説明

バイオセプト インコーポレイテッドにより出願された特許

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結合試験中にマイクロアレイ基板に非特異的に結合する可能性があるタンパク質/タンパク質複合体のような標的、または他の標識を有する部分を効果的に除去するためにインキュベーション後処理を用いる。インキュベーションの後に、基板から非特異的に結合している標的またはそのような標的の少なくとも標識部分を除去するのに有効である消化剤、例えば、消化酵素(プロテアーゼ)またはリソソームを含む液体を用いて1段階洗浄を行う。プロテアーゼは、3−Dヒドロゲルマイクロスポットの多孔質表面に入ることが妨げられ、そのような多孔質ヒドロゲルマイクロスポット内で処理される標識標的−プローブ複合体に到達し、消化することができないようなサイズの巨大分子または固体粒子に結合または被覆されている。消化された標識を含むそのようなタンパク質のセグメント(または本質的にタンパク質全体)は、洗浄液中に運び去られ、したがって、イメージング時に存在してバックグラウンドノイズを発生させることはない。 (もっと読む)


全体に均一に分散したアンカリング部分を含む重合性ヒドロゲル層を平坦な基板に被覆することによりマイクロアレイを作製する方法。硬化後、均一な厚さの連続層を基板の上面にそのアレイ領域をとおして堅固に付着させる。次いで、プローブを硬化ヒドロゲルのアンカリング部分に結合させることにより、複数の異なるプローブを付着させてこのスラブ層の表面上の別個の空間位置にマイクロスポットを形成させる。そのようなアンカリング部分は、銅または他の金属により活性化される有機キレート化剤、およびアビジン−ビオチンのような相補対などの結合システムを用いることができる。 (もっと読む)


最初に有機官能基で誘導体化した基板表面を適切に被覆することによりタンパク質の最小限のバックグラウンド結合を有するマイクロアレイを作製する方法。多官能性イソシアネート部分を介して実質的な程度に架橋している親水性骨格ポリマーを有するタンパク質抵抗性ポリマーコーティングを施す。捕捉物質を含む3次元ヒドロゲルマイクロスポットを表面のアレイ領域にわたる別個の空間に付着させてマイクロアレイを形成させる。マイクロスポットは、基板またはコーティングに付着させる。ポリマーコーティングは、ウレタンポリマーを形成させるために多官能性イソシアネートにより架橋したイソシアネートでキャップされたPEGを含むことが好ましい。 (もっと読む)


異数性または特定の突然変異、特に微小欠失から生じる複数の染色体異常のうち任意の1つを単一のアッセイで検出する方法、およびそれに用いるためのキット。真核生物のゲノムDNAを増幅するために、複数のプライマーオリゴヌクレオチド対であって、各対の一方のプライマーがその5に付着した検出可能な標識を有するプライマーオリゴヌクレオチド対を用いて、ポリメエラーゼ連鎖反応(PCR)を実施する。複数のプライマー対が潜在的な染色体異常の指標である様々な目的染色体のDNAセグメントを標的としており、1つの対が対照遺伝子を標的としている。増幅PCR産物を精製し、そこから検出可能な標識を有する一本鎖DNAを得て、それぞれが各セグメントの1本の鎖のヌクレオチド配列に相補的なヌクレオチド配列を有するDNAオリゴヌクレオチドプローブを含む、マイクロアレイ上のスポットとハイブリダイズさせる。マイクロアレイを、そのそれぞれのスポット上における標識の存在についてイメージングし、目的の標的DNAセグメントの1つもしくは複数によって示される染色体異常が存在しないことまたは存在することは、イメージング結果をまず対照遺伝子に特異的なスポットのイメージングと比較し、その後、正常DNAのイメージングから得られた結果と比較することによって診断される。 (もっと読む)


脆弱X症候群などの短鎖縦列反復配列多型(STRP)を検出するための方法であり、PCRを用いて、対象の全てのSTR、およびそのSTRに隣接する核酸の実質的な近接セグメントを含むゲノムDNAにおける染色体上の核酸を増幅させる。次いで、1本鎖の産物を得て、(i)STR、および(ii)近接DNAセグメントを標的とする比色標識したオリゴヌクレオチドを、この1本鎖の産物とハイブリダイズし、次いで1本鎖の産物を固相に結合させ、標的材料の残部から分離する。この標識したオリゴヌクレオチドの標的材料を塩基で処理することにより回収し、次いでそれに相補的な適切なオリゴヌクレオチドプローブを含む複数のスポットを有するマイクロアレイにハイブリダイズさせる。ハイブリダイゼーションの後、マイクロアレイ上の特定のスポットに存在するハイブリダイズした標識標的材料の比色強度を測定して個々の値を得、その値を既知の対照サンプルからの結果と比較して、分析したDNAの対象の領域におけるSTRの数を正確に定量する。 (もっと読む)


標的溶液の、より大きな度合いの内部混合を実現することによる、マイクロアレイハイブリダイゼーション反応の効率および一貫性を改善する新規なハイブリダイゼーション装置(11)。この装置は、溶液混合が、多数の超微粒気泡の生成によって実現される、ガスケットおよびカバーのタイプのチャンバ(25)を提供する。チャンバを画定する内壁(33)の1つまたは複数は、チャンバ内に延びかつ尖ったエッジ(43)で終わる気泡破砕要素(41)を含有する。これらは典型的な場合、長方形のチャンバの両側に位置付けられ、気泡の移動方向とは反対の方向を指し示す。これらが、より大きい気泡に干渉すると、その大きい気泡は超微粒気泡に破砕され、外部からの撹拌によってそれらが別々の全く異なる経路を移動し、それによって、基板に結合されたプローブ分子へ標的分子の均一な分布が得られるような、改善された溶液混合が提供される。ハイブリダイゼーション反応の感度および一貫性は、著しく増大する。

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mRNA発現分析における単純な手法での定量は、ビオチン化オリゴd(T)を使用し、固体担体(例えばストレプトアビジン誘導体化磁気ビーズ)に連結することによって実現する。同定され定量される対象となっているある特定のmRNAに特異的な標識した標的を、mRNAおよびビオチン化オリゴd(T)を含有する生体サンプルに添加する。ビーズは、ハイブリッド形成後に添加することが好ましいが、前もって添加してよい。ビーズに接着させた後、非結合標的、非特異的結合標的および非mRNA材料を、連続的に厳密洗浄を行うことによって除去する。次いで全てのmRNA材料を、ポリAおよびオリゴd(T)を分離する条件にかけることによってビーズから溶出し、次いで当初のmRNAを、塩基性加水分解により分解して、一本鎖合成標的を残し、次いでこの標的を、マイクロアレイ上に適切に担持されかつこれら標的に特異的なプローブにハイブリッド形成させる。プローブおよび標的は、合成設計されたものであり、標的とmRNAとのハイブリッド形成反応を含む全ての親和性反応は、mRNAが固体基質に結合したときに終了するので、付加物の精製は、磁気分離と組み合わせた簡単な洗浄によって実施でき、あらゆる潜在的な、労力および時間のかかるカラム分離、フィルタ調製、遠心分離、または沈殿を回避できる。

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