説明

株式会社松本機械製作所により出願された特許

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【課題】底壁部に突設された環状突出部の内側に固形物排出孔を有するバスケットと、バスケットを支持する固定フレームに取り付けられてバスケットの環状突出部を同心的に取り囲む固形物案内用ダクトとを備えた遠心分離機において、固形物案内用ダクトを取り外すことなく、バスケットの環状突出部付近の点検や清掃を行い得るようにする。
【解決手段】固形物案内用ダクト30をバスケット10の環状突出部10dの周方向に並ぶ複数のダクト構成部材30A〜30Dに分割し、各ダクト構成部材を支持装置31A〜31Dにより固定フレーム1に支持する。各ダクト構成部材を持ち上げて手前に引いた際に、各ダクト構成部材がバスケットの環状突出部10dから離れる方向に斜めに倒れて、バスケットの環状突出部とその下方のスペースとを開放するように、支持装置31A〜31Dが構成されている。 (もっと読む)


【課題】バスケット内に形成された液面の検出を安定に行うことができる遠心分離機を提供する。
【解決手段】バスケット40の端部壁40bを中空の回転軸30に連結し、バスケット内に原液を供給するフィードパイプ75を回転軸30内を通してバスケット40内に挿入する。バスケット内に配置されたフィードパイプ75の先端に取り付けられた円盤からなる接触子78と、バスケット内に形成される液層が接触子78を構成する円盤に接触してフィードパイプに回転変位が生じたときに検出動作を行う回転変位検出器80とにより液面検出器を構成し、バスケット40内に形成される液層の液面が規定位置に達したときに液面検出器が検出動作を行うように接触子78を構成する円盤の外径を設定する。 (もっと読む)


【課題】バスケット内に形成されたケーキの排出を容易にした遠心分離機を提供する。
【解決手段】開口部を下方に向けたバスケット11の端部壁11bを中空の回転軸7に連結し、回転軸の中空部内に中空のスライド軸20を嵌合させる。スライド軸20の下端に可動部材22を介してバスケット11の下端の開口部を開閉する蓋板部24を連結し、スライド軸20をスライドさせた際にスライド軸20と回転軸7との間に周方向の相対変位が生じる機構を設ける。可動部材22及びバスケットの周壁部の下端に濾布55の上端及び下端をそれぞれ固定しておいて、スライド軸20を下方にスライドさせた際に可動部材22とバスケット11との間に生じさせた相対変位により濾布をねじることによりバスケット内のケーキを破壊し、破壊したケーキを蓋板部24とバスケット11の開口部との間に形成した隙間から外部に落下させる。 (もっと読む)


【課題】ドラム内にケーキ掻取装置を設けなくても、ドラムからのケーキの剥離を行うことができる遠心分離機を提供する。
【解決手段】円錐面状内周面A1を周壁部の内周に有して円錐面状内周面の大径の端部側に開口部を有するドラム40と、ドラムの周壁部の内周に形成されたケーキブロックCとドラムの周壁部の内周の円錐面状内周面との間に隙間を形成するように、ケーキブロック全体をドラム40の開口部側に変位させるケーキブロック移動機構とを設け、ケーキブロックCの外周面とドラム40の円錐面状内周面A1との間に隙間を形成した状態で、ドラムの回転速度を上昇させることによりケーキブロックの径を遠心力により拡大してケーキブロックCに亀裂を生じさせ、その後ドラム40を減速することによりケーキブロックCを崩壊させてその破片をドラムから剥離することができる。 (もっと読む)


【課題】ドラム内にケーキ掻取装置を設けずにドラムからのケーキの剥離を行うことができる上に、ケーキの乾燥をも行なうことができる遠心分離機を提供する。
【解決手段】円錐面状内周面A1を有し、その大径の端部側に開口部を有するドラム60と、スラスト軸17の先端に取り付けられてドラム内に形成されたケーキを保持してドラムの軸線方向に移動するケーキブロック保持部材71と、ケーキブロック保持部材を温めるための温水をスラスト軸内を通してケーキブロック保持部材側に供給する温水流路とを備える。ドラム60内に形成されたケーキブロックをドラム60の開口部側に変位させてケーキブロックとドラムの円錐面状内周面A1との間に隙間を形成した状態で遠心力によりケーキブロックの径を拡大して該ケーキブロックを崩壊させる。温水により温められたケーキブロック保持部材71にケーキを触れさせてケーキの乾燥を促進させる。 (もっと読む)


