説明

ビーエーエス株式会社により出願された特許

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【課題】電極上面及び側面においてレドックスサイクルを発生させることが可能な作用電極を有し、低濃度の検体物質に対しても高い検出感度を有する微小電気化学検出器を提供すること。
【解決手段】電極の膜厚を、ミクロンオーダの厚さとする。すなわち、電極上部面は従来の微小間隙で隔てられた複数の電極構造と同じとし、側面部分に膜厚に等しい幅の電極を電極間隙で隔てて対峙した構造を付加する。従来のくし形薄膜電極に比べて電極面積が約3倍になっている。このことにより、従来の平面型電極でも得られていた電極上面間で発生するレドックスサイクルに加えて、電極側面間で新たに発生するレドックスサイクルにより電流を増加させることができる。さらに、電極間隙と同等の厚膜電極が互いに対峙するように配置されるため、一方の電極側面で酸化又は還元された検体物質が電極上部周辺のバルクへ拡散し難く、もう一方の電極で捕捉され易い。 (もっと読む)


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