説明

イヌ用噛み物

押出成形された可食性の材料で作られたイヌ用噛み物は、一方の端にブラシ状の頭部、もう一方の端に尾部を有する。ブラシ状の頭部および尾部は柄によって接続されている。ブラシ状の頭部は、セグメント(例えば6個のセグメント)を備え、イヌの口腔内で容易に扱われるように適合されたセグメント間の空間を伴って提供され、イヌが物品を咀嚼する際に、より小さな断片が折り取られるようにする。したがって、ブラシ状の頭部は、イヌの歯が個々のセグメントまたは「剛毛」の間で作業可能なように、楕円形の断面を有する個々のセグメントを含んでいて差し支えない。イヌ用噛み物の特性のほかの部分では、イヌ用噛み物が、イヌの口腔内でより容易に取り扱われ、見た目に美しい外観を有するように、段差がある表面を避け、滑らかで、丸みを帯びた表面になるようにする。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の説明】
【0001】
本願は、参照することにより援用される、2006年6月21日出願の米国仮特許出願第60/815,713号の優先権の利益を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は、イヌが容易に咀嚼でき、飲み込んだ場合の危険性が少ないような形状を有する、イヌ用噛み物に関する。
【背景技術】
【0003】
本発明のイヌ用噛み物は、既知のグリーニーズ(Greenies(商標))の銘柄のイヌ用噛み物の改良品である。「グリーニーズ」のイヌ用噛み物は、一方の端におけるブラシの形状をした頭部、一般には長方形の柄、反対の端における指関節または骨の形状をした部分を含む。この銘柄のイヌ用噛み物は人気があり、ブラシおよび骨の形状が、消費者に、歯科衛生およびイヌの楽しみという噛み物の両側面を、同時に伝える。この従来技術製品は良く受け入れられているが、いかにしてイヌが咀嚼し、最終的には可食性の噛み物を飲み込むかということに基づいて、それらに改善をなしうると考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特に、イヌの口腔内での噛み物の操作性を改善し、イヌが噛み物を噛み砕く際に、大きいかけらが折り取られる可能性を低減することが切望されているであろう。本発明は、前記目標を達成することを対象としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に従ったイヌ用噛み物は、複数のセグメントを有するブラシ状の頭部を含む。セグメントは、ブラシの「剛毛」に似ている。セグメントは、それらの間に角度のある空間を有し、それによって、イヌが頭部を咀嚼する際に、イヌの歯の自然の形状が、これらの空間に収まるように適合し、製品と歯の間の接触を増大させる。頭部の反対側に位置する尾部は、柄によって頭部と接続している。よって、頭部と尾部がイヌ用噛み物の反対側の端部を形成する。好ましい実施の形態では、尾部は骨の形状をしており、少なくとも1本の溝が尾部から柄に沿って延在する。溝は、イヌが噛み物を噛む過程において、イヌの歯をその領域に誘導すると同時に、その領域における噛み物のもろさ(fracturability)を増大させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明に従ったイヌ用噛み物の幾つかの図。
【図2】従来技術に従った「グリーニーズ」銘柄のイヌ用噛み物の2つの図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1の特定の実施の形態に見られるように、イヌ用噛み物は長さ「A」を有し、一方の端にブラシの形をした頭部、および、反対の端に骨の形状をした尾部を含む。一般に、長さAは、約5.0cm〜約20.0cmの範囲であり、約6.5cm〜約16.0cmが好ましい。噛み物は、さまざまな大きさのイヌに適合するように、いろいろな長さで提供されて差し支えない。したがって、最も短い(「ティーニー(Teenie)」)サイズの噛み物は約5.0cm〜約7.5cmの長さを有することが好ましく、約6.636cm〜約7.334cmが最も好ましい。幾分大きめだが、それでも小さい(「ペティート(Petite)」)サイズの噛み物は、約7.5cmよりも長く、約9.9cmまでの範囲の長さを有することが好ましく、約8.634cm〜約9.543cmの範囲が最も好ましい。