説明

株式会社カルシードにより出願された特許

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【課題】 火山ガラス質堆積物を原料とし、高強度で白色度の優れた微細中空ガラス球状体を効率よく製造する方法を提供する。
【解決手段】 火山ガラス質堆積物粉体100重量部を、硫酸アルミニウム1〜10重量部を含有する水溶液中に分散させたのち、この懸濁液にアルカリ水溶液を添加して該粉体粒子表面にアルミナ水和物を析出させ、次いで固形物を洗浄、乾燥後、900〜1100℃の温度において1秒ないし1分間熱処理することにより、微細中空ガラス球状体を製造する。 (もっと読む)


【構成】 火山ガラス質堆積物粉末を、水ガラスやヘキサメタリン酸ナトリウムやピロリン酸ナトリウム0.05〜0.5重量%を含有する水溶液中に分散させ、分級して粒度5〜20μmの画分の粒子を得たのち、(1)分級粒子を900〜1100℃で1〜60秒間熱処理するか、又は(2)0.3〜3規定塩酸水溶液と分級粒子とを、容量と重量との比が1〜1.5ml/gとなるように混合し、150〜200℃、0.5〜1.5MPaの水蒸気圧力下8時間以上水熱処理したのち、この粒子を900〜1100℃で1〜60秒間熱処理し、次いで水中における浮沈分離又は空気分級することにより、微細中空ガラス球状体を製造する。
【効果】 火山ガラス質堆積物から、微粒状で高強度を有し、かつ白色度が高く、各種の軽量複合材のフィラーなどとして有用な中空ガラス球状体が効率よく得られる。 (もっと読む)


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