【課題】ケーキ掻取装置を省略して構造の簡素化を図ることができるようにした遠心分離機を提供する。
【解決手段】バスケット1の周壁部101の開口部を軸線方向にストレートに開口した開口部とする。バスケットの周壁部101の内面にフィットする筒状の形状に形成された胴部20aと、胴部20aの軸線方向の一端を閉鎖するように設けられてバスケットの底壁部の内面にフィットするように形成された端板部20bと、胴部20aの軸線方向の他端から径方向の内側に突出した状態で設けられた環状端部壁20cとを一体に備えたフィルタ20をバスケット1内に挿入する。フィルタ20内にケーキブロックが形成された後に、フィルタ20をその内部に形成されたケーキとともにバスケットの周壁部の開口部から外部に引き出す。 (もっと読む)


【課題】ドラム内にケーキ掻取装置を設けなくても、ドラムからのケーキの剥離を行うことができる遠心分離方法を提供する。
【解決手段】ドラム40として、円錐面状内周面A1を周壁部の内周に有して円錐面状内周面の大径の端部側に開口部を設けたものを用い、ドラム40の内周にケーキブロックCを形成した後、ドラム40を一旦停止させてドラム内のケーキブロック全体をドラム40の開口部側に変位させることによりケーキブロックの外周面とドラム40の円錐面状内周面A1との間に隙間を形成する。次いで、ドラムの回転速度を上昇させて遠心力によりケーキブロックの径を拡大して該ケーキブロックに亀裂を生じさせた後、ドラムを減速することによりケーキブロックを崩壊させてその破片をドラムから剥離する。 (もっと読む)


【課題】掻取刃により掻き取られることなくフィルタの内周に残留したケーキを効率よく回収できる横型の遠心分離機を提供する。
【解決手段】バスケット10内で退避位置と最終掻取位置との間を回動する掻取刃31bの背面側にガイド空間S2を形成するガイド部材32aと、フィルタ12のガイド空間S2に臨む部分に向けて圧縮ガスを噴射する圧縮ガス噴射ヘッド32bとを設けるとともに、ガイド部材の内側のガイド空間S2を掻取刃の前面側のガイド空間S1に連通させるための窓部51を掻取刃31bを貫通させて設ける。圧縮ガス噴射ヘッド32bから噴射させた圧縮ガスによりフィルタ12から残留ケーキを剥離させ、剥離した残留ケーキをガイド空間S2と、窓部51と、ガイド空間S1とを通してシュート20側に移行させて、シュート20から外部に排出する。 (もっと読む)


【課題】掻取刃によりケーキを掻き取った後にバスケットの周壁部の内側に配置されたフィルタの内周に残される残留ケーキを効率よく回収できる遠心分離機を提供する。
【解決手段】ケーキ掻取時に掻取刃803よりもバスケット2の回転方向の前方側でフィルタ4に向う方向への変位とフィルタ4から離れる方向への変位とが許容された状態でバスケット2の軸線と平行な方向に延びる回転中心軸線を中心に自在に回転し得る円盤状の掻取ローラ21が掻取刃803に対して支持されている。掻取ローラ21は、その中心軸線を回転中心軸線に対して傾斜させた状態で配置されていて、バネによりフィルタ4側に付勢されている。掻取ローラ21は、掻取刃803の先端803aが限界位置に達するまでの間にフィルタ4の内周に形成されているケーキ層20に接する状態になって、掻取刃の先端が限界位置に達した後もケーキ層に接触した状態を保つように設けられている。 (もっと読む)


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