底部61の前方は、外側プレート65を備える前壁64の内側プレート63によって閉鎖される。屋根部の第1内側プレート66の後方は、後壁の第1内側プレート67によって閉鎖される。屋根部の第1内側プレート66は、切欠部68を有する。巣箱の設置者は、底部61、前壁64と屋根部の第1内側プレート66を摺動させて後壁と屋根部の一体ユニットから取り外すと、切欠部68に手を挿入することができる。例えば、図35を参照すれば、前記のように巣箱69が分解できることが理解できる。
【0058】
前壁64の内側プレート63と外側プレート65は、連通用開口部70をそれぞれ有する。前壁64の内側プレート63と外側プレート65との間には、選択プレート71が設置される。選択プレート71には、特定の直径で構成された入口用開口部72が形成されている。選択プレート71は、射出成形によって製造され、厚さ2mmの前壁及び4つの周壁と、入口用開口部72を規定する筒状部とからなる。
【0059】
図17に示すように、連通用開口部70は、上方大径開口部と下方小径開口部とからなる。入口用開口部72は、上方大径開口部の領域に設置され、表示部73は、下方小径開口部に設置される。その結果、使用者は、外部からどの入口用開口部を選択したのかを確認することができる。図17に示された実施形態においては、選択プレート71の表裏両面に、表示部73が設けられている。
【0060】
図示の表示部には、参照符号73が付されている。図17では、表示部73は、入口用開口部72の直径が28mmであることを表示している。また、図35では、表示部73は、入口用開口部72の直径が35mmであることを表示している。
【0061】
図18に示すように、屋根部74の内壁部の左右両側には、長手リブ75が設けられている。屋根部74の後方には、後壁の外側プレート76が設けられている。
【0062】
図19に示すように、後壁の外側プレート76には、複数の補強リブ77が設けられている。後壁の外側プレート76は、鍵状の吊下孔78,79を有する。図示のように設けられた吊下孔78,79を使用し、ネジ等の係止手段を後壁の外側プレート76に係止し、巣箱69を吊り下げることができる。
【0063】
図20に示すように、底部61の外側プレート81は、前壁64の外側プレート65と一体化されている。図21に示すように、底部61の外側プレート81は、2つの排水孔181,182を有する。図23に明確に示されているように、屋根部の第1内側プレート66と後壁の第1内側プレート67の一体化ユニット84には、外側に延在するリブ82,83が設けられている。図示の実施形態においては、本発明の巣箱69は、全体の高さが144mm、奥行きが132mmで構成されているが、本発明に係る巣箱69の寸法は、前記のような寸法に限定されるものではない。
【0064】
図25及び図26には、屋根部の第1内側プレート66と後壁の第1内側プレート67の一体化ユニット84の全体的な構造が示されている。図27は、屋根部の外側プレートの斜視図であり、この屋根部の外側プレートには、様々な固定用部材及び補強部材が設けられている。図28に示すように、底部の内側プレートと前壁の内側プレートの一体化ユニット85の排水孔は、嵌合端部を備えた3つの弾性舌状嵌合片が下方に形成された管状部材86,87で構成されている。底部の内側プレートと前壁の内側プレートの一体化ユニット85には、様々な補強リブが設けられている。管状部材86,87は、底部の外側プレート81に設けられた排水孔181,182に接続される。
【0065】
寸法は、ミリメートルで表した数字で表示される。これにより、比較的小型の鳥の寸法を、巣箱69に表示することができる。
【0066】
図33に示すように、屋根部の第2内側プレートは、複数の補強リブと2つの長手リブ75を有する。底部61の摺動リブ89,90は、長手リブ75の上方で摺動する。長手リブ75は、後壁の外側プレート76の全体に渡って延在することがなく、後壁の外側プレート76に対して自由空間を形成する。図35に示す方法で、前記自由空間に、底部61の摺動リブ89,90の突出端部91が収容される。突出端部91を長手リブ75の上方で移動させながら底部61を摺動させると、突出端部91が長手リブ75の後端より後方に移動して底部61が固定される。図35の構成から明らかなように、人間が底部61の後端を少し持ち上げなければ、底部61を前方に摺動させることができない。これにより、底部61の着脱が容易なものとなる。
【0067】
