説明

東邦テナックス株式会社により出願された特許

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本発明は、電磁波をアウトカップリング領域に供給する手段とアウトカップリング領域に終端する中空の外部導体とを備えた印加装置において、安定化された炭素繊維前躯体を高周波電磁波によって処理することによって中空の炭素繊維を製造するプロセスに関する。この処理のために、高周波電磁波の電磁界を発生させ、15kV/mから40kV/mの範囲内の電界強度を印加装置のアウトカップリング領域に設定する。安定化された炭素繊維前躯体を内部導体として中空の外部導体に通して連続的に搬送し、これにより外部導体と内部導体とで構成される同軸導体を形成し、さらに後続のアウトカップリング領域に通して搬送する。不活性ガスに通すことによって、同軸導体とアウトカップリング領域とに不活性ガス雰囲気を生じさせる。得られた中空の炭素繊維は、好ましくは、繊維の長手軸に延在する連続した内腔を有し、さらには5μmと20μmの間の範囲内の内径と1.5μmと7μmの間の範囲内の肉厚とを有する。 (もっと読む)


高周波電磁波を利用して安定化前駆体繊維を炭化および黒鉛化する、炭素繊維の連続製造法であって、
前記安定化前駆体繊維を、外部導体と内部導体とから成る同軸導体の前記内部導体として、前記同軸導体内および処理帯内を通って連続して運搬し;
前記処理帯において、前記安定化前駆体繊維に高周波電磁波を照射し、前記前駆体繊維に前記電磁波を吸収させることによって前記前駆体繊維を加熱し且つ炭素繊維へと変換し;そして
前記安定化前駆体繊維または炭素繊維を、不活性ガス雰囲気下において、前記同軸導体内および前記処理帯内を通って運搬する、
ことを特徴とする炭素繊維の連続製造法。 (もっと読む)


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