説明

(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの精製方法

【課題】レスメトリンの製造中間体として有用である、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール中に含有されるベンジルアルコール等の水酸基を有する不純物を低減化する方法を提供すること。
【解決手段】有機溶媒中にて粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールとアルカリ土類金属のハロゲン化物とを混合し、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと該ハロゲン化物との付加体を生成させる工程、該付加体を含む混合物を濾過し、固形物を取得する工程、該固形物を水と混合し、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを遊離させる工程、及び、遊離させた精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを分液にて取得する工程を有することを特徴とする(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの精製方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの精製方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ピレスロイド系殺虫剤であるレスメトリンは、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと菊酸クロライド又は菊酸エステルとの反応により製造される(特許文献1を参照)が、この際用いられる(5−ベンジル−3−フリル)メタノール中にベンジルアルコール等の水酸基を有する不純物が多く含まれている場合は、得られるレスメトリンの純度は低くなり、収率も低下する。
【0003】
【特許文献1】米国特許公報第3465007号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベンジルアルコール等の水酸基を有する不純物を含有する粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールから、簡便な方法で効率よく、当該不純物を低減化することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、そのような状況において鋭意検討した結果、本発明に至った。即ち、本発明は以下の発明を含む。
[発明1]
有機溶媒中にて粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールとアルカリ土類金属のハロゲン化物とを混合し、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと該ハロゲン化物との付加体を生成させる工程;
前工程で生成させた付加体を含む混合物を濾過し、固形物を取得する工程;
前工程で取得した固形物を水と混合し、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを遊離させる工程;及び
前工程で遊離させた精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを分液にて取得する工程を有することを特徴とする(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの精製方法(以下、本発明方法と記す)。
[発明2]
有機溶媒が芳香族炭化水素溶媒であることを特徴とする発明1記載の精製方法。
[発明3]
アルカリ土類金属のハロゲン化物が無水塩化カルシウムであることを特徴とする発明1又は2記載の精製方法。。
【発明の効果】
【0006】
本発明方法により、ベンジルアルコール等の水酸基を有する不純物の量が低減化した(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを簡便に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明方法は、少なくとも
有機溶媒中にて粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールとアルカリ土類金属のハロゲン化物とを混合し、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと該ハロゲン化物との付加体を生成させる工程(以下、第一工程と記す)、
前工程で生成させた付加体を含む混合物を濾過し、固形物を取得する工程(以下、第二工程と記す)、
前工程で取得した固形物を水と混合し、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを遊離させる工程(以下、第三工程と記す)、及び前工程で遊離させた精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを分液にて取得する工程(以下、第四工程と記す)を有する。以下、本発明方法について、詳細に説明する。
【0008】
本発明に用いられる粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールは、例えば米国特許公報第3466304号、特開昭61−197572号公報に記載された製造法にて製造することができる。本発明において、粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール中における、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分は通常、90〜97重量%である。
【0009】
本発明に用いられる有機溶媒(以下、本有機溶媒と記す。)としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素溶媒、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素溶媒、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル溶媒、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル溶媒、メチルイソブチルケトン、アセトン等のケトン溶媒、及び、それらの混合溶媒が挙げられる。本発明においては、芳香族炭化水素溶媒及びエステル溶媒が好ましく、芳香族炭化水素溶媒が更に好ましい。
本発明に用いられるアルカリ土類金属のハロゲン化物(以下、本金属ハロゲン化物と記す。)としては、カルシウム、マグネシウム、バリウム等の塩化物又は臭化物が挙げられる。例えば、無水塩化カルシウム、塩化カルシウム2水和物、塩化カルシウム6水和物、無水塩化マグネシウム、塩化マグネシウム6水和物、無水塩化バリウム、塩化バリウム2水和物、無水臭化カルシウム、臭化カルシウム2水和物、臭化カルシウム6水和物、無水臭化マグネシウム、臭化マグネシウム6水和物、無水臭化バリウム、臭化バリウム2水和物等が挙げられる。本金属ハロゲン化物は2種類以上の本金属ハロゲン化物の混合物を用いてもよい。本発明においては、無水塩化カルシウムが好ましい。
尚、本発明に用いられる本金属ハロゲン化物は、固体であれば、粉状、粒状、フレーク状、ブロック状等のいかなる形状のものも使用可能である。
【0010】
