説明

ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサー

ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサー(10)は、ドライタオル(20)及びウェットタオル(22)(ペーパータオル又は拭き取りとも言われる)の両方を収容して小出しする。ディスペンサーは、ドライタオル及びウェットタオルを収容するために同軸状に配置された複数の区画(14、16)を含み、ディスペンサー内の空間を最も効率的に用いるために入れ子配置が好ましい。ディスペンサー(10)の好ましい一の実施例は、実質的に円筒形状をして一端に取外し可能カバー(18)を備えており、それぞれの区画内にタオルを装着可能にしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タオル又はペーパータオルのディスペンザー(分配容器)に関し、より詳細には、内部スペースを効率的に利用するようにウェットタオル及びドライタオルを該ディスペンサー内に配置させた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーに関する。
【背景技術】
【0002】
濡らされた又は事前に湿らされたタオル(ペーパータオル又は拭き取りとも言われる)のディスペンサーは、個人の衛生(例えば、赤ん坊用の拭き取り)から(例えば、事務所内、バスルーム内、台所内又は自動車内)の洗浄や消毒までの範囲における様々な使用において一般的なものとなった。これらのディスペンサーは、個々のウェットタオルを便利に小出しすることを可能にしつつウェットタオルの含水率を保持している。このようなディスペンサーの一例が特許文献1に、より詳細に開示されており、本記載を以って本明細書に組み入れられるものとする。
【0003】
ウェットタオルは、乾いたタオル(ドライタオル)では提供し得ない、洗浄及び消毒能力を提供するものであるが、ウェットタオルと一緒にドライタオルを使用する必要がたびたびある。例えば、ドライタオルは、ウェットタオルを使って表面を洗浄した後に、該表面を乾燥させるために使用され得る。この必要性を満たすために、ディスペンザーはウェットタオル及びドライタオルの両方を保持して小出しするように設計されてきた。このようなディスペンザーの例が、特許文献2〜5に、より詳細に開示されており、本記載を以って本明細書に組み入れられるものとする。
【特許文献1】米国特許第4,017,002号明細書
【特許文献2】米国特許第6,189,730号明細書
【特許文献3】米国特許第5,803,249号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2001/0019064号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第2001/0035416号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、既存のウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーは、(例えば、おむつ入れ又は自動車のドリンクホルダ内に)容易に詰め込み又は保管し得る便利なパッケージとされたウェットタオル及びドライタオルを提供しない。従い、もっと便利な容器内に、もっと効率的にウェットタオル及びドライタオルが配置されるようなウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーに対する要望がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によると、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーは、長手軸線を有する細長い容器部と、前記容器部内に配置され、前記容器部をウェットタオル区画とドライタオル区画とに分割する内部壁と、を含んでなる。前記ウェットタオル区画がウェットタオルを受け、前記ドライタオル区画がドライタオルをそれぞれ受けるために、前記ウェットタオル区画とドライタオル区画とが前記容器部内に同軸状に配置される。前記ウェットタオル区画が前記ウェットタオルを小出しするためのウェットタオル通路を備え、前記ドライタオル区画が前記ドライタオルを小出しするためのドライタオル通路を備え、キャップが少なくとも前記ウェットタオル通路を覆っている。
【0006】
一実施例では、前記ウェットタオル区画と前記ドライタオル区画とが、前記容器部内で同心状の入れ子状態となっている。他の実施例では、前記ウェットタオル区画と前記ドライタオル区画とが、前記容器部内で積重なっている。
【0007】
