QRコード
【課題】調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができるQRコードを提供する。
【解決手段】英熟語、英会話、数学公式、漢字の読みまたは漢字熟語、物理公式または理科定数、元素記号・化学式または化学反応式、臨床検査標準値、年齢早見表、年表、人名と作品、料理レシピ、時刻表、時差表、料金表、通貨レート、旅行問合せ先、価格表、受験案内あるいは著作物がQRコードに記録される。QRコードは、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維に印刷され、あるいは栞に印刷されている。
【解決手段】英熟語、英会話、数学公式、漢字の読みまたは漢字熟語、物理公式または理科定数、元素記号・化学式または化学反応式、臨床検査標準値、年齢早見表、年表、人名と作品、料理レシピ、時刻表、時差表、料金表、通貨レート、旅行問合せ先、価格表、受験案内あるいは著作物がQRコードに記録される。QRコードは、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維に印刷され、あるいは栞に印刷されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、QRコードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、簡易調査の手段として、書籍、手帳などに印刷された情報や、インターネットなどに記録された情報を用いるのが主な手段であり、また、詩または小説は、書籍の形態をとったり、紙に印刷されたものが主であった。
【0003】
例えば、書籍、手帳などに印刷された情報や、インターネットなどに記録された情報を簡易調査の対象とする場合、書籍、手帳などは、調査内容に応じて種類別に揃え、また情報量に応じた程度の重量、容積が必要となるため、携帯するには不便であった。また、インターネットの場合は、パソコンなどの装置が必要となるため携帯するのに不便であった。
【0004】
このようなことから、上記のような不便さを解消する手段として、これら書籍、手帳、インターネットなどに印刷または記録された各種情報をコード化して記憶装置に取込んでおくことにより、使用時に必要な情報が取り出せることを見出した。このようなコード化の技術に着目すると、例えばバーコードなどのようにコード化することが、従来から読み取りの速さ、正確さ、操作性などの点で有効であることが知られている。
【0005】
しかしながら、上記のバーコードより更に多くの情報、より多くの文字種、より小さなスペースでの印字などの要求が絶えずなされてきた。こうしたニーズに応えるため、近年では2次元コード(QRコードなど)が開発されている。
【0006】
このようなQRコードは、情報が2次元的な拡がりを持ち、バーコード方式に比べて格段に大量の情報を記録することができる一方、構造は複雑なものとなっている。
【0007】
そして、このQRコードは、その存在位置を特定するための、特定寸法比率の正方形を組み合わせた位置決め用シンボルや、これら3個の位置決め用シンボル相互間に設けられて白と黒とが交互に組み合わせられた各データセル位置の指標となる基準パターンであるタイミングセルを備えている。
【0008】
各データセルの位置は、3個の位置決め用シンボルの中心と2つのタイミングセルを、それぞれ縦方向と横方向の座標の指標として、簡単な計算により求めることができる。このように位置が決定した、各データセルの中心付近が黒であるか白であるかを判定して、黒を例えば1に、白を例えば0に対応させることにより、2値データとして認識でき、解読することができるようになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−167222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、従来のバーコードが自社製品もしくは店舗内での商品を特定し、読取装置で読み取ることにより特定された商品の商品名や定価等の必要最小限の情報を読取装置内もしくは読取装置とネットワーク接続されたサーバーから呼び出すものであったのに対し、QRコードでは、産地や製造者等を含めた多岐情報を読取装置から直接読み取って表示することができるようになっているが、その利用範囲は商品情報の域をでないものであった。
【0010】
そこで、近年のインターネットの普及に伴い、その読取機能と文字表示が可能な表示機能とがあれば、簡易に利用することができることに着目すると、上述した商品情報の他、コマーシャル情報やインターネット接続のためのURL情報等を、コード化することで商品パッケージ等に印刷するといった新たな利用可能性を有している。
【0011】
一方、各種の電子化技術が進む中で、特に携帯性に優れた媒体の一つに電子辞書が周知である。この電子辞書は、内蔵メモリに大量の情報を記憶することができ、操作部を操作することによって表示部に必要な情報を表示するものであり、従来の紙に印刷された辞書に比べて情報量の多さと、その携帯性に格段の利便性を有する。
【0012】
しかしながら、このような電子辞書は、例えば一つの英単語に対応した日本語の意味や使用例(定型句などを含む)を調べたい場合、その操作が比較的面倒で、紙に印刷された英和辞書から調べたい英単語を探し出す作業に比べて、時間を要するといった問題が生じていた。
【0013】
