説明

アマドック株式会社により出願された特許

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【課題】 サイフォンとなる濾液排出系統内に滞留するガスを好適に排気することができ,また,濾過板の表面に積層する濃縮汚泥のみについて濾過濃縮を行なう場合に,前記濃縮汚泥中の残留水分を好適に除去することができるサイフォン式濾過濃縮装置並びに該装置の濾過圧調整方法を提供する。
【解決手段】 サイフォン式濾過濃縮装置の濾液排出系統,好ましくは該濾液排出系統の頂部に真空ポンプを接続する。また,前記濾液排出系統の排出口15bに,前記真空ポンプにより減圧可能な真空タンクを設ける。前記真空ポンプによって濾液排出系統内のガスを吸引して排気することができ,また,該真空ポンプにより真空タンクを減圧すれば,濾液排出系統内に作用する負圧を高めることができ,濃縮汚泥のさらなる濃縮や,濾過処理における濾過圧の向上を図ることができる。
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【課題】 交換や点検,補修時の濾過濃縮槽51からの引き上げ又は濾過濃縮槽51への収容のために装置上方に確保する必要のあるスペースを低減可能とするサイフォン式濾過濃縮装置50の濾過板10を提供する。
【解決手段】 濾過体11と該濾過体11を取り付ける支持枠20から成り,処理対象となる例えば,汚泥を充填する濾過濃縮槽51内に収容配置される濾過板10であって,支持枠20の垂直方向において,分割可能に設ける。具体的には,支持枠20の垂直方向を成す枠体21を複数のリンク部材23,23…23を相互に回動自在に連結して,濾過板10を垂直方向に曲折又は巻回可能としたり,濾過体11を支持枠20に取り付けて成る1組の濾過構造体45を垂直方向に複数組配置して隣接する濾過構造体45,45の支持枠20,20を着脱自在な連結具46で連結して,濾過板10を垂直方向に分割可能とする。
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【課題】 濾液排出管18を長さ別に複数本備えることなく,濾過圧を好適に調整できるサイフォン式濾過濃縮装置,及び該濾過濃縮方法を提供する。
【解決手段】
本発明のサイフォン式濾過濃縮装置10は,濾過濃縮槽11,濾過板12,濾液排出系統15とを備え,前記濾液排出系統15の頂部15aから排出口15bに至る流路の少なくとも一部を,高さ方向に連通する複数本の管路19,19,…19によって構成し,上下に隣接する前記管路19,19のうち,高位の管路19の下端と低位の管路19の上端を密閉可能な空間21を介して連通すると共に,前記空間21を該空間21の頂部において大気に連通可能な開閉手段22を設けたことを特徴とし,前記開閉手段22の開閉によりサイフォン圧(濾過圧)を調整する。
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【課題】目詰まりして濾過効率が大幅に低下することを防止でき,サイフォン式濾過濃縮装置に好適な濾過体を提供する。また,支持枠に対する濾過板の面積を広く確保できる濾過板を提供する。
【解決手段】本発明のサイフォン式濾過濃縮装置の濾過体11は,ナイロンを原料とし,線径が経糸にあっては0.08〜0.22mm,緯糸にあっては0.15〜0.35mmのモノフィラメント糸を,密度が経糸は110〜330本/in,緯糸は30〜70本/inとなる繻子織りとして織り上げ,通気度が圧力差124.5Paにおいて20〜90cm3/cm2・secとなるよう調整した濾布12からなる。濾過板10は,前記濾過体11の少なくとも2辺において,それぞれ弾性部材30を介して支持枠20に取付けて成る。支持枠20は筒状体の側面の一部を開口した枠体を連結して成り,該枠体21内に弾性部材30を伸縮方向を長手方向として収容配置する。
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