本発明の他の態様によれば、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーは、ドライタオルを収容するための外側収容部分と、ウェットタオルを収容するために該外側収容部分内に入れ子状態となっている内側収容部分と、を含んでなる。この外側収容部分は、該外側収容部分の一側面に配置されたドライタオル通路を備える。また、内側収容部分は、該内側収容部分の一端に配置されたウェットタオル通路を備える。更に、内側収容部分は、実質的にシールされて前記ウェットタオルの水分を十分に保持する。
【0008】
本発明の更なる態様によれば、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーは、ドライタオルを収容するための外側区画を規定する外側壁を備えた容器部を含んでなる。この容器部は、ドライタオルを小出しするために前記外側区画へ開放されるドライタオル通路を含む。内部壁は前記容器部内に配置され、ウェットタオルを収容するための内側区画を規定する。カバーは前記容器部に取外し可能に結合され、前記外側区画及び前記内側区画の利用を可能にしている。また、このカバーは、ウェットタオルを小出しするための、前記内側区画へ開放されるウェットタオル通路を含む。
【0009】
本発明の更に別の態様によれば、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーは、長手軸線を有し、ウェットタオル区画とドライタオル区画とを規定する細長い容器部を含んでなる。該ウェットタオル区画及びドライタオル区画は、前記容器部内に同軸状に配置され、該ウェットタオル区画がウェットタオル通路を、ドライタオル区画がドライタオル通路をそれぞれ備える。ドライタオルは、ドライタオル区画に配置され、ドライタオル通路を介して延びている。ウェットタオルは、ウェットタオル区画に配置され、ウェットタオル通路を介して延びている。キャップは、少なくともウェットタオル通路を覆っている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明におけるこれら並びに他の特徴及び利点は、添付図面と共に次の詳細な説明を読むことによってより良好に理解されるであろう。
【0011】
図1〜図8を参照すれば、ウェットタオル及びドライタオルディスペンサー10の様々な実施例が図示されて記載されている。一般に、ウェットタオル及びドライタオルディスペンサー10の各実施例は、長手軸線2を有する細長い容器部12を含んでなる。本明細書において、細長いという用語は、長手軸線2に沿った方向に長い寸法を有し且つ長手軸線2に交差する方向に短い寸法を有するという意味で用いられている。ドライタオル区画14が(透視図で示される)ドライタオル20を、ウェットタオル区画16が(透視図で示される)ウェットタオル22をそれぞれ保持するために、ドライタオル区画14とウェットタオル区画16とは、容器部12内で同軸状に配置される。本明細書において、タオルという用語は、ペーパータオルや拭き取りを含むがこれに制限されること無く、あらゆる種類の吸収性を有する布又は紙をも指す広い意味で用いられている。
【0012】
ドライタオル20はドライタオル通路24を介して、且つウェットタオル22はウェットタオル通路26を介してそれぞれ小出しされる。ドライタオル通路24及びウェットタオル通路26は、従来のタオルディスペンサーで使用されていたものと類似の構成を用いることができる。好適な一実施例では、ドライタオル区画14は、ドライタオル通路24を介してドライタオル20が引き出されると、自由に回転することなくドライタオル20の巻き出しを可能にする方法で、ドライタオル20のロールを保持する。また、ドライタオル20は、従来のタオルディスペンサーで使用されていた他の技術に基づいても、ドライタオル区画14内に配置され得る。ウェットタオル区画16は、ウェットタオル22中の湿りを十分に保持できるように、実質的にシールされている。ウェットタオル22は、従来のウェットタオルディスペンサーで使用されていた技術に基づいて、ウェットタオル区画16内に配置され得る。
【0013】
容器部12は、他の形状とすることも考えられるが、もっとも効率的で便利なデザインを提供する実質的に円筒形状であることが好ましい。ディスペンサー10は、容器部12の少なくとも一端をカバーしつつ、ドライタオル20及び/又はウェットタオル22を容器部12内に装着することを可能にする、少なくとも一つの取外し可能なカバー18を含むことが好ましい。ウェットタオル22の乾燥を防ぐために、キャップ28が、少なくともウェットタオル通路26を覆うように使用される。一の実施例では、キャップ28はディスペンサー10に、例えば、カバー18に結合されたストラップ29を用いて結合され得る(図3参照)。ドライタオル通路24もまた、例えば、容器に付着されてドライタオル通路24を覆う取外し可能な(図示しない)箔又はプラスチックバリヤーを用いて、使用前にシールされ得る。取外し可能な箔又はプラスチックバリヤーは、ドライタオルを利用する際に取り外される。