本発明は、上記問題を解決するため、調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができるQRコードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、第1の発明は、英熟語、英会話、数学公式、漢字の読みまたは漢字熟語、物理公式、理科定数、元素記号・化学式または化学反応式、臨床検査標準値、年齢早見表、年表、人名と作品、料理レシピ、時刻表、時差表、料金表、通貨レート、旅行問合せ先、価格表あるいは受験案内がQRコードに記録されていることを特徴とする。
【0015】
この第1発明においては、上記の各種情報がQRコードに記録されることで、調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができる。
【0016】
第2の発明は、上記第1発明において、上記QRコードが、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維に印刷されていることを特徴とする。
【0017】
これにより、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維からなる素材にQRコードが印刷されることで、これら素材を利用した書籍、手帳やそれ以外の携帯可能な各種商品(情報源)に関する調査の対象となる必要な各種情報を、何時でも短時間で参照することができ、調査の利便性が向上する。
【0018】
第3の発明は、第1発明において、上記QRコードが、栞に印刷されていることを特徴とする。
【0019】
これにより、栞に印刷されているQRコードによって上記の調査の対象となる必要な各種情報を、何時でも短時間で参照することができる。
【0020】
第4の発明は、QRコードには、著作権の切れた詩または小説が記録されていることを特徴とする。
【0021】
この第4発明においては、QRコードに記録された著作権の切れた詩または小説の各種情報を何時でも短時間で参照し、これら各情報を利用することができる。
【0022】
第5の発明は、QRコードには、著作権を有する詩または小説の場合は、作者との合意のもとに当該詩または小説が記録されていることを特徴とする。
【0023】
この第5発明においては、QRコードに記録された著作権を有する詩または小説の場合は、作者と合意のもとに当該詩または小説の各種情報を、何時でも短時間で参照することができる。
【0024】
第6の発明においては、第4又は第5の発明において、当該詩または小説が記録されたQRコードが、情報媒体であるカードに印刷されていることを特徴とする。
【0025】
この第6発明においては、情報媒体であるカードに、詩または小説が記録されたQRコードが印刷されることで、携帯性に格段の利便性を有する。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
実施形態1
以下、本発明の実施形態1を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態1のQRコードであって、英熟語が記録されたQRコードの説明図、図2は数学公式が記録されたQRコードの説明図、図3は漢字の読み及び漢字熟語が記録されたQRコードの説明図、図4は物理公式が記録されたQRコードの説明図、図5は理科定数が記録されたQRコードの説明図、図6は元素記号・化学式及び化学反応式が記録されたQRコードの説明図、図7は臨床検査標準値が記録されたQRコードの説明図、図8は年齢早見表が記録されたQRコードの説明図、図9は歴史年表記録が記録されたQRコードの説明図、図10は人名と作品が記録されたQRコードの説明図、図11は料理レシピが記録されたQRコードの説明図、図12は時刻表が記録されたQRコードの説明図、図13は時差表が記録されたQRコードの説明図、図14は料金表が記録されたQRコードの説明図、図15は海外英会話が記録されたQRコードの説明図、図16は通貨レートが記録されたQRコードの説明図、図17は海外都市別問合せ先が記録されたQRコードの説明図、図18はスーパーの価格表が記録されたQRコードの説明図、図19は受験案内が記録されたQRコードの説明図である。
【0028】
2次元コードは、従来の直線状に延びる太さの異なる多数の線を平行に配列したバーコードに変えて開発されたもので、この2次元コードには、バーコードを積み重ねたタイプ(スタックバーコード方式)と、さらに情報密度を高めたマトリックス方式(QRコード1)がある。
【0029】
図1において、QRコード1は、マトリックス方式を採用しているため、情報が2次元的な拡がりを持ち、バーコード方式に比べて格段に大量の情報を記録することができる一方、構造は複雑なものとなっている。
【0030】
図1に示したQRコード1は、その存在位置を特定するための、特定寸法比率の正方形を組み合わせた位置決め用シンボル1a,1b,1cや、これら3個の位置決め用シンボル1a,1b,1c相互間に設けられて白と黒とが交互に組み合わせられた各データセル位置の指標となる基準パターンであるタイミングセル(図示せず)を備えている。
【0031】
また、QRコード1の内部は、n×nの正方形の升目(これが「セル」に相当する)に区切られており、QRコード1の有する位置決め用シンボル1a,1b,1cは、例えば一辺の長さが7セルに相当する黒い正方形2a,2b,2c、一辺の長さが5セルに相当する白い正方形3a,3b,3c、一辺の長さが3セルに相当する黒い正方形4a,4b,4cを同心状に重ね合わせたときにできる図形である。
【0032】
そのため、この位置決め用シンボル1a,1b,1cの中心付近を直線的に横切ると、黒、白、黒、白、黒のパターンが1:1:3:1:1の比率で検出される。したがって、この性質を利用して、上述した比率で黒と白が交互に検出された場合、そのパターンを位置決め用シンボル1a,1b,1cの有力な候補と判断し、QRコード1の存在位置を確定するために優先的に検査する。