中程度の(「レギュラー」)サイズの噛み物は、約9.9cmよりも長く、約11.7cmまでの範囲の長さを有することが好ましく、約9.954cm〜約11.001cmの範囲が最も好ましい。さらに大きい(「ラージ」)サイズの噛み物は、約11.7cm〜約13.0cmの範囲の長さを有することが好ましく、約11.725cm〜約12.959cmの範囲がさらに好ましい。最も大きいイヌ(「ジャンボ」)に適合する噛み物は、約13.0cmより長く約16.0cmまでの長さを有することが好ましく、約14.176cm〜約15.669cmの範囲がさらに好ましい。しかしながら、任意のサイズの噛み物、または噛み物のさまざまな組合せを、上記の一般的な範囲内で提供することができよう。
【0008】
本発明を限定はしないが、ティーニーサイズの噛み物は、約2.268kg〜約6.804kg(約5ポンド〜約15ポンド)の範囲の重量を有するイヌを対象とし、ペティートサイズの噛み物は、約6.804kg〜約11.34kg(約15ポンド〜約25ポンド)の範囲の重量を有するイヌを対象とし、レギュラーサイズの噛み物は、約11.34kg〜約22.68kg(約25ポンド〜約50ポンド)の範囲の重量を有するイヌを対象とし、ラージサイズ噛み物は、約22.68kg〜約45.36kg(約50ポンド〜約100ポンド)の範囲の重量を有するイヌを対象とし、ジャンボサイズの噛み物は、約45.36kg(約100ポンド)以上のイヌを対象としている。
噛み物は、押出成形された、熱可塑性の可食性の塊であり、射出成型または他の適切な成形技術によって成形されて差し支えない。イヌ用噛み物に適した組成物は、噛み物の質量が約5.0g〜約125.0gの範囲、好ましくは約8.0〜約86.0gの範囲になるように、約1.2g/cm3〜約1.3g/cm3の密度を有していて構わない。ティーニーサイズの噛み物は、約10g未満の質量を有し、8.259g〜8.947gの範囲が最も好ましい。ペティートサイズの噛み物は、約10gよりも大きく約20gまでの範囲の質量を有し、17.600g〜19.066gの範囲が最も好ましい。レギュラーサイズの噛み物は、約20gよりも大きく約30gまでの範囲の質量を有し、27.098g〜29.356gの範囲が最も好ましい。ラージサイズの噛み物は、約30gよりも大きく約50gまでの範囲の質量を有し、44.127g〜47.804gの範囲が最も好ましい。ジャンボサイズの噛み物は、約50gよりも大きく約100gまでの範囲の質量を有し、78.658g〜85.213gの範囲が最も好ましい。
【0009】
ブラシ状の頭部は、「剛毛」に近い、複数のセグメントを有する。好ましい実施の形態では、これらの剛毛セグメントは、ほぼ並行である。同一の長さの頭部において、剛毛の数が増えると、さらに多くの頭部を区切る点が導入され、イヌが噛み物を咀嚼する際に、より小さい断片が折り取られる結果となる。これにより、表面積が増大し、イヌの消化管における断片の溶解性を高める。したがって、本発明にしたがった噛み物は、4〜8個のセグメントを有することが好ましく、6個のセグメントが存在することが最も好ましいが、従来技術の「グリーニーズ」製品は5個のセグメントを有し、セグメント間にほとんど、または全く空間が無い。
【0010】
イヌ用噛み物の「剛毛」を備えた側を、本明細書では、噛み物の上端と称する。上端に見られるように、剛毛セグメントは、セグメント間の空間を増大させるように適合させた断面を有し、それによって、歯と接触する噛み物の表面積を増大させる。したがって、本発明の1つの態様では、剛毛セグメントは、隣接する剛毛セグメント同士が、ブラシ状の頭部側の開口部において最大幅となり、噛み物の中心線の方向に、頂点に向かって狭くなるような角度を形成する。イヌの歯は、同一の一般的形状を有し、根元が幅広く、先が尖っている。したがって、形状、特に剛毛セグメントの間の空間が、イヌの歯と噛み物の接触を促進する。このイヌの歯と噛み物の接触が、イヌの歯を噛み物本体内への侵入を生じさせる接触に加えて、イヌの歯に清浄作用をもたらす。
【0011】
