説明

株式会社ホームサイスモメータにより出願された特許

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【課題】 マグニチュード9.0前後の巨大地震が発生した場合、マグニチュードの飽和の問題で、気象庁マグニチュードは、8.0程度より大きくならない。このため、津波予測は過小評価となり、津波被害拡大の原因になっている。また、緊急地震速報も、点震源モデルで震度を予測するため、震度が過小評価となる。従来技術には、巨大地震の震源域の広がりをリアルタイムで推定する方法が開発されていない。
【解決手段】 リアルタイム震度断層最短距離との関係に関する経験式を用いて、リアルタイム震度から、断層最短距離を求め、地図上に投影することにより、震源域の時間・空間的分布を求める。震源域の広がりから、マグニチュードの飽和の問題のチェックが可能であり、正確な津波予報が期待できる。また、この震源域の空間分布から、緊急地震速報の震度を正確な予測が可能となる。 (もっと読む)


【課題】従来方法による自動読み取りは、フィルター処理した波形データに赤池による情報量基準を適用し行っている。この手法は完全に数学的方法であり、地震学的知見は、組み込まれていない。このため、ノイズを地震波と読み誤る場合や、逆に、地震波をノイズと間違える場合がある。地震の専門家等がP波やS波の到着時刻を読み取る場合、総合的に判断している。例えば、地震の揺れはノイズに比べ、長く継続する傾向があり、ノイズの周波数と地震の周波数には違いがある。このような地震学的知見を考慮し、ノイズ振幅が大きくなる場合でも、両者の違いを見分け、到着時刻を正確に読み取っている。従来技術には、地震学的知見を組み込む手法が開発されていない。
【解決手段】地震学的知見や、人間と同様の、総合的チェックを行う機能を、自動読み取りのソフトウエアに組み込む方法を開発し、その機能を組み込むことにより、自動読み取りの高精度化を図る。 (もっと読む)


【課題】回路構成を複雑化させることなく、低消費電力で気象庁定義のフィルタを設計することを目的とする。
【解決手段】フィルタ14は、広域フィルタ141、リカーシブルフィルタ142、IIRフィルタ143およびIIRフィルタ144を備える。各フィルタ141〜144は、加算回路、減算回路およびシフト演算回路の組み合わせにより構成される。フィルタ14から出力された加速度波形データに基づいて震度が演算される。震度の演算過程において、演算値が2のべき乗数で表され、最大ビット数の桁数を利用した簡易な演算が用いられる。 (もっと読む)


【課題】地震の発生規模、経過時間などに応じて地震観測情報を送信する受信端末装置数を制限し、通信ネットワークの輻輳を生じることなく、多数の受信端末装置から受信する地震観測情報により地震情報を補正する緊急地震速報システムを提供する。
【解決手段】地震P波を検知可能な地震計を備えた受信端末装置毎に通知要件を設定し、地震速報配信装置は、所定の通知要件を満たす受信端末装置群を指定する端末指定情報を、緊急地震速報に含めて配信する。地震P波の到達予測時刻を含む到達予測時間内に地震P波を検知し、設定された通知要件が端末指定情報の通知要件を満たす受信端末装置のみが、検知した地震P波に関する地震観測情報を地震速報配信装置へ送信するので、通信ネットワークが輻輳することなく、地震速報配信装置において効果的に地震P波に関する地震観測情報が得られる。 (もっと読む)


【課題】地震波とノイズとを0.5秒程度のデータを用いて正確に識別するための解析方法を提供することを目的とする。
【解決手段】整数の演算だけで容易に計算される卓越周波数の計算、地震波の立ち上がり方を表すためのパラメータ、及び両者の関係を用いて、地震波の特徴を表し、その属性を持たない地震観測データをノイズであると判定することを特徴とする。 (もっと読む)


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