図34は、後壁の第2内側プレートと一体化された屋根部の第2内側プレートの後方斜視図である。図1、図35等に示すように、少なくとも、巣箱69の前壁は、楕円状に構成されている。図36に示すように、切欠部68を備えた屋根部の第1内側プレート66には、カバー部材93を取り付けることが可能である。カバー部材93は、透明材からなり、2つのアーム部94,95を有する。2つのアーム部94,95は、それぞれ内側方向に突出した突起部96,97をそれぞれ備える。突起部96,97は、屋根部の第1内側プレート66の孔部98,99に挿入され、回動可能な連結が可能となる。
【0068】
図37に示すように、カバー部材93は、各アーム部94,95のバネ力を利用して突起部96,97を屋根部の第1内側プレート66の孔部98,99と嵌合させると、屋根部の第1内側プレート66に回動可能に連結される。屋根部の第1内側プレート66の前記孔部98,99は、例えば、図16、図22〜26及び図35に表されている。
【0069】
図38〜図41は、前記カバー部材93を示したものである。カバー部材93は、指掛け孔100を有する。使用者は、指掛け孔100が設けられていることにより、カバー部材93の開閉が容易となる。特に図40に示されているように、前記指掛け孔100の下方には、指掛け孔100の一部を覆う凹み部が形成されている。図37〜40に示すように、カバー部材93には、通気用開口部101を規定する複数のリブが設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明に係る巣箱の正面図である。
【図2】本発明に係る巣箱の右側面図である。
【図3】本発明に係る巣箱の斜視図である。
【図4】図3の巣箱の斜視図であって、前壁と底部を外側に摺動させて一定間隔移動させた状態を示したものである。
【図5】図4の巣箱の斜視図に、入口用開口部を有する選択プレートの2つの挿入方向を示したものである。
【図6】図4及び図5に示した巣箱に剛性ガーゼ状網部を設けた変形例の斜視図であって、二重壁構造の前壁の外側プレートを取り外した状態にして選択プレートの支持手段を示したものである。
【図7】図6の巣箱の斜視図であって、二重壁構造の前壁の外側プレートを取り付けた状態を示したものである。
【図8】後壁との一体化ユニットとして構成された屋根部の斜視図である。
【図9】弾性舌状片で後壁に固定された状態の底部の後方を示した拡大斜視図である。
【図10】固定手段を有する巣箱の背面図である。
【図11】固定手段を有する図10の巣箱の斜視図である。
【図12】図11の巣箱の斜視図であって、ポールに固定された状態を示したものである。
【図13】図11の巣箱の斜視図であって、ポール、木等に固定することが可能な環状ベルト材を取り付けた状態を示したものである。
【図14】本発明に係る巣箱の斜視図であり、前壁を使用せず、底部を皿状に構成した状態を示したものである。
【図15】図14の巣箱を機能的側面から変形したものであって、底部に鳥の餌皿及び水皿を設けた本発明に係る巣箱の斜視図である。
【図16】他の実施形態に係る巣箱の底部と前壁と屋根部の第1内側プレートの斜視図である
【図17】図16に示す前壁と一体化した底部の斜視図である。
【図18】図16に示す後壁と一体化した屋根部の前方斜視図である。
【図19】図16に示す後壁と一体化した屋根部の後方斜視図である。
【図20】底部の外側プレートと前壁の外側プレートの斜視図である。
【図21】排水孔を有する底部の外側プレートと前壁の外側プレートの底面図である。
【図22】屋根部の第1内側プレートと後壁の第1内側プレートの背面図である。
【図23】摺動リブを有する屋根部の第1内側プレートと後壁の第1内側プレートの平面図である。
【図24】摺動リブを有する屋根部の第1内側プレートと後壁の第1内側プレートの左側面図である。
【図25】摺動リブを有する屋根部の第1内側プレートと後壁の第1内側プレートの後方斜視図である。
【図26】摺動リブを有する屋根部の第1内側プレートと後壁の第1内側プレートの前方斜視図である。
【図27】屋根部の外側プレートの斜視図である。
【図28】底部の内側プレートと前壁の内側プレートの背面図である。
【図29】底部の内側プレートと前壁の内側プレートの底面図である。
【図30】底部の内側プレートと前壁の内側プレートの前方斜視図である。
【図31】底部の内側プレートと前壁の内側プレートの後方斜視図である。
【図32】底部の内側プレートと前壁の内側プレートの左側面図である。
【図33】摺動リブを有する屋根部の第2内側プレートと後壁の第2内側プレートの前方斜視図である。
【図34】摺動リブを有する屋根部の第2内側プレートと後壁の第2内側プレートの後方斜視図である。
【図35】他の実施形態に係る巣箱の分解斜視図である。
