【課題】本発明の目的は、絞り加工と打ち抜き加工が同一工程にて行い、金型費用を大幅に低減し、従来の剪断加工方式に起因する型精度の厳しい許容制限を緩和し、作業性を向上し、また、絞り壁部の抜き加工を可能とする薄板金属の加工方法及び装置を提供する。
【解決手段】絞りダイ４とブランクホルダー６との間に被加工材７を挟持し、絞りダイ４を押圧して、絞りダイ４を下降させ、絞りパンチ１と、打ち抜きパンチ５と、絞りダイ４とにより形成する加工面により絞り加工を完了させ、さらにプレス圧力を付加して、絞りダイ４を押圧し、パンチホルダー２の打ち抜きパンチ支持部２ａに支持した打ち抜きパンチ５を絞りダイ４の溝部８に嵌入させ、絞りダイ４の溝部８の刃部８ａにより被加工材７を引っ張り破断することを特徴とする薄板金属の絞り及び打ち抜きの同一工程加工方法。 （もっと読む）

【課題】プレス工場の省スペース化や加工能率の向上、さらに自動車部品等の量産化を図ると共に、刃こぼれや切粉発生による製品への悪影響を軽減出来る設備を提供する。
【解決手段】絞り加工、トリミング加工、及びフランジ加工を単一の工程で行うプレス加工装置であって、固定下型１と可動上型１２からなり、固定下型は、絞り加工用の絞り成形面１ｂと、可動上型の突き破り切り刃１４を挿通させる溝部３と、ワーク６を保持するブランクホルダー７を備え、溝部３は、溝部の内側上端にフランジ成形面３ａ、溝部外側上端に突き破り支持部３ｂを有する。可動上型は、ワークのトリミング加工部を突き破る尖端部１４ａと曲げ加工面１４ｂとを有する突き破り切り刃と、下降付勢圧を有する圧力源９９とを備えた複合プレス加工装置。 （もっと読む）