説明

東芝燃料電池システム株式会社により出願された特許

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【課題】 窒素ガス等のパージガスを用いなくても安全に起動停止でき、起動停止に伴う性能の低下を防止できる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 固体高分子電解質膜を挟持した2枚のガス拡散電極と、燃料ガス流通路及び酸化剤ガス流通路と水流通路を有するセパレータとからなる単位電池を所定数積層してなる燃料電池スタックと、燃料ガス供給手段、酸化剤ガス供給手段及び冷却水供給手段とからなる燃料電池システムにおいて、燃料電池スタックから冷却水ポンプにより冷却水を排出する冷却水排出手段を設け、冷却水ポンプと燃料電池スタックの間に冷却水バッファを設け、この冷却水バッファを燃料電池スタックより高い位置に設置し、燃料電池システムの運転停止時に、燃料ガスまたは酸化剤ガスの供給を停止するとともに冷却水ポンプを停止し、冷却水バッファ内の水を、導電性多孔質材料を介して燃料ガス流通路または酸化剤ガス流通路に供給する。 (もっと読む)


【課題】一酸化炭素の影響を低減するために燃料ガスに空気を導入する場合に、燃料電池本体の高分子膜の長寿命化を図ることにある。
【解決手段】燃料極130と酸化剤極131とを含む燃料電池本体13と、原燃料を改質して水素を含む燃料ガスを生成する改質器10とを有する燃料電池において、コントローラ16は、燃料電池本体13の起動時から定常運転に至るまでの時間内の指定時間だけ、空気150を燃料極130に導入させて、定常運転の状態に移行した後に当該空気150の導入を停止する。 (もっと読む)


【課題】 システム全体の構成を簡素化してかつ使用する電気出力用機器の自由度を高めることにより、コストダウンと信頼性向上を実現する。
【解決手段】 主回路切替器171は、燃料電池本体10からの直流電流出力をダミー負荷172側と汎用D/Dコンバータ120側の間で切り替える。汎用D/Dコンバータ120からの電圧出力は、抵抗を利用した電流電圧変換器173により電圧変換され、電圧増幅器174により増幅されて、空気ブロア41とアノードオフガス放出ダンパ131の操作制御に使用される。汎用D/Dコンバータ120は、停止スイッチ175と温度ヒューズ50を介して、燃料遮断弁32、主回路切替器171と直列接続される。燃料バイパス手動弁132、主回路切替器171、および空気ブロア41の回転軸と機械的に連動する復帰バネ付き手動型起動レバー181が設けられる。 (もっと読む)


【課題】起動中に凝縮水が汚染され難い燃料電池発電装置を得る。
【解決手段】原燃料をバーナ2で燃焼することで水素リッチガスを得る改質器1と、
電池燃料極及び電池空気極を有し、該電池燃料極に1からの水素リッチガスを導入し、該電池空気極に空気を供給することで電気エネルギを得る燃料電池本体10と、2の燃焼排気ガス及び10の電池空気極の排気ガスを、各々バーナ排気ガスライン及び空気極排気ガスラインを介してその内部に導き、2の燃焼排気ガス及び電池空気極の排気ガスの水回収を行なう排熱回収熱交換器4と、4で熱回収された温水を貯える温水器12と、12及び4との間に配設し、両者間に温水を循環させる温水循環ライン19と、19に配設し、10の起動時に2で原燃料を燃焼させる際に、4内の温水の循環を阻止する温水循環ポンプ5を備えた燃料電池発電装置。 (もっと読む)


【課題】燃料処理器の劣化を積極的に自動診断する機能を実現することにより、マージンの少ない高い効率での運転を可能とする燃料電池発電システムを提供することにある。
【解決手段】燃料電池発電システムの制御装置10は、燃料処理器3に対する燃料ガスの流量設定値を変化させて、燃料電池本体4の電圧変化量を測定して燃料処理器3の劣化を自動診断する診断処理を実行する。制御装置10は、当該診断結果に基づいて燃料ガスの供給を適合させる運転操作制御を行なう。 (もっと読む)


【課題】 電解質膜の機械的強度の低下を防止し、セル内での電気的短絡を防止することができ、優れたシール性を有する燃料電池を提供する。
【解決手段】 セル10は、固体高分子電解質膜1を、燃料極触媒層、燃料極ガス拡散層からなる燃料極ガス拡散電極2、および酸化剤極触媒層、酸化剤極ガス拡散層からなる酸化剤極ガス拡散電極3とで挟み込み、燃料極ガス拡散電極2および酸化剤極ガス拡散電極3が電解質膜1と接する反対の面に、ガス流路4a、5aを備えたセパレータ4、5をそれぞれ備えている。電解質膜1を燃料極ガス拡散電極2及び酸化剤極ガス拡散電極3より大きく構成し、両ガス拡散電極の端部から側方に突出するように配設する。電解質膜1の周縁部の上下表面に対向する位置に突起が形成されたシール材31を、前記電解質膜1の上下両側に配設された両ガス拡散電極2、3と接し、且つ電解質膜1と一体化して配設する。 (もっと読む)


電池特性の劣化要因のひとつである過酸化水素の生成が抑制され、電解質体の劣化を防止できると共に、長期間安定して高い電池特性を維持できる燃料電池を得る。互いに対向配置される燃料極(2)及び酸化剤極(1)の間に、イオン伝導性を有する電解質体(3)を配置してなる燃料電池において、前記電解質体(3)は第1の電解質層(3A)と、該第1の電解質層(3A)を挟むように各々配置した第2の電解質層(3B)の3層構成であって、前記第2の電解質層(3B)は、前記燃料極(2)および前記酸化剤極(1)にそれぞれ接するものであり、かつ前記酸化剤極(1)から前記燃料極(2)への酸素の透過を防止する層であって、該層内に触媒を含有している燃料電池。 (もっと読む)


燃料電池に供給される空気を処理して、該空気に含まれる、燃料電池の起電力低下要因成分を除去する燃料電池用空気の浄化方法において、空気中の硫黄化合物を除去して硫黄化合物濃度を5ppb以下とする。燃料電池用空気の硫黄化合物濃度が5ppb以下であれば、燃料電池用空気中の起電力低下要因成分に起因する燃料電池の起電力の低下をほぼ完全に排除して、燃料電池の特性を長期に亘り安定に維持し、その寿命を延長することができる。 (もっと読む)


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