説明

ex−vivoでの臓器管理のためのシステム及び方法

本発明は、ex-vivoでの臓器管理に関するシステム、装置及び方法を多様な実施態様で提供する。いくつかの実施態様では、本発明は、ex-vivoで生理条件に近い条件で臓器を維持することに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用シャシを含む携帯用多重使用モジュールと;
頓用使い捨てモジュールであって、
前記多重使用モジュールと電子機械的に相互作動するように前記多重使用モジュールに前記頓用モジュールを相互鎖錠する大きさ及び形状とされた使い捨てシャシと、
前記使い捨てシャシに取り付けられ、潅流中に心臓を含有すると共に、心臓の大動脈に接続する第一インターフェースと心臓の肺静脈に接続する第二インターフェースとを含む、臓器チャンバ・アセンブリと、
ポンプからポンピング力を受け取ると共に、前記ポンピング力を潅流液に並進させて、潅流液を臓器チャンバ・アセンブリにポンプ注入するポンプ・インターフェースと
を含む、臓器管理システム。
【請求項2】
心臓の肺動脈と接続する第三インターフェースを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
潅流液を前記臓器チャンバ・アセンブリと流体連絡した状態で含有するレザバを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記第一インターフェースへの潅流液ポンピングと、前記第二インターフェースへの潅流液ポンピングとの間で選択するための液流選択バルブを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記使い捨て頓用モジュールが、前記臓器チャンバ・アセンブリに流体連絡した状態で使い捨て頓用モジュールのシャシに取り付けられ、心臓用の潅流液を含有する大きさ及び形状とされたレザバを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
少なくとも、前記臓器チャンバ・アセンブリに提供された潅流液を、約32℃乃至約37℃の間の温度で維持する潅流液加熱器を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記加熱器が一体型加熱器である、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記加熱器が使い捨て頓用モジュール内に配置される、請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記加熱器が携帯用多重使用モジュール内に配置される、請求項6に記載のシステム。
【請求項10】
前記潅流液加熱器が、潅流液と直接接触する少なくとも一つの被加熱プレートを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項11】
被加熱プレートの温度を検出する少なくとも一つの温度センサを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項12】
前記潅流液加熱器が、加熱しようとする潅流液が間を流れる一対の被加熱プレートを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項13】
潅流液の温度を検出する温度センサを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項14】
前記温度センサが、潅流液加熱器を出るときの潅流液の温度を検出する、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記温度センサが、潅流液加熱器に入るときの潅流液の温度を検出する、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記潅流液加熱器が、プレートと接触する加熱素子を含み、前記プレートが潅流液と直接接触する、請求項6に記載のシステム。
【請求項17】
加熱素子の温度を検出する温度センサを含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記携帯用多重使用モジュールと、前記使い捨て頓用モジュールとの間で情報を伝送するために、前記携帯用多重使用モジュールが光学的インターフェースを含み、そして前記使い捨て頓用モジュールが、対応する光学的インターフェースを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
酸素含有ガスを潅流液に提供するために、酸素含有ガスと流体連絡した酸素付加器を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項20】
前記酸素付加器が前記使い捨て頓用モジュール上に配置される、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
潅流液中の酸素レベルを判定するセンサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項22】
前記酸素レベルが、潅流液中の酸素飽和度を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項23】
前記センサが、潅流液のヘマトクリットを測定する、請求項21に記載のシステム。
【請求項24】
前記センサが、心臓に進入する潅流液を検出するために、前記使い捨て頓用モジュール上に配置される、請求項23に記載のシステム。
【請求項25】
前記センサが、心臓を出る潅流液を検出するために、前記使い捨て頓用モジュール上に配置される、請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
前記センサが、潅流液が通過して流れるインライン・キュベットと、前記キュベットを通過して流れる潅流液に光を指向させる光源と、前記キュベットを通過して流れる潅流液の光学特性を測定する光センサとを含む、請求項21に記載のシステム。
【請求項27】
前記センサが、潅流液が通過して流れるシームレスなインライン・キュベットを含む、請求項21に記載のシステム。
【請求項28】
潅流液の臓器チャンバ・アセンブリへの流速を検出するための流速センサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項29】
潅流液の臓器チャンバ・アセンブリからの流速を検出するための流速センサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項30】
潅流液加熱器と臓器チャンバ・アセンブリとの間に配置されたコンプライアンス・チャンバを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項31】
コンプライアンス・チャンバが潅流液加熱器と第一インターフェースとの間に配置される、請求項29に記載のシステム。
【請求項32】
コンプライアンス・チャンバが潅流液加熱器と第二インターフェースとの間に配置される、請求項29に記載のシステム。
【請求項33】
ポンプ・インターフェースと潅流液加熱器との間に配置されるコンプライアンス・チャンバを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項34】
臓器チャンバ・アセンブリからの潅流液を試料採取する試料採取ポートを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項35】
前記試料採取ポートが使い捨て頓用モジュール上に配置される、請求項34に記載のシステム。
【請求項36】
臓器チャンバ・アセンブリからの潅流液を試料採取する複数のポートであって、前記複数のポートのうちの第一のものからの流体試料採取があると、前記複数のうちの第二のポートからの同時の流体試料採取が禁止されるように相互鎖錠されている、複数のポートを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項37】
使い捨てモジュール上の一つ以上のセンサから情報を採集すると共に、前記情報を使用者インターフェースに提供する少なくとも一つのプロセッサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項38】
少なくとも部分的に、使い捨て頓用モジュールの作動を制御するために、頓用モジュール上に配置された少なくとも一つのプロセッサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項39】
一つ以上のセンサから情報を採集し、作動上の異常を判別し、そして、前記作動上の異常を携帯用多重使用モジュールに連絡する少なくとも一つのプロセッサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項40】
前記ポンプ・インターフェースが頓用モジュールのシャシに取り付けられると共に、頓用及び多重使用モジュールの相互鎖錠に応答して、多重使用モジュール上のポンプ上にある対合する特徴と流体密に相互接続するための特徴を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項41】
ポンプ・インターフェース上に軸方向に延びる突起であって、多重使用モジュールと頓用モジュールとの間の相互鎖錠中に携帯用多重使用モジュールの表面上に当接することで、ポンプ・インターフェースと、多重使用モジュール上のポンプとの間に圧縮力を印加して、ポンプ・インターフェースとポンプとの間に流体密な封止を形成するような大きさ及び形状とされた突起を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項42】
ポンプ・インターフェースが、潅流液をポンプ駆動装置から分離するための可撓性のメンブレンを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項43】
臓器チャンバ・アセンブリが、臓器チャンバ・アセンブリを被覆するための第一ヒンジ付きカバーであって、外側フレームと、前記外側フレーム上に配置された可撓性のプリアント(原語:pliant)・メンブレンとを含む、第一ヒンジ付きカバーを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項44】
前記可撓性プリアント・メンブレンが、臓器チャンバ・アセンブリ内に延びる大きさ及び形状とされている、請求項43に記載のシステム。
【請求項45】
臓器チャンバ・アセンブリが、第一ヒンジ付きカバーを被覆する第二ヒンジ付きカバーを含む、請求項1に記載のシステム・モジュール。
【請求項46】
前記第二ヒンジ付きカバーが実質的に剛性である、請求項45に記載のシステム。
