説明

DC消磁装置およびDC消磁方法

【課題】DC消磁により磁気テープの記録面にエラー原因ができるのを抑制することが可能なDC消磁装置を提供する。
【解決手段】DC消磁装置1は、磁気テープMTの一面側に設けられた記録層をDC消磁ヘッド21を用いてDC消磁する装置であって、磁気テープMTがセットされる走行系10と、走行系10を制御することにより、磁気テープMTを走行させる制御部40と、を備え、DC消磁ヘッド21は、セットされた磁気テープMTの他面側に配置されており、磁場を発生することにより、記録層をDC消磁する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気テープの記録層をDC消磁するDC消磁装置およびDC消磁方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、磁気テープは、高密度記録化が進んでおり、コンピュータのバックアップ用では100ギガバイト程度の記憶容量を有するものが出てきている。そのために、磁気テープの記録層には幅方向に数百本のデータトラックが形成されている。したがって、データトラックの幅は非常に狭くなっており、隣接するデータトラック間も非常に狭くなっている。そのため、磁気ヘッドの記録/再生素子をデータトラックにトレースさせるために、磁気テープにサーボ信号を予め書き込んでおき、このサーボ信号を磁気ヘッドで読み取ることにより、磁気ヘッドの位置(磁気テープの幅方向の位置)をサーボ制御している。
【0003】
ここで、磁気テープ記録再生装置では、サーボ信号読取素子(MR素子)によってサーボ信号における磁化の変化点を電気抵抗の変化で検出しており、読取信号として磁化の変化点を微分波形(電圧値)で出力している。そのため、MR素子の電気抵抗の変化が大きくなるほど、サーボ信号の読取信号のピーク電圧値が大きくなり、読取信号のSN比が向上する。
【0004】
しかし、今後、数十テラバイト程度まで磁気テープの高密度記録化が進んだ場合には、磁気テープは、データトラック数が増え、データトラックの幅および隣接するデータトラック間は一層狭くなるとともに、磁気テープ自体も薄層化する。これに伴い、サーボ信号を読み取るときに検出可能な磁気の量が減少し、サーボ信号の読取信号のピーク電圧値が小さくなり、読取信号のSN比が劣化する。その結果、磁気テープ記録再生装置において、サーボ信号を正確に読み取ることができなくなり、高精度な磁気ヘッドの位置制御を行えなくなる。
【0005】
そこで、サーボ信号の読取信号のSN比を向上させる方法として、磁気テープのサーボバンドを、磁気テープの長手方向の一方向(例えば、磁気テープの走行方向)に向けて一方向に磁化(以下、「DC消磁」という。)した後に、このサーボバンドを一方向と逆方向に磁化してサーボ信号を書き込む方法がある。この方法では、サーボ信号を磁気ヘッドのサーボ信号読み取り用の素子で読み取ったときに、一方向の地の部分と、逆方向に磁化されたサーボパターンとの切り替わりの部分で磁界の変化率および変化量が大きくなるため、サーボ信号の出力が大きくなり、サーボ信号の読取信号のSN比を向上させることができる。そして、磁気テープの記録層をDC消磁するためには、磁気テープの記録面(記録層側面)側に配置されたDC消磁ヘッドが用いられていた(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)。
【特許文献1】特開2004−318977号公報
【特許文献2】米国特許第6970312号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2005/0099718号明細書
【特許文献4】米国特許出願再公開第2005/0105967号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2005/0168869号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第2005/0219734号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このように、DC消磁ヘッドが磁気テープの記録面側に配置された従来の技術では、DC消磁ヘッドと磁気テープとの摩擦によって、記録面への傷、擬似信号、ゴミ付着等のさまざまな問題が発生し、これらがエラー原因となっていた。
【0007】
本発明は、このような背景に鑑みて創案されたものであり、磁気テープの記録面にエラー原因ができるのを抑制することが可能なDC消磁装置およびDC消磁方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、磁気テープの一面側に設けられた記録層をDC消磁ヘッドを用いてDC消磁するDC消磁装置であって、前記磁気テープがセットされる走行系と、前記走行系を制御することにより、前記磁気テープを走行させる制御部と、を備え、前記DC消磁ヘッドは、セットされた前記磁気テープの他面側に配置されており、磁場を発生することにより、前記記録層をDC消磁することを特徴とする。
