説明

財団法人半導体研究振興会により出願された特許

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【課題】 従来の非線形光学結晶を用いるテラヘルツ電磁波光源と比較し、一つの励起レーザに基づく小型光学系によりテラヘルツ電磁波を発生させる方法及び測定装置を提供する。
【解決手段】 非線形光学結晶として屈折率異方性を有するGaSe結晶を用いる場合、屈折率主軸に対し、入射光を平行に近い角度で入射させることによりテラヘルツ電磁波を発生させる。入射光には650nm以上の波長を持つ高出力光源を利用する。 (もっと読む)


【課題】ELO成長で形成される半導体光素子の効率を向上させる。
【解決手段】半導体基板11上に少なくとも一層はELOで成長が行われる半導体薄層12〜14が積層形成されるが、その際用いられるELO成長マスク材層15の内部あるいは下部に光を反射する金属ミラー層を配置できる。この金属ミラー層が、半導体薄層12〜14から発生する光を反射して光を素子前面に放射するため発光効率が向上する。入射光が金属ミラー層で反射して再び吸収されるから、受光効率が向上する。 (もっと読む)


【課題】 高度なLSIを使わずに、簡単な手法で、時系列で並んだ多数のチャンネルうちから希望のチャンネルのパルス光のみを選別する。
【解決手段】 半導体ラマン増幅器として機能するラマン導波路11、このラマン導波路11を励起するポンプ光源としての半導体レーザダイオード4、光サーキュレータ8、及び、ラマン導波路11の出力光パルス信号から同期増幅された所望のチャンネルの光パルス信号のみを電気信号パルスとして取り出す光電変換回路6から構成されている。半導体レーザダイオード4は、多数のチャンネルのうちの特定のチャンネルと同期した同期光パルス列を発生する。ラマン導波路11は、GaPコア層と、このGaPコア層の下部、上部、及び側面にそれぞれ配置されたAlGa1−xPクラッド層から少なくとも構成されたヘテロ構造を有する。 (もっと読む)


【課題】測定対象成分を溶媒へ浸出あるいは抽出し、その溶液をテラヘルツ透過測定により分析する場合において、良好な透過スペクトルを得る方法を提供する。
【解決手段】テラヘルツ波の吸収が小さい有機物を溶媒として用いることにより溶液のテラヘルツ測定が簡単になる。ピリジン、テンペルあるいはテンペルの誘導体およびこれらを主たる成分とする混合物はテラヘルツ波を水ほどには吸収せず、これらを溶媒として用いることで溶液中の物質および物体のテラヘルツ透過スペクトルを良好に得ることができる。 (もっと読む)


【課題】 テラヘルツ波の透過性は、被測定物の内部物質までの計測を可能にし、高い周波数分解能は、吸収特性から分子の結合エネルギーレベルで物質の違いを峻別し、また、テラヘルツ波の被爆による危険は殆んど無いので、安全で高精度・小型・低価格の計測装置及び方法を提供することが可能である。
【解決手段】 被測定物の成分濃度を非接触で計測するテラヘルツ波式計測装置において、0.01THzから30THzの間のテラヘルツ波のうち、該成分夫々が有している吸収率の大きい特定周波数のテラヘルツ波が、被測定物を透過する間に減衰する度合、即ち、吸光度を夫々測定して、該吸光度と該成分濃度の関係を示した検量線を用いて、被測定物の成分濃度を計測する。 (もっと読む)


【課題】被測定物中の糖度を非接触あるいは非破壊にて識別する。
【解決手段】テラヘルツ発生装置によって構成される10GHzから10THzの発振周波数を持つ電磁波発生源を用い、適した周波数の発振素子を用い、被測定物に前記発生電磁波を照射しその透過あるいは反射強度を得ることによって、被測定物中の糖度およびその分布状況を得ることを可能にした。また測定ビームを細く絞った測定により、被測定物あるいは本発明の検査システムのどちらかを掃引することによって、被測定物中の糖度の分布を画像化できる。さらに、サンプリングした液体試料中の糖度測定に関しても、液体セル中の試料に非破壊・被接触にて糖度の高感度検出を可能にした。 (もっと読む)


【課題】効率的で、表面のひび割れや剥離を見逃さない建造物の検査方法及び検査システムを提供する。
【解決手段】テラヘルツ発生装置によって構成される10GHzから10THzの発振周波数を持つ電磁波発生源を用い、発振周波数の異なる複数の発振素子を組み合わせ、あるいは複数の検出器を用い、建造物に発生電磁波を照射しその透過あるいは反射画像を得ることによって、建造物の表面および内部の欠陥分布のイメージングを可能にしている。複数の電磁波発生源のうち、高い発振周波数では建造物表面付近を高分解能で観察する際に有効である。一方、低い発振周波数では、建造物の内部まで電磁波が到達できることから、建造物内部観察に有効である。これら複数の周波数の電磁波を組み合わせることにより、コンクリート建造物の表面付近および内部構造の、剥離や、ひび割れ、異物混入状況、鉄筋の施工状況を画像化・診断することが可能になる。 (もっと読む)


【課題】 非線形光学結晶における差周波混合により得られる周波数可変テラヘルツ波の出力は小さく、テラヘルツ計測における光源としては出力および発生周波数帯域が十分ではなかった。本発明は波長可変の近赤外光源を用いて、GaPバルク結晶におけるフォノンーポラリトンをテラヘルツ波の発生周波数に対応する位相整合角度で励起することにより、高輝度なテラヘルツ波を広帯域において周波数可変に発生できるテラヘルツ波発生方法及び装置を提供する。
【解決手段】 GaPバルク結晶に入射する2つの近赤外線を平行からわずかにずらして位相整合条件を満たすように差周波混合し、結晶中に存在するフォノン−ポラリトンを励起することにより、広帯域において周波数可変なテラヘルツ波を高輝度に得る。 (もっと読む)


【課題】 発振素子としてダイオード発振素子を用いることにより、システムを小型・軽量化し、さらに使用する電磁波の波長選択により、物質中の電磁波透過能を向上したイメージングを実現し、建材および建造物の構造欠陥や異物の検出に利用する。
【解決手段】発振素子としてタンネットダイオードを用い、10GHzから300GHz(1THz)の発振周波数を用いた反射イメージングにより、大型建材や、大型建造物まで適応できるイメージング方法およびイメージングシステムに関し、発振器ユニットと検出器ユニットを一体化し、これをスキャンするシステムの採用により、木材やコンクリート壁、建造物やトンネル内壁の内部構造欠陥や異物の混入を簡便に観察できる。
また発振周波数を選ぶことにより、物質中の電磁波透過能を制御し、表面から奥深く存在する建造物内部構造をイメージングできる。 (もっと読む)


【課題】 物体に電磁波を照射しその透過あるいは反射画像を得るイメージングしシステムおよびそのイメージング方法に関し、透過率の異なる特定物質のイメージングを可能にすることによって、生体組織中の微小な病巣の識別検査や梱包物の非開封による内部検査等に有効な装置およびその方法を提供する。
【解決手段】 大型化、複雑化あるいは高価格化する従来技術の欠点を解決すべく、タンネットダイオードを用いてシステムを小型・軽量化するとともに10GHzから1000GHz(1THz)の広範囲の周波数領域で波長選択し、さらにレンズ等を用いて集光された部分の近くにテーパ型の微小開口部を置き、用いる電磁波の波長以下の空間分解能を実現することを特長とする。 (もっと読む)


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