【請求項47】
臓器チャンバ・アセンブリが、前記第一第二及び第三インターフェースが貫通する開口を含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項48】
臓器チャンバ・アセンブリが心臓を支持するためのパッド・アセンブリを含み、前記パッド・アセンブリが、心臓に電気的刺激を提供する少なくとも一つの電極を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項49】
前記少なくとも一つの電極が、心臓との無縫合の相互接続を提供するような大きさ、形状で、パッド・アセンブリに配置される、請求項48に記載のシステム。
【請求項50】
臓器チャンバ・アセンブリが心臓を支持するためのパッド・アセンブリを含み、前記パッド・アセンブリが、心臓からの電気的シグナルを観察する少なくとも一つのセンサを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項51】
前記少なくとも一つのセンサが、心臓との無縫合の相互接続を提供するような大きさ、形状で、パッド・アセンブリに配置される、請求項48に記載のシステム。
【請求項52】
前記シグナルが心臓に関するr波を含む、請求項48に記載のシステム。
【請求項53】
臓器チャンバ・アセンブリが、穿孔された後に自動的に再封止するように再封止可能なメンブレンを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項54】
臓器チャンバ・アセンブリが、潅流液を、チャンバ・アセンブリの内側を横切って、第一インターフェースと第三インターフェースとの間、そして第二インターフェースと第三インターフェースとの間を輸送するバイパス・チューブを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項55】
拍動性ポンプと、臓器チャンバ・アセンブリ内に含有された心臓から観察された生理的特徴に少なくとも部分的に基づいて前記拍動性ポンプのポンピング特徴を制御する制御器とを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項56】
前記生理的特徴が、心臓が拍動する速度を含み、前記ポンピング特徴が、前記拍動性ポンプがポンピングするストローク量を含み、そして制御器が、心臓が拍動する速度に応答して拍動性ポンプのストローク量を調節する、請求項55に記載のシステム。
【請求項57】
前記ポンピング特徴が、ポンプが潅流液を心臓にポンプ注入する時点を含み、前記生理的特徴が、拡張期にある心臓の一部分の一表現を含み、そして制御器が、心臓の前記部分の拡張期中に心臓に潅流液をポンピング注入する、請求項55に記載のシステム。
【請求項58】
前記拡張期が、心臓の心室の拡張期である、請求項57に記載のシステム。
【請求項59】
前記心室が左心室である、請求項58に記載のシステム。
【請求項60】
前記拡張期が心臓の心房の拡張期である、請求項57に記載のシステム。
【請求項61】
前記心房が右心房である、請求項60に記載のシステム。
【請求項62】
前記ポンピング特徴が、ポンプが潅流液を心臓にポンピング注入する速度及びストローク量を表す波形を含み、そして制御器が、心臓の生理的特徴に応答して前記波形を変更する、請求項55に記載のシステム。
【請求項63】
前記ポンピング特徴が、ポンプが潅流液をポンピングする単位時間当たりの流体の流量を含み、そして制御器が、心臓の生理的特徴に応答して前記流量を変更する、請求項55に記載のシステム。
【請求項64】
前記生理的特徴が、心臓からのr波を含み、そして制御器が、潅流液のポンピングをr波と同期させる、請求項55に記載のシステム。
【請求項65】
前記生理的特徴が心臓からのr波を含み、前記方法が、潅流液のポンピングを、使用者により選択可能なポンピング遅延分だけ調節された前記r波に同期させるステップを含む、請求項55に記載のシステム。
【請求項66】
前記生理的パラメータが圧力を示す、請求項55に記載のシステム。
【請求項67】
前記生理的特徴が心臓から出る流速を含む、請求項55に記載のシステム。
【請求項68】
複数の乾電池を含み、前記複数の乾電池のすべてを、少なくとも前記システムが作動中は前記システムから取り外すことはできないように、前記複数の乾電池が相互鎖錠されている、障害許容乾電池系を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項69】
前記ガス供給が、搭載型ガス供給である、請求項19に記載のシステム。
【請求項70】
操作者に情報を提供し、操作者から指令を受け取る無線使用者インターフェースを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項71】
心臓保存システム用の頓用使い捨てモジュールであって:
心臓保存システム内で電子機械的に相互作動するように、頓用モジュールを多重使用モジュールに相互鎖錠する大きさ及び形状としてシャシと、
潅流中に心臓を含有するためにシャシに取り付けられ、心臓の大動脈に接続する第一インターフェースと、心臓の肺静脈に接続する第二インターフェースとを含む、臓器チャンバ・アセンブリと、
ポンプからポンピング力を受け取ると共に、前記ポンピング力を潅流液に並進させて、潅流液を臓器チャンバ・アセンブリ内にポンプ注入するポンプ・インターフェースと
を含む、頓用使い捨てモジュール。
【請求項72】
心臓の肺動脈と接続する第三インターフェースを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項73】
シャシに取り付けられると共に、臓器チャンバ・アセンブリと流体連絡した状態で潅流液を含有するレザバを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項74】
第一インターフェースへの潅流液のポンピングと、第二インターフェースへの潅流液のポンピングとの間で選択する液流選択バルブを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項75】
少なくとも、前記臓器チャンバ・アセンブリに提供された潅流液を、約32℃乃至約3
7℃の間の温度で維持する潅流液加熱器を含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項76】
前記潅流液加熱器が、潅流液と直接接触する少なくとも一つの被加熱プレートを含む、請求項75に記載の頓用モジュール。
【請求項77】
被加熱プレートの温度を検出する少なくとも一つの温度センサを含む、請求項76に記載の頓用モジュール。
【請求項78】
前記潅流液加熱器が、加熱しようとする潅流液が間を流れる一対の被加熱プレートを含む、請求項75に記載の頓用モジュール。
【請求項79】
潅流液の温度を検出する温度センサを含む、請求項75に記載の頓用モジュール。
【請求項80】
前記温度センサが、潅流液加熱器を出るときの潅流液の温度を検出する、請求項79に記載の頓用モジュール。
【請求項81】
前記温度センサが、潅流液加熱器に入るときの潅流液の温度を検出する、請求項79に記載の頓用モジュール。
【請求項82】
前記潅流液加熱器が、プレートと接触する加熱素子を含み、前記プレートが潅流液と直接接触する、請求項75に記載の頓用モジュール。
【請求項83】
加熱素子の温度を検出する温度センサを含む、請求項82に記載の頓用モジュール。
【請求項84】
多重使用モジュールと相互鎖錠されたときに、多重使用モジュール上の対応する光学的インターフェースと連絡する光学的インターフェースを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項85】
潅流液に酸素を提供するために、レザバと流体連絡した酸素付加器を含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項86】
潅流液中の酸素レベルを判定する酸素センサを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項87】
前記酸素レベルが、潅流液中の酸素飽和レベルを含む、請求項86に記載の使い捨てモジュール。
【請求項88】
前記センサが、潅流液のヘマトクリットを測定する、請求項86に記載の使い捨てモジュール。
【請求項89】
前記酸素センサが、心臓に進入する潅流液の酸素レベルを測定するために配置される、請求項86に記載の頓用モジュール。
【請求項90】
前記酸素センサが、心臓の外の潅流流路に配置される、請求項86に記載の頓用モジュール。
【請求項91】
前記酸素センサが、潅流液が通過して流れるインライン・キュベットと、前記キュベットを通過して流れる潅流液に光を指向させる光源と、前記キュベットを通過して流れる潅流液の光学特性を測定する光センサとを含む、請求項86に記載の頓用モジュール。
【請求項92】
前記酸素センサが、潅流液が通過して流れるシームレスなインライン・キュベットを含む、請求項86に記載の頓用モジュール。
【請求項93】
潅流液の臓器チャンバ・アセンブリへの流速を検出するための流速センサを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項94】
潅流液の臓器チャンバ・アセンブリからの流速を検出するための流速センサを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項95】
潅流液加熱器と臓器チャンバ・アセンブリとの間に配置されたコンプライアンス・チャンバを含む、請求項75に記載の頓用モジュール。
【請求項96】
コンプライアンス・チャンバが、心臓の肺静脈に接続するために、潅流液加熱器と臓器チャンバ・アセンブリ・インターフェースとの間に配置される、請求項95に記載の頓用モジュール。
【請求項97】
コンプライアンス・チャンバが、心臓の大動脈に接続するために、潅流液加熱器と臓器チャンバ・アセンブリ・インターフェースとの間に配置される、請求項95に記載の頓用モジュール。
【請求項98】
ポンプ・インターフェースと潅流液加熱器との間に配置されるコンプライアンス・チャンバを含む、請求項75に記載の頓用モジュール。
【請求項99】
臓器チャンバ・アセンブリからの潅流液を試料採取する試料採取ポートを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項100】
臓器チャンバ・アセンブリからの潅流液を試料採取する複数のポートであって、前記複数のポートのうちの第一のものからの流体試料採取があると、前記複数のうちの第二のポートからの同時の流体試料採取が禁止されるように相互鎖錠されている、複数のポートを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項101】