【0009】
DC消磁(「直流消磁」、「直流消去」ともいう。)とは、磁気テープの記録層の磁性体を一方向に向けて磁化することを指す。磁化の方向としては、磁気テープに水平記録を行う場合には、磁気テープの長手方向の一方向(例えば、磁気テープの走行方向)であることが望ましく、磁気テープに垂直記録を行う場合には、磁気テープの面に垂直な方向であることが望ましい。
【0010】
このようなDC消磁装置によれば、DC消磁ヘッドと磁気テープの一面、すなわち記録面との摩擦を回避することができるので、DC消磁により磁気テープの記録面にエラー原因ができるのを抑制することができる。
【0011】
前記したDC消磁装置において、前記DC消磁ヘッドは、前記記録層を飽和磁化量以上で磁化するため、下記式(1)を満たす磁場を発生することが望ましい。
Hφ≧TD×dTφ …式(1)
ここで、HφはDC消磁ヘッドにより発生する磁場、TDは磁気テープの厚み、dTφはスペーシングロスによる磁場低下率である。
【0012】
このようなDC消磁装置によれば、記録層を飽和磁化量以上で磁化することができるので、より確実に記録層をDC消磁することができる。
【0013】
前記したDC消磁装置において、前記DC消磁ヘッドは、永久磁石から構成されていても良い。
【0014】
前記したDC消磁装置において、前記DC消磁ヘッドは、電磁石から構成されており、前記制御部は、前記電磁石のコイルに通電することにより、前記電磁石に磁場を発生させても良い。
【0015】
また、前記課題を解決するための手段として、本発明は、磁気テープの一面側に設けられた記録層をDC消磁するDC消磁方法であって、前記磁気テープを走行させるとともに、走行している前記磁気テープの他面側に配置されたDC消磁ヘッドが磁場を発生することにより、前記記録層をDC消磁することを特徴とする。
【0016】
前記したDC消磁方法において、前記DC消磁ヘッドが、前記記録層を飽和磁化量以上で磁化するため、下記式(1)を満たす磁場を発生することが望ましい。
Hφ≧TD×dTφ …式(1)
ここで、HφはDC消磁ヘッドにより発生する磁場、TDは磁気テープの厚み、dTφはスペーシングロスによる磁場低下率である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、DC消磁により磁気テープの記録面にエラー原因ができるのを抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。なお、以下の実施形態では、本発明のDC消磁装置を、磁気テープの一面側に設けられた記録層のサーボバンドにサーボ信号を記録するサーボライタに適用した場合を例にとり説明する。
参照する図面において、図1は、本発明の実施形態に係るサーボライタを示すシステム構成図である。図2は、DC消磁ヘッドと磁気テープとの関係を示す模式図である。なお、図2において、矢印を用いて磁場を模式的に示している。また、各図は、説明を明確にするために誇張、省略されており、正確な寸法を表すものではない。
【0019】
図1に示すように、本発明の実施形態に係るサーボライタ1は、走行系10と、ヘッド部20と、DC消磁用回路31と、パルス発生回路32と、制御装置40と、を備えている。
【0020】
[走行系10]
走行系10は、磁気テープMTに対するDC消磁、サーボ信号の記録および記録されたサーボ信号の検出が可能なように、磁気テープMTを走行させるためのものであり、磁気テープMTが巻回される一対のリール11,11と、走行する磁気テープMTを案内する複数のガイド12,12,…と、一対のリール11,11を回転駆動する駆動装置13と、を備えている。リール11およびガイド12は回動可能であり、一対のリール11,11が回転駆動されることにより磁気テープMTが走行する。
【0021】
[ヘッド部20]
ヘッド部20は、走行する磁気テープMTに対して、DC消磁、サーボ信号の記録および記録されたサーボ信号の検出を行う。図1に示すように、ヘッド部20は、磁気テープ走行方向の上流側から順に、DC消磁ヘッド21と、サーボ信号書込ヘッド22と、ベリファイヘッド23と、を備えている。
DC消磁ヘッド21は、磁気テープMTの記録層MT2(図2参照)をDC消磁する。DC消磁ヘッド21によるDC消磁は、記録層MT2内の磁性体を、一方向(本実施形態では、磁気テープMTの進行方向)に向けて磁化することにより行われる。本実施形態では、後記するようにDC消磁ヘッド21として電磁石を使用したが、永久磁石を使用しても良い。
サーボ信号書込ヘッド22は、DC消磁された記録層MT2のサーボバンドにサーボ信号を記録する(書き込む)。サーボ信号書込ヘッド22によるサーボ信号の記録は、記録層MT2のサーボバンド内のDC消磁された磁性体を、DC消磁の方向とは逆方向に磁化することにより行われる。
