説明

東京電子株式会社により出願された特許

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【課題】 円筒状の空胴共振器を用い、この空胴共振器の中心部を流れるかあるいは中心部に収容されている試料をマイクロ波で加熱し、その化学反応を促進する新しい手段を提供する。
【解決手段】 金属製の円筒状側壁7と、この側壁の軸方向の両端を電磁波的に閉じる金属製の端部側壁8とで空胴共振器1を構成する。空胴共振器内に同軸的に電磁波透過性誘電体からなる円管2または円筒容器を配設し、その内部に試料を収容する。空胴共振器1の円筒状側壁7に軸方向に沿って設けられた結合スロット4により外部からマイクロ波を結合する。空胴共振器1内に、大きさが円周に沿って一定で、半径方向に対しては円筒状側壁を含めて2または3箇所で大きさが実質的にゼロとなるように変化するマイクロ波電界を発生させ、試料を加熱して化学反応を促進する。 (もっと読む)


【課題】 共振空胴内を移動する幅の広いシート状被加熱物を均一加熱する新しいマイクロ波加熱装置を提供する。
【解決手段】 マイクロ波加熱装置は、ほぼ直方体状のマイクロ波共振空胴1と、このマイクロ波共振空胴内を通過してシート状被加熱物2を移動させる移動手段とを具備する。このシート面に平行な一対の空胴壁の片方または両方に設けられた複数の結合孔6に、マイクロ波を結合することにより空胴1内に電磁界を励起してシート2を加熱する。共振空胴1のシートの幅方向の長さを結合孔6の数で割った長さにほぼ等しい間隔を持つように共振空胴1に対して対称的に結合孔6を配設する。この結合孔6に、導波管3を介して、互いに位相がほぼ同じで大きさもほぼ等しいマイクロ波を結合することで、幅の広いシート状被加熱物2を均一加熱する。 (もっと読む)


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