説明

アクセス端末のための優先度指示およびキューイングを可能にするための装置および方法

アクセス端末のための優先度指示およびキューイングを可能にするための方法および装置が提供される。本方法は、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信することと、アクセス要求に応答して、ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断することと、優先ATにアクセス拒否メッセージを送信することと、リソースが利用可能になるまでアクセス要求をキューイングすることと、リソースが利用可能になったと判断されると、優先ATにリソース利用可能メッセージを送信することとを備え得る。

【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2009年6月29日に出願された「Priority Indication and Queuing」と題する仮出願第61/221,495号の優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
本出願は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、アクセス端末(AT)のための優先度指示およびキューイング(queuing)を可能にするための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、ボイス、データなど様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPP Long Term Evolution(LTE)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
【0004】
概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のATのための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)とは、基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)とは、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力、または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
【0005】
通信システムにアクセスするATの数が増加するにつれて、ネットワークリソースが要求側ATのために容易に利用可能でなくなることがある。現在、高速パケットデータ(HRPD)システムでは、ATは、バックオフし得、後の時点でネットワークにアクセスしようと再試行し得る。そのようなバックオフプロセスを使用している間、無線リソースについての要求がネットワークによって拒否された直後に、ネットワークリソースの一部が解放され得ることが起こりえる。しかしながら、ATはバックオフしており、このイベントはネットワークによって認識されず、したがって、リソースは、ATが要求を再試行するまで許可されない。さらに、試行の間(たとえば、リソースがネットワーク上で解放された後、およびあるATがリソースを取得しようと再試行する前)の時間中、他のATは無線リソースを要求し得、ネットワークは無線リソースを他の要求側ATに許可し得る。したがって、最初にリソースを与えられなかったATが再試行するとき、リソースは依然として利用可能でないことがある。ATのためのリソースの可用性は、緊急時、および/または多数のユーザがほぼ同時に呼を行おうと試行するときよりも優勢であり得る。これは、緊急作業員(たとえば、消防署、警察署など)がネットワークリソース要求を拒否される状況につながり得る。したがって、ATのための優先度指示およびキューイングを可能にするための改善された装置および方法が望まれる。
【発明の概要】
【0006】
以下で、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0007】
1つまたは複数の態様およびその対応する開示に従って、ワイヤレス通信における優先度指示に関して、様々な態様について説明する。一態様によれば、ワイヤレス通信における優先度指示のための方法が提供される。本方法は、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信することを備える。さらに、本方法は、アクセス要求に応答して、ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断することを備えることができる。さらに、本方法は、優先ATにアクセス拒否メッセージを送信することを備えることができる。またさらに、本方法は、リソースが利用可能になるまでアクセス要求をキューイングすることを備えることができる。さらに、本方法は、リソースが利用可能になったと判断されると、優先ATにリソース利用可能メッセージを送信することを備えることができる。
【0008】
さらに別の態様は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信させるためのコードを含むことができる。さらに、本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、アクセス要求に応答して、ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断させるためのコードを含むことができる。またさらに、本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、優先ATにアクセス拒否メッセージを送信させるためのコードを含むことができる。またさらに、本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、リソースが利用可能になるまでアクセス要求をキューイングさせるためのコードを含むことができる。さらに、本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、リソースが利用可能になったと判断されると、優先ATにリソース利用可能メッセージを送信させるためのコードを含むことができる。
【0009】
さらに別の態様は装置に関する。本装置は、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信するための手段を含むことができる。さらに、本装置は、アクセス要求に応答して、ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断するための手段を備えることができる。またさらに、本装置は、優先ATにアクセス拒否メッセージを送信するための手段を備えることができる。さらに、本装置は、リソースが利用可能になるまでアクセス要求をキューイングするための手段を備えることができる。さらに、本装置は、リソースが利用可能になったと判断されると、優先ATにリソース利用可能メッセージを送信するための手段を備えることができる。
【0010】
別の態様は装置に関する。本装置は、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信するように動作可能なトランシーバを含むことができる。さらに、本装置は、アクセス要求に応答して、ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断することと、リソースが利用可能になるまでアクセス要求をキューイングすることとを行うように動作可能なリソース割振りモジュールを含むことができる。本装置のトランシーバは、優先ATにアクセス拒否メッセージを送信することと、リソースが利用可能になったと判断されると、優先ATにリソース利用可能メッセージを送信することとを行うようにさらに動作可能であり得る。
【0011】