【0033】
そして、QRコード1の形状は、3個の位置決め用シンボル1a,1b,1cで一義的に決まる平行四辺形の範囲であると推定できる。なお、データは、位置決め用シンボルや基準パターンなどを除外した情報記録領域中のセル(データセル)で表され、各データセルを白(明)あるいは黒(暗)に色分けすることにより、各データセルを1ビットのデータに対応させている。各データセルの位置は、3個の位置決め用シンボル1a,1b,1cの中心と2つのタイミングセルを、それぞれ縦方向と横方向の座標の指標として、簡単な計算により求めることができる。このように位置が決定した、各データセルの中心付近が黒であるか白であるかを判定して、黒を例えば1,白を例えば0に対応させることにより、2値データとして認識でき、解読することができる。
【0034】
また、QRコード1は、数字、英字、漢字、カナ、ひらがな、記号、バイナリ、制御コードなどのあらゆるデータを扱うことが可能である。また、QRコード1は、数字のみで7089文字、英数字で4296文字、漢字・全角カナで1817文字に相当するデータ量を置き換えることができる。
【0035】
このようなQRコード1は、大容量、省スペース、高速読み取りであり、AIM International(国際自動認識工業会、ISS-QR Code)、JIS(JIS X 0510)、ISO(ISO/IEC18004)などで規格化されている。
【0036】
そして、QRコード1は、英数字800文字ならば約2cm×2cmのサイズでコード化することが可能であり、バーコードと同じ情報量であれば、10分の1程度の大きさで表現することができる。
【0037】
この際、QRコード1の大きさは、セルのサイズとバージョンとで決まる。このバージョンとは、データの量によって決まるもので、例えばバージョン1のQRコードは、1辺が21個のセルで構成されている。このバージョンが1つ上がるたびに、QRコードを構成する1辺のセルが4つ増え、バージョン40まである。即ち、バージョン2のQRコードであれば、25×25セル構成されるので、1つのセルを0.5mmとすると、12.5mm角(実際の使用時にはこの周りに4セル分の空白が必要となる)のQRコード1となる。
【0038】
このようなQRコード1は、市販若しくはインターネット上で公開された(例えば、http://qr.from.jp/)QRコード生成ソフトを利用して作成することができ、各種プリンタにより紙、プラスチック等のシートまたは金属などに白地に黒の印刷が可能となっている。
【0039】
上記の実施形態1に係るQRコードには、頻繁に調査を必要とする各種情報が記録されている。図1に示されるQRコード1は、英熟語を記録したQRコード1であって、図2に示されるQRコード2には、英会話または数学公式が記録されている。以下、QRコード3には漢字の読みまたは漢字熟語(図3参照)が、QRコード4には物理公式(図4参照)、QRコード5には理科定数(図5参照)、QRコード6には元素記号・化学式または化学反応式(図6参照)、QRコード7には臨床検査標準値(図7参照)、QRコード8には年齢早見表(図8参照)、QRコード9には歴史年表(図9参照)、QRコード10には人名と作品(図10参照)、QRコード11には料理レシピ(図11参照)、QRコード12には時刻表(図12参照)、QRコード13には時差表(図13参照)、QRコード14には料金表(図14参照)、QRコード15には海外英会話(図15参照)、QRコード16には通貨レート(図16参照)、QRコード17には旅行問合せ先(図17参照)、QRコード18にはスーパーの価格表(図18参照)、QRコード19には受験案内(図19参照)がそれぞれ記録されている。
【0040】
このように、上記の各種情報をQRコードに記録することにより、例えば学生は、英熟語のQRコード1または数学公式のQRコード2、漢字の読みまたは漢字熟語のQRコード3、物理公式のQRコード4、理科定数のQRコード5、元素記号・化学式または化学反応式のQRコード6、歴史年表のQRコード9、人名と作品のQRコード10、受験案内のQRコード19などを携帯電話のバーコードリーダーで読み取り、これらを保存しておくことにより特定の教科書、参考書などを持ち歩かなくても、必要なとき、携帯電話によりすぐに参照することができる。
【0041】
また、社会人などは、年齢早見表のQRコード8、臨床検査標準値のQRコード7、料理レシピのQRコード11、スーパーの価格表としてのQRコード18などを携帯で参照することができれば、役所などの公的機関や病院における手続き時や、家庭や料理教室などにおいて献立を決める際に、また料理店などで会食を行う際に直ちに必要な情報を得ることができ、利便性が著しく向上する。
【0042】
さらに、上記時刻表、料金表、時差表、英会話、通貨レートや旅行問合せ先が記録されたQRコードが、鉄道の駅、バス停車場、空港などに掲示されていれば、通勤や旅行の際に、これら情報を携帯電話に入力し保存させることで、通勤者、旅行者は、すぐに必要な情報として何時でも参照することができるので便利である。
【0043】
そして、鉄道会社、バス会社、航空会社にとっても、例えばダイヤの変更や、料金の変更の際に、その都度、紙に印刷されたものを配布したり、掲示し、これらの印刷物を見て確認する手間を省くことができ、ひいてはコストを低減することもできる。
【0044】
実施形態2
