説明

日本ランコ株式会社により出願された特許

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【課題】ロータへのプレス加工が可能なプレス成形性を有し、焼入れ処理を施すことなく半硬質磁性を発現し、しかも耐食性に優れたステンレス鋼板をロータとして用いてヒステリシスモータを低コストで提供する。
【解決手段】半硬質磁性材料で形成されたロータと当該ロータに及ぼす回転磁界を発生させるステータを備えたヒステリシスモータにおいて、少なくともロータの一部を、C:0.1質量%以下,Si:1.0質量%以下,Mn:1.0質量%以下,Cr:16.0〜18.0質量%,Ni:1.0〜3.0質量%,P:0.04質量%以下,S:0.01質量%以下を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成と、50〜85%のマルテンサイト相と残部フェライト相の二相からなる組織を有するステンレス鋼板で形成する。 (もっと読む)


【課題】50〜60Hzの商用周波数レベルでも電磁軟鉄や冷延鋼板と同等以上の優れた交流磁気特性を維持し、ステータヨークへのプレス加工が可能なプレス成形性を有する軟磁性のステンレス鋼板をステータヨークに用いたヒステリシスモータを提供する。
【解決手段】半硬質磁性材料で形成されたロータ6と当該ロータに及ぼす回転磁界を発生させるステータを備えたヒステリシスモータであって、励磁コイル5とともに当該ヒステリシスモータのステータを構成するステータヨーク3,4,7として、フェライト相が95%以上の組織をもち、50μΩ・cm以上の電気抵抗率を有し、使用周波数をf(kHz)とするとき式(3)を満たす板厚tのFe−Cr系軟磁性ステンレス鋼板を用いる。
t≧0.23÷f1/2 ・・・・(3) (もっと読む)


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