さらに、1つまたは複数の態様およびその対応する開示に従って、アクセス端末(AT)による優先度指示に関して、様々な態様について説明する。一態様によれば、アクセス端末(AT)による優先度指示のための方法が提供される。本方法は、アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求の第1のインスタンスを送信することを備えることができる。さらに、本方法は、送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信することを備えることができる。さらに、本方法は、ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにすることを備えることができる。
【0012】
さらに別の態様は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品に関する。本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求を送信させるためのコードを含むことができる。さらに、本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信させるためのコードを含むことができる。さらに、本コンピュータ可読媒体は、コンピュータに、ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにさせるためのコードを含むことができる。
【0013】
さらに別の態様は装置に関する。本装置は、アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求を送信するための手段を含むことができる。さらに、本装置は、送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信するための手段を備えることができる。さらに、本装置は、ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにするための手段を備えることができる。
【0014】
別の態様は装置に関する。本装置は、アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求を送信することと、送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信することとを行うように動作可能なトランシーバを含むことができる。さらに、本装置は、ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにするように動作可能なアクセスモジュールを含むことができる。
【0015】
上記および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲で指摘する特徴を備える。以下の説明および添付の図面に、1つまたは複数の態様のうちのいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理を採用することができる様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。添付の図面とともに以下に説明する開示する態様は、開示する態様を限定するためではなく、開示する態様を例示するために与えられ、同様の表示は同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】一態様による、ワイヤレス通信システムにおいてATのための優先度指示およびキューイングを可能にするためのシステムのブロック図。
【図2】一態様による、ATのための優先度指示を可能にするための方法の例示的な流れ図。
【図3】一態様による、ATのための優先度指示およびキューイングを可能にするための方法の例示的な流れ図。
【図4A】一態様による、ATのための優先度指示を可能にするための方法の例示的なコールフロー図。
【図4B】一態様による、ATのための優先度指示を可能にするための方法の例示的なコールフロー図。
【図5】一態様による、ATのための優先度指示およびキューイングを可能にするための方法の例示的なコールフロー図。
【図6】一態様による、優先度指示およびキューイングを可能にすることができる例示的なアクセス端末のブロック図。
【図7】本明細書で説明する別の態様による、ATのための優先度指示およびキューイングを可能にするように構成されたアクセスネットワークのアーキテクチャを示すブロック図。
【図8】一態様による、優先度指示およびキューイングを可能にすることができる例示的な通信システムのブロック図。
【図9】一態様による、優先度指示を可能にすることができる例示的な通信のブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、そのような(1つまたは複数の)態様は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。
【0018】
概して、ワイヤレス通信システム内での通信中に、アクセス端末(AT)は、アクセスネットワーク(AN)にリソース割振りを要求し得る。さらに、本明細書で使用するATは、移動局(MS)、ワイヤレス通信デバイス(WCD)、ユーザ機器(UE)、またはワイヤレスネットワークにおいて通信することが可能な任意のデバイスを含み得る。一態様では、ワイヤレス通信システムは高速パケットデータ(HRPD)システムを含み得る。別のそのような態様では、HRPDシステムはHRPD−Rev−Cを含み得る。別の態様では、リソースの効果的な割振りを可能にするために、いくつかのATとあるANとの間に優先度指示および/またはサービスが提供され得る。さらに、ANとネットワークゲートウェイとの間に優先度指示および/またはサービスが提供され得る。本明細書で使用するネットワークゲートウェイは、パケットデータサービングノード(PDSN)、またはワイヤレスネットワークにおける通信を可能にすることが可能なネットワークエンティティを含み得る。さらに、ネットワークにおいてリソースをさらに効果的に割り振るために、接続要求のキューイングが実行され得る。1つのそのような態様では、キューイングがフローリソースごとに実行され得、リソースの割振りが優先度フローに向けてバイアスされ得る。
【0019】
したがって、システム100は、優先度サービス指示および優先度キューイングをサポートするように実装され得る。一態様では、優先度指示は、呼ごとなど、ATサブスクリプションに基づき得る。システムがサブスクリプションプロセスを通して優先度を示す態様では、AN(たとえば、無線アクセスネットワーク(RAN))は、加入者からのすべての呼を優先呼であるとして扱い得る。概して、(たとえば、3GPP2 X.S0011において指定されている)ユーザ間優先度および最大パーフロー優先度が使用され得、ユーザの最大パーフロー優先度は予約済み優先度クラス8〜15によって示され得、ユーザ間優先度は予約済み優先度クラスの4〜7によって示され得る。優先度指示が呼ごとに判断され得る態様では、ANと最初のおよび/または最後のIPルーターとは、呼が優先呼であることに気づき、この優先呼を許可し得る。さらに、RANリソースおよびIPリソースは優先度ごとにまたは呼ごとに割り振られ得る。優先度指示が呼ごとに判断され得る態様では、ATが発信した優先呼について、ATは、発信ANと最初のIPホップとに優先度を示し得る。さらに、発信ATが「優先呼」を開始した場合、受信ATは、その呼について「優先度処理」を与えられ得る。そのような態様では、最後のIPホップと終端ANとは、ネットワーク間シグナリングを通して優先度ステータスを通知され得る。
【0020】