第一工程は、粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと本金属ハロゲン化物とを本有機溶媒中にて混合し、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと本金属ハロゲン化物との付加体を生成させる工程であるが、例えば、粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの本有機溶媒の溶液中に本金属ハロゲン化物を添加し混合するか、本金属ハロゲン化物の本有機溶媒の懸濁液中に粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを添加し混合することにより行われる。
本工程における操作温度は通常0〜60℃の範囲であり、好ましくは5〜30℃の範囲である。本工程において混合する時間は、操作温度、本有機溶媒の種類、本金属ハロゲン化物の種類・形状等により変化させるが、通常5〜30時間の範囲である。
尚、本工程の終点の確認は、本有機溶媒中に溶解している(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの量を液体クロマトグラフィー等の分析手段にて確認することにより行うことができる。
第一工程において、本有機溶媒の量は(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分1重量部に対して1〜20重量部の割合であるが、好ましくは2〜10重量部の割合である。
尚、本金属ハロゲン化物の量は(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分1モルに対して、通常0.5〜2.5モルの割合であるが、好ましくは0.7〜1.5モルの割合である。
【0011】
第二工程は、第一工程で生じた(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと本金属ハロゲン化物との付加体(以下、本付加体と記す。)を含有する混合物を濾過し、固形物を取得する工程であるが、例えば該混合物の全量を濾過器に投入し、濾過ケーキ(ろ上物)として固形物を取得することにより行われる。また、得られた固形物は必要により第一工程で用いた本有機溶媒にて洗浄することもできる。
本工程にて使用することのできる濾過器の種類としては、例えばヌッチェ式フィルター、リーフフィルター、フィルタープレスなどの加圧濾過器、セントルなどの遠心分離器が挙げられる。また、固形物の量が少量である場合はグラスフィルター等を用いることもできる。
濾過の際の温度は通常0〜60℃の範囲であり、好ましくは5〜30℃の範囲である。
【0012】
第三工程は、第二工程で取得した固形物を水と混合し、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを遊離させる工程であり、第四工程は第三工程にて遊離させた(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを分液にて取得する工程であるが、例えば、濾過ケーキを水に添加し混合して精製5−ベンジル−3−フリル)メタノールを遊離させ、その後混合物を静置し、分液することにより精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを取得することができる。また、該固形物を水と混合する際に本有機溶媒を存在させていてもよく、必要により分液後の水層に更に本有機溶媒を加えて抽出してもよい。
尚、第四工程において有機溶媒を用いた場合は、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを含む溶液を濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを得ることができる。
第三及び第四工程における操作温度は通常15〜35℃の範囲である。第三工程において混合する時間は通常1〜20分の範囲である。
第三工程における水の量は本付加体における本金属ハロゲン化物を完全に溶解する量以上であればよく、本付加体1重量部に対して、通常1〜10重量部である。また、使用される水は若干の酸又は塩基を含んだものでもよく、分液性を向上させるために食塩水等の塩を含有していてもよい。
【実施例】
【0013】
本発明を以下の実施例によって、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
尚、下記の実施例にて使用した粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールは、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量が95.3%で、ガスクロマトグラフィー分析による面積百分率(*1)でベンジルアルコールが0.16%及びβ−フェニルエチルアルコールが0.33%を含有する。
*1:分析条件 カラム DB-210(0.53mmφ×30m、膜厚1.0μm)
インジェクション温度:220℃、ディテクタ温度:250℃
カラム温度:50℃→5℃/min昇温→220℃(26分間維持)
【0014】
実施例1
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)にトルエン40gを加え、混合後、無水塩化カルシウム(開成工業製)4.22g(0.0380モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.5倍モル)を内温25℃で加えた。同温度で24時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上でトルエン10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこにトルエン及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)をトルエンで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール4.61gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は98.2%、回収率は95.0%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.01%未満、0.03%であった。
【0015】
実施例2
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)にトルエン25gを加え、混合後、無水塩化カルシウム(開成工業製)2.81g(0.0253モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.0倍モル)を内温5℃で加えた。同温度で24時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上でトルエン10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこにトルエン及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)をトルエンで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール4.58gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は98.1%、回収率は94.3%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.03%、0.07%であった。
【0016】
実施例3
