説明

エレクトリック パワー リサーチ インスティテュートにより出願された特許

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【解決課題】ストレス侵食破損、フラッシュアンダー、又は放電活動状態によるロッドの破壊により間近に迫る故障の可能性を早期に警告する手段を含む複合絶縁体を提供する。
【解決手段】ポリマー筐体によって取り囲まれ、その両端に金属の末端取付具に接続されるファイバーグラスロッドを含む複合絶縁体は、染料含有化学的ドーパントが適用される。ドーパントはファイバーグラス外面の近傍周囲に配され、移動および分散特性を持ち、乾燥条件で不活性であり、絶縁体内に配置される。そのため、水分が筐体を経由し絶縁体外面の透過通路を通ってロッドに浸透すると活性化され、同じ透過通路から滲み出すか、または筐体全体に分散する。次に、活性化ドーパントは、絶縁体筐体の外面に堆積物または染色痕を形成する。ドーパントは、視覚的に特定可能であるか、または、1種以上の特異的波長で放射線に対して感受性を持つ油溶性染料、インディケータ、または、染色化合物を含む。ドーパントはまた、ナノ粒子可能化材料で処方することもできる。絶縁体外面における活性化ドーパントの堆積物は、適切な画像装置または肉眼による、該絶縁体外面の画像において検出することが可能である。 (もっと読む)


応力腐食割れ、フラッシュアンダー、又は放電現象によるロッド破損に起因して生じる不良に対して早期に警告を発する手段を含む複合がいしが開示される。ポリマー外被によって取り囲まれ、且つ両端に端末金具が取り付けられたファイバーガラス製ロッドを備える複合がいしには、色素含有化学ドープ剤がドープされる。ドープ剤はファイバーガラス製ロッドの外側表面の近傍を囲むように位置する。ドープ剤は、水の移動及び拡散特性に対応する移動及び拡散特性を有し、且つ乾燥状態では不活性になってがいしの構成部品になじむように調合される。ドープ剤はがいしの内部に配置されて、湿気ががいしの外側表面の浸透経路と外被を通ってロッドに浸入すると、ドープ剤が活性化され、同じ浸透経路から浸出する。次に、活性化されたドープ剤によって、堆積物又は染色物質ががいし外被の外側表面に形成される。ドープ剤は、一つ以上の特定波長の照射光に対して感受性であるか、又は目視識別可能な色素を含む。がいしの外側表面上の活性化ドープ剤の堆積物は、適切な撮像機器によるがいしの外側表面の撮像又は裸眼によって検出することができる。
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