次に図1を参照すると、ワイヤレス通信システムにおける通信のための送信ダイバーシティを可能にするためのシステム100のブロック図が示されている。システム100は、それぞれのアンテナ126およびアンテナ116を介して通信することができる、1つまたは複数のAN120と1つまたは複数のAT110(たとえば、ワイヤレス通信デバイス(WCD))とを含み得る。一態様では、AN120はEノードBとして機能し得る。一態様では、AN120は、アンテナ126を介してAT110にダウンリンク(DL)通信を行い得る。AT110において、DL通信はアンテナ116を介して受信され得る。DL通信はAT110にコンテンツを与え得る。AN120からAT110に通信された受信されたコンテンツは、次いで、そのようなコンテンツが正常に受信されたかどうかを判断するために分析され得る。別の態様では、AT110は、アンテナ116を介してAN120にアップリンク(UL)通信を行い得る。AT120において、UL通信はアンテナ126を介して受信され得る。さらに、CQI、SRおよび/またはACK/NACKなどの制御情報がAN120とAT110との間で通信され得、肯定応答(ACK)は、受信に成功したコンテンツに対して送信され得、否定応答(NACK)は、受信に失敗したコンテンツに対して送信され得る。
【0021】
一態様では、AT110は、アクセスモジュール112によって可能にされる優先度指示モジュール114を使用して優先度指示を通信し得る。さらに、一態様では、そのような通信された優先度指示情報は、リソース割振りモジュール122を通して可能にされるAN120によって受信され得る。さらに、リソース割振りモジュール122は、AT優先度指示モジュール124とフロー優先度指示モジュール125とをさらに含み得る。一態様では、AN120は、AT優先度指示およびキューイングをさらに可能にするために、1つまたは複数のネットワーク構成要素130(たとえば、パケットデータサービングノード(PDSN))と通信し得る。
【0022】
一態様では、優先度指示モジュール114は、アクセス要求に優先度要素を含めることを可能にされ得る。1つのそのような態様では、優先度指示モジュール114は、優先度通信を示すための特殊なFlowProfileIDまたは特殊なQCIを予約し得る。たとえば、CDMAネットワークでは、FlowProfileIDタイプ「11」などの現在予約済みのタイプが指示優先度に割り振られ得る。別の例では、優先度通信を示すためにサービス品質(QoS)メッセージからのビットが割り当てられ得る。さらに別の例では、優先度通信を示すために1000〜1111などのいくつかのフロー優先度値が使用され得る。またさらに、一態様では、優先度を有する通信を示す際に無線シグナリングおよび/またはA11シグナリングが使用され得る。
【0023】
一態様では、AN120および/またはネットワーク130は、優先度通信を受信エンティティ(たとえば、別のAT)に示すことを可能にし得る。1つのそのような態様では、呼発信エンティティの優先度ステータスに基づいて、セッション開始プロトコル(SIP)勧誘中のリソース優先度ヘッダ(RPH)がネットワーク130に優先度を示し得る(たとえば、コールセンター制御機能(CSCF))。さらに、ネットワーク130は、ポリシー課金およびリソース機能(PCRF:policy charging and resource function)への優先度通信として通信を検出し得、PCRFは、通信の優先度ステータスの受信端PDSNを通知し得る。一態様では、受信端ネットワーク130エンティティは、予約済みのFlowProfileIDまたはフロー優先度を使用して、受信ATとのネットワーク開始型QoSセットアップを実行し得る。別の態様では、受信端ネットワーク130エンティティは、通信が優先度サービスであることを終端ANに通知するためにA11シグナリングを使用し得る。
【0024】
一態様では、AT優先度モジュール124は、AT110の優先度ステータスを検出することを可能にされ得、さらに、リソース割振りモジュール122が優先ATにリソースを割り振るのを支援し得る。一態様では、AT優先度モジュール124は、リソースが利用可能になるとすぐに、AT110をページングし得る。別の態様では、AT優先度モジュール124は、AT110からの接続要求をキューイングし、リソースが利用可能になるとすぐに、直接トラフィックチャネル割当てを送り得る。そのような態様では、ATは、トラフィックチャネルを取得するためにアクセス手順を実行する必要がないことがある。さらに別の態様では、AT優先度モジュール124は、AT110からの接続要求をキューイングし、リソース保留の指示をもつ接続拒否メッセージを送り得、次いで後でリソースの準備ができたときにトラフィックチャネル割当てを送り得る。
【0025】
一態様では、フロー優先度モジュール125は、AT110からの優先リソース要求を検出することを可能にされ得、さらに、リソース割振りモジュール122が優先リソース要求をもつ優先ATに優先リソースを割り振るのを支援し得る。一態様では、AT110は、AN120に、データリンクフローのためのリソース要求が優先リソース要求であることを示し得る。別の態様では、AN120は、AT110が優先リソースデータリンクフローを許可され得ることを示す、ネットワーク130エンティティ(たとえば、ネットワークゲートウェイ、PDSNなど)からの通知を受信し得る。そのような態様では、通知は、SIPシグナリングを使用して受信され得る。1つの動作可能な例では、ネットワーク130は、SIPメッセージを使用して優先リソース要求を受信し得、ネットワーク130がSIP要求を許可した後に、ネットワーク130は、ネットワーク130からAN120に優先度ステータスをプッシュし得る。さらに、そのような態様では、リソース割振りモジュール122は、優先キュー中のAT110の要求をキューイングし得る。
【0026】
図2および図3に、提示する主題の様々な態様による様々な方法を示す。説明を簡単にするために、方法を一連の行為として図示および説明するが、いくつかの行為は本明細書で図示および説明する行為とは異なる順序で、および/または他の行為と同時に、行われ得るので、請求する主題は行為の順序によって限定されないことを理解および諒解されたい。たとえば、方法は、状態図など、一連の相互に関連する状態または事象として代替的に表現できることを当業者ならば理解し、諒解するであろう。さらに、請求する主題による方法を実装するために、図示のすべての行為が必要とされるわけではない。さらに、以下および本明細書の全体にわたって開示する方法は、そのような方法をコンピュータに移送および転送することを可能にする製造品に記憶することが可能であることをさらに諒解されたい。本明細書で使用する製造品という用語は、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、または媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含するものとする。
【0027】
次に図2を参照すると、アクセス端末(AT)のための優先度指示を可能にするための例示的な方法200が示されている。参照番号202において、ANがAT要求を満たすために十分なリソースを有しないとき、ATからアクセス要求を受信する。一態様では、アクセス要求は接続要求を含み得る。参照番号204において、アクセス要求が優先度指示を含むかどうかを判断する。一態様では、優先度指示はATからANに明示的に通信され得る。別の態様では、優先度指示は、PDSNからの指示に基づいてANによって判断され得る。参照番号204において、アクセス要求が優先度指示を含むと判断された場合、参照番号206において、優先度応答とともに接続拒否メッセージを送信する。一態様では、優先度応答は、モニタ状態モードに入るように要求側ATに促し得る。別の態様では、優先度応答は、保留期間によって定義された時間の間にモニタ状態モードに入るようにATに促すために、保留期間を含み得る。参照番号204において、アクセス要求が優先度指示を許可しないと判断された場合、参照番号208において、接続拒否メッセージをATに送信する。
【0028】