ベリファイヘッド23は、サーボバンドに記録されたサーボ信号を検出する。検出されたサーボ信号は、制御装置40に出力される。
【0022】
[DC消磁用回路31]
DC消磁用回路31は、DC消磁ヘッド21のコイル21b(図2参照)に所定のDC電流を供給する回路であり、各種電子部品を備えている。
【0023】
[パルス発生回路32]
パルス発生回路32は、サーボ信号書込ヘッド22に記録パルス電流を供給する回路であり、各種電子部品を備えている。パルス発生回路32では、制御装置40からのパルス制御信号に基づいてプラス極性のプラスパルス電流→ゼロ電流→プラスパルス電流→ゼロ電流の順に連続して発生し、その後所定時間電流を発生しない(ゼロ電流)パターンを繰り返して、記録パルス電流を発生している。そして、パルス発生回路32では、この記録パルス電流をサーボ信号書込ヘッド22のコイル(図示せず)に供給している。なお、プラスパルス電流の電流値は、サーボ信号書込ヘッド22のヘッドギャップからの漏れ磁束により磁気テープMTの記録層(磁性層)MT2(図2参照)を磁化するのに十分な電流値であり、サーボ信号書込ヘッド22のコイルの特性等を考慮して設定される。また、プラスパルス電流のパルス幅(時間)は、サーボパターンの長手方向の所定の幅を規定でき、磁気テープMTの走行速度やサーボ信号書込ヘッド22のヘッドギャップの形状等を考慮して設定される。また、ゼロ電流の所定時間は、前記したサーボパターンを形成する所定のインターバルを規定でき、磁気テープMTの走行速度等を考慮して設定される。
【0024】
[制御装置40]
制御装置40は、サーボライタ1の各部の動作を制御する装置であり、CPU(Central Processing Unit)や各種記憶装置等を備えている。
制御装置40は、サーボ信号を書き込む際の磁気テープMTの走行速度を一定にするために、駆動装置13のモータ電流を制御するためのモータ電流信号を生成し、駆動装置13に送信している。
また、制御装置40は、DC消磁用回路31を制御することにより、所定のDC電流を発生させている。
また、制御装置40は、サーボパターンの長手方向の幅や前記したサーボパターンを形成する所定のインターバルを規定したサーボ信号を設定するために、記録パルス電流のプラスパルス電流の電流値、パルス幅および発生タイミングを制御するためのパルス制御信号を生成し、パルス発生回路32に送信している。つまり、制御装置40は、前記したプラスパルス電流→ゼロ電流→プラスパルス電流→ゼロ電流のパルスパターンを生成している。
また、制御装置40は、ベリファイヘッド23を制御することにより、ベリファイヘッド23の検出結果を取得し、サーボ信号書込ヘッド22によるサーボ信号の書込の成否を判定している。
【0025】
続いて、DC消磁ヘッド21によるDC消磁について、より詳細に説明する。
図2に示すように、磁気テープMTは、ベースフィルムMT1と、ベースフィルムMT1に積層された記録層(磁性層)MT2と、を備えている。この記録層MT2が、水平記録可能な層であり、磁気テープMTの一面側(記録面側)に設けられている。
DC消磁ヘッド21は、C字型のヘッドコア21aと、ヘッドコア21aに巻回されたコイル21bと、を備えている。ヘッドコア21aの両端には、第一の磁極21aおよび第二の磁極21aが形成されている。DC消磁ヘッド21は、磁気テープMTの他面側(ベースフィルムMT1側)に配置されており、第一の磁極21aと第二の磁極21aとが磁気テープMTの他面側(ベースフィルムMT1側)に向けられている。第一の磁極21aと第二の磁極21aとの間には、空隙(ギャップ)gが形成されている。
制御装置40は、駆動装置13を制御することにより磁気テープMTを走行させるとともに、記録層MT2を飽和磁化量以上で磁化するため、DC消磁ヘッド21に、下記式(1)を満たす磁場を発生させる。
Hφ≧TD×dTφ …式(1)
ここで、HφはDC消磁ヘッド21により発生する磁場、TDは磁気テープMTの厚み、dTφはスペーシングロスSLによる磁場低下率である。本明細書において、スペーシングロスSLは、DC消磁ヘッド21から磁気テープMTの一面(記録面)までの距離である。
【0026】
このようなDC消磁装置1によれば、DC消磁ヘッド21と磁気テープMTの一面、すなわち記録面との摩擦を回避することができるので、DC消磁により磁気テープMTの記録面にエラー原因(記録面への傷、擬似信号、ゴミ付着等)ができるのを抑制することができる。
また、制御装置40がDC消磁ヘッド21に式(1)を満たす磁場Hφを発生させることにより、記録層MT2を飽和磁化量以上で磁化することができるので、より確実に記録層MT2をDC消磁することができる。
【0027】
図3は、DC消磁ヘッドにより発生する磁場が一定である場合における、スペーシングロスと磁場強度との関係を示すグラフである。図4は、記録層に飽和磁化量の磁化を発生させるために必要な、磁場強度を示すグラフである。
