説明

株式会社山田メッキ工業所により出願された特許

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【課題】設備や工程の複雑化を招くことなく、被加工物の微細な孔にもメッキが施されるメッキ方法を提供する。
【解決手段】被加工物10の微細孔11には飽和水蒸気が充填される。飽和水蒸気は空気と同様に気体であるため、微細孔11に残存する空気15は水蒸気16によって置換される。この水蒸気16が充填された微細孔11を含む被加工物10を冷却すると、微細孔11に充填された水蒸気16は凝縮する。そのため、凝縮した水蒸気16は、水膜17となって微細孔11の内表面を覆う。この微細孔11の表面に凝縮した水膜17およびメッキ液19はいずれも液体であるため、メッキ液19は表面張力の影響を受けることなく微細孔11に浸入する。その結果、微細孔11に水膜17が形成された被加工物10をメッキ液19に浸漬することにより、微細孔11における水の凝縮で生成した水膜17とメッキ液19とは容易に置換される。 (もっと読む)


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