インストルメントパネルの配線構造
【目的】 本発明は、自動車のインストルメントパネル廻りの配線に可撓性プリント回路板を用いた配線構造に関し、複雑な分岐回路や多数のスイッチ回路に適応可能で、インストルメントパネル内に容易に収容できるインストルメントパネルの配線構造を提供することを目的とする。
【構成】 インストルメントパネル廻りに配索する回路を、機能別に区分して複数の機能別可撓性プリント回路板1、2、3を形成し、これらの機能別可撓性プリント回路板1、2、3を相互に積層して、それぞれの回路導体5、6、7の接続部5a1 、6a1 、7a1 と、スイッチ8の接続端子部9a、9b、9cとを接続するようにしている。
【構成】 インストルメントパネル廻りに配索する回路を、機能別に区分して複数の機能別可撓性プリント回路板1、2、3を形成し、これらの機能別可撓性プリント回路板1、2、3を相互に積層して、それぞれの回路導体5、6、7の接続部5a1 、6a1 、7a1 と、スイッチ8の接続端子部9a、9b、9cとを接続するようにしている。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメントパネル廻りに配索する配線に、可撓性プリント回路板を用いた配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のインストルメントパネル廻りの配線は、図12に示すように、コネクタaを接続した電線b群を集束して形成したいわゆるワイヤハーネスcが使用されている。ワイヤハーネスcは、重量が重く作製作業も煩雑であることから、近年、可撓性プリント回路を適用することも考えられている。たとえば、実開平1−112146号公報には、図13に示すような、可撓性プリント配線フィルムdを自動車のインストルメントパネルe内に設けることが提案されている。
【0003】可撓性プリント配線フィルムdは、図12に示したワイヤハーネスcの回路を可撓性プリント配線フィルムに形成したものである。しかしながら、ワイヤハーネスcの回路が増加し分岐回路が複雑化する場合などにおいては、可撓性プリント配線フィルムの構造上、内部回路を交差あるいは重ね合わせができないため、その幅を拡大しなければならず、インストルメントパネル内の収容空間を考慮すると実用化が困難となる問題点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、可撓性プリント回路板を積層して用いることにより、複雑な分岐回路や多数のスイッチ回路に対応可能で、インストルメントパネル内に容易に収容できるインストルメントパネルの配線構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するため、本発明のインストルメントパネルの配線構造は、インストルメントパネル廻りに配設する回路を、機能別に区分して複数の機能別可撓性プリント回路板を形成し、該機能別可撓性プリント回路板相互を積層すると共にそれぞれの機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部と、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子とを接続したことを特徴とする。請求項2に記載したように、複数の機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部が、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子の位置に合わせてそれぞれ偏移して形成されると共に、該機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部を除く部分がそれぞれ積層されていることが好適である。請求項3に記載したように、機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品は、スイッチであることが好ましい。請求項4に記載したように、機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品は、ワイヤハーネスと接続するコネクタ部を有するスイッチであることが好適である。
【0006】
【作用】本発明によれば、インストルメントパネル内に配索する配線を機能別に区分して複数の可撓性プリント回路板を形成し、それらの可撓性プリント回路板を積層して回路を形成するようにしているため、回路構成にしたがって適宜可撓性プリント回路板を重ね合わせることができ、電線の集束と同様に可撓性プリント回路板を積層して配索することが可能となる。したがって、可撓性プリント回路板の特徴を生かして分岐回路の配線が簡素化されると共に、インストルメントパネル内に収納、装着が容易となり、作業性の向上に加え配線の軽量化および高密度化に役立つ。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板1、2および3を相互に積層した状態を示す説明図である。機能別可撓性プリント回路板1、2および3は、自動車のインストルメントパネル内に配索する配線を機能別、すなわち照明用電源回路(1)、イグニション電源回路用(2)、アース回路用(3)の3枚の可撓性プリント回路板に区分して形成したものである。
