説明

東洋ドライルーブ株式会社により出願された特許

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【課題】 燃料インジェクタの噴孔近傍の表面から燃料や潤滑油の液滴を速やかに滑落させるのに十分な撥油性を有する撥油被膜を備えた部品およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 金属基材12の表面に撥油被膜14を備えた部品10であって、
撥油被膜14が、基材表面に密着したPES(ポリエーテルサルフォン)の下層16と、下層16のPESと一体を成すPESの連続相20中にFEP(4弗化エチレン・6弗化プロピレン共重合体)の離散相22が分散して成る上層18とで構成され、上層18が撥油被膜14の表面として露出していることを特徴とする撥油被膜を備えた部品。撥油被膜14を構成するPESとFEPとの重量比PESwt%:FEPwt%が40:60〜80:20であることが望ましく、60:40〜75:25であることが更に望ましい。基材12の表面はPES下層16との密着性を高めるように粗化されていることが望ましい。 (もっと読む)


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