頓用モジュール上の一つ以上のセンサから情報を採集する少なくとも一つのプロセッサを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項102】
前記一つ以上のセンサから多重使用モジュールに情報を提供する光学的インターフェースを含む、請求項101に記載の頓用モジュール。
【請求項103】
前記ポンプ・インターフェースが頓用モジュールのシャシに取り付けられると共に、頓用及び多重使用モジュールの相互鎖錠に応答して、ポンプ・インターフェースとポンプとの間に流体封止を形成するために、ポンプ上にある特徴と相互鎖錠する特徴を含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項104】
ポンプ・インターフェース上に軸方向に延びる突起であって、多重使用モジュールと頓用モジュールとの間の相互鎖錠中に多重使用モジュールの一つ以上の表面に当接することで、ポンプ・インターフェースとポンプとの間に圧縮力を印加して、ポンプ・インターフェースがポンプ駆動装置のヘッドを受け取るように位置合わせされるような大きさ及び形状とされた突起を含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項105】
ポンプ・インターフェースが、潅流液をポンプから分離するための可撓性のメンブレンを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項106】
臓器チャンバ・アセンブリが、臓器チャンバ・アセンブリを被覆するための第一ヒンジ付きカバーであって、外側フレームと、前記外側フレーム上に配置された可撓性のプリアント(原語:pliant)・メンブレンとを含む、第一ヒンジ付きカバーを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項107】
前記可撓性プリアント・メンブレンが、臓器チャンバ・アセンブリ内に延びる大きさ及び形状とされている、請求項106に記載の頓用モジュール。
【請求項108】
臓器チャンバ・アセンブリが、第一ヒンジ付きカバーを被覆する第二ヒンジ付きカバーを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項109】
前記第二ヒンジ付きカバーが実質的に剛性である、請求項108に記載の頓用モジュール。
【請求項110】
前記臓器チャンバ・アセンブリが、心臓の肺静脈と流体相互接続するために肺静脈インターフェースを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項111】
臓器チャンバ・アセンブリが心臓を支持するためのパッド・アセンブリを含み、前記パッド・アセンブリが、心臓に電気的刺激を提供する少なくとも一つの電極を含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項112】
前記少なくとも一つの電極が、心臓との無縫合の相互接続を提供するような大きさ、形状で、パッド・アセンブリに配置される、請求項111に記載の頓用モジュール。
【請求項113】
臓器チャンバ・アセンブリが心臓を支持するためのパッド・アセンブリを含み、前記パッド・アセンブリが、心臓からの電気的シグナルを観察する少なくとも一つのセンサを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項114】
前記少なくとも一つのセンサが、心臓との無縫合の相互接続を提供するような大きさ、形状で、パッド・アセンブリに配置される、請求項113に記載の頓用モジュール。
【請求項115】
前記シグナルが心臓に関するr波を含む、請求項113に記載の頓用モジュール。
【請求項116】
臓器チャンバ・アセンブリが、穿孔された後に自動的に再封止するように再封止可能なメンブレンを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項117】
臓器チャンバ・アセンブリが、潅流液を、臓器チャンバ・アセンブリの内側を横切って、第一インターフェースと第三インターフェースとの間、そして第二インターフェースと第三インターフェースとの間を輸送するバイパス・チューブを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項118】
第二インターフェースが液流選択バルブ上で選択されたときに、第一インターフェースに潅流液の小さな流れを提供する細流ラインを含む、請求項74に記載の頓用モジュール。
【請求項119】
化学溶液を潅流液に注入する注入ポートを含む、請求項71に記載の頓用モジュール。
【請求項120】
心臓保存システムのための頓用モジュールであって:
前記心臓保存システムと電子機械的に相互作動するように多重使用モジュールに前記頓用モジュールを相互鎖錠する大きさ及び形状とされたシャシと、
前記シャシに取り付けられ、潅流中に心臓を含有すると共に、心臓の大動脈に接続する大動脈インターフェースと心臓の肺静脈に接続する肺静脈インターフェースとを含む、臓器チャンバ・アセンブリと、
前記臓器チャンバ・アセンブリと流体連絡した状態でシャシに取り付けられ、心臓用の潅流液を含有する大きさ及び形状とされたレザバと、
ポンプからポンピング力を受け取ると共に、前記ポンピング力を潅流液に並進させて、潅流液を心臓にポンプ注入するポンプ・インターフェースと、
少なくとも、臓器チャンバ・アセンブリに提供される潅流液を、約32℃乃至約37℃の間の温度に維持する加熱器と
を含む、頓用モジュール。
【請求項121】
心臓保存システム用の頓用スマート・モジュールであって、
前記心臓保存システムと電子機械的に相互作動するように多重使用モジュールに前記頓用モジュールを相互鎖錠する大きさ及び形状とされたシャシと、
前記シャシに取り付けられ、潅流中に心臓を含有すると共に、心臓の大動脈に接続する大動脈インターフェースと心臓の肺静脈に接続する肺静脈インターフェースとを含む、臓器チャンバ・アセンブリと、
前記臓器チャンバ・アセンブリと流体連絡した状態でシャシに取り付けられ、心臓用の潅流液を含有する大きさ及び形状とされたレザバと、
ポンプからポンピング力を受け取ると共に、前記ポンピング力を潅流液に並進させて、潅流液を心臓にポンプ注入するポンプ・インターフェースと、
少なくとも部分的に、前記頓用スマート・モジュールの作動を観察及び制御するプロセッサと
を含む、頓用スマート・モジュール。
【請求項122】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を前記筐体内に実質的に封入するための、前記筐体の開口部を覆うための中間の蓋であって、フレームと、前記フレーム内に懸架された可撓性のメンブレンとを含み、前記可撓性のメンブレンが、前記チャンバ内に含有させた臓器と接触するために充分過剰なメンブレン材料を含有することで、医事操作者に、臓器との間接的な接触が提供される、中間の蓋と、
中間の蓋とは別個に操作可能な、前記中間の蓋を少なくとも部分的に覆う外側の蓋と
を含む、臓器チャンバ・アセンブリ。
【請求項123】
前記可撓性メンブレンが実質的に不透明である、請求項122に記載の臓器チャンバ・アセンブリ。
【請求項124】
前記可撓性メンブレンが実質的に半透明である、請求項122に記載の臓器チャンバ・アセンブリ。
【請求項125】
前記可撓性メンブレンが実質的に透明である、請求項122に記載の臓器チャンバ・アセンブリ。
【請求項126】
筐体の中間の蓋に機械的に結合して、該中間の蓋と筐体との間でヒンジ付き相互作動を提供する少なくとも一つの蓋ヒンジを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項127】
閉鎖された外側の蓋に掛け金を留めるのとは個別に、筐体上で閉鎖された中間の蓋に掛け金を留める中間の蓋用ラッチを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項128】
中間の蓋と筐体を機械的に接続して、外側の蓋と筐体との間でヒンジ付き相互作動を提供する外側の蓋のヒンジを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項129】
閉鎖された中間の蓋に掛け金を留めるのとは個別に、筐体上で閉鎖された外側の蓋に掛け金を留める外側の蓋用ラッチを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項130】
中間の蓋と筐体の壁面との間で封止的相互接続を提供する、中間の蓋のフレームと、筐体の一つ以上の壁面との間のガスケットを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項131】
中間の蓋と外側の蓋とで封止的相互接続を提供する、中間の蓋のフレームと、外側の蓋との間のガスケットを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項132】
流体を臓器に対して又は臓器から指向させる少なくとも2つのポートを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項133】
流体を三つのポートのうちの第一及び第二のものから、チャンバを通じ、三つのポートのうちの、チャンバから外の第三のものに移動させるバイパス・チューブを含む、請求項132に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項134】
チャンバから外のレザバへと流体を排液する流体ドレインを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項135】
チャンバ内に含有された臓器との直接的接触を提供するために穿孔される可撓性の再封止性メンブレンを含むポートを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項136】
筐体の底面に嵌合する大きさ及び形状にされたパッドを含むパッド・アセンブリと、臓器との無縫合の接触に向けて、前記パッドと前記パッド上の臓器との間で調節可能に配置可能な少なくとも第一電極と
を含む、請求項1に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項137】
前記第一電極が、臓器に電気的刺激を提供するように構成される、請求項136に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項138】
前記第一電極が、心臓からの電気シグナルを検出するように構成される、請求項136に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項139】
前記シグナルが、心臓に関するr波を含む、請求項138に記載のシステム。
【請求項140】