実施の形態では、角度のある空間の頂点からブラシ状の頭部の側面までの距離(空間の幅)は、噛み物の側面から噛み物の中心線までの距離である。空間の幅は、その距離の約15%よりも大きいことが好ましく、20%よりも大きいことが最も好ましい。例示に過ぎないが、図1に示すような、約1cmの最大剛毛厚さ「B」を有する「ティーニー」の噛み物は、最も深い箇所で中心線の方へ約0.1cmよりも長く延在する、隣接したセグメント間の空間を有することが最も好ましいであろう。ここで0.1cmは、噛み物の側面から中心線までの距離の20%である。空間はブラシ状の頭部の両側面に認められる。
【0012】
特に好ましい実施の形態では、図1に示すように、剛毛セグメントが、それらの間に角度のある空間を形成する、楕円形の断面を有する。上記のように、これは、角度のある空間が、イヌの歯が収まるように適合させてセグメント間に形成される点で、従来技術とは異なる。さらには、噛み砕く歯であるイヌの小臼歯が、側面に沿ってスライドするというよりは、むしろ楕円形のセグメント間のこれらの角度のある空間に係合し、可食性の塊からより小さい断片を引きちぎることをより容易にするであろう。イヌの歯は、これらの角度のある空間において楔として作用し、イヌが製品を咀嚼する際に、イヌ用噛み物を所定の骨折線に沿って砕けるようにするであろう。実施の形態では、噛み物の側面に垂直な線によって形成される第1の辺と、隣接するセグメントにちょうど接し、頂点で第1の辺にぶつかる線によって形成される第2の辺とから測定される、隣接する剛毛セグメント間の頂点に形成される角度は、少なくとも約15°であり、約20°よりも大きいことが好ましく、約25°よりも大きいことがさらに好ましい。
【0013】
図1に示すように、頭部は厚さ「B」を有し、尾部は厚さ「D」を有する。好ましい実施の形態では、頭部および尾部は柄の部分よりも厚い。これは、従来技術である「グリーニー」製品の設計と似ている。しかしながら、従来技術とは異なり、なだらかに傾斜する表面が、頭部とつながる柄と尾部にも提供される。これに関連して傾斜するとは、ブラシ状の頭部が柄と接する箇所において、イヌ用噛み物の長手方向の軸に対して垂直、またはほぼ垂直の表面が存在しないことを意味する。これは、歯がこの傾斜部分に沿ってスライドし、柄に沿った溝に誘導されることから、この箇所でイヌの歯が捕えられるのを防ぎ、イヌの口腔内で製品がより容易に扱われるようにする。
【0014】
図1に示すように、ブラシ状の頭部および尾部は、柄の高さ「G」よりも大きい、それぞれ高さ「C」および「E」を有する。したがって、例示に過ぎず、本発明を制限することを意図しないが、「ティーニー」サイズのイヌ用噛み物について、柄の高さGが約1.054cm〜約1.165cmの範囲である場合、骨部分の最大高さは約1.658cm〜約1.832cmの範囲であって差し支えなく、ブラシ状の頭部部分の最大高さは約1.431cm〜約1.582cmであって構わない。約1.356cm〜約1.499cmの範囲の柄の高さを有する、「ペティート」サイズのイヌ用噛み物では、骨部分の最大高さは約2.148cm〜約2.374cmの範囲であって差し支えなく、ブラシ状の頭部部分の最大高さは約1.846cm〜約2.040cmであって構わない。約1.573cm〜約1.739cmの範囲の柄の高さを有する、「レギュラー」サイズのイヌ用噛み物では、骨部分の最大高さは約2.488cm〜約2.750cmの範囲であって差し支えなく、ブラシ状の頭部部分の最大高さは約2.111cm〜約2.334cmであって構わない。約1.844cm〜約2.038cmの範囲の柄の高さを有する、「ラージ」サイズのイヌ用噛み物では、骨部分の最大高さは約2.939cm〜約3.248cmの範囲であり、ブラシ状の頭部部分の最大高さは約2.452cm〜約2.710cmでであって構わない。約2.312cm〜約2.555cmの範囲の柄の高さを有する、「ジャンボ」サイズのイヌ用噛み物では、骨部分の最大高さは約2.818cm〜約3.115cmの範囲であって差し支えなく、ブラシ状の頭部部分の最大高さは約3.052cm〜約3.374cmであって構わない。これらの寸法は、噛み物の形状の好ましい割合を例示する、典型例に過ぎない。
【0015】
ブラシ状の頭部の上端は、丸みを帯びていることが好ましく、この形状は、楽しい外観の提供に加えて、イヌの口腔内でより心地よく扱われる。
【0016】