【0014】
ウェットタオル及びドライタオルディスペンサー10において、容器部12内に同軸状に配置された区画14、16は、入れ子配列或いは積重ね配列となり得る。図1〜図3は、入れ子の同心区画14、16を備えたディスペンサーの様々な実施例を示す。これらの実施例では、ディスペンサー10は、通常、長手軸線2に沿って、好ましくは同軸状に延びる内部壁30と外側壁32とを含んでなる。内部壁30は外側壁32と共に、ドライタオル区画14又は外側収容部分を規定しつつ、且つ、内部壁30はウェットタオル区画16又は内側収容部分を規定する。ドライタオル20は、好ましくは、ドライタオル20の自由端が溝孔24を介して延びるように、内部壁30の周りに巻き取られている。一の実施例では、内部壁30及びウェットタオル区画16(すなわち、内側収容部分)は、取外し可能となり得る(図3参照)。
【0015】
ドライタオル通路24は、好ましくは外側壁32に沿って位置する溝穴であって、この実施例では、容器部12のほぼ全長にわたって延びている。一実施例では、飛散物又は水分がドライタオル20に吸収されるのを防ぐために、リップ部又はフード部36が、ドライタオル通路24上を覆うように容器部12の外側壁32から延びている(図1A参照)。他の実施例では、ドライタオル通路24を使用しない際に、該ドライタオル通路24を(図示しない)ヒンジ式カバーで閉鎖し、ドライタオル20を利用する際には該ヒンジ式カバーを開放させる。更なる実施例では、ドライタオル通路24は、指でドライタオル20のロールの端部を掴むことができるように、拡大された領域34を含んでなる(図3参照)。更に別の実施例では、ドライタオルの裂断を促進するために、ドライタオル通路24に沿って(図示しない)鋸歯状端が形成又は配置されている。
【0016】
ウェットタオル通路26は、好ましくはディスペンサー10の一端に配置される。一の実施例では、ウェットタオル通路26はカバー18に配置され得る(図1及び図3参照)。他の実施例では、ウェットタオル通路26はウェットタオル区画16の端部に配置され得る(図2参照)。ドライタオル通路24及びウェットタオル通路26における他の配置及び構成も、また考えられる。例えば、ウェットタオル通路26は、また、容器部12の側部に配置されてもよい。
【0017】
図4〜図8は、長手軸線2に沿って同軸状に積重ね配置されたドライタオル区画14及びウェットタオル区画16を備えたディスペンサー10の様々な実施例を示す。これらの実施例では、ディスペンサー10は、ドライタオル区画14又は上部収容部分をウェットタオル区画16又は下部収容部分から分離するために、一般に長手軸線2と交差して広がる内部壁40を含んでなる。ディスペンサー10のこの実施例は、また、ドライタオルのための主軸42をまた含み得る(図5及び図7参照)。いくつかの実施例では、内部壁40又はウェットタオル区画16は、また、取外し可能であり得る(図6及び図7参照)。ドライタオルを装着するために、ドライタオル区画14を覆う追加カバー44が使用され得る(図4参照)。
【0018】
これらの実施例では、ウェットタオル通路26は、他の配置も考えられるが、好ましくはディスペンサー10の端部(すなわち、カバー18内)に配置される。これらの実施例では、ドライタオル通路24は、好ましくはドライタオル区画14の全長にわたって延びる溝穴である。ドライタオル区画14とウェットタオル区画16とは、ほぼ同じ長さを有するように図示されているが、詰め込まれて小出しされるドライタオル及びウェットタオルのそれぞれの分量に応じて他の長さとすることが熟慮される。
【0019】
図8に示すように、取外し可能なウェットタオル区画16の一実施例は、ウェットタオル区画16内に事前に詰め込まれたウェットタオル22を提供され得る。この実施例では、取外し可能シート48がウェットタオル区画16を覆い、ウェットタオル区画16が容器部12内に配置されるまでウェットタオル22の含水率を保持している。このように、容器部12は、ウェットタオル22及びドライタオル20の両方が再補充可能である。この概念は、図1〜図3に示された、入れ子の同心区画14、16を備えたディスペンサー10にもまた適用され得る。
【0020】
ディスペンサー10はプラスチック又は他の好適な材料から形成され得る。様々な大きさ及び寸法が熟慮されるが、ディスペンサー10は、携帯用及び保存し易い大きさであることが好ましい。例えば、容器部12の直径は、自動車内のドリンクホルダに対応した寸法を有し得る。細長い容器部12内におけるドライタオル20及びウェットタオル22の同軸配列は、空間を最大化し、ディスペンサー10の携帯性を促進させる。
【0021】