【0008】機能別可撓性プリント回路板1の構造は、図2に示すように、絶縁シート4に形成された回路導体5の所定の位置から枝分かれした複数の分岐導体5a、5b、5c…を有しており、分岐導体5a、5b、5c…の末端にはそれぞれ絶縁被覆を剥離した接続部5a1 、5b1 、5c1 …が設けられている。
【0009】機能別可撓性プリント回路板2には、同様にして、回路導体6の所定の位置から枝分かれした複数の分岐導体6a、6b、6c…の末端に、それぞれ接続部6a1 、6b1 、6c1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板3にも、回路導体7からの分岐導体7a、7b、7c…の末端に、それぞれ接続部7a1 、7b1 、7c1 …が形成されている。
【0010】機能別可撓性プリント回路板1、2、3を重ね合わせた状態において、それぞれ左端に設けた一組の接続部5a1 、6a1 、7a1 は、スイッチ8の接続端子9a、9b、9cの位置に合わせて互いに近接して形成され、それぞれ端子9a、9b、9cに接続するようにしてある。スイッチ8は、図3に示すように、操作部10を操作して接続端子9aと9bとの開閉を行うことにより、照明電源回路の分岐導体5aとイグニション電源回路の分岐導体6aとの断続を行うようにしている。また、背部には別のワイヤハーネスと接続するためのコネクタ部11を備えている。ワイヤハーネスと接続する必要のない場合は省略してもよい。
【0011】他の組の接続部5b1 、6b1 、7b1 および5c1 、6c1 、7c1 なども、スイッチ8と同様なスイッチ(図示せず)の接続端子と接続するようにしてある。積層した機能別可撓性プリント回路板1、2、3は、図4に示すように、インストルメントパネル12内に収容され、接続部5a1 、6a1 、7a1 とスイッチ8の接続端子9a、9b、9cとを接続した後、スイッチ8がインストルメントパネル12に装着される。他の接続部5b1 、6b1 、7b1 および5c1 、6c1 、7c1 等も同様にスイッチなどの電気部品を接続した後、インストルメントパネル12に取付けられる。
【0012】図5は、本発明の他の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板13、14、15、16を示す平面図であり、図6は、これらの機能別可撓性プリント回路板13、14、15、16を互いに積層した状態を示す平面図であり、図7ないし図9は、それらの集束状態を示す断面図である。
【0013】機能別可撓性プリント回路板13は、図11に示す照明電源回路Pを構成し、内蔵する回路導体17から所定の位置で枝分かれした複数の分岐導体17a、17b…の末端に、それぞれ接続部17a1 、17b1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板14は、イグニション電源回路Qを構成し、回路導体18からの分岐導体18a、18b…の末端に、それぞれ接続部18a1 、18b1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板15は、アース回路Rを構成し、回路導体19からの分岐導体19a、19b…の末端に、それぞれ接続部19a1 、19b1 …が形成されている。
【0014】機能別可撓性プリント回路板16は、負荷回路Sを構成し、並列に配置された複数の回路導体20の末端に、それぞれ接続部20a1 、20b1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板13ないし16の各接続部17a1 、18a1 、19a1 、20a1 は、図10に示すように、一組としてスイッチユニット21(図11参照)に接続するようにしている。接続部17b1 、18b1 、19b1 、20b1 はスイッチユニット22に接続される。他の接続部の同様であるが図示は省略した。
【0015】図11は、上記の機能別可撓性プリント回路板13ないし16をインストルメントパネル内に配索した配線図を示したものである。バッテリ23からイグニションスイッチ24および照明スイッチ25を経て、スイッチユニット21のランプ26およびスイッチユニット22のランプ27が点灯される。そして、スイッチユニット21のスイッチ28を操作することにより、負荷29を駆動し、スイッチユニット22のスイッチ30の操作によって負荷31が駆動される。32は、機能別可撓性プリント回路板13ないし16と、バッテリ23および負荷29、31とを接続する電気接続箱である。
【0016】本発明によれば、電気回路の機能別に区分して形成された複数の可撓性プリント回路板を積層して回路を形成するようにしているため、回路構成に応じて適宜可撓性プリント回路板を重ね合わせることができ、分岐回路が簡素化されると共に可撓性プリント回路板の幅を縮減することが可能となり、インストルメントパネル内への収納、装着が容易となる。また、コネクタ部を設けて別のワイヤハーネスと組み合わせることもできるため、適用範囲が広く配線の軽量化および高密度化に役立つなどの多大な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板相互を積層した状態および接続するスイッチを示す説明図である。
【図2】図1の機能別可撓性プリント回路板の構造を示す斜視図である。
【図3】図1の機能別可撓性プリント回路板に接続するスイッチを示す斜視図である。
【図4】図1の機能別可撓性プリント回路板をインストルメントパネルに装着いた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板を示す説明図である。