参照番号210において、ATがモニタ状態モードに入ることが可能にされるかどうかを判断する。一態様では、ATは、アクセス要求中で、ATがモニタ状態モード使用可能であることを示し得る。別の態様では、ANは、要求側ATがモニタ状態モードにあることを示すために、PDSNなどのネットワークエンティティから通知を受信し得る。さらに別の態様では、ANは、ATにリソース利用可能メッセージを送信することを失敗することによって、ATがモニタ状態使用可能でないことを判断し得る。
【0029】
参照番号210において、ATが使用可能なモニタ状態モードにあると判断された場合、参照番号212において、十分なリソースが利用可能になるとすぐに、リソース利用可能メッセージを要求側ATに送信する。対照的に、参照番号210において、ATがモニタ状態にないと判断された場合、参照番号214において、要求側ATのための次の標準スロット時間においてリソース利用可能メッセージを送信する。一態様では、ANは、ネットワークエンティティによってATのための標準スロット時間を通知され得る。一態様では、ATへの送信は、ページングメッセージ、トラフィックチャネル割当てメッセージなどを使用して実行され得る。その後、参照番号216において、トラフィックチャネルセットアップ手順を実行する。
【0030】
次に図3を参照すると、アクセス端末(AT)のための優先度指示およびキューイングを可能にするための例示的な方法300が示されている。参照番号302において、ATから要求に対する予約を受信する。参照番号304において、予約待機(wait for reservation)要素とともに予約拒否メッセージを送信する。一態様では、予約待機状態要素は、ATが要求に対する別の予約を送信せず、メッセージに対する予約を受信するために利用可能である予約待機状態に入るように、ATに促す。参照番号306において、ATに優先度フローを許可する必要があるかどうかを判断する。一態様では、優先度フローステータスは、ATによる要求に対する予約中に示され得る。別の態様では、ANは、要求されたフローが優先度フローであることを、PDSNなどのネットワークエンティティによって通知され得る。
【0031】
参照番号306において、要求されたリソースが優先度フローのためのものであると判断された場合、参照番号308において、要求をさらに優先する。一態様では、優先度フローを要求する優先ATは優先度フローキュー中にキューイングされ得、ANは、リソースについて一般キュー中のATに優先して優先度フローキュー中のATにリソース割振りをバイアスし得る。参照番号310において、ATにメッセージに対する予約を送信し、参照番号312において、データ送信を実行する。したがって、ANは、予約要求がANによってすでに拒否された後に優先度フロー要求ステータスを通知され得、さらに、このフローが優先度フローであることがANに通知されたとき、ANが優先度フロー要求を優先キューに追加することが可能になり得る。
【0032】
図4A、図4Bおよび図5に関して、ATのための優先度指示およびキューイングを可能にするための例示的なシステム400、401および500のコールフローが示されている。概して、AT402、502およびアクセスネットワーク(AN)404、504は通信し得、通信は、さらに、限定はしないが、PDSNなどのネットワークエンティティ406、506を通して可能にされ得る。本明細書で使用するAT404、504は、1つまたは複数のノードB、1つまたは複数のRNCなどを含み得る。
【0033】
次に図4Aを参照すると、シーケンスステップ408において、AT402はAN404にアクセス要求を送信する。一態様では、アクセス要求は、接続要求、要求に対する予約などを含み得る。シーケンスステップ410において、AT402要求を満たすためにAN404にとって利用可能なリソースが不十分であると判断する。シーケンスステップ412において、AN404はAT402にアクセス拒否メッセージを送信する。一態様では、アクセス拒否メッセージは、接続拒否メッセージ、予約拒否メッセージなどを含み得る。随意に、シーケンスステップ414において、AN404において十分なリソースが利用可能になると、AT402は、AT402がアクセスメッセージの受信を受容することを可能にし得るモニタ状態に入ることを可能にされ得る。さらに、または代替として、AT402は、アクセス拒否メッセージを受信すると標準スロットモードに戻り得る。
【0034】
シーケンス416において、AN404は、要求側AT402が優先ATであるかどうかを判断するためにネットワークエンティティ406にメッセージを送信する。シーケンスステップ418において、ATが優先ATであると判断し、シーケンスステップ420において、AN404に優先度指示を返信する。AN404は、リソースが利用可能になったときにリソースを受信するために優先ATをキューに追加する。シーケンスステップ422において、AT402にリソース利用可能メッセージを送信する。一態様では、リソース利用可能メッセージは、ページングメッセージ、トラフィックチャネル割当て、メッセージに対する予約などを含み得る。AT402がモニタ状態モードにある一態様では、AT402は、リソースが利用可能になるとすぐに、このメッセージを受信し得る。別の態様では、AN404は、AT402のための次の知られているアウェイク時間まで待機し得、次いでリソース利用可能メッセージを送信し得る。たとえば、AN404は、リソース準備完了(readiness)を示すために非スロットモードにおいてAT402をページングし得る。シーケンスステップ424において、AT402およびAN404は、割り振られたリソースを使用した通信を可能にするためにトラフィックチャネルセットアップを実行し得る。
【0035】
次に図4Bを参照すると、シーケンスステップ426において、AT402はAN404にアクセス要求を送信する。一態様では、アクセス要求は、AT404からの優先度指示を含み得る。一態様では、優先度指示は、AT402がAN404においてリソース要求のキューイングを要求していることをAN404に促し得る。シーケンスステップ428において、AT402要求を満たすためにAN404にとって利用可能なリソースが不十分であると判断する。シーケンスステップ430において、AN404は、AT402にアクセス拒否メッセージを送信し、アクセス拒否メッセージは保留期間要素を含み得る。そのような態様では、シーケンスステップ432において、AT402は、保留期間要素中に示される持続時間の間リソース割振りを待つためにモニタ状態に入り得る。一態様では、AT402が保留期間中にAN間ハンドオーバを実行する場合、リソース要求キューはAT402に従い得る。対照的に、AT402が新しいANへのハンドオーバを実行する場合、保留期間が終了し得、ATは新しいANに新しいアクセス要求を送信し得る。
【0036】
シーケンスステップ434において、AT402にリソース利用可能メッセージを送信する。一態様では、リソース利用可能メッセージは、ページングメッセージ、トラフィックチャネル割当て、メッセージに対する予約などを含み得る。AT402がモニタ状態モードにある一態様では、AT402は、リソースが利用可能になるとすぐに、このメッセージを受信し得る。シーケンスステップ436において、AT402およびAN404は、割り振られたリソースを使用した通信を可能にするためにトラフィックチャネルセットアップを実行し得る。
【0037】
次に図5を参照すると、シーケンスステップ508において、AN504にAT502が優先ATであるという指示を与える。シーケンスステップ510において、AT502が要求に対する予約を送信する。一態様では、ATは優先度フローを要求した。一態様では、ATは優先AT502として示される。シーケンスステップ512において、AT502要求を満たすためにAN504にとって利用可能なリソースが不十分であると判断する。シーケンスステップ514において、AN504がAT502に予約拒否メッセージを送信し、アクセス拒否メッセージは、AT502が、要求に対する別の予約を送信せず、メッセージに対する予約を受信するために利用可能である予約待機状態に入るようにAT502に促すための予約待機状態要素を含み得る。一態様では、AT502が、予約待機状態にある間にAN間ハンドオーバを実行する場合、リソース要求キューはAT502に従い得る。対照的に、ATが新しいANへのハンドオーバを実行する場合、予約待機モードが終了し得、ATは新しいANに要求に対する新しい予約を送信し得る。
