説明

イヤホン

【課題】空中放電および沿面放電の発生を防止できるカナル式イヤホンを提供する。
【解決手段】スピーカ5を収容する前ケース1および後ケース17の嵌合部の長さを長くし、前記前ケース1および前ケース1に嵌着されるイヤーチップ2で形成する音孔を長くし、前記後ケース17のケーブル挿通孔が形成される首形状部17aの長さを長くすることにより、空中放電の放電経路並びに空中放電と沿面放電とで形成される放電経路とを10mm以上とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はイヤホンに係わり、特に、その静電気放電防止手段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のイヤホンの例を図6および図7により説明する。図6は従来のイヤホンの例を示す分解斜視図、図7は同イヤホンの放電箇所を示す斜視図であり、図7(a)は前側から見た斜視図、図7(b)は後側から見た斜視図である。
【0003】
このイヤホンは耳穴へ入れるインナー式イヤホンであり、前ケース103と後ケース104を嵌合部104cで嵌合させてケーブル102が接続されたスピーカ101を収容している。この前ケース103を耳穴入口位置に配置し、スピーカ101から発音する音が前ケース103の音道103aを通して耳に伝えられる状態として使用される。
【0004】
乾燥期に衣服との摩擦等で発生し人体に蓄積された静電気はグランドレベルの電位を有する電子機器の導体部との間の電位差が放電開始電位差となると放電する。放電には放電経路が空気中である空中放電と放電経路が誘電体(絶縁体)の表面に沿う沿面放電があるが、同じ放電開始電位差で比較すると、沿面放電の沿面距離の方が空中放電の空間距離よりも大きい。
【0005】
上記した図6および図7に示したイヤホンの場合、人体からスピーカ101の金属部またはケーブル102の半田付け部に放電されるが、その放電経路としては耳から前ケース103の音道103aを通してスピーカ101へ放電される空中放電や、後ケース104にメッキが施されている場合、メッキ104bを手で触れたときのメッキを経由したスピーカ101の金属部への空中放電や、後ケース104の空気孔104aまたはケーブル挿通孔104を手で触れたときのスピーカ101の金属部への空中放電や、後ケース104の嵌合部104cを手で触れたときのスピーカ101の金属部への沿面放電が生じる。
【0006】
そして、この従来のスピーカでは空中放電の空間距離や沿面放電の沿面距離を大きくする対策が取られていないので人体からの放電が発生しやすく、放電が発生した場合は、不快感、痛みや、火傷に近い症状を生じる場合があった。
【0007】
特開昭62−91100号公報に開示された電気音響変換器はハンドセットの受話部である。その例を図8に示す。図8に示すスピーカ231は、振動子235の前側に前面ケース238、仕切板232および被取付体(ハンドセット)233が重ねられている。そして、振動子235の上下には夫々前気室236および後気室237が形成され、半導体回路234が振動子235に接続されている。
【0008】
この電気音響変換器では前面ケース238、仕切板232および被取付体233に夫々設けられた音孔239、音孔240および音孔241の位置をずれた位置としている。人体からスピーカ231またはその半田付け部に放電するときの空中放電の空間距離は夫々の音孔を通るために斜め方向となり長くなる。
【0009】
上記特開昭62−91100号公報に開示された電気音響変換器では空中放電の経路が斜めとなるだけであるため、スピーカ231と被取付体233との距離が短いパッド式イヤホンでは十分な空間距離とすることが困難である。または、十分な空間距離とするためにイヤホンの厚み方向寸法を大きくすることになり、商品が大型化し重量が大きくなるという問題があった。また、沿面放電に対する対策が取られていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開昭62−91100号公報、明細書第2〜3頁、第1図
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、空中放電および沿面放電の発生を防止できるパッド式イヤホンおよびカナル式イヤホンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この発明のカナル型イヤホンは、ケース内部にスピーカを備えるカナル型イヤホンにおいて、前記カナル型イヤホンの外観表面と前記スピーカの金属部分との間に形成される空中放電または沿面放電の経路を放電経路としたとき、
前記スピーカを収容する前ケースと後ケースとの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、前記後ケースとコードを保持するブッシュとの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、前記ブッシュ内のケーブル挿入孔に形成される前記放電経路の長さと、