【図6】図5の機能別可撓性プリント回路板相互を積層した状態を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】図6の機能別可撓性プリント回路板の接続部を示す斜視図である。
【図11】図6の機能別可撓性プリント回路板で形成される電気回路の配線図である。
【図12】従来のインストルメントパネル内のワイヤハーネスを示す説明図である。
【図13】従来の可撓性プリント回路板を装着したインストルメントパネル内の配線を示す説明図である。
【符号の説明】
1、2、3 機能別可撓性プリント回路板
5、6、7 回路導体
5a1 、5b1 、5c1 接続部
6a1 、6b1 、6c1 接続部
7a1 、7b1 、7c1 接続部
8 スイッチ
11 コネクタ部
13、14、15、16 機能別可撓性プリント回路板
17、18、19 回路導体
20a、20b 回路導体
17a1 、17b1 接続部
18a1 、18b1 接続部
19a1 、19b1 接続部
20a1 、20b1 接続部
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメントパネル廻りに配索する配線に、可撓性プリント回路板を用いた配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のインストルメントパネル廻りの配線は、図12に示すように、コネクタaを接続した電線b群を集束して形成したいわゆるワイヤハーネスcが使用されている。ワイヤハーネスcは、重量が重く作製作業も煩雑であることから、近年、可撓性プリント回路を適用することも考えられている。たとえば、実開平1−112146号公報には、図13に示すような、可撓性プリント配線フィルムdを自動車のインストルメントパネルe内に設けることが提案されている。
【0003】可撓性プリント配線フィルムdは、図12に示したワイヤハーネスcの回路を可撓性プリント配線フィルムに形成したものである。しかしながら、ワイヤハーネスcの回路が増加し分岐回路が複雑化する場合などにおいては、可撓性プリント配線フィルムの構造上、内部回路を交差あるいは重ね合わせができないため、その幅を拡大しなければならず、インストルメントパネル内の収容空間を考慮すると実用化が困難となる問題点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、可撓性プリント回路板を積層して用いることにより、複雑な分岐回路や多数のスイッチ回路に対応可能で、インストルメントパネル内に容易に収容できるインストルメントパネルの配線構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するため、本発明のインストルメントパネルの配線構造は、インストルメントパネル廻りに配設する回路を、機能別に区分して複数の機能別可撓性プリント回路板を形成し、該機能別可撓性プリント回路板相互を積層すると共にそれぞれの機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部と、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子とを接続したことを特徴とする。請求項2に記載したように、複数の機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部が、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子の位置に合わせてそれぞれ偏移して形成されると共に、該機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部を除く部分がそれぞれ積層されていることが好適である。請求項3に記載したように、機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品は、スイッチであることが好ましい。請求項4に記載したように、機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品は、ワイヤハーネスと接続するコネクタ部を有するスイッチであることが好適である。
【0006】
【作用】本発明によれば、インストルメントパネル内に配索する配線を機能別に区分して複数の可撓性プリント回路板を形成し、それらの可撓性プリント回路板を積層して回路を形成するようにしているため、回路構成にしたがって適宜可撓性プリント回路板を重ね合わせることができ、電線の集束と同様に可撓性プリント回路板を積層して配索することが可能となる。したがって、可撓性プリント回路板の特徴を生かして分岐回路の配線が簡素化されると共に、インストルメントパネル内に収納、装着が容易となり、作業性の向上に加え配線の軽量化および高密度化に役立つ。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板1、2および3を相互に積層した状態を示す説明図である。機能別可撓性プリント回路板1、2および3は、自動車のインストルメントパネル内に配索する配線を機能別、すなわち照明用電源回路(1)、イグニション電源回路用(2)、アース回路用(3)の3枚の可撓性プリント回路板に区分して形成したものである。