【0038】
さらにおよび/または随意に、シーケンスステップ518において、要求されたリソースが優先度フローのためのものであることをAN504に通知する。シーケンスステップ520において、優先度フローを要求する優先AT502を優先度フローキュー中にキューイングする。一態様では、AN504は、リソースについて一般キュー中のATに優先して優先度フローキュー中のATにリソース割振りをバイアスし得る。シーケンスステップ522において、AT502にリソース利用可能メッセージを送信する。一態様では、リソース利用可能メッセージは、メッセージに対する予約を含み得る。AT502が予約待機モードにある一態様では、AT502は、リソースが利用可能になるとすぐに、このメッセージを受信し得る。シーケンスステップ524において、AT502およびAN504はデータ通信を開始する。したがって、AN504は、予約要求がAN504によってすでに拒否された後に優先度フロー要求ステータスを通知され得、さらに、ANがこのフローが優先度フローであることを通知されたとき、AN504が優先度フロー要求を優先キューに追加することが可能になり得る。
【0039】
次に図6を参照すると、優先度指示およびキューイングを可能にすることができるアクセス端末(AT)600(たとえば、ワイヤレス通信デバイス(WCD)、クライアントデバイスなど)の図が提示されている。AT600は、たとえば、1つまたは複数の受信アンテナ(図示せず)から1つまたは複数の信号を受信する受信機602を備え、受信信号に対して典型的な動作(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバートなど)を実行し、サンプルを得るために調整された信号をデジタル化する。受信機602は、受信信号の復調のためのキャリア周波数を与えることができる発振器と、受信シンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ606に与えることができる復調器とをさらに備えることができる。一態様では、AT600は、2次受信機652をさらに備え得、情報の追加のチャネルを受信し得る。
【0040】
プロセッサ606は、受信機602によって受信された情報を分析すること、および/または1つまたは複数の送信機620(説明しやすいように、ただ1つの送信機を示す)による送信のための情報を生成することに専用のプロセッサ、AT600の1つまたは複数の構成要素を制御するプロセッサであり、ならびに/あるいは受信機602および/または第2の受信機652によって受信された情報を分析し、1つまたは複数の送信アンテナ(図示せず)上での送信のために送信機620による送信のための情報を生成し、AT600の1つまたは複数の構成要素を制御するプロセッサであり得る。
【0041】
AT600は、さらに、メモリ608を備えることができ、メモリ608は、プロセッサ606に動作可能に結合され、送信すべきデータ、受信されたデータ、利用可能なチャネルに関係する情報、分析された信号および/または干渉強度に関連するデータ、割当てチャネル、電力、レートなどに関係する情報、ならびにチャネルを推定し、そのチャネルを介して通信するための他の適切な情報を記憶することができる。メモリ608は、さらに(たとえばパフォーマンスベース、容量ベースなどの)チャネルの推定および/または利用に関連するプロトコルおよび/またはアルゴリズムを記憶することができる。
【0042】
本明細書で説明するデータストア(たとえば、メモリ608)は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリのいずれかとすることができ、あるいは揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含むことができることを諒解されたい。限定ではなく例として、不揮発性メモリは、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリとして動作するランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。限定ではなく例として、RAMは、同期RAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM(登録商標))など、多くの形態が利用可能である。本システムおよび方法のメモリ608は、これらのおよび任意の他の適切なタイプのメモリを、これらに限定されることなく、備えるものとする。
【0043】
AT600は、AT600からの通信のための優先度指示およびキューイングを可能にするアクセスモジュール612をさらに備えることができる。アクセスモジュール612は優先度指示モジュール614をさらに含むことができる。一態様では、AT600は、アクセスモジュール612によって可能にされる優先度指示モジュール614を使用して優先度指示を通信し得る。
【0044】
一態様では、優先度指示モジュール614は、アクセス要求に優先度要素を含めることを可能にされ得る。1つのそのような態様では、優先度指示モジュール614は、優先度通信を示すための特殊なFlowProfileIDを予約し得る。たとえば、FlowProfileIDタイプ「11」などの現在予約済みのタイプが指示優先度に割り振られ得る。別の例では、優先度通信を示すためにサービス品質(QoS)メッセージからのビットが割り当てられ得る。さらに別の例では、優先度通信を示すために1000〜1111などのいくつかのフロー優先度値が使用され得る。
【0045】
さらに、AT600はユーザインターフェース640を含み得る。ユーザインターフェース640は、AT600への入力を生成するための入力機構642と、AT600のユーザよって消費される情報を生成するための出力機構642とを含み得る。たとえば、入力機構642は、キーまたはキーボード、マウス、タッチスクリーンディスプレイ、マイクロフォンなどの機構を含み得る。さらに、たとえば、出力機構644は、ディスプレイ、オーディオスピーカー、触覚フィードバック機構、パーソナルエリアネットワーク(PAN)トランシーバなどを含み得る。図示された態様では、出力機構644は、画像またはビデオフォーマットのコンテンツを提示するように動作可能なディスプレイ、あるいはオーディオフォーマットのコンテンツを提示するオーディオスピーカーを含み得る。
【0046】
図7を参照すると、複数の受信アンテナ706を介して1つまたは複数のユーザデバイス600から(1つまたは複数の)信号を受信する受信機710と、複数の送信アンテナ708を介して1つまたは複数のユーザデバイス600に送信する送信機720とをもつアクセスネットワーク702を備える例示的なシステム700が示されている。受信機710は受信アンテナ706から情報を受信することができる。シンボルは、上記で説明したプロセッサと同様であるプロセッサ712によって分析され得、プロセッサ712は、データ処理に関係する情報を記憶するメモリ714に結合される。プロセッサ712は、さらに、1つまたは複数のユーザデバイス600へのリソースの割振りを可能にするリソース割振りモジュール716に結合される。信号は、送信機720によって1つまたは複数の送信アンテナ708を介してユーザデバイス600に送信するために多重化および/または準備され得る。
【0047】
一態様では、リソース割振りモジュール716は、AT優先度指示モジュール717とフロー優先度モジュール718とを含み得る。一態様では、AT優先度モジュール717は、AT600の優先度ステータスを検出することを可能にされ得、さらに、リソース割振りモジュール716が優先ATにリソースを割り振るのを支援し得る。一態様では、AT優先度モジュール717は、リソースが利用可能になるとすぐに、AT600をページングするようにAN702に促し得る。別の態様では、AT優先度モジュール717は、AT600からの接続要求をキューイングし、リソースが利用可能になるとすぐに、直接トラフィックチャネル割当てを送るようにAN702に促し得る。さらに別の態様では、AT優先度モジュール717は、AT600からの接続要求をキューイングし、リソースの準備ができたときに、リソース保留通知の初期指示とともに、トラフィックチャネル割当てを送るようにAN702に促し得る。
【0048】
一態様では、フロー優先度モジュール718は、AT600からの優先リソース要求を検出することを可能にされ得、さらに、リソース割振りモジュール716が優先リソース要求をもつ優先ATに優先リソースを割り振るのを支援し得る。一態様では、AT600は、リソース要求が優先リソース要求であることをAN120に示し得る。別の態様では、AN702は、AT600のリソース要求が優先リソース要求であることを示す通知をネットワークエンティティ(たとえば、PDSN)から受信し得る。そのような態様では、通知は、SIPシグナリングを使用して受信され得る。さらに、そのような態様では、リソース割振りモジュール716は、優先キュー中のAT600の要求をキューイングし得る。
【0049】
図8を参照すると、通信のための優先度指示およびキューイングを可能にすることができる例示的なシステム800のブロック図が示されている。たとえば、システム800は、少なくとも部分的にアクセスネットワーク、基地局、EノードBなどの内部に常駐することができる。システム800は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであり得ることを諒解されたい。システム800は、連携して動作することができる手段の論理グルーピング802を含む。たとえば、論理グルーピング802は、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信するための手段804を含むことができる。一態様では、アクセス要求はAT優先度指示を含み得、AT優先度指示は、ANが、このATが優先ATであると判断することを可能にし得る。別の態様では、アクセス要求は、要求に対するリソースを含み得る。
【0050】
さらに、論理グルーピング802は、アクセス要求に応答して、ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断するための手段806を備えることができる。一態様では、ATは、PDSNからAT優先度指示を受信することから優先ATであると判断される。またさらに、論理グルーピング802は、優先ATにアクセス拒否メッセージを送信するための手段808を備えることができる。一態様では、アクセス拒否メッセージは、接続拒否メッセージ、リソース拒否メッセージなどを含み得る。別の態様では、リソース拒否メッセージは、リソース割振りを待つように優先ATに促すための要素を含み得る。さらに、論理グルーピング802は、リソースが利用可能になるまでアクセス要求をキューイングするための手段810を備えることができる。一態様では、キューイングは、リソース優先度指示を用いてリソース割振りの優先度を優先ATに向けてバイアスすることをさらに備え得る。さらに、論理グルーピング802は、リソースが利用可能になったと判断されると、優先ATにリソース利用可能メッセージを送信するための手段812を備えることができる。一態様では、リソース利用可能メッセージは、ページングメッセージ、トラフィックチャネル割当て、メッセージに対するリソースなどを含み得る。
【0051】
さらに、システム800は、手段804、806、808、810および812に関連付けられた機能を実行するための命令を保持するメモリ814を含むことができる。メモリ814の外部にあるものとして図示されているが、手段804、806、808、810および812のうちの1つまたは複数はメモリ814の内部に存在することができることを理解されたい。
【0052】
図9を参照すると、通信のための優先度指示およびキューイングを可能にすることができる例示的なシステム900のブロック図が示されている。たとえば、システム900は、少なくとも部分的にアクセス端末、ワイヤレス通信デバイスなどの内部に常駐することができる。システム900は機能ブロックを含むものとして表されており、その機能ブロックは、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組合せ(たとえば、ファームウェア)によって実装される機能を表す機能ブロックであり得ることを諒解されたい。システム900は、連携して動作することができる手段の論理グルーピング902を含む。たとえば、論理グルーピング902は、アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求の第1のインスタンスを送信するための手段904を含むことができる。一態様では、アクセス要求はAT優先度指示を含み得る。
【0053】
さらに、論理グルーピング902は、送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信するための手段906を備えることができる。一態様では、アクセス拒否メッセージは保留期間要素を含み得る。さらに、論理グルーピング902は、ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにするための手段908を備えることができる。一態様では、モニタ状態モードは、アクセス拒否メッセージ中の保留期間要素を受信することに応答してアクティブにされ得る。
【0054】
さらに、システム900は、手段904、906および908に関連する機能を実行するための命令を保持するメモリ910を含むことができる。メモリ910の外部にあるものとして図示されているが、1つまたは複数の手段904、906および908はメモリ910の内部に存在することができることを理解されたい。
【0055】
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータとすることができ得るが、これらに限定されない。例として、コンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方を構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素がプロセスおよび/または実行スレッド内に常駐することができ、1つの構成要素を1つのコンピュータ上に配置し、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散し得る。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、ローカルシステム、分散システム、および/または他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク全体の中の別の構成要素と信号を介して対話する1つの構成要素からのデータなど、1つまたは複数のデータパケットを有する信号によるなど、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信し得る。
【0056】
さらに、本明細書では、ワイヤード端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関する様々な態様について説明する。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、本明細書では基地局に関する様々な態様について説明する。基地局は、(1つまたは複数の)ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