次に、実施形態2に付き、図20〜図23を参照して説明する。図20は実施形態2の適用対象である著作権の切れた詩が記録されたQRコードの説明図、図21は同じく著作権の切れた詩と共にこの詩が記録されたQRコードを紙に印刷した印刷例の説明図、図22は著作権の切れた短編小説の断片が記録されたQRコードの説明図、図23は携帯電話のバーコードリーダで読取られた著作権の切れた短編小説が携帯電話の画面に表示される例を示す説明図である。
【0045】
以下に述べるように、著作物の対象となる詩や小説などを、QRコードに記録することができる。例えば、図20に示すような著作権の切れた著作物としての詩は、QRコード20に記録される。また、QRコード20に記録された著作権の切れた短編小説は、携帯電話のバーコードリーダで読取られると、その内容が図21に示すように携帯電話の画面に表示されるようになっている。
【0046】
更に、図22に示す著作権の切れた短編小説の断片も、QRコード21に記録されるようになっており、これが携帯電話のバーコードリーダで読取られると、図23に示すように携帯電話の画面にその内容が表示されるようになっている。
【0047】
上記のように、著作権の切れた詩として、図20に示す李白の作品「峨眉山月の歌」を入力したQRコード20が、インターネットサイト、QR一発作成(http://qr.from.jp/)にて作成され、作成された上記のQRコード20の内容は図21に示すように紙の情報媒体であるカード22に印刷される。
【0048】
そこで、印刷された上記QRコード20が、携帯電話のバーコードリーダーを用いて読み取られると、図20に示す上記情報(李白の作品「峨眉山月の歌」)が携帯電話の画面に表示される。
【0049】
また、図22に示す著作権の切れた短編小説、梶井基次郎の作品「愛撫」の断片を入力したQRコード21が、インターネットサイト、QR一発作成(http://qr.from.jp/)にて作成されると上記のQRコード21の内容が図23に示すように紙の情報媒体であるカード23に印刷される。
【0050】
そこで、印刷された上記QRコード21が、携帯電話のバーコードリーダーを用いて読み取られると、上記携帯電話の画面に上記情報(梶井基次郎の作品「愛撫」の断片)を表示することができる。
【0051】
以上述べたように、上記QRコードに、著作物として詩または小説を記録しておけば、出先などで例えば詩や短編小説を読みたい場合、あらかじめ出かける前に携帯電話などのバーコードリーダー(読み取り機)で読み取っておくことで、途中の電車や公共の建物の中などで気軽に読むことができ、印刷された著作物の重量や、情報量などを気にせず容易に持ち運ぶことができる。
【0052】
なお、著作権を有する詩または小説については、作者の合意のものに当該詩または小説が記録される。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施形態1のQRコードであって、英熟語が記録されたQRコードの説明図である。
【図2】数学公式が記録されたQRコードの説明図である。
【図3】漢字の読み及び漢字熟語が記録されたQRコードの説明図である。
【図4】物理公式が記録されたQRコードの説明図である。
【図5】理科定数が記録されたQRコードの説明図である。
【図6】元素記号・化学式及び化学反応式が記録されたQRコードの説明図である。
【図7】臨床検査標準値が記録されたQRコードの説明図である。
【図8】年齢早見表が記録されたQRコードの説明図である。
【図9】歴史年表記録が記録されたQRコードの説明図である。
【図10】人名と作品が記録されたQRコードの説明図である。
【図11】料理レシピが記録されたQRコードの説明図である。
【図12】時刻表が記録されたQRコードの説明図である。
【図13】時差表が記録されたQRコードの説明図である。
【図14】料金表が記録されたQRコードの説明図である。
【図15】海外英会話が記録されたQRコードの説明図である。
【図16】通貨レートが記録されたQRコードの説明図である。
【図17】海外都市別問合せ先が記録されたQRコードの説明図である。
【図18】スーパーの価格表が記録されたQRコードの説明図である。
【図19】受験案内が記録されたQRコードの説明図である。
【図20】実施形態2の適用対象である著作権の切れた詩が記録されたQRコードの説明図である。
【図21】著作権の切れた詩と共にこの詩が記録されたQRコードを紙に印刷した印刷例の説明図である。
【図22】著作権の切れた短編小説の断片が記録されたQRコードの説明図である。
【図23】携帯電話のバーコードリーダで読取られた著作権の切れた短編小説が携帯電話の画面に表示された例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0054】
1 QRコード
2〜21 QRコード
22、23 カード(情報媒体)
【技術分野】
【0001】
本発明は、QRコードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、簡易調査の手段として、書籍、手帳などに印刷された情報や、インターネットなどに記録された情報を用いるのが主な手段であり、また、詩または小説は、書籍の形態をとったり、紙に印刷されたものが主であった。
【0003】
例えば、書籍、手帳などに印刷された情報や、インターネットなどに記録された情報を簡易調査の対象とする場合、書籍、手帳などは、調査内容に応じて種類別に揃え、また情報量に応じた程度の重量、容積が必要となるため、携帯するには不便であった。また、インターネットの場合は、パソコンなどの装置が必要となるため携帯するのに不便であった。
【0004】