【図36】後壁の第1内側プレートと屋根部の第1内側プレートとからなる一体化ユニットと、着脱可能に連結されるカバー部材の分解斜視図である。
【図37】図36に示した一体化ユニットとカバー部材を連結した状態の斜視図である。
【図38】カバー部材の前方斜視図である。
【図39】カバー部材の後方斜視図である。
【図40】カバー部材の底面図である。
【図41】カバー部材の平面図である。
【符号の説明】
【0071】
1,69 巣箱
2,64 前壁
3 大径開口部
4 小径開口部
5,71 選択プレート
7,72 入口用開口部
12 後壁
13,61 底部
14 屋根部
15 屋根部の内側プレート
16 屋根部の外側プレート
17,18 摺動リブ
19,20 長手溝
26 弾性舌状片
27 留め金部
28 剛性ガーゼ状網部
29,30 垂直リブ
31 固定プレート
62 底部の垂直プレート
63 前壁の内側プレート
65 前壁の外側プレート
66 屋根部の第1内側プレート
67 後壁の第1内側プレート
68 切欠部
74 屋根部の外側プレート
76 後壁の外側プレート
81 底部の外側プレート
84 屋根部の第1内側プレートと後壁の第1内側プレートの一体化ユニット
85 底部の内側プレートと前壁の内側プレートの一体化ユニット
86,87 管状部材
88 底部の外側プレート
93 カバー部材
181,182 排水孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入口用開口部が設けられた前壁と、後壁と、底部と、屋根部と、支持機構に固定するための固定手段とを備え、
前記前壁が、一つの分類を選択できるプレート状の選択部材と協働する開口部を有し、
前記選択部材が、鳥の種類に応じて特定した直径で構成された入口用開口部を有し、該入口用開口部の直径を変更して異なる大きさの鳥の通過を許容することができるように構成された鳥の巣箱において、
前記選択部材に、前記入口用開口部の寸法に関連した表示部を設け、
選択した前記選択部材が設置されると、前記入口用開口部が前記前壁の開口部の位置に形成され、かつ、前記表示部が、前記前壁の開口部を介して外部から視認可能となるように、
前記前壁の開口部が構成されていることを特徴とする、巣箱。
【請求項2】
前記固定手段が、前記後壁に設けられ、
前記後壁が、前記屋根部を支持し、
前記底部及び前記前壁が、前記屋根部に摺動可能に取り付けられる、請求項1に記載の巣箱
【請求項3】
前記後壁と前記屋根部とが、一体的ユニットとして構成される、請求項2に記載の巣箱。
【請求項4】
前記底部と前記前壁とが、一体的ユニットとして構成される、請求項2に記載の巣箱。
【請求項5】
前記屋根部が、二重壁構造で構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項6】
前記前壁と前記後壁の両方又はいずれか一方が、二重壁構造で構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項7】
前記底部と前記屋根部の両方又はいずれか一方が、角柱構造である、請求項1に記載の巣箱。
【請求項8】
前記底部と前記屋根部の両方又はいずれか一方が、プラスチック材からなり、かつ、押出成形される、請求項7に記載の巣箱。
【請求項9】
前記屋根部の前端と後端が、それぞれエッジ装飾材でカバーされる、請求項5に記載の巣箱。
【請求項10】
前記前壁、前記後壁、前記底部、及び前記屋根部のうちの少なくとも一つが、プラスチック材で構成される、請求項1〜9のいずれかに記載の巣箱。
【請求項11】
少なくとも、外表面が、紫外線に耐性のあるプラスチック材で構成される、請求項10に記載の巣箱。
【請求項12】
前記プラスチック材が、ASA樹脂である、請求項10に記載の巣箱。
【請求項13】
前記プラスチック材の厚さが、全体として1.5mm以上2.5mm以下である、請求項10に記載の巣箱。
【請求項14】
前記入口用開口部が、円形状に構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項15】
前記入口用開口部が、楕円状に構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項16】
前記入口用開口部の最大寸法が、25mmから50mmの範囲で構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項17】
前記入口用開口部の最大寸法を25.2mmから30.8mmの範囲で構成する選択部材と、前記入口用開口部の最大寸法を31.5mmから38.5mmの範囲で構成する選択部材と、前記入口用開口部の最大寸法を36mmから44mmの範囲で構成する選択部材とを備える、請求項16に記載の巣箱。
