説明

株式会社ビー・アイ・テックにより出願された特許

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【課題】生体との親和性の高いリン酸カルシウムを、ポリマー表面に高密度かつ高い接合強度で有する樹脂複合体とする。
【解決手段】樹脂基材と、樹脂基材の表面に形成されリン酸カルシウムと樹脂基材を構成する樹脂とからなる複合層と、よりなり、複合層は、内部から表面に向かってリン酸カルシウムの体積割合が高くなる傾斜構造を有する。複合層は樹脂基材との界面でリン酸カルシウムが少ないので樹脂基材との接合強度が高く、表面ではリン酸カルシウムが多いので骨や歯との結合強度が高い。 (もっと読む)


【課題】ステムの表面に施す凹凸を界面における軸方向および回旋方向に働くせん断力に対応できるようにして、ステムの初期固定性が高められるようにする。また、再手術時の引き抜き性も向上させる。
【解決手段】ステム1の表面には、窄孔4内での沈み込みや回旋方向の動きを抑制するための突起11が形成される。その突起の骨幹領域7の側には、窄孔内壁に存在する海綿質骨3を骨幹領域7に向けて押し込み、ステム1の骨幹領域方向への沈み込みを抑える着座面17を持った押圧部15が形成される。そして、押圧部先端と突起11の基盤面22上最も骨端領域6の側の位置とを結ぶ傾斜した稜線23を作り、その稜線を一辺として含む突起側面24を窄孔内壁に存在する海綿質骨3に割り込ませると、突起側面は回旋方向の動きを抑える抵抗面16を形成するようになる。 (もっと読む)


【課題】繊維強化樹脂製ステムの表面を、金属製ステムと同様ヒドロキシアパタイトで被覆できるようにして、ボーングロースによる固定を可能にする。
【解決手段】繊維強化樹脂製ステムの表面にTiO2 を蒸着させ、蒸着面にNaOH水溶液を接触させてチタン酸イオンを生成させる。蒸着膜の表層に医療用ヒドロキシアパタイトの水溶液中でイオン化したカルシウムイオンCa2+およびリン酸イオンPO4 3-をチタン酸イオンに結合させることにより、チタン酸ヒドロキシアパタイトの皮膜をTiO2 蒸着膜表層に形成する。そのヒドロキシアパタイト資質層上にヒドロキシアパタイトの析出層を重層させることにより、ステム表面へのヒドロキシアパタイト被覆を実現する。 (もっと読む)


【課題】ソケット内ライナ部の薄肉化を可及的に可能にして球状ヘッドの大径化によりソケットの被り量を減らし、インピンジメントの発生を抑えて関節動作範囲を健常時並に近づけられるようにする人工股関節用複合材製ソケットを提供する。
【解決手段】寛骨臼に嵌着固定される臼蓋カップ部10とその内面に設けられて球状ヘッド9と摺接するライナ部11とを、炭素繊維強化PEEK樹脂で一体的にした臼蓋ソケット2のかたちで成形する。臼蓋カップ部10は、炭素繊維織り布で補強されたPEEK樹脂製球殻層で形成され、ライナ部11は、炭素短繊維に炭素系ナノファイバまたはナノチューブを添加したPEEK樹脂製高耐磨耗層で形成される。これよって、臼蓋ソケット2の薄肉化を可及的に図って球状ヘッドの大径化を実現する。 (もっと読む)


【課題】ステムの遠位部端で発生するせん断応力の集中を解消するだけでなく、近位部端におけるそれも排除し、股関節に作用した荷重を健常時の伝達部位に及ぼすべくステムの近位部に集約させ、かつ応力分布の変動幅を少なくすること。
【解決手段】股関節に作用した荷重を受け入れる内部構造体7とこの内部構造体からの荷重を大腿骨1に伝達する外部構造体8とで構成される。前者にはネック部7Aとの間で荷重を授受するインナボディ部7Bがあり、後者にはインナボディ部7Bを取り囲み骨端側に開口するベルマウス状のアウタボディ部8Aと、骨髄腔に向けて延びるレグ部8Bとがある。アウタボディ部8Aの近位部端と遠位部端およびレグ部8Bに与えられる捩り剛性は、アウタボディ部8Aの中間部位18のそれより低くされる。 (もっと読む)


セメントを用いずに骨に結合させ、長期間に亘って緩みが発生せず、耐久性に優れると共に、各患者毎に適切な外形形状及び剛性を備えた、複合材料を用いたセメントレス型人工関節ステムである。骨7に穿設された挿入孔8に挿入されると共に、骨7にセメントレスで固定される複合材料を用いたステム1は、骨端領域における外面形状が、挿入孔8の内面形状と略一致する形状とされ、且つ、骨端領域と骨幹領域との境界領域の近傍において骨幹領域の方向に向かうに従って剛性が低くなるように剛性が変化している本体部3と、本体部3の基端側に備えられ、人工関節における球形状のヘッド部を取付けるネック部2とを具備する。
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【課題】 骨への早期固定を促進すると共に、薬剤等の効果を長期に亘って持続させることのできる人工関節ステムを提供する。
【解決手段】 人工関節ステム1に、骨2に穿設された挿入孔3の内面形状と略一致する外面形状とされた本体部4と、本体部4の先端側近傍の内部に形成された空洞部5と、空洞部5内に配置され、少なくとも本体部4と接する挿入孔3の内面の骨2に、薬剤16を付与する作用付与手段6と、本体部4の基端側に備えられ人工関節における球形状のヘッド部を取付けるネック部7とを具備させ、本体部4の先端側から挿入孔3に挿入されると共に、骨2にセメントレスで固定させる。 (もっと読む)


複合材料を用いた人工関節ステムの設計製造方法であって、骨の複数の断層画像を用いて作成した骨の構造を示す三次元データと、断層画像および前記三次元データの少なくとも一方を用いて設定される人工関節ステムの形状および剛性を含む設計条件とを基に、コンピュータを用いて、人工関節ステムと骨の内部応力、および、人工関節ステムと骨との接着応力を含む解析を行い、解析結果が設計条件を満たさない場合は、計条件を変更させて再度コンピュータに解析を行わせ、解析結果が設計条件を満たす場合は、解析結果および設計条件を基に
ステムデータとして人工関節ステムを設計製造する方法である。 (もっと読む)


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