説明

永平寺サイジング株式会社により出願された特許

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【課題】本発明は、繊維から実質的に構成された立体多重織組織において横ずれの発生がなくクッション性をきめ細かく調整することができるとともに安定した圧縮回復性を備えた階層構造体を提供することを目的とするものである。
【解決手段】平織で織成された地組織10が上下に多重に組織され経糸方向に高収縮糸11が多数配列して織り込まれており、地組織10が上下の高収縮糸11に交互に交絡して波状に湾曲した状態に構成される。地組織10が波状に湾曲することで、多数の連通空隙部12が緯糸方向に沿って配列された層構造Mが形成される。層構造Mでは、扁平モノフィラメントからなる経糸10aが上下の高収縮糸11に交絡して間隔を保持することで連通空隙部12が維持されるようになっており、経糸10aが連通空隙部12の骨格形成を担っている。層構造の扁平フィラメントの繊度を変えることで圧縮特性の異なる層を組み合わた階層構造体を得る。 (もっと読む)


【課題】本発明は、衣料用素材、産業用素材特に寝具、シート資材等に使用される伸縮機能、収縮機能、耐疲労性(耐へたり特性)の優れた繊維を提供するものである。
【解決手段】本発明に係る繊維は、90重量%以上がポリトリメチレンテレフタレート(以下「PTT」という。)及びポリブチレンテレフタレート(以下「PBT」という。)であるポリマーからなり、下記(1)及び(2)の条件を満たす。
(1)PTT及びPBTの固有粘度(単位:dl/g)をそれぞれ[η]t及び[η]bとし、Z=[η]t/[η]bとしたとき、
0.6≦[η]t≦1.1
0.75≦Z≦1.25
(2)PTT及びPBTの和に対するPBTの割合(重量%)をRbとしたとき、
15≦Rb≦70 (もっと読む)


【課題】本発明は、繊維から実質的に構成された立体多重織組織において横ずれの発生のない優れたクッション性を有し安定した圧縮回復性を備えたクッション構造体を提供することを目的とするものである。
【解決手段】平織で織成された地組織10が上下に多重に組織され経糸方向に高収縮糸11が多数配列して織り込まれており、地組織10が上下の高収縮糸11に交互に交絡して波状に湾曲した状態に構成される。地組織10が波状に湾曲することで、多数の連通空隙部12が緯糸方向に沿って配列された層構造Mが形成される。層構造Mでは、扁平モノフィラメントからなる経糸10aが上下の高収縮糸11に交絡して間隔を保持することで連通空隙部12が維持されるようになっており、経糸10aが連通空隙部12の骨格形成を担っている。そして、地組織10を構成する緯糸10bが経糸10aに織り込まれることで、経糸10a全体が一体化して機能する。 (もっと読む)


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