好ましい実施の形態では、本発明に従ったイヌ用噛み物の尾部は、柄のほぼ平行な側面から離れて延在する、2本のほぼ等しい丸みを帯びた隆起を有し、上記のような柄に関連する高さを有する、犬用の骨のアイコンとして広く一般に理解される形状をしている。したがって、本願に関連して「骨の形状をした」とは、特定の骨のことを称するのではなく、犬用の骨のアイコンのことをいう。
【0017】
図1に示すように、本発明のイヌ用噛み物は、ブラシ状の頭部および骨の形状をした尾部の両方が柄の厚さ「F」よりも厚い、最大厚さを有するように寸法が決められることが好ましい。適切な割合を例示する目的であって、本発明を限定することを意図しないが、約0.767cm〜0.848cmの範囲の柄の厚さFを有する適切なイヌ用噛み物は、約0.980cm〜約1.083cmの範囲の最大剛毛厚さ、および約1.054cm〜約1.165cmの範囲の最大尾部厚さを有していて差し支えない。幾分大きめであるがそれでも小さいイヌでは、約0.987cm〜約1.091cmの範囲の柄の厚さFを有する適切なイヌ用噛み物は、約1.281cm〜約1.116cmの範囲の最大剛毛厚さ、および約1.356cm〜約1.499cmの範囲の最大尾部厚さを有していて差し支えない。中型犬では、約1.110cm〜約1.227cmの範囲の柄の厚さFを有する適切なイヌ用噛み物は、約1.470cm〜約1.624cmの範囲の最大剛毛厚さ、および約1.583cm〜約1.750cmの範囲の最大尾部厚さを有していて差し支えない。大型犬は、約1.303cm〜約1.440cmの範囲の柄の厚さFを有するイヌ用噛み物を必要として差し支えないが、この場合、ブラシ状の頭部は約1.733cm〜約1.915cmの範囲の適切な最大厚さ、および、約1.846cm〜約2.040cmの範囲の尾部厚さを有していて構わない。さらに大きなイヌは1.578cm〜約1.744cmの柄の厚さを有する、ジャンボサイズのイヌ用噛み物を使用して差し支えなく、この場合、ブラシ状の頭部の最大厚さは約2.261cm〜約2.499cmの範囲が適切であり、尾部の最大厚さは約2.111cm〜約2.334cmの範囲であることが適切であろう。この場合も、これらの寸法は、好ましい実施の形態におけるさまざまなサイズの好ましい割合を示すことを意図した、典型例に過ぎない。
【0018】
柄には、イヌが噛み物を咀嚼する際に、骨折線が優先的にその領域に形成されるように、少なくとも1本の溝が提供されることが好ましい。溝は、柄の最も薄い部分であり、したがって、噛み物はその箇所でさらに折れやすくなる。溝は、尾部からブラシ状の頭部にぎりぎりのところまで、柄に沿って延在することがさらに好ましい。図1に示すように、ブラシ状の頭部または骨の形状をした尾部のほうへ傾斜が始まる前までの両側面がほぼ並行になっている柄の部分の厚さは、寸法「F」によって与えられる。溝の最も深い部分と反対側との間(または両側面上の2本の対立する溝の間)の柄の厚さは、柄の厚さFの約30〜約85%の範囲であることが好ましく、柄の厚さFの約40〜約75%の範囲であることがさらに好ましい。
【0019】
少なくとも1本の溝の両側は、イヌが噛み物のその領域を咀嚼する際に、両側が割れるように、イヌの歯、特に、小臼歯が楔として作用するような角度を有していて差し支えない。実施の形態では、溝は、実質的に柄の長さに亘り、骨の形状をした尾部の2本の隆起が柄と接する狭い部分から始まり、ブラシ状の頭部の直前で終わる。
【0020】
これに関連して有用であることが知られる従来技術の組成物、およびそれらを押出成形する方法は、例えば、参照することにより本願に援用する、米国特許出願第11/060,943号明細書に開示されている。組成物は、参照することにより本願に援用される、代理人整理番号02280.003950に対応する米国仮特許出願に記載されるように、溶解性を改善して開発して差し支えない。
【0021】
上述のように、イヌが咀嚼する際に、イヌ用噛み物がそれらの線に沿って折れるように、ブラシ状の頭部のセグメント間の角度のある空間、および柄に沿った溝によって所定の骨折線が作られる。イヌ用噛み物の組成物は、これらの所定の骨折線の効果を促進するように選択されて差し支えない。さらに柔らかく、さらに弾力性のあるイヌ用噛み物を生じる組成物はまた、押出成形された製品の結晶ラインに沿ってというよりは、むしろ所定の骨折線に沿って破折を補助する傾向にある。組成物は、イヌの歯の楔作用でせん断分離される製品の能力を促進するように調合されて構わない。代理人整理番号02280.003950で特定される前述の米国仮特許出願に記載の組成物を本目的に適合させてもよい。