前記後ケースに設けられた空気孔から前記スピーカの金属部分までの前記放電経路の長さとが、それぞれ10mm以上となるようにしたものである。
【0013】
また、前記カナル型イヤホンにおいて、前ケースおよび後ケースの外観表面にメッキを施していないものである。
【0014】
この発明のパッド式イヤホンは、前ケースおよび後ケースを嵌合させてスピーカを収容するスピーカ収容空間を形成し、前記前ケースにパッド部を装着するパッド式イヤホンにおいて、前記前ケースの中心部に中心閉塞部を形成し、前記中心閉塞部の周囲に複数の外部挿通孔を形成し、前記中心閉塞部の周縁から前記スピーカ収容空間方向に延びる切り欠きが設けられた円筒形状リブを立設し、前記前ケースとスピーカとの間に介装される音道絞り部品の中心部の縁を前記中心閉塞部の面に近接させ、前記スピーカの金属部分とパッド部との間で形成される空中放電または沿面放電とで形成される放電経路を10mm以上としたものである。
【0015】
また、前記パッド式イヤホンにおいて、前記パッド式イヤホンの外観表面と前記スピーカの金属部分との間に形成される空中放電または沿面放電の経路を放電経路としたとき、前記スピーカを収容する前ケースおよび後ケースの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、前記後ケースとコードを保持するブッシュとの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、前記ブッシュ内のケーブル挿入孔に形成される前記放電経路の長さとが、それぞれ10mm以上となるようにしたものである。
【0016】
また、前記パッド式イヤホンにおいて、ケース内部にスピーカを備えるパッド式イヤホンにおいて、スピーカを収容する前ケースと後ケースの嵌合部にスリットを設けることで、前記ケース内部と前記ケース外部との空気孔を形成するものである。
【0017】
また、前記各パッド式イヤホンにおいて、前ケースおよび後ケースの外観表面にメッキを施していないものである。
【発明の効果】
【0018】
この発明のイヤホンによれば、人体に触れても静電気の放電が発生しないので使用者に不快感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明の実施例1であるカナル式イヤホンを半分切り欠いて示す断面図である。
【図2】同カナル式イヤホンを半分切り欠いて示す分解斜視図である。
【図3】この発明の実施例2であるパッド式イヤホンを半分切り欠いて示す断面図である。
【図4】同パッド式イヤホンを示す分解斜視図である。
【図5】同パッド式イヤホンを半分切り欠いて示す分解斜視図である。
【図6】従来のイヤホンの例を示す分解斜視図である。
【図7】同イヤホンの放電箇所を示す斜視図であり、図7(a)は前側から見た斜視図、図7(b)は後側から見た斜視図である。
【図8】従来のハンドセット受話部の他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下この発明を実施するための形態を実施例に即して説明する。
【実施例1】
【0021】
図1はこの発明の実施例1であるカナル(音孔)式イヤホンを半分切り欠いて示す断面図、図2は同カナル式イヤホンを半分切り欠いて示す分解斜視図である。図1または図2に示す前ケース1、後ケース17、樹脂ホルダ28は絶縁体の剛体構造部材であり、合成樹脂により成形されている。イヤーチップ2は軟質絶縁体で形成されている。
【0022】
そして、後ケース17と前ケース1とが嵌合部17e、1aで嵌合されて形成された内部空間内に、樹脂ホルダ28に嵌合されたスピーカ金属部(ヨーク)6が前ケース1に保持された状態で収容されている。なお、後ケース17と前ケース1の外面には静電放電防止のためメッキが施されていない。
【0023】
また、後ケース17の首形状部17a内部に形成されたブッシュ部品差込孔17cにゴム製のブッシュ部品22が嵌入され、ブッシュ部品22のケーブル通し孔22bを挿通するケーブル19の先端部の被覆が剥がされた導体暴露部19aは基板パッド部29に半田付けされている。
【0024】
前ケース1の入口縁にはナイロン製の防塵ネット3が付設されており、防塵ネット3後方の前ケース1に囲まれた空間に消音用スポンジ4が詰められている。なお、図では消音用スポンジを描かず、消音用スポンジ4が詰められた空間に符号を付している。
【0025】
このカナル式イヤホンの放電経路が図1に矢印A〜Fで示され、放電経路構成部が図2に放電経路の矢印A〜Fに対応するように点線で囲まれた部分の符号a〜fで示されている。
【0026】
放電経路Aは空気および防塵用ネット3、消音用スポンジ4を通りスピーカ金属部6に至る空中放電の経路であるが、スピーカの音道側に樹脂ホルダ28を採用することで、音道長さが従来品と同等で、放電経路Aを10mm以上の長さとすることができる。
【0027】
放電経路Bはイヤーチップ2のスカート部下縁からスカート部内部および後ケース17の空気孔5を通りスピーカ金属部6に至る空中放電および沿面放電の経路であるが、この経路はヘアピン形に折り返されているので放電経路Bを10mm以上の長さとすることができる。
【0028】