このようなことから、上記のような不便さを解消する手段として、これら書籍、手帳、インターネットなどに印刷または記録された各種情報をコード化して記憶装置に取込んでおくことにより、使用時に必要な情報が取り出せることを見出した。このようなコード化の技術に着目すると、例えばバーコードなどのようにコード化することが、従来から読み取りの速さ、正確さ、操作性などの点で有効であることが知られている。
【0005】
しかしながら、上記のバーコードより更に多くの情報、より多くの文字種、より小さなスペースでの印字などの要求が絶えずなされてきた。こうしたニーズに応えるため、近年では2次元コード(QRコードなど)が開発されている。
【0006】
このようなQRコードは、情報が2次元的な拡がりを持ち、バーコード方式に比べて格段に大量の情報を記録することができる一方、構造は複雑なものとなっている。
【0007】
そして、このQRコードは、その存在位置を特定するための、特定寸法比率の正方形を組み合わせた位置決め用シンボルや、これら3個の位置決め用シンボル相互間に設けられて白と黒とが交互に組み合わせられた各データセル位置の指標となる基準パターンであるタイミングセルを備えている。
【0008】
各データセルの位置は、3個の位置決め用シンボルの中心と2つのタイミングセルを、それぞれ縦方向と横方向の座標の指標として、簡単な計算により求めることができる。このように位置が決定した、各データセルの中心付近が黒であるか白であるかを判定して、黒を例えば1に、白を例えば0に対応させることにより、2値データとして認識でき、解読することができるようになっている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−167222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、従来のバーコードが自社製品もしくは店舗内での商品を特定し、読取装置で読み取ることにより特定された商品の商品名や定価等の必要最小限の情報を読取装置内もしくは読取装置とネットワーク接続されたサーバーから呼び出すものであったのに対し、QRコードでは、産地や製造者等を含めた多岐情報を読取装置から直接読み取って表示することができるようになっているが、その利用範囲は商品情報の域をでないものであった。
【0010】
そこで、近年のインターネットの普及に伴い、その読取機能と文字表示が可能な表示機能とがあれば、簡易に利用することができることに着目すると、上述した商品情報の他、コマーシャル情報やインターネット接続のためのURL情報等を、コード化することで商品パッケージ等に印刷するといった新たな利用可能性を有している。
【0011】
一方、各種の電子化技術が進む中で、特に携帯性に優れた媒体の一つに電子辞書が周知である。この電子辞書は、内蔵メモリに大量の情報を記憶することができ、操作部を操作することによって表示部に必要な情報を表示するものであり、従来の紙に印刷された辞書に比べて情報量の多さと、その携帯性に格段の利便性を有する。
【0012】
しかしながら、このような電子辞書は、例えば一つの英単語に対応した日本語の意味や使用例(定型句などを含む)を調べたい場合、その操作が比較的面倒で、紙に印刷された英和辞書から調べたい英単語を探し出す作業に比べて、時間を要するといった問題が生じていた。
【0013】
本発明は、上記問題を解決するため、調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができるQRコードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために、第1の発明は、英熟語、英会話、数学公式、漢字の読みまたは漢字熟語、物理公式、理科定数、元素記号・化学式または化学反応式、臨床検査標準値、年齢早見表、年表、人名と作品、料理レシピ、時刻表、時差表、料金表、通貨レート、旅行問合せ先、価格表あるいは受験案内がQRコードに記録されていることを特徴とする。
【0015】
この第1発明においては、上記の各種情報がQRコードに記録されることで、調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができる。
【0016】
第2の発明は、上記第1発明において、上記QRコードが、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維に印刷されていることを特徴とする。
【0017】
これにより、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維からなる素材にQRコードが印刷されることで、これら素材を利用した書籍、手帳やそれ以外の携帯可能な各種商品(情報源)に関する調査の対象となる必要な各種情報を、何時でも短時間で参照することができ、調査の利便性が向上する。
【0018】
第3の発明は、第1発明において、上記QRコードが、栞に印刷されていることを特徴とする。
【0019】
これにより、栞に印刷されているQRコードによって上記の調査の対象となる必要な各種情報を、何時でも短時間で参照することができる。
【0020】
第4の発明は、QRコードには、著作権の切れた詩または小説が記録されていることを特徴とする。
【0021】
この第4発明においては、QRコードに記録された著作権の切れた詩または小説の各種情報を何時でも短時間で参照し、これら各情報を利用することができる。
【0022】
第5の発明は、QRコードには、著作権を有する詩または小説の場合は、作者との合意のもとに当該詩または小説が記録されていることを特徴とする。
【0023】
この第5発明においては、QRコードに記録された著作権を有する詩または小説の場合は、作者と合意のもとに当該詩または小説の各種情報を、何時でも短時間で参照することができる。