【0008】機能別可撓性プリント回路板1の構造は、図2に示すように、絶縁シート4に形成された回路導体5の所定の位置から枝分かれした複数の分岐導体5a、5b、5c…を有しており、分岐導体5a、5b、5c…の末端にはそれぞれ絶縁被覆を剥離した接続部5a1 、5b1 、5c1 …が設けられている。
【0009】機能別可撓性プリント回路板2には、同様にして、回路導体6の所定の位置から枝分かれした複数の分岐導体6a、6b、6c…の末端に、それぞれ接続部6a1 、6b1 、6c1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板3にも、回路導体7からの分岐導体7a、7b、7c…の末端に、それぞれ接続部7a1 、7b1 、7c1 …が形成されている。
【0010】機能別可撓性プリント回路板1、2、3を重ね合わせた状態において、それぞれ左端に設けた一組の接続部5a1 、6a1 、7a1 は、スイッチ8の接続端子9a、9b、9cの位置に合わせて互いに近接して形成され、それぞれ端子9a、9b、9cに接続するようにしてある。スイッチ8は、図3に示すように、操作部10を操作して接続端子9aと9bとの開閉を行うことにより、照明電源回路の分岐導体5aとイグニション電源回路の分岐導体6aとの断続を行うようにしている。また、背部には別のワイヤハーネスと接続するためのコネクタ部11を備えている。ワイヤハーネスと接続する必要のない場合は省略してもよい。
【0011】他の組の接続部5b1 、6b1 、7b1 および5c1 、6c1 、7c1 なども、スイッチ8と同様なスイッチ(図示せず)の接続端子と接続するようにしてある。積層した機能別可撓性プリント回路板1、2、3は、図4に示すように、インストルメントパネル12内に収容され、接続部5a1 、6a1 、7a1 とスイッチ8の接続端子9a、9b、9cとを接続した後、スイッチ8がインストルメントパネル12に装着される。他の接続部5b1 、6b1 、7b1 および5c1 、6c1 、7c1 等も同様にスイッチなどの電気部品を接続した後、インストルメントパネル12に取付けられる。
【0012】図5は、本発明の他の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板13、14、15、16を示す平面図であり、図6は、これらの機能別可撓性プリント回路板13、14、15、16を互いに積層した状態を示す平面図であり、図7ないし図9は、それらの集束状態を示す断面図である。
【0013】機能別可撓性プリント回路板13は、図11に示す照明電源回路Pを構成し、内蔵する回路導体17から所定の位置で枝分かれした複数の分岐導体17a、17b…の末端に、それぞれ接続部17a1 、17b1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板14は、イグニション電源回路Qを構成し、回路導体18からの分岐導体18a、18b…の末端に、それぞれ接続部18a1 、18b1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板15は、アース回路Rを構成し、回路導体19からの分岐導体19a、19b…の末端に、それぞれ接続部19a1 、19b1 …が形成されている。
【0014】機能別可撓性プリント回路板16は、負荷回路Sを構成し、並列に配置された複数の回路導体20の末端に、それぞれ接続部20a1 、20b1 …が形成されている。機能別可撓性プリント回路板13ないし16の各接続部17a1 、18a1 、19a1 、20a1 は、図10に示すように、一組としてスイッチユニット21(図11参照)に接続するようにしている。接続部17b1 、18b1 、19b1 、20b1 はスイッチユニット22に接続される。他の接続部の同様であるが図示は省略した。
【0015】図11は、上記の機能別可撓性プリント回路板13ないし16をインストルメントパネル内に配索した配線図を示したものである。バッテリ23からイグニションスイッチ24および照明スイッチ25を経て、スイッチユニット21のランプ26およびスイッチユニット22のランプ27が点灯される。そして、スイッチユニット21のスイッチ28を操作することにより、負荷29を駆動し、スイッチユニット22のスイッチ30の操作によって負荷31が駆動される。32は、機能別可撓性プリント回路板13ないし16と、バッテリ23および負荷29、31とを接続する電気接続箱である。
【0016】本発明によれば、電気回路の機能別に区分して形成された複数の可撓性プリント回路板を積層して回路を形成するようにしているため、回路構成に応じて適宜可撓性プリント回路板を重ね合わせることができ、分岐回路が簡素化されると共に可撓性プリント回路板の幅を縮減することが可能となり、インストルメントパネル内への収納、装着が容易となる。また、コネクタ部を設けて別のワイヤハーネスと組み合わせることもできるため、適用範囲が広く配線の軽量化および高密度化に役立つなどの多大な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板相互を積層した状態および接続するスイッチを示す説明図である。
【図2】図1の機能別可撓性プリント回路板の構造を示す斜視図である。
【図3】図1の機能別可撓性プリント回路板に接続するスイッチを示す斜視図である。
【図4】図1の機能別可撓性プリント回路板をインストルメントパネルに装着いた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係わる機能別可撓性プリント回路板を示す説明図である。
