説明

エンゾー バイオケム,インコーポレイテッドにより出願された特許

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本発明は、免疫関連障害を患っている対象において、抗炎症性サイトカイン産生細胞に向けてTh1/Th2細胞バランスを調節する方法に関する。本発明の方法は、それを必要とする対象の天然のβ−糖脂質の細胞内、細胞外または血清レベルを増大させるステップを含む。本発明は、免疫関連疾患を患っている対象を治療する方法にさらに関する。治療的組成物およびこれらの組成物を調製する方法もまた提供される。 (もっと読む)


Wntシグナル伝達経路は、胚発生ならびにM腫瘍形成に関与する。ディシブルド(Dvl)は、カノニカルおよび非カノニカルWntシグナル伝達経路で、受容体フリズルド(Fz)からのWntシグナルを下流構成要素に伝達し、DvlのPDZドメインは双方の経路において必須の役割を果たし、DvlのPDZドメインはFz受容体に直接に結合する。本発明ではNMR支援仮想リガンドスクリーニングを使用していくつかの化合物が同定され、DvlのPDZドメインに結合することが分かった。分子動力学シミュレーションを使用して、PDZドメインとこれらの化合物との間の結合を詳細に分析した。これらの化合物は、Fz−Dvl相互作用を妨げることでWntシグナル伝達をブロックできる、PDZドメインの高親和性阻害物質の合理的デザインの基礎を提供する。
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SOST遺伝子産物スクレロスチンの減少は、高骨質量(HBM)を特徴とする硬化狭窄をもたらす。本報告書において、我々は、スクレロスチンが、ヒト胎性腎A293細胞およびマウス骨芽細胞MC3T3細胞におけるカノニカルWntシグナル伝達をアンタゴナイズし得ることを見出した。このスクレロスチン媒介アンタゴニズムは、Wnt補助受容体LRP5の過剰発現により反転し得る。さらに、我々は、スクレロスチンが、LRP5ならびにLRP6に結合することを見出し、LRP5の最初の2つのYWTD−EGF反復ドメインが結合の原因であることを確認した。これら2つの反復ドメインは、カノニカルWntシグナルを変換するために必要であるが、カノニカルWntは、LRP5への結合に関してスクレロスチンと競合していないように思われた。頭頂骨の初期骨芽細胞分化時のスクレロスチンおよびWnt7bの発現、自己分泌カノニカルWntの調査により、スクレロスチンが骨芽細胞分化の後期に発現し、骨形成マーカーのオステオカルシンの発現と同時に起こり、Wnt7bの発現に遅れることが判明した。カノニカルWntシグナル伝達が、骨形成を刺激することを示す多くの証拠が得られたことにより、スクレロスチンの減少と関連するHBM表現型が少なくともある程度、スクレロスチン媒介Wntアンタゴニズムの減少から生じるカノニカルWntシグナル伝達の増加に起因し得ると我々は考えている。
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