説明

有限会社札幌研削工業により出願された特許

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【課題】 組成傾斜超硬合金を作製する従来のパルス通電焼結法では、各粉末充填の度にジグが必要となるなど処理が煩雑であり、また、層が薄い場合は厚さの不足箇所ができる。また、黒鉛ダイス等に段差やテーパを付けて温度傾斜を設けているが、温度差に限界があり、しかも被焼結体の形状等に対する設計自由度が小さい。さらに、上下パンチの接触面では中央部よりも外周側が低温度となり、外周側が焼結不足、あるいは中央部が焼結過多となる。
【解決手段】 本発明は、あらかじめ所定形状を有した圧粉体を成形しておき、これらをダイス型内に積み重ね、又は並べて、パンチにて加圧しながらパルス通電焼結するもので、形状・寸法にバラツキが無く、緻密な組成傾斜超硬合金の焼結体が得られる。また、溝加工したスペーサ、又はパンチ、ダイスを用いることによって、ダイス内の被焼結体に最適な温度傾斜を設けて焼結することで、所望の均一層及び傾斜層を有した焼結体を得るものである。 (もっと読む)


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