説明

福寿工業株式会社により出願された特許

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【課題】内部に複雑かつ精密な流体搬送用、重量軽減用の管路を有する機械部品を液相拡散接合で接合する。
【解決手段】(i-1)接合面を室温から加熱し、液相拡散接合温度の1100〜1300℃に到達した時、2MPa以上の負荷応力を90〜120秒負荷し、続いて、負荷応力を2MPa未満に減じて5分間保持し、その後、(i-2)無拡散変態温度以上の温度まで5℃/sec以上で急冷し、変態が終了するまで放冷した後、1℃/sec以上で室温まで急冷して、(ii)液相拡散接合用合金と被接合材料の融合によって生成した接合金属と、該接合金属の両側に存在し、液相拡散接合用合金から被接合材中への固相拡散で生じた“NiまたはSiが1%以上含まれる拡散領域”を合せた部分の幅が、接合金属の中心から、片側50μm以内であり、かつ、組織の一部又は全部が、ベイナイト組織またはマルテンサイト組織で、最終的に、被接合材料と同等の強度を備える接合部を形成する。 (もっと読む)


【課題】液相拡散接合法により、円筒状又は円柱状の金属部品の片端部を、金属部品の平面部に接合して、連続的に歩留まり高く金属製品を製造する。
【解決手段】金属部品Aの片端部を、金属部品Bの平面部に非晶質金属箔を挟んで圧接し、溶接して仮止めする一次接合工程と、仮止めした金属部品Aと金属部品Bとを、液相拡散によって接合して金属製品Cに加工する二次接合工程と、該金属製品Cの接合面について、超音波探傷子によって探傷データを出力する超音波探傷検査工程と、該探傷データを基に接合面の欠陥画像を作成する欠陥画像化工程と、該欠陥画像から接合面の接合品質指標を算出する欠陥特徴判定工程と、予め設定した欠陥発生原因/接合条件修正データベースに基づいて、前記接合品質指標の値から条件の修正点と修正量を導出して提示する接合条件修正工程と、で構成される。 (もっと読む)


【課題】筒状又は柱状の被検査体を水浸法で超音波探傷する際に、被検査体側壁面の付着物による誤検出に影響されずに、安定的、高感度、かつ、効率よく欠陥検出することを目的とする。
【解決手段】端面A及び端面B並びに側壁Cを有する柱状体の被検査体について、前記端面Aに超音波探触子を対向させて超音波を垂直に入射させ、被検査体内部又は端面B近傍の所定の部位の欠陥による反射エコーを検出する水浸式の超音波探傷方法であって、被検査体の側壁Cに嵌着可能な側壁Dと端面Eを有し、端面Eが前記端面Aと並ぶように、かつ、端面Aから所定の範囲に取り付け可能な付着物除去具を被検査体に嵌装して、被検査体の側壁Bに付着した付着物による、前記所定の部位の欠陥からの反射エコーへの影響を除去して探傷をすることを特徴とする超音波探傷方法。 (もっと読む)


【課題】製造が容易なリンクベルトを提供すること。
【解決手段】プーリの環状溝間に環状のリンクベルトが張設される。リンクベルト1は右巻きコイル20と、左巻きコイル21と、ロッカーピン22及びクリップとにより構成されている。右巻きコイル20と左巻きコイル21は、一方のコイルピッチ間の隙間に他方のコイル部が挿通されて、指組み状に配置されており、その重畳部分にロッカーピン22が挿入貫通されている。 (もっと読む)


【課題】部品の信頼性を大きく高めることができる自動車用高圧燃料噴射蓄圧分配器(コモンレール)およびその製造方法を提供する。
【解決手段】レール本体に、噴射ノズルへの配管を取り付ける配管取付用のホルダーを、液相拡散接合等で溶接接合した自動車用高圧燃料噴射蓄圧分配器でおいて、前記レール本体は、ホルダー接合位置に内ネジが加工された外周壁を有する円筒状のガイド溝を有し、前記ホルダーは、中間にショルダー部となる段部が形成された同軸二段円筒形の外形形状を有するものであり、さらに、前記ホルダーに周回自在に外嵌する内面形状を有し、前記レール本体のガイド溝の内ネジに螺嵌する外ネジ部を有する補強ネジ部材を、前記ホルダーに外嵌し、該補強ネジ部材の締め付けにより、レール本体の前記ガイド溝底面の前記ホルダーとの溶接接合面に、圧縮応力が付与されているようにする。 (もっと読む)


