説明

寿金属工業株式会社により出願された特許

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【課題】振動凝固鋳造技術において、鋳型を振動させる振動子による振動開始のタイミングを制御し、凝固過程での金属組織の不均一化を図るとともに、偏析部位を特定箇所に限定的に発生させるように制御可能な振動凝固鋳造装置の提供を課題とする。
【解決手段】振動凝固鋳造装置1は、互いに分離可能に形成された固定型4及び可動型5を有し、高温で溶解された溶湯の充填されるキャビティ3を内部に備える鋳型7と、鋳型7に取設され、キャビティ3充填された溶湯の凝固過程で溶湯に振動を付与する振動子3と、キャビティ3に溶湯を充填する注湯工程及び傾斜工程と、振動子2による振動を制御する振動制御部とを具備し、振動子2による鋳型及び溶湯への振動ピークは、溶湯の充填完了と同時、又は充填完了から時間差を有して到達するように設定され、複数の振動子2の振動タイミングを互いに相違して制御する。 (もっと読む)


【課題】振動凝固鋳造技術において、鋳型を振動させる振動条件として規定される遠心力及び振動数の二つのパラメータを含む振動条件を最適化し、凝固過程で生成される金属組織のマクロ結晶粒の微細化及び鋳巣欠陥の発生を抑制することが可能な振動凝固鋳造装置の提供を課題とする。
【解決手段】振動凝固鋳造装置1は、溶湯の充填されるキャビティ3を内部に有し、少なくとも二つ以上に分離可能に形成された鋳型7と、鋳型7に取設され、キャビティ3に充填された溶湯を凝固させて鋳物製品の鋳造を行う間に、溶湯に振動を付与するための振動子2とを具備し、振動子2は、振動数が5Hz以上、5000Hz以下、及び遠心力が0.1kN以上、10kN以下の振動条件に設定される。 (もっと読む)


【課題】金型等の必要な部分にだけ限定的に機械的振動を与え、鋳造欠陥の発生を抑制した鋳物製品を鋳造することの可能な振動凝固鋳造法の提供を課題とする。
【解決手段】振動凝固鋳造法に使用される金型1は、キャビティ3及びロッド挿孔部4が貫設された金型本体5と、キャビティ3の内壁面5aに対し、所定のクリアランスを保持し、キャビティ3の内部に収容された振動中子6と、ロッド挿孔部4に対して摺動可能に形成され、一端部7aが振動中子6と接続し、他端部7bがロッド挿孔部4から金型本体5の外部に突出させた振動ロッド7と、長手方向に沿って振動ロッド9を直線往復運動させることにより、一端部9aと接続された振動中子6を振動させるロッド振動部8とを具備する。上記構成により、振動伝達と振動抑制の互いに相対する付勢力を生じさせ、振動に必要な部分に限定して機械的振動を与えることが可能となる。 (もっと読む)


【課題】溶湯に振動を与え、鋳物製品の機械的強度を向上させることが可能な振動凝固鋳造法を提供することを課題とする。
【解決手段】振動凝固鋳造法は、注入される溶湯に機械的振動を与える前振動工程S4と、溶湯充填工程S6によってキャビティに充填された溶湯を冷却し、凝固させることによって鋳物製品を鋳造する凝固冷却工程S9と、凝固冷却工程S9によって溶湯の凝固が進行する過程で、鋳型本体内の溶湯に機械的振動を与える後振動工程S7と、を具備する。 (もっと読む)


【課題】 かしめ性、犠牲陽性特性及び鋳造性に優れたコネクター用アルミニウム・ダイカスト合金と、該合金よりなるコネクターブロックの製造方法を提供する。
【解決手段】 Zn:2〜10%、Si:2〜7%を必須とし、Fe:0.5〜1.5%及びMn:0.1〜1.5%の一種又は二種、及び、残部Al及び不可避不純物からなるコネクター用アルミニウム・ダイカスト合金をダイカスト加工し、次いで、熱処理してZnを拡散させ、その後、配管をかしめ固定してコネクターブロックを製造する。 (もっと読む)


【課題】 鋳型に振動を与え、マクロ結晶粒を微細化することが可能な振動凝固鋳造鋳型を提供することを課題とする。
【解決手段】 鋳型1は、互いに分離可能に形成された振動型3及び振動型3と当接した固定型4を有して構成された鋳型本体5と、鋳型本体5の振動型3側の鋳型外表面6に取設されたボールバイブレータからなる振動子7と、鋳型本体5の振動型3及び固定型4を開閉自在に支持する鋳型支持部8とによって主に構成されている。ここで、振動型3と接続された鋳型支持部8の緩衝支持部14には、振動子7による振動を緩衝するための緩衝バネ部13が設けられている。これにより、溶湯11に強い衝撃が加わることを回避することができる。 (もっと読む)


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