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)にメチルイソブチルケトン15gを加え、混合後、無水塩化カルシウム(開成工業製)2.81g(0.0253モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.0倍モル)を内温25℃で加えた。同温度で6時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上でメチルイソブチルケトン10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこにメチルイソブチルケトン及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)をメチルイソブチルケトンで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール4.38gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は98.0%、回収率は90.1%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.01%、0.04%であった。
【0017】
実施例4
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)に酢酸エチル15gを加え、混合後、無水塩化カルシウム(開成工業製)2.81g(0.0253モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.0倍モル)を内温25℃で加えた。同温度で24時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上で酢酸エチル10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこに酢酸エチル及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)を酢酸エチルで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール3.91gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は99.5%、回収率は81.6%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.01%未満、0.02%であった。
【0018】
実施例5
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)にトルエン25gを加え、混合後、無水塩化マグネシウム(和光純薬製)2.41g(0.0253モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.0倍モル)を内温25℃で加えた。同温度で24時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上でトルエン10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこにトルエン及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)をトルエンで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール4.42gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は97.5%、回収率は90.5%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.09%、0.15%であった。
【0019】
実施例6
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)にトルエン25gを加え、混合後、臭化カルシウム2水和物(和光純薬製)5.97g(0.0253モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.0倍モル)を内温25℃で加えた。同温度で6時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上でトルエン10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこにトルエン及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)をトルエンで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール4.14gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は98.8%、回収率は85.9%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.01%未満、0.01%未満であった。
【0020】
実施例7
粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール5.00g(0.0253モル)にトルエン40gを加え、混合後、塩化カルシウム2水和物(和光純薬製)5.58g(0.0380モル、(5−ベンジル−3−フリル)メタノール純分に対して1.5倍モル)を内温25℃で加えた。同温度で24時間撹拌後、該混合物をグラスフィルターを用いて濾過し、濾過ケーキをグラスフィルター上でトルエン10gを用いて洗浄した。得られた濾過ケーキを分液ロート中に入れ、そこにトルエン及び10%食塩水を加え、室温にて十分に振り混ぜ、分液し、有機相(1)及び水相(1)を得た。水相(1)をトルエンで抽出し、有機相(2)を得た。有機相(1)及び有機相(2)を合一し、減圧条件下に濃縮して、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノール3.80gを得た。
精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの純分含量は98.0%、回収率は78.2%であった。ベンジルアルコール及びβ―フェニルエチルアルコールの面積百分率は、各々0.01%未満、0.01%未満であった。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明の方法により、ベンジルアルコール等の水酸基を有する不純物の量が低減化された精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを得ることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機溶媒中にて粗製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールとアルカリ土類金属のハロゲン化物とを混合し、(5−ベンジル−3−フリル)メタノールと該ハロゲン化物との付加体を生成させる工程;
前工程で生成させた付加体を含む混合物を濾過し、固形物を取得する工程;
前工程で取得した固形物を水と混合し、精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを遊離させる工程;及び
前工程で遊離させた精製(5−ベンジル−3−フリル)メタノールを分液にて取得する工程を有することを特徴とする(5−ベンジル−3−フリル)メタノールの精製方法。
【請求項2】
有機溶媒が芳香族炭化水素溶媒であることを特徴とする請求項1記載の精製方法。
【請求項3】
アルカリ土類金属のハロゲン化物が無水塩化カルシウムであることを特徴とする請求項1又は2記載の精製方法。