説明

GPS内蔵機器を利用した、ひったくり防止機

【課題】ひったくり被害を無くす為に、GPS内蔵の携帯電話のプログラム設定を変更するだけで、ひったくり防止としての機能を持つ防犯グッズとするGPS内蔵機器ひったくり防止機を提供する。
【解決手段】歩行者の平均速度は時速約5km前後、走っても20km前後である為、例えば、任意で時速30km以上の速度になった時、警報ブザーが鳴る設定がしてあるGPS内蔵機器を利用した、ひったくり防止機をバッグ等に入れておけば、容易にひったくり防止が出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、(ひったくり)の被害を減らす為、GPS内蔵機器を利用した、ひったくり防止機能を追加した携帯機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ひったくり防止の発明が数種類有るが、ひったくりは一向に無くならない。
【0003】
普及率の高い携帯電話の設定項目を増やすだけで、防犯グッズになる事を発見した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−85966
【特許文献2】特開2002−260113
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1、老人や女性を狙ったひったくりがなかなか無くならない。
2、多くの被害者は徒歩にて移動中に手荷物等を原付バイク等に乗った犯人にひったくられるというパターンである。
3、自転車等は、かごからひったくられる事が多いが、かごカバー等の発明により減少してきた。しかし、徒歩によるひったくり犯罪が減らない。
4、現在発明されている手段は、警報ブザーのスイッチを付けた小物の作成。あるいは警報装置の入ったバッグに送信機や受信機、または紐で繋ぐ事により警報が鳴り、犯人にひったくりを諦めさせる方法が殆どであるが、面倒であったり、忘れたりという事が想像される為、普及しづらい。
5、もっと簡単に手荷物も増えず。という防犯グッズが、求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1、歩行者の平均速度は時速約5km前後である為、ひったくる犯人は、当然それ以上の速さでないと、ひったくる事が出来ない。その為原付バイク等でひったくる。しかしながら、人も平均速度は時速20km前後で走る事が出来る為、犯人はそれ以上つまりは最低でも時速30km以上の速度で逃げないと捕まってしまう。そこで、例えば、任意で時速30km以上の速度になった時警報ブザーが鳴る携帯電話をバッグに忍ばせておけば、容易にひったくり防止が出来る。
2、現在の科学を応用すれば、速度を正確に測れて手軽な手段はGPSである。そして、抜群の普及率と余分な機器も要らない理由から、携帯電話が防犯グッズになれば、一番手っ取り早く、手荷物が増える事もない。
3、その為には、図1▲3▼外部の警報ブザースイッチ、大音量が出せるスピーカー、等の加工は必要となる。そしてGPS内蔵携帯電話のプログラムの設定画面に、図2のようにブザーの鳴る速度設定の画面を作り作動するようにする。
【発明の効果】
【0007】
図1携帯電話のGPS機能を使い、図2のように防犯ブザーの鳴る速度を任意で設定することにより、バッグに忍ばせてある携帯電話は徒歩、あるいは、小走り程度では、防犯ブザーは鳴らず、原付バイク等、高速で移動した場合のみ警報ブザーが鳴る事になる。犯人は、速度を落とす、もしくは、図1▲3▼携帯電話の防犯ブザー外部スイッチを切らない限り、永遠にブザーは鳴り続ける。犯人はブザーが鳴ったまま逃走する事はないので、途中でひったくったバッグ等は投げ捨てるはずである。当然ではあるが、車、または電車等に乗る場合は図1▲3▼の防犯ブザー外部スイッチは切っておく。さらに、事件、ストーカー等で警報ブザーを鳴らしたい場合は図2の設定速度を0km以上の所に設定すれば、とたんにブザーが鳴りだす仕組みである。この本発明によって、ひったくり被害は、劇的に減少するはずである。
【選択図】

【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の防犯ブザー外部スイッチ付きGPS内蔵携帯電話の実施形態を示す構成の配置図である。
【図2】図1に示すGPS内蔵携帯電話のプログラム内に警報ブザーの鳴る速度を設定する設定画面を示した携帯電話の拡大図である。
【符号の説明】
【0009】
▲1▼ GPS衛星
▲2▼ GPS機能付き携帯電話本体
▲3▼ 防犯ブザー外部スイッチ
▲4▼ 携帯画面拡大図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
GPS機能の付いた携帯電話を任意速度設定出来る様に改造したGPS内蔵機器を利用した、ひったくり防止機。
【請求項2】
GPS機能を活用し、速度設定により、その設定速度を超過した場合に防犯ブザーが鳴り続けるということを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
【請求項3】
請求項1記載の携帯電話の各種設定画面に図2の任意設定画面を設け、速度設定出来るようにしたGPS内蔵機器を利用した携帯機器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate