説明

いし本食品工業株式会社により出願された特許

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【課題】山椒木の芽を無農薬ないし低農薬で栽培しながら、木の芽の萎縮の原因となる菌類の増殖を抑制し、流通段階も含めて長期の品質保持を可能にする山椒木の芽の生産方法を提供すること。
【解決手段】木の芽の発芽前の山椒苗木を、保持手段に配列する工程、該保持手段の一側部から茎部を露出させて成長させると共に、他側部の根部に栄養水溶液を噴霧状で供給して木の芽を発芽させる工程、木の芽が成長した後に摘切する工程、木の芽を摘切後30分以内に、少なくともアルミニウム化合物と糖類とを含有する水溶液に浸漬する工程、浸漬後の木の芽を葉内水分が蒸発しにくい保湿性容器に収容する工程からなる木の芽の生産方法を提供する。 (もっと読む)


【課題】露地や圃場へサンショウの種を播種したのち、化学肥料や殺虫剤で生育し、発芽した木の芽を摘取って流通機構の卸売市場へ供給していたが、摘取後6日位で萎縮や変色を起こして末端の料理店では使用期日がせいぜい1日〜2日程度しか余裕がないので、生育地に近い各地域の料理店が使用する程度のものであった。
【解決手段】圃場にサンショウの種子を播種して肥料としての栄養剤を供給するが殺菌殺虫剤は供給せず、骨材を介して寒冷紗などのシートで覆い、暴風雨や日照に対してシートの開閉を調節し、木の芽の発芽前に温室内の栽培枠体にサンショウ樹を配列して栄養水溶液を浄化して循環させながら間欠的に噴霧して供給し、発芽した木の芽を順次摘切ってミョウバン及びトレハロースの混入水溶液中に投入浸漬する。それから畧々密閉した容器に収容して冷温車などで流通させると、摘切後16日〜18日程度鮮度も変色もしない状態を維持する。 (もっと読む)


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