前記パッドが、前記第一電極に電気リード線を渡す第一貫通孔を含む、請求項136に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項141】
臓器との接触に向けて、前記パッドと前記パッド上の臓器との間で調節可能に配置可能な第二電極を含み、前記パッドが、前記第二電極に電気リード線を渡す第二貫通孔を含む、請求項136に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項142】
チャンバ内に一つ以上の電極からの電気シグナルを、筐体から外部の装置に伝送する一つ以上の電気ポートを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項143】
外部の電源から、一種以上の電気的除細動シグナルを筐体内へ提供する一つ以上の電気ポートを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項144】
第一及び第二流体ポートを筐体の第一壁面に、第三ポートを筐体の第二壁面に、そして、前記第一及び第二ポートを、前記第三ポートを通過する水平平面に対して上方向に上昇させる基盤とを含む、請求項122に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項145】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を実質的に封入するために前記筐体を覆う蓋と、
臓器を支持するために前記筐体の底面部分に配置される大きさ及び形状とされたパッドと、
前記パッド上に配置され、臓器と接触した状態に配置される少なくとも一つの電極と
を含む、臓器チャンバ・アセンブリ。
【請求項146】
前記少なくとも一つの電極が位置調節可能にパッドに取り付けられる、請求項145に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項147】
前記パッドが、少なくとも一つの電極の電気リード線を通すための貫通孔を含む、請求項145に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項148】
前記少なくとも一つの電極が取り外し可能、再配置可能にパッドに接着採りつけされる、請求項145に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項149】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を実質的に封入するために前記筐体を覆う蓋と、
筐体の底面部分に配置され、臓器と接触する位置に置かれた電極と
を含む、臓器チャンバ・アセンブリ。
【請求項150】
前記電極が筐体の底面部分に再配置可能に配置される、請求項149に記載のチャンバ・アセンブリ。
【請求項151】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を前記筐体内に実質的に封入するための、前記筐体の開口部を覆うための中間の蓋であって、フレームと、前記フレーム内に懸架された可撓性のメンブレンとを含み、前記可撓性のメンブレンが、前記チャンバ内に含有させた臓器と接触するために充分過剰なメンブレン材料を含有することで、医事操作者に、臓器との間接的な接触が提供される、中間の蓋と、
中間の蓋とは別個に操作可能な、前記中間の蓋を少なくとも部分的に覆う外側の蓋と
を含む、保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリと、
潅流液を臓器に循環させて臓器を保存するポンプと
を含む臓器管理システム。
【請求項152】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を実質的に封入するために前記筐体を覆う蓋と、
臓器を支持するために前記筐体の底面部分に配置される大きさ及び形状とされたパッドと、
前記パッド上に配置され、臓器と接触した状態に配置される少なくとも一つの電極と
潅流液を臓器に循環させて臓器を保存するポンプと
を含む、臓器チャンバ・アセンブリを含む臓器管理システム。
【請求項153】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を実質的に封入するために前記筐体を覆う蓋と、
前記筐体の底面部分に配置され、臓器と接触した状態に配置される電極と
潅流液を臓器に循環させて臓器を保存するポンプと
を含む、臓器チャンバ・アセンブリを含む臓器管理システム。
【請求項154】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を実質的に封入するために前記筐体を覆う蓋と、
臓器を支持するために前記筐体の底面部分に配置される大きさ及び形状とされたパッドと、
前記パッド上に配置され、臓器と接触した状態に配置される少なくとも一つの電極と
潅流液を臓器に循環させて臓器を保存するポンプと
を含む、臓器チャンバ・アセンブリを含む臓器管理システム。
【請求項155】
保存用の臓器を含有する臓器チャンバ・アセンブリであって、
臓器を含有するために底面及び壁面を有する筐体と、
臓器を実質的に封入するために前記筐体を覆う蓋と、
前記筐体の底面部分に配置され、臓器と接触した状態に配置される電極と
潅流液を臓器に循環させて臓器を保存するポンプと、
潅流液を加熱する加熱器と
を含む、臓器チャンバ・アセンブリを含む臓器管理システム。
【請求項156】
血液生成物を加熱器に流し込む吸入口と、
血液生成物を加熱器から流れ出させる吐出口と、
前記吸入口と吐出口との間に延びる流路であって、前記流路を通って流れる血液生成物との直接的接触を提供するために実質的に生物不活性な血液生成物接触表面を有する第一及び第二流路プレート間に形成される、流路と、
第一流路プレートを加熱するために第一流路プレートに熱接続された第一加熱器と
を含む、血液生成物加熱器。
【請求項157】
第二流路プレートを加熱するために第二流路プレートに熱接続する第二加熱器を含む、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項158】
第一加熱器からの熱を第一流路プレートに接続するために、第一加熱器と第一流路プレートとの間に配置された第一加熱器プレートを含む、請求項156に記載の血液生成物加熱器。
【請求項159】
第二加熱器からの熱を第二流路プレートに接続するために、第二加熱器と第二流路プレートとの間に配置された第二加熱器プレートを含む、請求項157に記載の血液生成物加熱器。
【請求項160】
血液生成物加熱器の吐出口近傍の血液生成物の温度を示す電気シグナルを提供するための血液生成物温度センサを含む、請求項158に記載の血液生成物加熱器。
【請求項161】
第一加熱器の温度を示す電気シグナルを提供するための第一加熱器温度センサを含む、請求項158に記載の血液生成物加熱器。
【請求項162】
第二加熱器の温度を示す電気シグナルを提供するための第二加熱器温度センサを含む、請求項160に記載の血液生成物加熱器。
【請求項163】
血液生成物加熱器の吐出口近傍の血液生成物の温度を示す電気シグナルを提供するための血液生成物温度センサを含む、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項164】
第一流路プレートの温度を示す電気シグナルを提供するための第一プレート温度センサを含む、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項165】
第一加熱器からの熱を第一流路プレートに接続するために、第一加熱器と第一流路プレートとの間に配置された第一加熱器プレートを含む、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項166】
前記第一加熱器プレートがアルミニウムから形成される、請求項164に記載の血液生成物加熱器。
【請求項167】
圧縮力に応答して第一加熱器を第一加熱器プレートに接触した状態に維持するために第一加熱器上に配置された第一弾性パッドを含む、請求項164に記載の血液生成物加熱器。
【請求項168】
第一及び第二流路プレートの血液接触表面がチタンから形成される、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項169】
前記第一加熱器が最高で約200ワットの電力を用いる、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項170】
前記血液生成物加熱器が、約300 ml/min乃至約5 リットル/minの流速で、約30℃未満の温度から少なくとも約37℃の温度まで、約15分乃至約25分で、実質的な溶血を起こさずに、流路を流れる血液を移動させる大きさ及び形状とされている、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項171】
前記血液生成物加熱器が、約300 ml/min乃至約5 リットル/minの流速で、約30℃未満の温度から少なくとも約37℃の温度まで、約15分乃至約25分で、たんぱく質の変性を起こさずに、流路を流れる血液を移動させる大きさ及び形状とされている、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項172】
前記血液生成物加熱器が頓用使い捨てアセンブリである、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項173】
血液生成物加熱器が少なくとも部分的にポリカーボネートから形成される、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項174】
血液生成物加熱器が約5ポンド未満の重さである、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項175】
血液生成物加熱器が約4ポンド未満の重さである、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項176】
血液生成物加熱器が約3ポンド未満の重さである、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項177】
血液生成物加熱器が約2ポンド未満の重さである、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項178】
血液生成物加熱器が約1ポンド未満の重さである、請求項155に記載の血液生成物加熱器。
【請求項179】
血液生成物を加熱器に流し込む吸入口と、
血液生成物を加熱器から流れ出させる吐出口と、
