【課題】スーツ等の袖口のボタンの端部同士を僅かに重なり合わせて縫製する仕様に仕上げる場合でも、ボタンを安定的に保持すると共に、隣接するボタン相互の衝突によって破損することを防止することができるミシンを提供すること。
【解決手段】布地を保持する布保持手段６０と、前記布地に縫着するボタンを保持するボタン保持手段４０と、所定の縫製パターンの縫い目により前記ボタンを布地に縫い付けるように前記布保持手段及びボタン保持手段をＸＹ方向に移動するためのＸＹ方向送り手段とを備え、ミシンベッドＢに針穴に隣接した凹部を形成したボタン付けミシン。 （もっと読む）

【課題】 ボタン付け終了後の切断針糸の側方への払い除け機能を確実に果たすだけでなく、その払い除けられた保持糸長さを安定化して次の縫製時の第１針目の縫い目を確実にかつ仕上がり良く形成することができるボタン付けミシンのワイパ装置を提供する。
【解決手段】 ワイパ８先端の糸掛け部８Ａの開放側に、該糸掛け部８ａに対して揺動開閉可能で閉鎖時に針糸Ｔをワイパ８との間で強制的に把持固定する糸把持片１７が取り付けられ、この糸把持片１７を揺動開放状態でワイパ８と共に針５の上下運動経路に突出移動させることで糸掛け部８ａに針糸Ｔを引掛け、かつ、針糸Ｔを引掛けた後は揺動閉鎖させてワイパ８と共に退入移動させる糸把持片揺動開閉手段（２２Ａ，２２Ｂ、２３Ａ，２３Ｂ）が設けられている。 （もっと読む）

【課題】ボタン付けミシンにおいてすくい縫いによるボタン付けを良好に行うことができる布保持具を実現する。
【解決手段】すくい縫いによるボタン付けを行うボタン付けミシン１に用いられ、先端部で二つ折り布地Ｗ又は二枚重ね布地を保持し、当該保持された二つ折り布地又は二枚重ね布地の先端部分を、縫製時に縫い針５の上下動の通過線上に近接させて配置する布保持具８０である。この布保持具は、先端部に設けられ、二つ折り布地又は二枚重ね布地を構成する布地のうちの一枚のみをボタン取付け位置Ａで山折りした折曲げ部ＷＡを挟持する布挟持部８０１と、布挟持部の両側に設けられ、先端方向に突出した布引っ掛け角部８０２とを備える。 （もっと読む）

【課題】縫製不良の発生の低減を図ることができるミシンの上糸保持装置を実現する。
【解決手段】ボタン付けミシン１００の上糸保持装置７０であって、縫い糸Ｔを捕捉する捕捉部７１ｂが先端に形成されるとともに進退移動を行う板状の糸捕捉部材７１と、本体フレームＦに固定されるとともに、糸捕捉部材７１を進退移動させるエアシリンダ７２と、糸捕捉部材７１の下面７１ａに弾性的に当接する第一板ばね７３と、を備え、糸捕捉部材７１の捕捉部７１ｂが捕捉した縫い糸Ｔを、第一板ばね７３が糸捕捉部材７１の下面７１ａに付勢するとともに、糸捕捉部材７１がその縫い糸Ｔを第一板ばね７３の表面に対して摺接させるように、第一板ばね７３の先端部７３ａから基端部７３ｂ側に移動させて保持する構成にした。 （もっと読む）