【0024】
第6の発明においては、第4又は第5の発明において、当該詩または小説が記録されたQRコードが、情報媒体であるカードに印刷されていることを特徴とする。
【0025】
この第6発明においては、情報媒体であるカードに、詩または小説が記録されたQRコードが印刷されることで、携帯性に格段の利便性を有する。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、調査の対象となる必要な情報を何時でも短時間で参照することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
実施形態1
以下、本発明の実施形態1を、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態1のQRコードであって、英熟語が記録されたQRコードの説明図、図2は数学公式が記録されたQRコードの説明図、図3は漢字の読み及び漢字熟語が記録されたQRコードの説明図、図4は物理公式が記録されたQRコードの説明図、図5は理科定数が記録されたQRコードの説明図、図6は元素記号・化学式及び化学反応式が記録されたQRコードの説明図、図7は臨床検査標準値が記録されたQRコードの説明図、図8は年齢早見表が記録されたQRコードの説明図、図9は歴史年表記録が記録されたQRコードの説明図、図10は人名と作品が記録されたQRコードの説明図、図11は料理レシピが記録されたQRコードの説明図、図12は時刻表が記録されたQRコードの説明図、図13は時差表が記録されたQRコードの説明図、図14は料金表が記録されたQRコードの説明図、図15は海外英会話が記録されたQRコードの説明図、図16は通貨レートが記録されたQRコードの説明図、図17は海外都市別問合せ先が記録されたQRコードの説明図、図18はスーパーの価格表が記録されたQRコードの説明図、図19は受験案内が記録されたQRコードの説明図である。
【0028】
2次元コードは、従来の直線状に延びる太さの異なる多数の線を平行に配列したバーコードに変えて開発されたもので、この2次元コードには、バーコードを積み重ねたタイプ(スタックバーコード方式)と、さらに情報密度を高めたマトリックス方式(QRコード1)がある。
【0029】
図1において、QRコード1は、マトリックス方式を採用しているため、情報が2次元的な拡がりを持ち、バーコード方式に比べて格段に大量の情報を記録することができる一方、構造は複雑なものとなっている。
【0030】
図1に示したQRコード1は、その存在位置を特定するための、特定寸法比率の正方形を組み合わせた位置決め用シンボル1a,1b,1cや、これら3個の位置決め用シンボル1a,1b,1c相互間に設けられて白と黒とが交互に組み合わせられた各データセル位置の指標となる基準パターンであるタイミングセル(図示せず)を備えている。
【0031】
また、QRコード1の内部は、n×nの正方形の升目(これが「セル」に相当する)に区切られており、QRコード1の有する位置決め用シンボル1a,1b,1cは、例えば一辺の長さが7セルに相当する黒い正方形2a,2b,2c、一辺の長さが5セルに相当する白い正方形3a,3b,3c、一辺の長さが3セルに相当する黒い正方形4a,4b,4cを同心状に重ね合わせたときにできる図形である。
【0032】
そのため、この位置決め用シンボル1a,1b,1cの中心付近を直線的に横切ると、黒、白、黒、白、黒のパターンが1:1:3:1:1の比率で検出される。したがって、この性質を利用して、上述した比率で黒と白が交互に検出された場合、そのパターンを位置決め用シンボル1a,1b,1cの有力な候補と判断し、QRコード1の存在位置を確定するために優先的に検査する。
【0033】
そして、QRコード1の形状は、3個の位置決め用シンボル1a,1b,1cで一義的に決まる平行四辺形の範囲であると推定できる。なお、データは、位置決め用シンボルや基準パターンなどを除外した情報記録領域中のセル(データセル)で表され、各データセルを白(明)あるいは黒(暗)に色分けすることにより、各データセルを1ビットのデータに対応させている。各データセルの位置は、3個の位置決め用シンボル1a,1b,1cの中心と2つのタイミングセルを、それぞれ縦方向と横方向の座標の指標として、簡単な計算により求めることができる。このように位置が決定した、各データセルの中心付近が黒であるか白であるかを判定して、黒を例えば1,白を例えば0に対応させることにより、2値データとして認識でき、解読することができる。
【0034】
また、QRコード1は、数字、英字、漢字、カナ、ひらがな、記号、バイナリ、制御コードなどのあらゆるデータを扱うことが可能である。また、QRコード1は、数字のみで7089文字、英数字で4296文字、漢字・全角カナで1817文字に相当するデータ量を置き換えることができる。
【0035】
このようなQRコード1は、大容量、省スペース、高速読み取りであり、AIM International(国際自動認識工業会、ISS-QR Code)、JIS(JIS X 0510)、ISO(ISO/IEC18004)などで規格化されている。
【0036】
そして、QRコード1は、英数字800文字ならば約2cm×2cmのサイズでコード化することが可能であり、バーコードと同じ情報量であれば、10分の1程度の大きさで表現することができる。
【0037】
この際、QRコード1の大きさは、セルのサイズとバージョンとで決まる。このバージョンとは、データの量によって決まるもので、例えばバージョン1のQRコードは、1辺が21個のセルで構成されている。このバージョンが1つ上がるたびに、QRコードを構成する1辺のセルが4つ増え、バージョン40まである。即ち、バージョン2のQRコードであれば、25×25セル構成されるので、1つのセルを0.5mmとすると、12.5mm角(実際の使用時にはこの周りに4セル分の空白が必要となる)のQRコード1となる。