前記吸入口と吐出口との間に延びる流路であって、前記流路を通って流れる血液生成物との直接的接触を提供するために実質的に生物不活性な血液生成物接触表面を有する第一及び第二流路プレート間に形成される、流路と
第一流路プレートを加熱するために第一流路プレートに熱接続された第一加熱器と
を含む血液生成物加熱器と、
加熱された血液生成物を、保存しようとする臓器に循環させるポンプと
を含む、臓器管理システム。
【請求項180】
第二流路プレートを最高約44℃の温度まで加熱するために、第二流路プレートに熱接続させた第二加熱器を含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項181】
血液生成物加熱器が、第一加熱器からの熱を第一流路プレートに接続するために、第一加熱器と第一流路プレートとの間に配置された第一加熱器プレートを含む、請求項179に記載の臓器管理システム。
【請求項182】
血液生成物加熱器が、第二加熱器からの熱を第二流路プレートに接続するために、第二加熱器と第二流路プレートとの間に配置された第二加熱器プレートを含む、請求項180に記載の臓器管理システム。
【請求項183】
血液生成物加熱器が、血液生成物加熱器の吐出口近傍の血液生成物の温度を示す電気シグナルを提供するための血液生成物温度センサを含む、請求項181に記載の臓器管理システム。
【請求項184】
血液生成物加熱器が、第一加熱器の温度を示す電気シグナルを提供するための第一加熱器温度センサを含む、請求項181に記載の臓器管理システム。
【請求項185】
血液生成物加熱器が、第二加熱器の温度を示す電気シグナルを提供するための第二加熱器温度センサを含む、請求項183に記載の臓器管理システム。
【請求項186】
血液生成物加熱器が、血液生成物加熱器の吐出口近傍の血液生成物の温度を示す電気シグナルを提供するための血液生成物温度センサを含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項187】
血液生成物加熱器が、第一加熱器の温度を示す電気シグナルを提供するための第一加熱器温度センサを含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項188】
血液生成物加熱器が、第一加熱器からの熱を第一流路プレートに接続するために、第一加熱器と第一流路プレートとの間に配置された第一加熱器プレートを含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項189】
前記第一加熱器プレートがアルミニウムから形成される、請求項187に記載の臓器管理システム。
【請求項190】
血液生成物加熱器が、圧縮力に応答して第一加熱器を第一加熱器プレートに接触した状態に維持するために第一加熱器上に配置された第一弾性パッドを含む、請求項187に記載の臓器管理システム。
【請求項191】
第一及び第二流路プレートの血液接触表面がチタンから形成される、請求項179に記載の臓器管理システム。
【請求項192】
前記第一加熱器が最高で約100約200ワットの電力を用いる、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項193】
前記第一血液生成物加熱器が、約300 ml/min乃至約5 リットル/minの流速で、約30℃未満の温度から少なくとも約37℃の温度まで、約15分乃至約25分で、実質的な溶血を起こさずに、流路を流れる血液を移動させる大きさ及び形状とされている、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項194】
前記第一血液生成物加熱器が、約300 ml/min乃至約5 リットル/minの流速で、約30℃未満の温度から少なくとも約37℃の温度まで、約15分乃至約25分で、たんぱく質の実質的溶血変性を起こさずに、流路を流れる血液を移動させる大きさ及び形状とされている、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項195】
前記血液生成物加熱器が頓用使い捨てアセンブリである、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項196】
血液生成物加熱器が少なくとも部分的にポリカーボネートから形成される、請求項1785に記載の臓器管理システム。
【請求項197】
血液生成物加熱器が約5ポンド未満の重さである、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項198】
血液生成物加熱器が約4ポンド未満の重さである、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項199】
血液生成物加熱器が約3ポンド未満の重さである、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項200】
血液生成物加熱器が約2ポンド未満の重さである、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項201】
血液生成物加熱器が約1ポンド未満の重さである、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項202】
血液生成物を血液生成物加熱器に向かって流す導管であって、血液生成物加熱器の流路の横断面積にほぼ等しい内側横断面積を有する、導管を含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項203】
血液生成物を血液生成物加熱器から遠ざかる方向で流す導管であって、血液生成物加熱器の流路の横断面積にほぼ等しい内側横断面積を有する、導管を含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項204】
血液生成物を循環させる導管であって、血液生成物加熱器の流路の横断面積にほぼ等しい内側横断面積を有する、導管を含む、請求項178に記載の臓器管理システム。
【請求項205】
ポンプ駆動装置と接続するポンプ・インターフェース・アセンブリであって、
外側側面及び内側側面を含む筐体と、
筐体の内側側面と流体密に相互接続する第一の変形可能なメンブレンであって、前記変形可能なメンブレンの内側側面と、筐体の内側側面との間にチャンバを形成する、メンブレンと、
臓器潅流液を受け取ると共に、該流体をチャンバに提供する流体吸入口と、
ポンプ駆動装置が第一の変形可能なメンブレンを筐体の内側側面に向かう方向で変形させたことに応答して、臓器保存システム内の臓器チャンバに向かってチャンバから臓器潅流液を吐き出す流体吐出口と
を含む、ポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項206】
第一の変形可能なメンブレンの周辺に適合することで、変形可能なメンブレンの内側側面の周辺と、筐体の内側側面の周辺との間に流体密な封止を形成するブラケットを含む、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項207】
ポンプ駆動装置との流体密な相互接続を提供するガスケットを含む、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項208】
流体吐出口が一方向流体吐出口である、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項209】
一方向流体吐出口が、筐体の内側表面から遠ざかる方向でのポンプ駆動装置の運動に応答して閉鎖する向きになり、そして筐体の内側側面に向かって第一の変形可能なメンブレンを変形させる方向でのポンプ駆動装置の運動に応答して流体吐出口を通じて臓器潅流液を吐き出す開放した向きになるボールバルブ・アセンブリを含む、請求項207に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項210】
筐体の外側側面から出た複数の突起部であって、ポンプ駆動装置アセンブリに向かう方向で筐体を強制してポンプ駆動装置アセンブリとの流体密な封止を形成するために一つ以上の表面に係合及び当接する大きさ及び形状とされた、突起部を含む、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項211】
第一の変形可能なメンブレンが故障した場合に障害許容封止を提供するために、第一の変形可能なメンブレンと隣接して取り付けられる第二の変形可能なメンブレンを含む、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項212】
ポンプ・インターフェース・アセンブリが少なくとも部分的にポリカーボネートから形成される、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項213】
ポンプ・インターフェース・アセンブリがトン用使い捨てアセンブリである、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項214】
流体吸入口が、潅流液の重力供給を受け取るような大きさ、形状及び向きにされた、請求項204に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項215】
潅流液を臓器に循環させるポンプ駆動装置を含むポンプと、
ポンプ駆動装置と接続するポンプ・インターフェース・アセンブリと
を含む臓器保存システムであって、前記インターフェース・アセンブリが、
外側側面及び内側側面を有する筐体と、
筐体の内側側面と流体密に相互接続した第一の変形可能なメンブレンであって、前記変形可能なメンブレンの内側側面と筐体の内側側面との間でチャンバを形成し、ポンプ駆動装置を潅流液から分離する、メンブレンと、
潅流液を受け取ると共に、流体をチャンバに提供する流体吸入口と、
ポンプ駆動装置が変形可能なメンブレンを筐体の内側側面に向かう方向で変形させたことに応答して、臓器保存システム内の臓器チャンバに向かってチャンバから臓器潅流液を吐き出す流体吐出口と
を含む、臓器保存システム。
【請求項216】
ポンプ・インターフェース・アセンブリが、第一の変形可能なメンブレンの周辺に適合することで、変形可能なメンブレンの内側側面の周辺と、筐体の内側側面の周辺との間に流体密な封止を形成するブラケットを含む、請求項214に記載のシステム。
【請求項217】
ポンプ・インターフェース・アセンブリが、ポンプ駆動装置との流体密な相互接続を提供するガスケットを含む、請求項214に記載のシステム。
【請求項218】
流体吐出口が一方向流体吐出口である、請求項214に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項219】
