説明

株式会社エレクトラにより出願された特許

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【課題】淡水化のために必要な海水の循環量を低減し、エネルギー効率を上げる分離装置を提供する。
【解決手段】外筒1の内側に内筒2を設け、内筒の内側に円筒状の熱交換隔壁3を設ける。外筒の上部には配管25を介してコンプレッサー27及び加熱器28が設けられる。加熱器により加熱された水蒸気の熱は、前記熱交換隔壁を媒介して内筒に噴射した水粒子に輻射熱として伝わり、蒸発させる。熱交換隔壁内の水蒸気は凝縮して淡水として底に溜まる。一方、内筒内の水蒸気は開口14から出ると共に塩粒子は自重で落下する。水蒸気は外筒の出口から配管を通って加熱器により加熱され、熱交換隔壁に噴射される。このプロセスを連続的に行うことで淡水と塩粒子とが分離される。この海水淡水化装置100によれば、淡水化を行う量だけを循環させればよいので、少ない動力エネルギーで済むうえ、塩分濃度の濃い鹹水を生じさせないので、装置と環境への負荷が小さい。 (もっと読む)


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