【0028】
図3において、縦軸は、磁場強度比であり、スペーシングロスSLが1[μm]のときの磁場強度を1としたときの値である。図3に示すように、DC消磁ヘッド21においては、スペーシングロスSLがある値以上(例えば、4[μm])になると、スペーシングロスSLが大きくなるにつれて磁場の強度が緩やかに低下する。すなわち、スペーシングロスSLの変化が磁場の強度にあまり影響を与えないため、磁気テープMTの記録層MT2とDC消磁ヘッド21とを離して配置することが可能である。したがって、本発明では、DC消磁ヘッド21を磁気テープMTの他面側に配置し、ベースフィルムMT1を介在させた状態で記録層MT2をDC消磁する構成とした。
【0029】
この場合、図4に示すように、記録層MT2を飽和磁化量以上で磁化するためには、スペーシングロスSLの増加に応じてDC消磁ヘッド21の磁場強度を増加させる必要がある。
ここで、記録層MT2に飽和磁化量で磁化するために必要な磁場強度比Hφrは、下記式(2)により表される。
Hφr≒3×SL[μm] …式(2)
【0030】
このような磁場強度比Hφr以上となる磁場をDC消磁ヘッド21に発生させれば、記録層MT2を飽和磁化量以上で磁化することができるので、より確実に記録層MT2をDC消磁することができる。
【0031】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
例えば、磁気テープMTの構造は前記したものに限定されず、他の機能層を備えていても良い。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施形態に係るサーボライタを示すシステム構成図である。
【図2】DC消磁ヘッドと磁気テープとの関係を示す模式図である。
【図3】DC消磁ヘッドにより発生する磁場が一定である場合における、スペーシングロスと磁場強度との関係を示すグラフである。
【図4】記録層に飽和磁化量の磁化を発生させるために必要な、磁場強度を示すグラフである。
【符号の説明】
【0033】
1 サーボライタ(DC消磁装置)
10 走行系
20 ヘッド部
21 DC消磁ヘッド
22 サーボ信号書込ヘッド
23 ベリファイヘッド
31 DC消磁用回路
32 パルス発生回路
40 制御装置
MT 磁気テープ
MT2 記録層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気テープの一面側に設けられた記録層をDC消磁ヘッドを用いてDC消磁するDC消磁装置であって、
前記磁気テープがセットされる走行系と、
前記走行系を制御することにより、前記磁気テープを走行させる制御部と、
を備え、
前記DC消磁ヘッドは、セットされた前記磁気テープの他面側に配置されており、磁場を発生することにより、前記記録層をDC消磁することを特徴とするDC消磁装置。
【請求項2】
前記DC消磁ヘッドは、前記記録層を飽和磁化量以上で磁化するため、下記式(1)を満たす磁場を発生することを特徴とする請求項1に記載のDC消磁装置。
Hφ≧TD×dTφ …式(1)
ここで、HφはDC消磁ヘッドにより発生する磁場、TDは磁気テープの厚み、dTφはスペーシングロスによる磁場低下率である。
【請求項3】
前記DC消磁ヘッドは、永久磁石から構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のDC消磁装置。
【請求項4】
前記DC消磁ヘッドは、電磁石から構成されており、
前記制御部は、前記電磁石のコイルに通電することにより、前記電磁石に磁場を発生させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のDC消磁装置。
【請求項5】
磁気テープの一面側に設けられた記録層をDC消磁するDC消磁方法であって、
前記磁気テープを走行させるとともに、走行している前記磁気テープの他面側に配置されたDC消磁ヘッドが磁場を発生することにより、前記記録層をDC消磁することを特徴とするDC消磁方法。
【請求項6】
前記DC消磁ヘッドが、前記記録層を飽和磁化量以上で磁化するため、下記式(1)を満たす磁場を発生することを特徴とする請求項5に記載のDC消磁方法。
Hφ≧TD×dTφ …式(1)
ここで、HφはDC消磁ヘッドにより発生する磁場、TDは磁気テープの厚み、dTφはスペーシングロスによる磁場低下率である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−220185(P2007−220185A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−38723(P2006−38723)
【出願日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)