一方向流体吐出口が、筐体の内側表面から遠ざかる方向でのポンプ駆動装置の運動に応答して閉鎖する向きになり、そして筐体の内側側面に向かって第一の変形可能なメンブレンを変形させる方向でのポンプ駆動装置の運動に応答して流体吐出口を通じて臓器潅流液を吐き出す開放した向きになるボールバルブ・アセンブリを含む、請求項217に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項220】
筐体の外側側面から出た複数の突起部であって、ポンプ駆動装置アセンブリに向かう方向で筐体を強制してポンプ駆動装置アセンブリとの流体密な封止を形成するために一つ以上の表面に係合及び当接する大きさ及び形状とされた、突起部を含む、請求項214に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項221】
第一の変形可能なメンブレンが故障した場合に障害許容封止を提供するために、第一の変形可能なメンブレンと隣接して取り付けられる第二の変形可能なメンブレンを含む、請求項214に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項222】
ポンプ・インターフェース・アセンブリが少なくとも部分的にポリカーボネートから形成される、請求項214に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項223】
ポンプ・インターフェース・アセンブリがトン用使い捨てアセンブリである、請求項214に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項224】
流体吸入口が、潅流液の重力供給を受け取るような大きさ、形状及び向きにされた、請求項214に記載のポンプ・インターフェース・アセンブリ。
【請求項225】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内に心臓を配置するステップと、
心臓に潅流液をポンプ注入するステップであって、潅流液が約25℃乃至約37℃の温度で、約200 ml/min 乃至約5 L/minの体積である、ステップと、
心臓が保護チャンバ内で拍動中にその一つ以上の生理的特徴を観察するステップと、
心臓をex vivoで保存するために、生理的特徴に少なくとも部分的に基づいてポンピング特徴を調節するステップと
を含む、心臓をex vivoで保存する方法。
【請求項226】
生理的特徴に電気的特徴が含まれる、請求項224に記載の方法。
【請求項227】
生理的特徴に圧力特徴が含まれる、請求項224に記載の方法。
【請求項228】
潅流液が血液生成物ベースである、請求項224に記載の方法。
【請求項229】
潅流液が合成血液代替物ベースである、請求項224に記載の方法。
【請求項230】
拍動性ポンプで潅流液をポンピングするステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項231】
生理的特徴に、心臓が拍動する速度が含まれ、ポンピング特徴に、拍動性ポンプがポンピングする速度が含まれ、そして心臓が拍動する速度に応答して拍動性ポンプの速度を調節するステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項232】
生理的特徴に、心臓が拍動する速度が含まれ、ポンピング特徴に、拍動性ポンプがポンピングするストローク量が含まれ、そして心臓が拍動する速度に応答して拍動性ポンプのストローク量を調節するステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項233】
ポンピング特徴に、ポンプが潅流液を心臓にポンピングする時点が含まれ、生理的特徴に、拡張期にある心臓の一部分の一表現が含まれ、ポンピング特徴に、拍動性ポンプがポンピングする速度が含まれ、そして心臓の前記部分の拡張期の間に、心臓に潅流液をポンピングするステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項234】
拡張期が心臓の心室の拡張期である、請求項232に記載の方法。
【請求項235】
前記心室が左心室である、請求項233に記載の方法。
【請求項236】
拡張期が心臓の心房の拡張期である、請求項232に記載の方法。
【請求項237】
前記心房が右心室である、請求項235に記載の方法。
【請求項238】
ポンピング特徴に、ポンプが潅流液を心臓にポンピングする速度及びストローク量を表す波形の形状が含まれ、そして心臓の生理的特徴に応答して、波形の形状を変更するステップを含む、請求項1224に記載の方法。
【請求項239】
ポンピング特徴に、ポンプが潅流液をポンピングする単位時間当たりの流体流量が含まれ、そして心臓の生理的特徴に応答して、前記流量を変更するステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項240】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項241】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして使用者選択可能なポンピング遅れ分を調節した後の前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項242】
潅流液加熱器の二枚の被加熱プレート間に形成された流路を通じて潅流液を流すことで、潅流液を約32℃乃至約37℃の間の温度に維持するステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項243】
流路に入るときの潅流液の温度を観察するステップを含む、請求項241に記載の方法。
【請求項244】
流路を出るときの潅流液の温度を観察するステップを含む、請求項241に記載の方法。
【請求項245】
潅流液加熱器の温度を観察するステップを含む、請求項241に記載の方法。
【請求項246】
ポンピングを行うために、潅流液からポンプ駆動装置を分離するステップを含む、請求項224に記載の方法。
【請求項247】
潅流液を心臓の冠状静脈洞に心臓の大動脈の逆行性潅流を通じてポンピングするステップと、
心臓の右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと、
約 200 ml/min 乃至400 ml/min の潅流液の心臓への流量を提供するステップと
を含む、請求項224に記載の方法。
【請求項248】
大動脈を通じた心臓への潅流液のポンピングと、右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを、約2時間を越えて、心臓を移植に適した状態に維持したまま、維持するステップを含む、請求項246に記載の方法。
【請求項249】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内の一つ以上の電極上に心臓を配置するステップと、
心臓に潅流液をポンプ注入するステップであって、潅流液が約25℃乃至約37℃の温度で、約200 ml/min 乃至約5 L/minの体積である、ステップと、
心臓をex vivoで保存するために潅流液を心臓にポンピングしながら、電極からの電気シグナルを観察するステップと
を含む、心臓をex vivoで保存する方法。
【請求項250】
電気シグナルに、心臓が拍動する速度の一表現が含まれ、そして心臓が拍動する速度に応答して、心臓に潅流液がポンピングされる速度を調節するステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項251】
電気シグナルに、心臓が拍動する速度の一表現が含まれ、そして心臓が拍動する速度に応答して、心臓に潅流液がポンピングされる量を調節するステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項252】
電気シグナルに、拡張期にある心臓の一部分の一表現が含まれ、そして心臓の前記部分の拡張期の間に、心臓に潅流液をポンピングするステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項253】
拡張期が心臓の心室の拡張期である、請求項251に記載の方法。
【請求項254】
前記心室が左心室である、請求項252に記載の方法。
【請求項255】
拡張期が心臓の心房の拡張期である、請求項251に記載の方法。
【請求項256】
前記心房が右心房である、請求項254に記載の方法。
【請求項257】
ポンピング特徴に、ポンプが潅流液を心臓にポンピングする速度及びストローク量を表す波形の形状が含まれ、そして心臓の生理的特徴に応答して、波形の形状を変更するステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項258】
ポンピング特徴に、ポンプが潅流液をポンピングする単位時間当たりの流体流量が含まれ、そして心臓の生理的特徴に応答して、前記流量を変更するステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項259】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項260】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして使用者選択可能なポンピング遅れ分を調節した後の前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項261】
潅流液を心臓に心臓の大動脈通じてポンピングするステップと、
心臓の右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと、
約 200 ml/min 乃至400 ml/min の潅流液の心臓への流量を提供するステップと
を含む、請求項248に記載の方法。
【請求項262】
大動脈を通じた心臓への潅流液のポンピングと、右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを、約2時間を越えて、心臓を移植に適した状態に維持したまま、維持するステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項263】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項264】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして使用者選択可能なポンピング遅れ分を調節した後の前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項265】
潅流液加熱器の二枚の被加熱プレート間に形成された流路を通じて潅流液を流すことで、潅流液を約32℃乃至約37℃の間の温度に維持するステップを含む、請求項248に記載の方法。