本明細書中に本発明の原理が記載される一方で、この詳細な説明は実施例のみに基づいて記載されているが、当業者であれば、本発明の範囲を限定するものではないと理解されよう。ここに示され、記載された実施例に加えて、他の実施例も本発明の範囲内で考慮される。当業者による改変及び置換は、特許請求の範囲によって制限されることなく、本発明の範囲であると考慮される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一の実施例に基づいた、入れ子の同心区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図1A】本発明の他の実施例に基づいた、入れ子の同心区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に基づいた、入れ子の同心区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図3】本発明の更なる実施例に基づいた、取外し可能な入れ子の区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図4】本発明の一の実施例に基づいた、積重ね区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図5】本発明の他の実施例に基づいた、積重ね区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図6】本発明の更なる実施例に基づいた、積重ね区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図7】本発明の更に別の実施例に基づいた、積重ね区画を備えた、ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーを示す分解等角図である。
【図8】図7に示されたディスペンサーで使用されるウェットタオル及びドライタオルを示す分解等角図である。
【符号の説明】
【0023】
2 長手軸線
10 ウェットタオル及びドライタオルディスペンサー
12 容器部
14 ドライタオル区画
16 ウェットタオル区画
18 カバー
20 ドライタオル
22 ウェットタオル
24 ドライタオル通路
26 ウェットタオル通路
28 キャップ
29 ストラップ
30、40 内部壁
32 外側壁
42 主軸
44 追加カバー
48 取外し可能シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーにおいて、
長手軸線を有する細長い容器部と、
前記容器部内に配置され、前記容器部をウェットタオル区画とドライタオル区画とに分割する内部壁であって、前記ウェットタオル区画がウェットタオルを受け、前記ドライタオル区画がドライタオルをそれぞれ受けるために、前記ウェットタオル区画とドライタオル区画とが前記容器部内に同軸状に配置され、前記ウェットタオル区画が前記ウェットタオルを小出しするためのウェットタオル通路を備え、前記ドライタオル区画が前記ドライタオルを小出しするためのドライタオル通路をそれぞれ備えた、内部壁と、
少なくとも前記ウェットタオル通路を覆うためのキャップと、
を含んでなることを特徴とするディスペンサー。
【請求項2】
前記ドライタオルを小出しするために、前記ドライタオル通路が前記容器部の一側面に配置され、前記ウェットタオルを小出しするために、前記ウェットタオル通路が該ディスペンサーの一端に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項3】
前記ウェットタオル区画と前記ドライタオル区画とが、前記容器部内で同心状の入れ子状態となっていることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項4】
前記ドライタオルを小出しするために、前記ドライタオル通路が前記容器部の一側面に配置され、前記ウェットタオルを小出しするために、前記ウェットタオル通路が該ディスペンサーの一端に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のディスペンサー。
【請求項5】
前記ウェットタオル区画と前記ドライタオル区画とが、前記容器部内で積重なっていることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項6】
前記ドライタオルを小出しするために、前記ドライタオル通路が前記容器部の一側面に配置され、前記ウェットタオルを小出しするために、前記ウェットタオル通路が該ディスペンサーの一端に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のディスペンサー。
【請求項7】
