説明

ウインドワイパー

【課題】 使用中に目がちらついて視界が一瞬遮られ注意力が散漫になるという問題がなくて、安全性の向上に寄与し得るウインドワイパーを提供すること。
【解決手段】 フロントガラス10の外側において作動するワイパーブレード2、ワイパー腕3等のウインドワイパーの構成部材が、強靭にして、かつ無色透明なプラスチック等の合成樹脂材をもって形成されている。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に自動車のフロントガラスの水滴を自動的に拭い取る新規なウインドワイパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のフロントガラスにおいて使用するウンイドワイパーは、その構成部材であるワイパーブレード、ワイパー腕等は全て黒色等の着色部材であって、無色透明の材質により構成されたウインドワイパーは皆無であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、全体が黒色等の着色構成部材からなる従来のウンイドワイパーによっては、運転者はフロントガラス面を往復作動するウインドワイパーによって目がちらつくと同時に視界が一瞬遮られるために、長時間の連続運転においては、注意力の散漫と疲労感の増大等により事故を惹起する原因にもなりかねないという問題点を有していた。
【0004】
本考案は、このような従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、目がちらついて視界が一瞬遮られ注意力が散漫になる等の従来の問題点が解決された安全性の向上に寄与し得るウインドワイパーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、フロントガラスの外側において作動するワイパーブレード、ワイパー腕等のウインドワイパーの構成部材が全て無色透明材をもって構成されていることを特徴とするものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本考案に係るウインドワイパーの一例での部分側面図で、同図において、本ウインドワイパー1は、フロントガラス10の外側において作動するワイパーブレード2、ワイパー腕3等のウインドワイパー構成部材が、強靭にして、かつ無色透明なプラスチック等の合成樹脂材によって形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
なお、本ウインドワイパーは、ウインドワイパー構成部材が無色透明材で形成されていればよく、その構造としては、公知の全てのウインドワイパーを含み、ワイパーブレードが揺動運動以外の、例えば回転運動をする構造のものも含むものである。
【0008】
又、本案のウンドワイパーは、自動車の後部窓用としても良く、更には、自動車のみならず、電車等にも採用し得るものである。
【0009】
【考案の効果】
しかして、本考案によれば、ワイパーブレード等のウインドワイパー構成部材が無色透明材をもって形成されているから、従来のウインドワイパーのような、運転者はフロントガラス面を往復作動するウインドワイパーによって目がちらつくと同時に視界が一瞬遮られるために、長時間の連続運転においては、注意力の散漫と疲労感の増大等により事故を惹起する原因にもなりかねないという問題点は除去されて、自動車運転の安全性の向上に寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るウインドワイパーの一例での部分側面図である。
【符号の説明】
1 本ウインドワイパー
2 ワイパーブレード
3 ワイパー腕
10 フロントガラス

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 フロントガラスの外側において作動するワイパーブレード、ワイパー腕等のウインドワイパーの構成部材が全て無色透明材をもって構成されていることを特徴とするウンドワイパー。

【図1】
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【登録番号】実用新案登録第3086086号(U3086086)
【登録日】平成14年3月6日(2002.3.6)
【発行日】平成14年5月31日(2002.5.31)
【考案の名称】ウインドワイパー
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2001−7511(U2001−7511)
【出願日】平成13年11月16日(2001.11.16)
【出願人】(301073705)株式会社スズキ技術士事務所 (1)