【請求項266】
流路に入るときの潅流液の温度を観察するステップを含む、請求項264に記載の方法。
【請求項267】
流路を出るときの潅流液の温度を観察するステップを含む、請求項264に記載の方法。
【請求項268】
潅流液加熱器の温度を観察するステップを含む、請求項264に記載の方法。
【請求項269】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内に移植用の心臓を配置するステップと、
潅流液を心臓に心臓の大動脈を通じてポンピングするステップと、
心臓の右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと、
携帯用臓器管理システムの心臓をドナー部位からレシピエント部位に、潅流液を心臓に大動脈を通じてポンピングしながら輸送し、右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと
を含む、心臓をex vivoで移植する方法。
【請求項270】
輸送中の心臓の生理的パラメータを観察するステップを含む、請求項268に記載の方法。
【請求項271】
生理的パラメータに、心臓が拍動する速度が含まれ、そして心臓が拍動する速度に応答して、潅流液を心臓にポンピングする速度を調節するステップを含む、請求項269に記載の方法。
【請求項272】
生理的パラメータに、心臓が拍動する速度が含まれ、そして心臓が拍動する速度に応答して、心臓にポンピングする潅流液量を調節するステップを含む、請求項269に記載の方法。
【請求項273】
生理的パラメータに、拡張期にある心臓の一部分の一表現が含まれ、そして心臓の前記部分の拡張期の間に、心臓に潅流液をポンピングするステップを含む、請求項269に記載の方法。
【請求項274】
拡張期が心臓の心室の拡張期である、請求項272に記載の方法。
【請求項275】
前記心室が左心室である、請求項273に記載の方法。
【請求項276】
拡張期が心臓の心房の拡張期である、請求項272に記載の方法。
【請求項277】
前記心房が右心房である、請求項274に記載の方法。
【請求項278】
大動脈を通じた心臓への潅流液のポンピングと、右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを、約2時間を越えて、心臓を移植に適した状態に維持したまま、維持するステップを含む、請求項268に記載の方法。
【請求項279】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項268に記載の方法。
【請求項280】
生理的特徴に心臓からのr波が含まれ、そして使用者選択可能なポンピング遅れ分を調節した後の前記r波に潅流液のポンピングを同期させるステップを含む、請求項268に記載の方法。
【請求項281】
一体型加熱器の二枚の被加熱プレート間に形成された流路を通じて潅流液を流すことで、潅流液を約32℃乃至約37℃の間の温度に維持するステップを含む、請求項268に記載の方法。
【請求項282】
保護チャンバの外部にある流れスイッチを操作して、潅流液が心臓内へ心臓の左心房を通じてポンピングされ、心臓の右心室及び左心室を通じて心臓から流れ出すように、潅流液の流れを変更するステップを含む、請求項268に記載の方法。
【請求項283】
レシピエント部位への到着後に前記操作ステップを行うステップを含む、請求項281に記載の方法。
【請求項284】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内に心臓を配置するステップと、
心臓が保護チャンバ内にあるときに、潅流液を心臓に提供するステップと、
二枚の被加熱プレート間に形成された流路を通じて潅流液を心臓に流すことで、潅流液を約32℃乃至約37℃の間の温度に加熱するステップと
を含む、心臓をex vivoで保存する方法。
【請求項285】
流路に入るときの潅流液の温度を観察するステップを含む、請求項283に記載の方法。
【請求項286】
流路を出るときの潅流液の温度を観察するステップを含む、請求項283に記載の方法。
【請求項287】
被加熱プレートの少なくとも一方の温度を観察するステップを含む、請求項283に記載の方法。
【請求項288】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内に心臓を配置するステップと、
潅流液を心臓に心臓の大動脈を通じてポンピングするステップと、
心臓の右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと、
携帯用臓器管理システムを介して心臓をドナー部位からレシピエント部位に、潅流液を心臓に大動脈を通じてポンピングしながら輸送し、右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと、
心臓をレシピエントに移植する前に、保護チャンバの外部で液流制御を操作して、潅流液が心臓内へ心臓の左心房を通じてポンピングされ、心臓の右心室及び左心室を通じて心臓から流れ出すように、潅流液の流れを変更するステップと、
心臓の評価を行うステップと
を含む、移植用の心臓を評価する方法。
【請求項289】
臓器の評価が、心臓に対して心エコーを行うステップを含む、請求項287に記載の方法。
【請求項290】
臓器の評価が、大動脈血液ガスを測定するステップを含む、請求項287に記載の方法。
【請求項291】
臓器の評価が、HLA適合検査を行うステップを含む、請求項287に記載の方法。
【請求項292】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内に心臓を配置するステップと、
潅流液を心臓に心臓の大動脈を通じてポンピングするステップと、
心臓の右心室を通じて心臓から遠ざかる潅流液の流れを提供するステップと、
保護チャンバの外部で液流制御を操作して、潅流液が心臓内へ心臓の左心房を通じてポンピングされ、心臓の右心室及び左心室を通じて心臓から流れ出すように、潅流液の流れを変更するステップと、
一種以上の免疫抑制治療、化学療法、遺伝子療法及び放射線療法を心臓に施与するステップと
を含む、心臓に治療法を提供する方法。
【請求項293】
ドナーの心臓を停止させるステップと、
ドナーから心臓を外植するステップと、
心臓を臓器管理システムに移すステップと、
ドナーから心臓を外植後30分未満以内で心臓に潅流液をポンピングするステップであって、前記潅流液が約32℃乃至約37℃の間の温度である、ステップと
を含む、心臓を移植する方法。
【請求項294】
心臓を臓器管理システムに移してから約25分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項292に記載の方法。
【請求項295】
心臓を臓器管理システムに移してから約20分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項292に記載の方法。
【請求項296】
心臓を臓器管理システムに移してから約18分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項292に記載の方法。
【請求項297】
心臓を臓器管理システムに移してから約15分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項292に記載の方法。
【請求項298】
心臓を臓器管理システムに移してから約10分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項292に記載の方法。
【請求項299】
ドナーから心臓を外植し、該心臓を臓器管理システムに心臓を停止させずに移すステップと、
ドナーから心臓を外植後30分未満以内で心臓に潅流液をポンピングするステップであって、前記潅流液が約32℃乃至約37℃の間の温度である、ステップと
を含む、心臓を移植する方法。
【請求項300】
心臓を臓器管理システムに移してから約10分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項298に記載の方法。
【請求項301】
心臓を臓器管理システムに移してから約5分未満以内に、心臓を約34℃乃至約37℃の温度にするステップを含む、請求項298に記載の方法。
【請求項302】
携帯用臓器管理システムの保護チャンバ内に心臓を配置するステップと、
心臓の心室を介して心臓に潅流液を少なくとも約12時間、ポンピングするステップであって、前記潅流液が、約32℃乃至約37℃の間の温度である、ステップと、
潅流液をポンピングしながら、心臓に対してHLA検査を行うステップと
を含む、移植用の心臓を評価する方法。
【請求項303】
一種以上の糖質、一種以上の心臓刺激剤、及び、アスパラギン、グルタミン、又はシステインを含まない複数のアミノ酸、を含む、心臓を潅流するための流体に用いる組成物。
【請求項304】
一種以上の心臓刺激剤がカテコールアミンを含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項305】
一種以上の心臓刺激剤がエピネフリンを含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項306】
血液生成物を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項307】
少なくとも部分的に白血球を枯渇させた全血を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項308】
少なくとも部分的に血小板を枯渇させた全血を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項309】
リン酸を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項310】
インシュリンを更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項311】
少なくとも一種のビタミンを更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項312】
アデノシンを更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項313】
マグネシウム・イオン源を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項314】
エピネフリン、リン酸、インシュリン、マルチビタミン、アデノシン及びマグネシウム・イオン源を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項315】
