説明

株式会社富士昭技研により出願された特許

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【課題】ラチス筋と上端筋との間の溶接作業が容易であり、その結果、ラチス筋と上端筋との間に溶接不良が発生し難く、十分な溶接強度が得られるようにする。
【解決手段】鉄筋トラス付きデッキプレート1は、金属製の基板2上に複数本のトラス3が並設されて成る。各トラス3は、直線状の上端筋5と、山部41と谷部42とが繰り返しかつ各谷部42が交互に左右の反対方向へ同じ幅だけ振れる波形形状のラチス筋4とを含んでいる。ラチス筋4は基板2上に山部41を上にして縦向きに配置される。上端筋5はラチス筋4の山部41の頂部41aの位置に基板2と平行に配置される。ラチス筋4の各山部41の頂部41aが上端筋5を跨いて上端筋5と斜めに交叉した接触状態で各頂部41aが上端筋5に溶接により固着される。ラチス筋4の各谷部42の谷底部42aが基板2の表面に突設されたリブ21,22にそれぞれ溶接により固着される。 (もっと読む)


【課題】溶接時の熱による材料の強度低下や接合強度のばらつきをなくし、人手による溶接作業に起因する人件費の高騰と製造効率の低下とを防止する。
【解決手段】基板2上にトラス構造体3が両端位置の端部材4および中間位置の吊り材5によって複数列並設されている。トラス構造体3は、金属製の帯板材に三角形状および逆三角形状の各窓孔61,62を長さ方向に沿って交互に刳り抜くことにより鉄筋トラスの上端筋に対応する上辺部31、下端筋に対応する下辺部32、およびラチス筋に対応する傾斜辺部33,34がそれぞれ形成されたものである。端部材4のコンクリートのかぶり厚d1に対応する高さ位置に、トラス構造体3の下辺部32が上方より嵌入される上開口の溝が形成されている。吊り材5のコンクリートのかぶり厚d1に対応する高さ位置に、トラス構造体3の下辺部32が下方より嵌入される下開口の溝が形成されている。 (もっと読む)


【課題】コンクリートの荷重に対して枠板の変形を有効に防止でき、コンクリートスラブの張出し長さが大きくても、枠板を下支えするアングル材の使用を割愛でき、作業者の作業負担の軽減および経費の節減を実現し得るコンクリートスラブを提供する。
【解決手段】コンクリートスラブSは垂直板部21と水平板部22とを有する金属製のL形の枠板2により囲まれたデッキプレート11上にコンクリート10を打設して形成され、コンクリート10の荷重に対して枠板2の垂直板部21を内側より引っ張り状態で支える複数の支持体5を有する。各支持体5は、互いに直角をなす第1、第2の各接合端面51,52を有する金属板材により形成され、表裏の板面が両側方を向くように縦向きにして、一方の接合端面51をデッキプレート11の周縁部が載架される梁3の上面に、他方の接合端面52を枠板2の垂直板部21の上端部内面に、それぞれ面接合している。 (もっと読む)


【課題】土間コンクリート床やコンクリートスラブの施工に際して床筋を効率的に配筋する。
【解決手段】床筋3をリフトアップ可能なエアーホース4を収縮状態で作業床面(土間1)上に配設し、その上に予め格子状に組み立てた床筋を配置し、エアーホースにエアーを供給して膨張させることで床筋をリフトアップし、床筋に装着しておいたスペーサー5を自重により回動させ、エアーホースを収縮させて床筋をリフトダウンしてスペーサーにより作業床面との間に所望の被り寸法を確保した状態で床筋を支持し、エアーホースを撤去してコンクリートを打設する。床筋を2段筋とする場合には下筋3aと上筋3bの双方を下段エアーホース4aおよび上段エアーホース4bによりリフトアップし、下段スペーサー5aおよび上段スペーサー5bにより被り寸法および鉄筋間隔を確保する。 (もっと読む)


【課題】作業者が一側端部の鉄筋トラス付きデッキプレートの鉄筋トラス上を歩行しても、鉄筋トラスが押し倒されたり、隣の鉄筋トラス付きデッキプレートとの繋ぎ部分が外れて全体が転倒したりすることがないようにする。
【解決手段】複数の鉄筋トラス付きデッキプレート1,1Rを横並びに連ねて床構造材が形成される。鉄筋トラス3,3Rの上端筋30,30R間には鉄筋架設具4が複数架設される。鉄筋架設具4はアーム5の両端部に上端筋30,30Rと係脱が可能な第1、第2の各係合部6,7を備えている。第1の係合部6は、上端筋30Rの直径に合わせた溝幅と鉄筋の直径より大きな溝深さとを有するU字溝により構成される。第2の係合部7は、アーム5の長さ方向と直交しかつ第1の係合部6と直角をなす方向へ螺旋を巻く鉄筋の直径に合わせた孔径とピッチとを有する螺旋孔により構成される。 (もっと読む)


【課題】鉄筋を拘束する機能を有しかつ径が異なる鉄筋にも対応でき、鉄筋トラス付デッキプレートを使用しかつ床スラブ用の鉄筋を増設したいという要望にも応えることができる鉄筋用スペーサーを提供する。
【解決手段】鉄筋用スペーサー2は、帯板状の基板部4の下面の長さ中央部と両端部とにかぶり寸法に応じた長さの脚部41〜43がそれぞれ設けられている。基板部4の上面の長さ中央部には、鉄筋の周面の一部が嵌る幅方向に沿う凹溝48が形成され、凹溝48を挟む対向位置に鉄筋を挟持するための弾性変形が可能な一対の保持板部5,5が立設されている。各保持板部5は、基板部4と一体の外壁部50と、外壁部50の上端を内側へU字状に折り返して形成された内壁部51とを有する。各内壁部51の対向する面には、鉄筋の外周面に引っ掛かる抜止め突起52,53が形成されている。 (もっと読む)


【課題】従来の鉄筋トラス付デッキプレートと比して構成部材が少なく、溶接箇所も少なくする省資源化、省エネルギー化を実現する。
【解決手段】鉄筋トラス付デッキプレート1は、基板2上に複数本のトラス3が並設されて成る。基板2には、トラス3の長さ方向およびその直交方向にリブ20、21,23、24が形成されている。各トラス3は、水平かつ互いに平行な上端筋30および下端筋31とラチス筋32とを含んでいる。ラチス筋32は基板2上に垂直に配置されるとともに、頂部に上端筋30が、谷底部より上方位置に下端筋31が、それぞれ溶接されている。ラチス筋32の谷底部は基板2の表面に沿うように直角に曲げられ、かつ、基板2の表面に溶接されている。 (もっと読む)


【課題】架構内部を居住空間として十分に広く利用することができ且つバルコニーや廊下において水勾配や溝を形成することが容易である、スラブ床の構造を提案する。
【解決手段】長辺方向一側端部にバルコニー部21を設け、他側端部に共用廊下23を設けた住戸11に一体的に設けるスラブ床40において、居住部22のスラブ床40の鉄筋トラス36の方向及びボイドブロック35の長尺方向を住戸11の間口方向とし、バルコニー部21及び共用廊下部23のスラブ床40の鉄筋トラス36の方向の長尺方向を間口方向と略直交する方向とする。そして、バルコニー部21と居住部22と共用廊下部23との各々間のスラブ床40内に小梁16を設け、スラブ床40の長辺方向周縁部に大梁12を設けた。また、居住部22のスラブ床40はボイドブロック35を設けてボイドスラブ床とした。 (もっと読む)


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