【0057】
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という句は、XがAを使用する場合、XがBを使用する場合、またはXがAとBの両方を使用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0058】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよび他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、Wideband−CDMA(W−CDMA)とCDMAの他の変形態とを含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E−UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(WiFi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 4」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対無資格スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、BLUETOOTH(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。
【0059】
様々な態様または特徴は、いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含むことができるシステムに関して提示される。様々なシステムは、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含んでもよく、および/または各図に関連して論じるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含まなくてもよいことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
【0060】
本明細書で開示した態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明したステップおよび/またはアクションの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備え得る。
【0061】
さらに、本明細書で開示された態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読むことができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、あるいはそのセットとして常駐し得る。
【0062】
1つまたは複数の態様では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装する場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、どんな接続でもコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0063】
上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義された記載の態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。さらに、記載の態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、任意の態様および/または実施形態の全部または一部は、別段の規定がない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信における優先度指示の方法であって、
アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信することと、
前記アクセス要求に応答して、前記ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断することと、
前記優先ATにアクセス拒否メッセージを送信することと、
リソースが利用可能になるまで前記アクセス要求をキューイングすることと、
リソースが利用可能になったと判断されると、前記優先ATにリソース利用可能メッセージを送信することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記アクセス要求がAT優先度指示を含み、前記ATが前記AT優先度指示から前記優先ATであると判断され、前記接続拒否メッセージは、前記優先ATが前記リソース利用可能メッセージを待つための保留期間を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記優先ATが、モニタ状態モードで待つことを可能にされ、前記リソース利用可能メッセージは、前記リソースが利用可能になるとすぐに送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記リソース利用可能メッセージが前記優先ATの次の標準スロットにおいて送信され、前記次の標準スロットは、前記優先ATが前記リソース利用可能メッセージを受信するために利用可能である時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
ネットワークゲートウェイからAT優先度指示を受信することをさらに備え、
前記ATは、前記優先ATであると判断されるか、またはフローが優先度フローであると判断されるかのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記アクセス要求が、要求に対するリソースを含み、
ネットワークゲートウェイからリソース優先度指示を受信することをさらに備え、
前記キューイングが、前記リソース優先度指示を用いてリソース割振りの前記優先度を前記優先ATに向けてバイアスすることをさらに備える
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記リソース利用可能メッセージが、ページングメッセージ、トラフィックチャネル割当て、またはメッセージに対するリソースのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ATが前記優先ATであると前記判断することは、前記ATが優先度ステータスを有することを識別すること、または前記ATに関連付けられたフローが優先度ステータスを有することを識別することのうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記アクセス拒否メッセージが、接続拒否メッセージまたはリソース拒否メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記リソース拒否メッセージが、リソース割振りを待つように前記優先ATに促すための要素を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
コンピュータに、アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信させるためのコードと、
前記コンピュータに、前記アクセス要求に応答して、前記ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断させるためのコードと、
前記コンピュータに、前記優先ATにアクセス拒否メッセージを送信させるためのコードと、
前記コンピュータに、リソースが利用可能になるまで前記アクセス要求をキューイングさせるためのコードと、
前記コンピュータに、リソースが利用可能になったと判断されると、前記優先ATにリソース利用可能メッセージを送信させるためのコードと