一種以上の電解質を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項316】
一種以上の電解質がカリウム、ナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸、又はこれらの組合せを含む、請求項315に記載の組成物。
【請求項317】
免疫抑制剤を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項318】
ステロイドを更に含む、請求項317に記載の組成物。
【請求項319】
治療薬を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項320】
一種以上の遺伝子を入れたベクタを更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項321】
免疫抑制剤を更に含む、請求項302に記載の組成物。
【請求項322】



を更に含む、請求項302に記載の組成物。

【請求項323】

以下の成分を以下の量、約1000mLの水性媒質あたり含む、請求項322に記載の組成物。







【請求項324】
以下の成分を以下の相対量含むプライミング溶液を更に含む、請求項323に記載の組成物。



【請求項325】
プライミング溶液が水性流体を更に含む、請求項324に記載の組成物。
【請求項326】
プライミング溶液中の成分が、約500mLの水性流体当りの相対量である、請求項325に記載の組成物。
【請求項327】
全血と一緒に心臓に潅流された場合の前記組成物は、生理的温度でex vivoで拍動を続ける心臓の能力を延長する、請求項302に記載の組成物。
【請求項328】
一種以上の心臓刺激剤と、アスパラギン、グルタミン、又はシステインを含まない複数のアミノ酸とを含む第一溶液を含有する第一チャンバと、
一種以上の糖質を含む第二溶液を含有する第二チャンバと
を含む、心臓を潅流するための溶液系。
【請求項329】
心臓を潅流するために溶液を用いる前に、第一溶液及び第二溶液を滅菌する滅菌系を含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項330】
プライミング溶液を含む第三チャンバを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項331】
一種以上の心臓刺激剤がエピネフリンを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項332】
第二溶液中の一種以上の糖質がデキストロースを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項333】
第一溶液がアデノシンを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項334】
第一溶液がインシュリンを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項335】
第一溶液が免疫抑制剤を含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項336】
第一溶液がマルチビタミンを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項337】
第一溶液中の一種以上の電解質を更に含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項338】
一種以上の電解質がカルシウムを含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項339】
溶液が、臓器を潅流する前に血液生成物と配合される、請求項328に記載の溶液系。
【請求項340】
治療薬を更に含む、請求項328に記載の溶液系。
【請求項341】
拍動中の心臓を生理的温度で潅流する方法であって、
心臓を潅流するための溶液を提供するステップであって、前記溶液が、一種以上の心臓刺激剤、一種以上の糖質、及び、アスパラギン、グルタミン、又はシステインを含まない複数のアミノ酸、を含む、ステップと、
溶液を心臓に潅流するステップと、
潅流中、溶液を生理的温度に維持するステップと
を含む、方法。
【請求項342】
一種以上の心臓刺激剤がエピネフリンを含む、請求項341に記載の方法。
【請求項343】
溶液が二種の成分で提供され、第一の成分が一種以上の糖質を含み、そして第二の成分が一種以上の心臓刺激剤を含む、請求項341に記載の方法。
【請求項344】
溶液が約5.5乃至約6.0のpHである、請求項341に記載の方法。
【請求項345】
溶液を血液生成物と配合して潅流液を形成し、該潅流液を心臓に潅流するステップを更に含む、請求項341に記載の方法。
【請求項346】
治療薬を心臓に潅流するステップを含む、請求項341に記載の方法。
【請求項347】
一種以上の糖質、一種以上の心臓刺激剤、アスパラギン、グルタミン、又はシステインを含まない複数のアミノ酸、及びパッケージを含む、キット。
【請求項348】
臓器と、
実質的に無細胞の組成物であって、一種以上の糖質、一種以上の臓器刺激剤、及び、アスパラギン、グルタミン、又はシステインを含まない複数のアミノ酸を含む、組成物と
を含む、臓器を潅流するための系。
【請求項349】
臓器が心臓である、請求項348に記載の系。
【請求項350】
一種以上の臓器刺激剤が一種以上の心臓刺激剤を含む、請求項349に記載の系。
【請求項351】
一種以上の心臓刺激剤がエピネフリンを含む、請求項350に記載の系。
【請求項352】
心臓が拍動性心臓である、請求項349に記載の系。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図6E】
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【図6F】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図17E】
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【図17F】
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【図17G】
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【図17H】
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【図17I】
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【図17J】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図22A】
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【図22B】
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【図22C】
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【図23A】
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【図23B】
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【図23C】
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【図23D】
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【図24A】
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【図24B】
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【図24C】
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【図24D】
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【図24E】
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【図25A】
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【図25B】
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【図25C】
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【図26A】
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【図26B】
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【図27A】
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【図27B】
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【図28A】
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【図28B】
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【図28C】
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【図29A】
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【図29B】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公表番号】特表2008−515914(P2008−515914A)
【公表日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−535847(P2007−535847)
【出願日】平成17年10月7日(2005.10.7)
【国際出願番号】PCT/US2005/036211
【国際公開番号】WO2006/042138
【国際公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【出願人】(507114657)トランスメディクス, インク. (2)
【氏名又は名称原語表記】TRANSMEDICS, INC.
【Fターム(参考)】