説明

臺北醫學大學により出願された特許

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【課題】光増感剤及び化学治療剤を含有し、光励起により速やかに薬物を放出することができるとともに、光線力学的療法と化学療法との併用効果を有するリポソームを提供する。
【解決手段】安定性が高く、飽和脂肪酸鎖を有するリン脂質及びコレステロールを用いて、光増感剤を脂質二重層に内包する光感受性リポソームを設計する。光増感剤は光励起によりリン脂質と化学反応し、薬物のリポソームからの放出を促進する。リポソームは脂質二重層構造を有するため、リポソームは2種類の物質を同時に内包することができ、親水層に親水性薬物を内包すると同時に、疎水層に光増感剤を内包する。適当な波長の光源で疎水層に内包される光増感剤を励起させることによりリポソームの安定性に影響を与え、よって薬物を放出させる。一重項酸素及びフリーラジカルはリポソームから遊離するとともにがん細胞を攻撃し、光線力学的療法と化学療法との併用効果に達する。 (もっと読む)


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