説明

富士化学工業株式会社により出願された特許

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【課題】本発明は、臭気の強い高濃度のメルカプタン系の還元剤を主剤とする現行法のコールドバーマ処理に比し、無臭でより安全性の高いタンニンを用い、毛髪のポリペプチド鎖間にタンニン架橋結合を生成させることにより毛髪のウエーブセットや、くせ毛、縮毛などの毛髪内部の歪を開放してストレートセット、矯正などをすることができる加温式毛髪セット処理剤を提供することを目的としている。また、上記タンニン架橋結合による毛髪セット処理は、現行法のコールドパーマ、ヘアカラー、ヘアブリーチ処理などによる化学作用によって引き起こされる損傷毛の強度の低下や弾性の低下などを補修して改善するのにもきわめて有効な手段になる。
【解決手段】本発明の加温式毛髪セット処理剤は、pH8〜10のアルカリ性領域で低分子化させ、亜硫酸塩による還元作用でさらに活性化させたタンニンを主剤とするタンニン架橋剤と、タンニン架橋剤で処理された毛髪の内部に残存するアルカリを中和する弱酸性の中和剤とからなることを特徴としている。 (もっと読む)


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