【0038】
このようなQRコード1は、市販若しくはインターネット上で公開された(例えば、http://qr.from.jp/)QRコード生成ソフトを利用して作成することができ、各種プリンタにより紙、プラスチック等のシートまたは金属などに白地に黒の印刷が可能となっている。
【0039】
上記の実施形態1に係るQRコードには、頻繁に調査を必要とする各種情報が記録されている。図1に示されるQRコード1は、英熟語を記録したQRコード1であって、図2に示されるQRコード2には、英会話または数学公式が記録されている。以下、QRコード3には漢字の読みまたは漢字熟語(図3参照)が、QRコード4には物理公式(図4参照)、QRコード5には理科定数(図5参照)、QRコード6には元素記号・化学式または化学反応式(図6参照)、QRコード7には臨床検査標準値(図7参照)、QRコード8には年齢早見表(図8参照)、QRコード9には歴史年表(図9参照)、QRコード10には人名と作品(図10参照)、QRコード11には料理レシピ(図11参照)、QRコード12には時刻表(図12参照)、QRコード13には時差表(図13参照)、QRコード14には料金表(図14参照)、QRコード15には海外英会話(図15参照)、QRコード16には通貨レート(図16参照)、QRコード17には旅行問合せ先(図17参照)、QRコード18にはスーパーの価格表(図18参照)、QRコード19には受験案内(図19参照)がそれぞれ記録されている。
【0040】
このように、上記の各種情報をQRコードに記録することにより、例えば学生は、英熟語のQRコード1または数学公式のQRコード2、漢字の読みまたは漢字熟語のQRコード3、物理公式のQRコード4、理科定数のQRコード5、元素記号・化学式または化学反応式のQRコード6、歴史年表のQRコード9、人名と作品のQRコード10、受験案内のQRコード19などを携帯電話のバーコードリーダーで読み取り、これらを保存しておくことにより特定の教科書、参考書などを持ち歩かなくても、必要なとき、携帯電話によりすぐに参照することができる。
【0041】
また、社会人などは、年齢早見表のQRコード8、臨床検査標準値のQRコード7、料理レシピのQRコード11、スーパーの価格表としてのQRコード18などを携帯で参照することができれば、役所などの公的機関や病院における手続き時や、家庭や料理教室などにおいて献立を決める際に、また料理店などで会食を行う際に直ちに必要な情報を得ることができ、利便性が著しく向上する。
【0042】
さらに、上記時刻表、料金表、時差表、英会話、通貨レートや旅行問合せ先が記録されたQRコードが、鉄道の駅、バス停車場、空港などに掲示されていれば、通勤や旅行の際に、これら情報を携帯電話に入力し保存させることで、通勤者、旅行者は、すぐに必要な情報として何時でも参照することができるので便利である。
【0043】
そして、鉄道会社、バス会社、航空会社にとっても、例えばダイヤの変更や、料金の変更の際に、その都度、紙に印刷されたものを配布したり、掲示し、これらの印刷物を見て確認する手間を省くことができ、ひいてはコストを低減することもできる。
【0044】
実施形態2
次に、実施形態2に付き、図20〜図23を参照して説明する。図20は実施形態2の適用対象である著作権の切れた詩が記録されたQRコードの説明図、図21は同じく著作権の切れた詩と共にこの詩が記録されたQRコードを紙に印刷した印刷例の説明図、図22は著作権の切れた短編小説の断片が記録されたQRコードの説明図、図23は携帯電話のバーコードリーダで読取られた著作権の切れた短編小説が携帯電話の画面に表示される例を示す説明図である。
【0045】
以下に述べるように、著作物の対象となる詩や小説などを、QRコードに記録することができる。例えば、図20に示すような著作権の切れた著作物としての詩は、QRコード20に記録される。また、QRコード20に記録された著作権の切れた短編小説は、携帯電話のバーコードリーダで読取られると、その内容が図21に示すように携帯電話の画面に表示されるようになっている。
【0046】
更に、図22に示す著作権の切れた短編小説の断片も、QRコード21に記録されるようになっており、これが携帯電話のバーコードリーダで読取られると、図23に示すように携帯電話の画面にその内容が表示されるようになっている。
【0047】
上記のように、著作権の切れた詩として、図20に示す李白の作品「峨眉山月の歌」を入力したQRコード20が、インターネットサイト、QR一発作成(http://qr.from.jp/)にて作成され、作成された上記のQRコード20の内容は図21に示すように紙の情報媒体であるカード22に印刷される。
【0048】
そこで、印刷された上記QRコード20が、携帯電話のバーコードリーダーを用いて読み取られると、図20に示す上記情報(李白の作品「峨眉山月の歌」)が携帯電話の画面に表示される。
【0049】
また、図22に示す著作権の切れた短編小説、梶井基次郎の作品「愛撫」の断片を入力したQRコード21が、インターネットサイト、QR一発作成(http://qr.from.jp/)にて作成されると上記のQRコード21の内容が図23に示すように紙の情報媒体であるカード23に印刷される。
【0050】
そこで、印刷された上記QRコード21が、携帯電話のバーコードリーダーを用いて読み取られると、上記携帯電話の画面に上記情報(梶井基次郎の作品「愛撫」の断片)を表示することができる。