放電経路Cは嵌合部1a、17eを通り基板パッド部29またはスピーカ金属部6に至る沿面放電および空中放電の経路であるが、嵌合部1a、17eを長くすることにより放電経路Cを10mm以上の長さとすることができる。
【0029】
放電経路Dは後ケース17に設けられた空気孔17bを通り導体暴露部19aに至る沿面放電および空中放電の経路であるが、この経路は空気孔17bを長くすることにより放電経路Dを10mm以上の長さとすることができる。
【0030】
放電経路Eは後ケース17のブッシュ部品差込孔17cに接触するブッシュ部品22との接着部17dの沿面放電および空中放電の経路であるが、ブッシュ部品差込孔17cを長くすることにより放電経路Eを10mm以上の長さとすることができる。
【0031】
放電経路Fはケーブル19とブッシュ部品22のケーブル通し孔22aおよび後ケース17の孔との間を通り基板パッド部29または導体暴露部19aに至る沿面放電および空中放電の経路であるが、この経路は後ケース17の首形状部17a及びブッシュ22のケーブル通し孔22aを長くすることにより放電経路Fを10mm以上の長さとすることができる。
【0032】
上記のように構成した実施例1のカナル式イヤホンのケーブル19の先端に接続したプラグをグランド接続して静電サージ試験機で+10kV/−10kVの電圧をイヤホンの外面に印加しても放電が発生しなかった。
【0033】
また、イヤホンを人体に装着して静電サージ試験機で+10kV/−10kVの電圧をプラグに印加しても放電痛を感じなかった。
【実施例2】
【0034】
図3はこの発明の実施例2であるパッド式イヤホンを半分切り欠いて示す断面図、図4は同パッド式イヤホンを示す分解斜視図、図5は同パッド式イヤホンを半分切り欠いて示す分解斜視図である。
【0035】
図3、図4または図5に示す前ケース9、後ケース20は、絶縁体の剛体構造部材であり、合成樹脂により成形されている。音道絞り部品10は軟質絶縁体で形成されている。そして、後ケース20と前ケース9とが嵌合部20c、9fで嵌合されて形成された内部空間内に、前ケース9に嵌合されたスピーカ金属部8が収容されている。なお、後ケース20と前ケース9の外面には静電放電防止のためメッキが施されていない。そして、前ケース9の前面側はスポンジ状のイヤーパッド7で覆われている。
【0036】
また、後ケース20の首形状部20a内部に形成されたブッシュ部品差込孔20bにゴム製のブッシュ部品22が嵌入され、ブッシュ部品22のケーブル通し孔22aを挿通するケーブル19の先端部の被覆が剥がされた導体暴露部19aは基板パッド部29に半田付けされている。
【0037】
前ケース9の円筒形リブの外面には図4に示すように、空気孔の機能を有するスリット9c、9c…が等間隔に形成され、さらに、前ケース9の前面中心部には図5に示す孔のない円板形状の中心閉塞部9bが形成されている。中心閉塞部9bの周囲には図5に示す6か所の切り欠き9e、9e…により部分円筒形状に分割されたリブが後ケース20方向に延びるように立設されている。また、中心閉塞部9bの外側には外部挿通孔9a、9aが等間隔に複数個設けられている。
【0038】
音道絞り部品10の中心には円筒内面を形成する中心孔10aが形成されており、中心孔10aの縁は前ケース9の中心閉塞部9bの平面に近接している。
【0039】
このパッド式イヤホンの放電経路が図3に矢印G〜Jで示され、放電経路構成部が図4および図5に放電経路の矢印G〜Jに対応するように点線で囲まれた部分の符号g〜jで示されている。
【0040】
放電経路Gはスポンジ状のイヤパッド7を通り、前ケース9の外部挿通孔9a、9a…を通り前ケース9と音道絞り部品10との間の空間9dの周囲面、切り欠き9e、音道絞り部品10の中心孔10a内面を通りスピーカ金属部6に至る沿面放電および空中放電の経路であるが、この経路は前ケース9と音道絞り部品10との間で向きが反対方向となるように折り返されており、耳を覆う部分の厚みを薄くしても放電経路Gを10mm以上の長さとすることができる。
【0041】
放電経路Hは前ケース9と後ケース20嵌合部9f、20cから前ケース9の内部側に入り込みスピーカ金属部8に至る空中放電および沿面放電の経路であるが、この経路は前ケース9の円筒形リブの前後で向きが反対方向となるように折り返されており、放電経路Hを10mm以上の長さとすることができる。また、前ケース9にスリット9cを設けることで、スピーカ後方側の空気孔の機能が得られる。
【0042】
放電経路Iはケーブル19または導体暴露部19aとブッシュ部品22のケーブル通し孔22aおよび後ケース20の孔との間を通り基板パッド部29に至る沿面放電および空中放電の経路であるが、この経路は後ケース20の首形状部20aの長さを長くすることにより放電経路Iを10mm以上の長さとすることができる。
【0043】
放電経路Jは後ケース20に設けられたブッシュ部品差込孔20bに接触するブッシュ部品22との接触部から基板パッド部29または導体暴露部19aに至る沿面放電および空中放電の経路であるが、ブッシュ部品差込孔20bを長くすることにより放電経路Jを10mm以上の長さとすることができる。