【課題】 超音波探触子の寸法と比べて薄い板状、細い棒状、または薄肉の管状の被検査体の欠陥を高感度に検出し、且つ超音波の伝播方向と直交する被検査体断面全体に亘って可及的に均一な感度で欠陥検出することを目的とする。
【解決手段】 被検査体の平面(入射面)に超音波探触子を対向させて該平面に垂直に超音波を入射させ、被検査体内部の欠陥による反射エコーを検出する超音波探傷方法であって、超音波入射方向と垂直な被検査体の幅方向の端部に超音波探触子の中心があるときに被検査体の内部に入射する超音波エネルギー(E1)と、幅方向の中心に超音波探触子の中心があるときに被検査体の内部に入射する超音波エネルギー(E2)の比(E1/E2)が、所定の値よりも大きく且つ2以下になるように前記超音波探触子の寸法を定めて測定する。 (もっと読む)


【課題】 自動車用高圧燃料噴射蓄圧分配器(コモンレール)およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 コモンレールの本体に、等圧で燃料を分配するための複数の分岐通路からエンジンの燃焼室に挿入する噴射ノズルへの配管を取り付ける部品のホルダーを液相拡散接合等で接合した溶接式コモンレールで、ホルダーは、配管側の円筒部とレール側の裾部からなり、裾部は、ホルダーの接合面側の端部の軸方向2mm以上の範囲に、円筒部側面から10°以上の角度で接合面方向に部分円錐状に広がる形状を有し、レール本体は、ホルダー接合位置決定用のガイド溝を有し、溝は、ホルダー接合部内周と嵌合可能な径の溝内周壁と、ホルダーとの接合面となる溝底面と、ホルダー裾部と平行で、溝底面から2mm以上の深さの溝外周壁とからなり、ホルダー裾部とレール溝外周壁との間の接合面に平行な0.5mm以上の間隙に、塑性変形を受けて圧入された金属製リングを有する。 (もっと読む)


【課題】 自動車用高圧燃料噴射蓄圧分配器(コモンレール)およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 コモンレールの本体に、等圧で燃料を分配するための複数の分岐通路からエンジンの燃焼室に挿入する噴射ノズルへの配管を取り付ける部品のホルダーを液相拡散接合等で接合した溶接式コモンレールで、ホルダーは、接合面側の外周端部の軸方向長さ2mm以上の範囲で、全周にわたって液相拡散接合等の熱間で形成された、ホルダー本体外周面から片側1mm以上外径が大きい突出部を有し、レール本体はホルダー接合位置決定用溝を有し、溝は、ホルダー接合部内周と嵌合可能な径の溝内周壁と、ホルダーとの接合面となる溝底面と、溝底面から3mm以上の深さでホルダー外径に片側1.5mm以内のクリアランスを加えた径を有する溝外周壁とからなり、溝外周壁には、ホルダー外周面の接合面側端部の突出部と嵌合する窪み部を有する。 (もっと読む)


【課題】 生産性や製造コストを改善しつつ、ホルダーを接合後に後加工なしで、ホルダーの中心軸とコモンレールの分岐配管の中心軸との軸間距離、即ち、接合位置のずれ量が100μm以下の高精度の接合を可能とするコモンレールの製造方法を提供する。
【解決手段】 コモンレール本体と円筒形ホルダーとのリング状接合面間に非晶質合金箔を介在させ、一次接合として抵抗溶接により溶融圧接して継ぎ手部を形成し、次いで、二次接合として、前記継ぎ手部を非晶質合金箔の融点以上に再加熱したあと、保持して前記継ぎ手部の凝固過程を完了させる液相拡散接合を行い、前記ホルダーを備えたコモンレールを製造する方法において、前記一次接合の際に、専用治具を用いてコモンレール本体を上下方向から拘束し、溶接電極表面と接合面とがなす角度を0.03°以下に調整して抵抗溶接を行うことを特徴とするコモンレールの製造方法。 (もっと読む)


本発明に係る金属ベルトの押しゴマは、単一の線材を折り曲げ成形した後、プレス成形され、かつ、環状V溝の両側内面にそれぞれ摩擦接触し得るように傾斜する側方接触面をその両外側面に有するボディ部と、各側方接触面の延長線に沿って立設され、かつ、側方接触面に連続する外側面を有する一対のピラー部と、各ピラー部の先端から内方に向かって延出形成されて対向して配置された一対の鉤状部とを備える。押しゴマの外側面には油膜破壊部が形成される。一対の鉤状部によって区画された開口部内においてボディ部上にバンド載置面が形成される。バンドと押しゴマとの係止を保証するため、金属製のリテーナがバンドの外周において前記一対の鉤上部に係止可能に配置され、そのリテーナの外周にリテーナの変形を抑止するためのリングが装着される。 (もっと読む)


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