説明

株式会社田中により出願された特許

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【課題】厳しい摺動摩耗条件においても耐えられるように耐摩耗性をさらに改善したチタン金属製耐摩耗性部材とすることであり、特に炭素繊維強化プラスチック素材と摺動接触するような厳しい摺動摩耗条件でも摩耗量が少なく、チタン合金本来の機械的強度を発揮できるものとする。
【解決手段】チタン金属製部材1の素材1aにプラズマ浸炭処理による浸炭層2を設け、この浸炭層2の表面に表面粗さRa0.01〜0.80μmの研磨面2aを設け、この研磨面2aに重ねてチタン酸化物層3を設け、このチタン酸化物層3の表面に重ねて非晶質性カーボン層(GLCとも別称する。)4を設けたチタン金属製耐摩耗性部材とする。チタン酸化物層3に重ねて応力の集中を招かない平坦なGLC層4を強固に設け、また所定面粗さの研磨面2aはプラズマ浸炭の温度や浸炭ガス濃度を適当に調整することによって炭素イオンを透過可能であり、プラズマ浸炭の条件を選択して研磨面2a以深に浸炭層を設ける。 (もっと読む)


【課題】オーステナイト系ステンレス鋼製のねじを用いて、ねじの締付けや緩めの操作を繰り返す場合に、ねじ面が「かじり」や「焼付き」を起こさないものとし、特に真空または清浄雰囲気下に無潤滑で使用される専用ねじについて、焼付きなどを起こさずに発塵も起こさないオーステナイト系ステンレス鋼製ねじを提供する。
【解決手段】オーステナイト系などのステンレス鋼製ねじの表面に、浸炭層もしくは窒化層または浸炭窒化層からなる表面硬化層を設けると共に、前記表面のうち少なくともねじ面は、電解研磨または化学研磨により、表面硬化層の当初表面から10μm以浅まで研磨した研磨面で形成したステンレス鋼製ねじとする。ねじ面は硬質であり、しかも滑面となって、耐摩耗性および低摩擦係数の摺動特性を備えたものになり、ねじ面は耐摩耗性、耐剥離性を備え、さらに低発塵性を有すると共に焼付きなどを起こさないものになる。 (もっと読む)


【課題】部材の集合から成る部品を製造する場合に、部材を製造する企業群から任意の企業を組合せて部品の一貫生産を可能にし、かつその製造履歴を容易にトレースできるようにすることである。
【解決手段】部材を製造する企業群A1…An社は、個々にその製品の統一名称、材質、製造工程、検査方法等をセンタ10のサーバのデータベース21に登録する。センタ10は、発注企業30から部品の発注があった場合に、その設計図面や仕様書等から部品を形成する部材に分解して統一名称で部材テーブルを作成し、その部材テーブルでデータベース21を検索し、該当する部材を製造している企業を探し出して部材テーブルに登録し、製造履歴データファイル22に出力する。 (もっと読む)


【課題】プラズマ浸炭処理されたチタン合金ねじ素材について、ねじ底部の硬化による低摩擦係数化、締付け特性を向上し、ねじ底部の亀裂の発生を防止すると共に、亀裂の伝播も起こり難いチタン合金ねじおよびその製造方法とすることである。
【解決手段】チタン合金素材の表面下1μm以内の深さに硬さの最大値が存するように浸炭層を設け、前記浸炭層のある表面を転造加工によってねじ成形してなる転造チタン合金ねじとする。転造によって、浸炭層の表面下1μmを超える付近の金属のマクロ組織の連続した流れは、ねじ底面の非常に近い部分にねじ底面の形状に沿う乱れのない整流状態で形成され、このような表層部の組織構成による加工硬化は充分なる強度の上昇をもたらし、しかも疲労強度は低下しない。 (もっと読む)


【課題】表面の硬さが高められたNi基2重複相金属間化合物合金を提供する。
【解決手段】 本発明のNi基2重複相金属間化合物合金は,Niを主成分とし且つAl:5.5〜13原子%,V:10〜17原子%,Nb:0〜6原子%,Ti:0〜6原子%,Co:0〜6原子,Cr:0〜6原子%を含む合計100原子%の組成の合計重量に対してB:10〜1000重量ppmを含み且つ初析L12相と(L12+D022)共析組織とからなる2重複相組織を有するNi基2重複相金属間化合物合金を母材とし,前記母材が窒化処理と浸炭処理の少なくとも一方によって表面処理されていることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】 プラズマ浸炭処理を施したチタン合金部品の表面の肌荒れや水素の侵入などによる疲労強度の低下を改善する方法を用いたチタン合金部品を提供することである。
【解決手段】 チタン合金のボルト素材を溶体化処理及び時効処理した後に、雰囲気ガスの温度が350℃〜700℃の範囲に、その圧力が10〜2000Paの範囲にあるプラズマ浸炭処理を施し、このプラズマ浸炭処理後に、アルゴン雰囲気下で150℃から350℃の温度域に再加熱し、ねじ転造加工をするようにしたのである。このように、プラズマ浸炭処理後にねじ転造加工をすることにより、疲労破壊が発生しやすいねじ谷底部の加工硬化層が軟化せず、また、圧縮応力が緩和せず、さらに、プラズマ浸炭処理によって生じた肌荒れが平滑化されるなどの転造効果が維持され、チタン合金ねじ部品の疲労強度が改善される。 (もっと読む)


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