【0044】
上記のように構成した実施例2のパッド式イヤホンのケーブル19の先端に接続したプラグをグランド接続して静電サージ試験機で+10kV/−10kVの電圧をイヤホンの外面に印加しても放電が発生しなかった。
【0045】
また、イヤホンを人体に装着して静電サージ試験機で+10kV/−10kVの電圧をプラグに印加しても放電痛を感じなかった。
【産業上の利用可能性】
【0046】
この発明のイヤホンは、人体に触れても静電気の放電が発生しないので使用者に不快感を与えず、音響機器に好適に利用することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 前ケース、1a 嵌合部
2 イヤーチップ
3 防塵用ネット
4 消音用スポンジ
5 空気孔
6 スピーカ金属部(ヨーク)
7 イヤーパッド
8 スピーカ金属部
9 前ケース、9a 外部挿通孔、9b 中心閉塞部、9c スリット、9d 空間
9e 切り欠き、9f 嵌合部
10 音道絞り部品、10a 中心孔
17 後ケース、17a 首形状部、17b 空気孔、17c ブッシュ部品差込孔
17d 接着部、17e 嵌合部
19 ケーブル、19a 導体暴露部
20 後ケース、20a 首形状部、20b ブッシュ部品差込孔、20c 嵌合部
22 ブッシュ部品、22a ケーブル通し孔、22b ケーブル通し孔入口
28 樹脂ホルダ
29 基板パッド部
A、B、C、D、E、F、G、H、I、J 放電径路
a、b、c、d、e、f、g、h、i、j 放電径路構成部
101 スピーカ
102 ケーブル
103 前ケース、103a 音道穴、
104 後ケース、104a 空気孔、104b メッキ、104c 嵌合部
104d ケーブル挿通孔
231 スピーカ
232 仕切板
233 被取付体(ハンドセット)
234 半導体回路
235 振動子
236 前気室
237 背気室
238 前面ケース
239 音孔
240 音孔
241 音孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース内部にスピーカを備えるカナル型イヤホンにおいて、
前記カナル型イヤホンの外観表面と前記スピーカの金属部分との間に形成される空中放電または沿面放電の経路を放電経路としたとき、
前記スピーカを収容する前ケースと後ケースとの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、
前記後ケースとコードを保持するブッシュとの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、
前記ブッシュ内のケーブル挿入孔に形成される前記放電経路の長さと、
前記後ケースに設けられた空気孔から前記スピーカの金属部分までの前記放電経路の長さとが、
それぞれ10mm以上となるようにしたカナル型イヤホン。
【請求項2】
前ケースおよび後ケースの外観表面にメッキを施していない請求項1に記載のカナル型イヤホン。
【請求項3】
前ケースおよび後ケースを嵌合させてスピーカを収容するスピーカ収容空間を形成し、前記前ケースにパッド部を装着するパッド式イヤホンにおいて、
前記前ケースの中心部に中心閉塞部を形成し、
前記中心閉塞部の周囲に複数の外部挿通孔を形成し、
前記中心閉塞部の周縁から前記スピーカ収容空間方向に延びる切り欠きが設けられた円筒形状リブを立設し、
前記前ケースとスピーカとの間に介装される音道絞り部品の中心部の縁を前記中心閉塞部の面に近接させ、
前記スピーカの金属部分とパッド部との間で形成される空中放電または沿面放電とで形成される放電経路を10mm以上としたパッド式イヤホン。
【請求項4】
前記パッド式イヤホンの外観表面と前記スピーカの金属部分との間に形成される空中放電または沿面放電の経路を放電経路としたとき、
前記スピーカを収容する前ケースおよび後ケースの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、
前記後ケースとコードを保持するブッシュとの嵌合部に形成される前記放電経路の長さと、
前記ブッシュ内のケーブル挿入孔に形成される前記放電経路の長さとが、
それぞれ10mm以上となるようにした請求項3に記載のパッド式イヤホン。
【請求項5】
ケース内部にスピーカを備えるパッド式イヤホンにおいて、
スピーカを収容する前ケースと後ケースの嵌合部にスリットを設けることで、前記ケース内部と前記ケース外部との空気孔を形成する請求項4に記載のパッド式イヤホン。
【請求項6】
前ケースおよび後ケースの外観表面にメッキを施していない請求項3から5のいずれかに記載のパッド式イヤホン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−278842(P2010−278842A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−130135(P2009−130135)
【出願日】平成21年5月29日(2009.5.29)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】