【図6】図5の機能別可撓性プリント回路板相互を積層した状態を示す平面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【図9】図6のC−C線断面図である。
【図10】図6の機能別可撓性プリント回路板の接続部を示す斜視図である。
【図11】図6の機能別可撓性プリント回路板で形成される電気回路の配線図である。
【図12】従来のインストルメントパネル内のワイヤハーネスを示す説明図である。
【図13】従来の可撓性プリント回路板を装着したインストルメントパネル内の配線を示す説明図である。
【符号の説明】
1、2、3 機能別可撓性プリント回路板
5、6、7 回路導体
5a1 、5b1 、5c1 接続部
6a1 、6b1 、6c1 接続部
7a1 、7b1 、7c1 接続部
8 スイッチ
11 コネクタ部
13、14、15、16 機能別可撓性プリント回路板
17、18、19 回路導体
20a、20b 回路導体
17a1 、17b1 接続部
18a1 、18b1 接続部
19a1 、19b1 接続部
20a1 、20b1 接続部
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インストルメントパネル廻りに配設する回路を、機能別に区分して複数の機能別可撓性プリント回路板を形成し、該機能別可撓性プリント回路板相互を積層すると共にそれぞれの機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部と、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子とを接続したことを特徴とするインストルメントパネルの配線構造。
【請求項2】 複数の機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部が、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子の位置に合わせてそれぞれ偏移して形成されると共に、該機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部を除く部分がそれぞれ積層されている請求項1記載のインストルメントパネルの配線構造。
【請求項3】 機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品が、スイッチである請求項1または請求項2記載のインストルメントパネルの配線構造。
【請求項4】 機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品が、ワイヤハーネスと接続するコネクタ部を有するスイッチである請求項1または請求項2記載のインストルメントパネルの配線構造。
【請求項1】 インストルメントパネル廻りに配設する回路を、機能別に区分して複数の機能別可撓性プリント回路板を形成し、該機能別可撓性プリント回路板相互を積層すると共にそれぞれの機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部と、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子とを接続したことを特徴とするインストルメントパネルの配線構造。
【請求項2】 複数の機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部が、インストルメントパネルに装着する電気部品の接続端子の位置に合わせてそれぞれ偏移して形成されると共に、該機能別可撓性プリント回路板の回路導体の接続部を除く部分がそれぞれ積層されている請求項1記載のインストルメントパネルの配線構造。
【請求項3】 機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品が、スイッチである請求項1または請求項2記載のインストルメントパネルの配線構造。
【請求項4】 機能別可撓性プリント回路板の接続部に接続する電気部品が、ワイヤハーネスと接続するコネクタ部を有するスイッチである請求項1または請求項2記載のインストルメントパネルの配線構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図7】
【図8】
【図9】
【図4】
【図5】
【図6】
【図10】
【図12】
【図13】
【図11】
【図2】
【図3】
【図7】
【図8】
【図9】
【図4】
【図5】
【図6】
【図10】
【図12】
【図13】
【図11】
【公開番号】特開平8−78070
【公開日】平成8年(1996)3月22日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平6−209652
【出願日】平成6年(1994)9月2日
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【公開日】平成8年(1996)3月22日
【国際特許分類】
【出願日】平成6年(1994)9月2日
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
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