説明

株式会社エンターライン・ジャパンにより出願された特許

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この発明は多層フィルムのエンボス処理方法に関する。エンボス処理装置を用いた多層フィルムのエンボス処理方法において、この装置は、少なくとも一つの樹脂材料を供給するための材料供給装置と、それぞれに供給された材料をフィルムとして送出するT型プレートと、T型プレートから送出されたフィルムの表面をエンボス処理するための冷却および搬送のための冷却ローラーと、T型プレートから所定の間隔をおいて位置し、冷却ローラーから搬送されるフィルムをエンボス処理するエンボス処理ローラーと、エンボス処理されたフィルムを移送する移送ローラーとを備えており、製造されるフィルムの一方の面が高度な印刷性と透明性を備えるように、冷却ローラーは滑らかな外表面を有するように形成されており、移送ローラーは冷却ローラーからフィルムを搬送し、T型プレートから所定の間隔をおいて、エンボス処理ローラーが冷却ローラーから搬送されるフィルムに当接する側とは反対に位置しており、冷却ローラーとフイルムの間には、空気または不純物の混入を阻止するためT型プレートから送出されるフィルムが冷却ローラーと接触する位置に、長尺方向に真空吸引チャンバーが形成されており、これにより原料供給装置から供給された異なる熱変形温度を有する樹脂材料はT型プレートを通過し、3層構造のフィルムとなる。この3層構造のフィルムは、冷却ローラーに接するベースフィルム層と、エンボス処理ローラーと接触することによりエンボス模様の形成されるエンボス処理フィルム層および、ベースフィルム層とエンボス処理フィルム層との間を接着するための接着フィルム層を含む。そして冷却ローラーから搬送されたフィルムに当接するエンボス処理ローラーを用いて、フイルムのエンボス処理フィルム層上にだけエンボス模様が形成される。その後フィルムは冷却ローラーにより冷却され、次いで移送ローラーを通過して冷却ローラーから分離される。 (もっと読む)


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