説明

ユニヴァーシティー オブ マニトバにより出願された特許

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ポリ(アニリンボロン酸)/リン酸ナノ粒子分散液が、フッ化物の存在下におけるボロン酸部分のリン酸との反応性を使用して高収率で生成される。ポリ(アニリンボロン酸)/リン酸分散液を、分光学的、顕微鏡的及び電気化学的技術を使用して特性決定した。11B NMR調査によれば、フッ化物の存在下のリン酸中における陰イオン性四面体ボロネート基の形成は、自己ドープされ、安定化されたPABAナノ粒子分散液の基礎を形成する。透過型電子顕微鏡画像によって、25−50nmの直径のPABAナノ粒子が、これらの条件下で形成されることが示されている。紫外−可視、FT−IR−ATR分光法及びサイクリックボルタンメトリーの結果によって、PABAの導電形態の形成が確認されている。これらの粒子から生成されたフィルムは、ポリマーの自己ドープ形態をもたらす、フッ化物を含むホウ素−リン酸錯体の形成による、中性及び塩基性pH条件下の高められた酸化還元安定性及び電位に依存する伝導性を示している。 (もっと読む)


導電性ポリチオフェンフィルムが、ホスホモリブデン酸を用いて、ビチオフェンまたはターチオフェンモノマーの酸化によって生産され、試薬がまず組み合わされて、準安定溶液が形成され、この溶液は、ついでフィルムとしてキャストされ、最終的に重合が溶媒の蒸発によって開始される。ホスホモリブデン酸を用いたピロールの酸化を介したポリピロールの等量形成が、以前に実証されているが、この方法は、高すぎる酸化電位を有するチオフェンへ直接適用することができない。ビチオフェンおよびターチオフェンは、ピロールの酸化電位に近く、より低い酸化電位を有する。この研究は、以前に実証された方法が、一般的な用途に適しており、モノマーと酸化剤レドックス電位との適切なマッチング、および適切な溶媒および出発濃度の選択を必要とするだけであることを示唆する。100〜200nmの厚さ、および0.2〜0.3S−cm−1の範囲の導電性を有する、スピンコーティングされた平滑なポリチオフェンフィルムが調製された。 (もっと読む)


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