を備えるコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項12】
アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信するための手段と、
前記アクセス要求に応答して、前記ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断するための手段と、
前記優先ATにアクセス拒否メッセージを送信するための手段と、
リソースが利用可能になるまで前記アクセス要求をキューイングするための手段と、
リソースが利用可能になったと判断されると、前記優先ATにリソース利用可能メッセージを送信するための手段と
を備える、装置。
【請求項13】
アクセス端末(AT)からアクセス要求を受信すること
を行うように動作可能なトランシーバと、
前記アクセス要求に応答して、前記ATが優先ATであり、リソースが利用可能でないと判断することと、
リソースが利用可能になるまで前記アクセス要求をキューイングすることと
を行うように動作可能なリソース割振りモジュールと
を備える、アクセスネットワーク(AN)であって、
前記トランシーバが、
前記優先ATにアクセス拒否メッセージを送信することと、
リソースが利用可能になったと判断されると、前記優先ATにリソース利用可能メッセージを送信することと
を行うようにさらに動作可能である、アクセスネットワーク(AN)。
【請求項14】
前記アクセス要求がAT優先度指示を含み、前記リソース割振りモジュールは、前記AT優先度指示からATが前記優先ATであると判断するようにさらに動作可能であり、前記接続拒否メッセージは、前記優先ATが前記リソース利用可能メッセージを待つための保留期間を含む、請求項13に記載のAN。
【請求項15】
前記優先ATが、モニタ状態モードで待つことを可能にされ、前記トランシーバは、前記リソースが利用可能になるとすぐに前記リソース利用可能メッセージを送信するようにさらに動作可能である、請求項13に記載のAN。
【請求項16】
前記トランシーバが、前記優先ATの次の標準スロットにおいて前記リソース利用可能メッセージを送信するようにさらに動作可能であり、前記次の標準スロットは、前記優先ATが前記リソース利用可能メッセージを受信するために利用可能である時間である、請求項13に記載のAN。
【請求項17】
前記トランシーバが、ネットワークゲートウェイからAT優先度指示を受信するようにさらに動作可能であり、前記ATは、前記優先ATであると判断されるか、またはフローが優先度フローであると判断されるかのうちの少なくとも1つである、請求項13に記載のAN。
【請求項18】
前記アクセス要求が、要求に対するリソースを含み、前記トランシーバが、ネットワークゲートウェイからリソース優先度指示を受信するようにさらに動作可能であり、前記リソース割振りモジュールが、前記リソース優先度指示を用いてリソース割振りの前記優先度を前記優先ATに向けてバイアスするようにさらに動作可能である、請求項13に記載のAN。
【請求項19】
前記リソース利用可能メッセージが、ページングメッセージ、トラフィックチャネル割当て、またはメッセージに対するリソースのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載のAN。
【請求項20】
前記リソース割振りモジュールは、前記ATが優先度ステータスを有することを識別すること、または前記ATに関連付けられたフローが優先度ステータスを有することを識別することのうちの少なくとも1つを行うようにさらに動作可能である、請求項13に記載のAN。
【請求項21】
前記アクセス拒否メッセージが、接続拒否メッセージまたはリソース拒否メッセージのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載のAN。
【請求項22】
前記リソース拒否メッセージが、リソース割振りを待つように前記優先ATに促すための要素を含む、請求項21に記載のAN。
【請求項23】
アクセス端末(AT)による優先度指示の方法であって、
アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求の第1のインスタンスを送信することと、
前記送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信することと、
前記ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにすることと
を備える、方法。
【請求項24】
前記アクセス要求の前記第1のインスタンスがAT優先度指示を含み、前記アクセス拒否メッセージが保留期間要素を含み、前記受信した保留期間要素に応答して前記モニタ状態モードがアクティブにされる、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記保留期間要素に関連付けられた保留期間が満了したと判断することと、
前記アクセス要求の第2のインスタンスを送信することと
をさらに備える、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
コンピュータにアクセスネットワーク(AN)にアクセス要求を送信させるためのコードと、
前記コンピュータに、前記送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信させるためのコードと、
前記コンピュータに、前記ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにさせるためのコードと
を備えるコンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
【請求項27】
アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求を送信するための手段と、
前記送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信するための手段と、
前記ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにするための手段と
を備える、装置。
【請求項28】
アクセスネットワーク(AN)にアクセス要求を送信することと、
前記送信されたアクセス要求に応答してアクセス拒否メッセージを受信することと
を行うように動作可能なトランシーバと、
前記ANからの1つまたは複数のメッセージを監視するモニタ状態モードをアクティブにすること
を行うように動作可能なアクセスモジュールと
を備える、アクセス端末(AT)。
【請求項29】
前記アクセス要求がAT優先度指示を含み、前記アクセス拒否メッセージが保留期間要素を含み、前記アクセスモジュールが、前記受信した保留期間要素に応答して前記モニタ状態モードをアクティブにするようにさらに動作可能である、請求項28に記載のAT。
【請求項30】
前記アクセスモジュールが、
前記保留期間要素に関連付けられた保留期間が満了したと判断することと、
前記アクセス要求の第2のインスタンスを送信することと
を行うようにさらに動作可能である、請求項29に記載のAT。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2012−532506(P2012−532506A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−517874(P2012−517874)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/040497
【国際公開番号】WO2011/002821
【国際公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】