【図1A】

【図1B】

【図1C】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のセグメントを有するブラシ状の頭部と、
前記ブラシ状の頭部の側面で最大幅となり、前記ブラシ状の頭部の中心線方向の頂点に向かって狭くなる、イヌの歯が収まるように適合された、隣接したセグメント間の角度のある空間と、
前記頭部の反対側の尾部と、
前記頭部と前記尾部が反対側の先端を形成するように、前記頭部および前記尾部に接続する柄と、
を備えた、イヌ用噛み物。
【請求項2】
押出成形された、熱可塑性の可食性材料で構成されていることを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項3】
前記角度のある空間の頂点から前記ブラシ状の頭部の側面までの距離が、前記ブラシ状の頭部の中心線から前記ブラシ状の頭部の側面までの距離の約10%より大きいことを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項4】
前記ブラシ状の頭部が丸みを帯びた先端を有することを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項5】
前記ブラシ状の頭部の前記セグメントが楕円形の断面を有し、角度のある辺を有する空間がセグメント間に形成されることを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項6】
前記ブラシ状の頭部が前記柄より厚く、前記柄より大きい高さを有し、前記柄が該柄上の傾斜した両側面によって前記ブラシ状の頭部と接続していることを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項7】
前記尾部が骨の形状をしており、前記柄のほぼ平行な側面から離れて延在する2本のほぼ等しい隆起を含み、前記骨の形状をした尾部が前記柄よりも厚く、前記柄よりも大きい高さを有することを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項8】
約5.0cm〜約15cmの長さ、および、約5.0g〜約125.0gの範囲の質量を有することを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項9】
前記イヌ用噛み物の密度が、約1.2〜約1.3g/cm3であることを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。
【請求項10】
前記ブラシ状の頭部のセグメントが、該セグメント間に角度のある辺を有する空間を形成するように、楕円形の断面を有し、
前記柄が、略長方形であり、前記柄の向かい合った側面がほぼ並行である箇所で測定された柄の厚さおよび柄の高さを有し、
前記ブラシ状の頭部が丸みを帯びており、前記柄の厚さよりも大きい最大厚さを有し、
前記尾部が骨の形状をしており、前記柄から延在する2本のほぼ等しい隆起を含み、前記骨の形状をした尾部が前記柄の厚さよりも厚く、前記柄の高さよりも大きい高さを有し、
少なくとも1本の溝が、前記骨の形状をした尾部および前記ブラシ状の頭部の間の前記柄に沿って延在する、
ことを特徴とする請求項1記載のイヌ用噛み物。

【図2】
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【公表番号】特表2009−540958(P2009−540958A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−516717(P2009−516717)
【出願日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際出願番号】PCT/US2007/071751
【国際公開番号】WO2007/149963
【国際公開日】平成19年12月27日(2007.12.27)
【出願人】(390037914)マース インコーポレーテッド (80)
【氏名又は名称原語表記】MARS INCORPORATED