説明

アスピド,ソシエダ・アノニマ・デ・カピタル・バリアブレにより出願された特許

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本発明は、コラーゲン−ポリビニルピロリドンから調製された慢性関節炎症のダウンモジュレーター組成物に関する。RAまたはOAの患者におけるコラーゲンの代謝回転は、本生体複合体がコラーゲン溶解活性をダウンレギュレートし、正常滑膜組織において観察されるレベルに類似してIII型コラーゲン含量および組織TIMP−1をアップレギュレートするために、コラーゲン−PVPによって変調される。そこで、慢性炎症性プロセスは、コラーゲン−PVP作用によるIL−1β、TNF−α、IL−8および細胞接着分子のダウンレギュレーションによって変化させられるが、これは以前に記載されたように、これらの分子全部がコラーゲン溶解酵素の活性化および発現ならびに細胞接着分子、およびCox−1の活性化および誘導を含む接着機序を通して滑膜細胞の増殖および移動を誘導できるためである。さらに、細胞固定については、細胞外マトリックスタンパク質−インテグリンの相互作用がMMP発現を調節するシグナルを生成し、これは細胞接着分子がRAに関連する組織破壊に関係する可能性があることを示唆している。他方、TNF−αおよびIL−1β合成のダウンレギュレーションは、滑膜細胞中でのアポトーシスを刺激すると思われる。これは、滑膜細胞増殖およびパンヌス形成ならびに関節組織破壊の阻害に寄与すると思われる。 (もっと読む)


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