説明

鈴木工業株式会社により出願された特許

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【課題】コイル導線として、多数本の素線を束ねた集合線いわゆるリッツ線を用いるものにおいて、2段の渦巻き状にしながらも、厚さをできるだけ薄くでき、しかも平坦度も出し易く、クロスポイントの発生もなく、引出し線の配線処理も容易に行うことができる電磁誘導コイルを提供する。
【解決手段】誘導加熱コイル(電磁誘導コイル)24は、リッツ線からなる1本のコイル導線30により、それぞれ径方向に渦巻き状に巻回された一対の渦巻き状部47,48を対向状態で有する構成とされるとともに、一対の渦巻き状部47,48のそれぞれの最内周部同士が繋がった構成とする。 (もっと読む)


【課題】コイル導線の外側に絶縁層と融着層を備えたものにおいて、融着層を溶融固化させる際に、絶縁層が膨れたり、破れたりすることを極力防止できて、品質が安定した誘導加熱コイルを提供する。
【解決手段】コイル導線20は、素線を20本拠り合わせた小集合線21を50本拠り合わせて構成した集合線23と、耐熱性および電気絶縁性を有する熱硬化性樹脂からなる絶縁テープ24を集合線23の外周部に巻き付けることにより設けた絶縁層25と、絶縁層25の外周部に設けられ、絶縁テープ24より融点が低い熱可塑性樹脂により形成された融着層26とを備える構成とする。コイル導線20を所定の形状に巻回した状態で融着層26を溶融固化させることにより隣り合った融着層26同士を固着してコイル導線20の形状を安定化させた構成とすることで、誘導加熱コイルとした。 (もっと読む)


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