前記細長い容器部が実質的に円筒形であることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項9】
前記ウェットタオル通路が前記カバーに配置されていることを特徴とする請求項8に記載のディスペンサー。
【請求項10】
前記内部壁が取外し可能であることを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー。
【請求項11】
ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーにおいて、
ドライタオルを収容するための外側収容部分であって、該外側収容部分の一側面に配置されたドライタオル通路を備えた外側収容部分と、
ウェットタオルを収容するための内側収容部分であって、前記外側収容部分内に入れ子状態となり、該内側収容部分の一端に配置されたウェットタオル通路を備え、更に、実質的にシールされて前記ウェットタオルの水分を十分に保持する内側収容部分と、
を含んでなることを特徴とするディスペンサー。
【請求項12】
前記外側収容部分及び内側収容部分が共同で、実質的に円筒形状を形成していることを特徴とする請求項11に記載のディスペンサー。
【請求項13】
ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーにおいて、
ドライタオルを収容するための外側区画を規定する外側壁を含む容器部であって、ドライタオルを小出しするために該外側区画へ開放されるドライタオル通路を含んでなる容器部と、
ウェットタオルを収容するための内側区画を規定し、前記容器部内に配置された内部壁と、
前記外側区画及び前記内側区画の利用を可能にするために、前記容器部に取外し可能に結合されたカバーであって、ウェットタオルを小出しするために、前記内側区画へ開放されるウェットタオル通路を含むカバーと、
を含んでなることを特徴とするディスペンサー。
【請求項14】
前記内部壁が取外し可能であることを特徴とする請求項13に記載のディスペンサー。
【請求項15】
ウェットタオル及びドライタオルのディスペンサーにおいて、
長手軸線を有し、ウェットタオル区画とドライタオル区画とを規定する細長い容器部であって、前記ウェットタオル区画及び前記ドライタオル区画が前記容器部内に同軸状に配置され、前記ウェットタオル区画がウェットタオル通路を、前記ドライタオル区画がドライタオル通路をそれぞれ備えた細長い容器部と、
前記ドライタオル区画に配置され、前記ドライタオル通路を介して延びるドライタオルと、
前記ウェットタオル区画に配置され、前記ウェットタオル通路を介して延びるウェットタオルと、
少なくとも前記ウェットタオル通路を覆うためのキャップと、
を含んでなることを特徴とするディスペンサー。
【請求項16】
前記ドライタオルを小出しするために、前記ドライタオル通路が前記容器部の一側面に配置され、前記ウェットタオルを小出しするために、前記ウェットタオル通路が該ディスペンサーの一端に配置されていることを特徴とする請求項15に記載のディスペンサー。
【請求項17】
前記ウェットタオル区画と前記ドライタオル区画とが、前記容器部内で同心状の入れ子状態となっていることを特徴とする請求項15に記載のディスペンサー。
【請求項18】
前記ドライタオルを小出しするために、前記ドライタオル通路が前記容器部の一側面に配置され、前記ウェットタオルを小出しするために、前記ウェットタオル通路が該ディスペンサーの一端に配置されていることを特徴とする請求項17に記載のディスペンサー。
【請求項19】
前記ウェットタオル区画と前記ドライタオル区画とが、前記容器部内で積重なっていることを特徴とする請求項15に記載のディスペンサー。
【請求項20】
前記ドライタオルを小出しするために、前記ドライタオル通路が前記容器部の一側面に配置され、前記ウェットタオルを小出しするために、前記ウェットタオル通路が該ディスペンサーの一端に配置されていることを特徴とする請求項19に記載のディスペンサー。
【請求項21】
前記細長い容器部が実質的に円筒形であることを特徴とする請求項15に記載のディスペンサー。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−511422(P2007−511422A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533519(P2006−533519)
【出願日】平成16年5月28日(2004.5.28)
【国際出願番号】PCT/US2004/017068
【国際公開番号】WO2004/107944
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(505441982)ネスター・エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】