【0051】
以上述べたように、上記QRコードに、著作物として詩または小説を記録しておけば、出先などで例えば詩や短編小説を読みたい場合、あらかじめ出かける前に携帯電話などのバーコードリーダー(読み取り機)で読み取っておくことで、途中の電車や公共の建物の中などで気軽に読むことができ、印刷された著作物の重量や、情報量などを気にせず容易に持ち運ぶことができる。
【0052】
なお、著作権を有する詩または小説については、作者の合意のものに当該詩または小説が記録される。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施形態1のQRコードであって、英熟語が記録されたQRコードの説明図である。
【図2】数学公式が記録されたQRコードの説明図である。
【図3】漢字の読み及び漢字熟語が記録されたQRコードの説明図である。
【図4】物理公式が記録されたQRコードの説明図である。
【図5】理科定数が記録されたQRコードの説明図である。
【図6】元素記号・化学式及び化学反応式が記録されたQRコードの説明図である。
【図7】臨床検査標準値が記録されたQRコードの説明図である。
【図8】年齢早見表が記録されたQRコードの説明図である。
【図9】歴史年表記録が記録されたQRコードの説明図である。
【図10】人名と作品が記録されたQRコードの説明図である。
【図11】料理レシピが記録されたQRコードの説明図である。
【図12】時刻表が記録されたQRコードの説明図である。
【図13】時差表が記録されたQRコードの説明図である。
【図14】料金表が記録されたQRコードの説明図である。
【図15】海外英会話が記録されたQRコードの説明図である。
【図16】通貨レートが記録されたQRコードの説明図である。
【図17】海外都市別問合せ先が記録されたQRコードの説明図である。
【図18】スーパーの価格表が記録されたQRコードの説明図である。
【図19】受験案内が記録されたQRコードの説明図である。
【図20】実施形態2の適用対象である著作権の切れた詩が記録されたQRコードの説明図である。
【図21】著作権の切れた詩と共にこの詩が記録されたQRコードを紙に印刷した印刷例の説明図である。
【図22】著作権の切れた短編小説の断片が記録されたQRコードの説明図である。
【図23】携帯電話のバーコードリーダで読取られた著作権の切れた短編小説が携帯電話の画面に表示された例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0054】
1 QRコード
2〜21 QRコード
22、23 カード(情報媒体)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
英熟語、英会話、数学公式、漢字の読みまたは漢字熟語、物理公式または理科定数、元素記号・化学式または化学反応式、臨床検査標準値、年齢早見表、年表、人名と作品、料理レシピ、時刻表、時差表、料金表、通貨レート、旅行問合せ先、価格表あるいは受験案内がQRコードに記録されていることを特徴とするQRコード。
【請求項2】
請求項1記載のQRコードにおいて、上記QRコードが、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維に印刷されていることを特徴とするQRコード。
【請求項3】
請求項1記載のQRコードにおいて、上記QRコードが、栞に印刷されていることを特徴とするQRコード。
【請求項4】
著作権の切れた詩または小説が記録されていることを特徴とするQRコード。
【請求項5】
著作権を有する詩または小説が、作者との合意のもとに当該詩または小説が記録されていることを特徴とするQRコード。
【請求項6】
請求項4又は5に記載のQRコードにおいて、当該詩または小説が記録されたQRコードが、情報媒体であるカードに印刷されていることを特徴とするQRコード。
【請求項1】
英熟語、英会話、数学公式、漢字の読みまたは漢字熟語、物理公式または理科定数、元素記号・化学式または化学反応式、臨床検査標準値、年齢早見表、年表、人名と作品、料理レシピ、時刻表、時差表、料金表、通貨レート、旅行問合せ先、価格表あるいは受験案内がQRコードに記録されていることを特徴とするQRコード。
【請求項2】
請求項1記載のQRコードにおいて、上記QRコードが、紙、プラスチック、金属、皮革または繊維に印刷されていることを特徴とするQRコード。
【請求項3】
請求項1記載のQRコードにおいて、上記QRコードが、栞に印刷されていることを特徴とするQRコード。
【請求項4】
著作権の切れた詩または小説が記録されていることを特徴とするQRコード。
【請求項5】
著作権を有する詩または小説が、作者との合意のもとに当該詩または小説が記録されていることを特徴とするQRコード。
【請求項6】
請求項4又は5に記載のQRコードにおいて、当該詩または小説が記録されたQRコードが、情報媒体であるカードに印刷されていることを特徴とするQRコード。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2006−338318(P2006−338318A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−162093(P2005−162093)
【出願日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(301021533)独立行政法人産業技術総合研究所 (6,529)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]