【請求項18】
前記表示部が、前記入口用開口部の最大寸法を表示する、請求項16に記載の巣箱。
【請求項19】
前記表示部が、鳥の種類を表示する、請求項1に記載の巣箱。
【請求項20】
前記前壁、前記後壁、前記底部、前記屋根部を構成する2以上の部材が、留め金で相互に連結される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項21】
雨水用の排水孔が、前記底部に設けられている、請求項1に記載の巣箱。
【請求項22】
少なくとも前記底部の内面が、平面状に構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項23】
前記後壁と前記屋根部とが、屋根部一体化ユニットとして構成され、かつ、前記底部と前記前壁とが、底部一体化ユニットとして構成され、
前記底部一体化ユニットが、前記屋根部一体化ユニットに着脱可能に固定される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項24】
前記底部の両端と前記底部の上方に延在する前記前壁の端部とに、剛性ガーゼ状網部が連結され、
前記剛性ガーゼ状網部が、屋根部の内面と同一形状で構成される、請求項7に記載の巣箱。
【請求項25】
前記底部、前記前壁及び前記屋根部の内側プレートを前方に摺動させて、前記屋根部及び後壁より取り外した後、巣箱の管理者が巣箱の内部に手を挿入することができるように、前記屋根部の内側プレートの前方に、切欠部が形成される、請求項7に記載の巣箱。
【請求項26】
前記底部に餌皿を設けて、前記底部が飼育台として機能する、請求項1に記載の巣箱。
【請求項27】
前記固定手段が、
相互に平行に延在するように後壁の外面に設けられた2本の垂直リブと、
前記2本の垂直リブを越えて延在し、少なくとも1つの吊下孔を有し、前記2本の垂直リブの外側の領域に設けられた水平下方端部及び水平上方端部を介して連結されている固定プレートとからなり、
前記2本の垂直リブの内側に位置する少なくとも前記固定手段の下端が開口して、水平間隙路を規定し、
前記固定手段の垂直側端部が開口して、2つの垂直水平間隙路をそれぞれ規定している
請求項1に記載の巣箱。
【請求項28】
前記固定プレートが、前記後壁の一部を構成する、請求項27に記載の巣箱。
【請求項29】
前記固定手段が、
対称に配置され、大径開口部と小径開口部とからなる少なくとも2つの吊下孔を備え、
2つの係止手段を、前記2つの吊下孔の大径開口部より挿入して小径開口部と係止させ、前記係止手段によって支持される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項30】
前記前壁、前記後壁、前記底部、前記屋根部を構成する2以上の部材が、プラスチック射出成形で製造される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項31】
前記前壁が、楕円状に構成され、
前記前壁の下方領域が、略半円状に構成され、前記前壁の上方領域が、略楕円状に構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項32】
前記選択部材が、同一の外形寸法で構成された複数の選択部材であり、前記選択部材を支持する支持手段が、前記前壁の開口部に設けられている、請求項1に記載の巣箱。
【請求項33】
前記選択部材が、前記前壁に対する位置を反転させることで、入口用開口部及び表示部を切り替えることができるように構成される、請求項1に記載の巣箱。
【請求項34】
前記底部、前記前壁及び前記屋根部の内側プレートを前方に摺動させて一定間隔を移動させた後、前記カバー部材を開くことができるように、前記屋根部の内側プレートに、前記屋根部の内側プレートの切欠部を覆うカバー部材が回動可能に連結されている、請求項25に記載の巣箱。
【請求項35】
少なくとも前記カバー部材の一部が、透明である、請求項34に記載の巣箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【公開番号】特開2007−209342(P2007−209342A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−30630(P2007−30630)
【出願日】平成19年2月9日(2007.2.9)
【出願人】(507044963)ウィデー・ベスローテン・フェンノートシャップ (5)
【氏名又は名称原語表記】Widee B.V.
【Fターム(参考)】