説明

ウェットティッシュ重畳体およびウェットティッシュ包装体

【課題】中央部分の嵩高化を抑制するとともに、オーバーラップ部でのウェブ同士の絡み合いの程度を適度に保つことができるようなウェットティッシュ重畳体およびウェットティッシュ包装体を得る。
【解決手段】ウェットティッシュ重畳体1が、上下に交互に重なり合う第1ウェブ折曲体2aと第2ウェブ折曲体2bとを備えて構成される。少なくとも一部の第1ウェブ折曲体2aは、第1ウェブ折曲体2aに対して上側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの下延出部12の上面側を、第1上部片5の下面側に対向させ、第1ウェブ折曲体2aに対して下側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの上延出部11の下面側を、第1下部片7の上面側に対向させている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェットティッシュ重畳体およびウェットティッシュ包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェブに薬液を含浸させたウェットティッシュは、汚れをふき取るために有用であるが、使用されるまで湿潤状態をできるだけ維持することが必要である。そのため、ウェットティッシュは折り畳まれ、その折り畳まれたウェットティッシュを複数枚上下に重ね合わせて重畳体となし、その重畳体の状態で容器または袋体といった収容体に収容される。
【0003】
このようなウェットティッシュを収容体に収容したウェットティッシュ包装体からウェットティッシュをなすウェブを取り出す方式としては、いわゆるポップアップ方式が知られている。ポップアップ方式は、上側のウェブを取り出すときに、その下側で隣り合う次のウェブの一部を取出口より突出させるように構成した方式であり、ウェットティッシュをなすウェブの取り出しを容易にする。この方式では、上下に重なるウェットティッシュのウェブ同士が上側のウェブの一部上に下側のウェブの一部を配置させる構成(オーバーラップ部)を形成しながら積み重ねられて、ウェットティッシュ重畳体が形成される。
【0004】
ポップアップ方式で採用されるウェットティッシュ重畳体には、具体的に、図5に示すような構成を有するもの(重畳体A)が従前より知られている。重畳体Aは、次のように形成されるものである。ウェットティッシュを構成するウェブ100を3等分する位置101,101と、ウェブ100を4等分する位置のうちのウェブ100の中央からより離れた位置にある2つの位置102、102との間に折曲部103,103を形成し、ウェブ100における左右両端から折曲部103、103までの部分を互いに反対面側に折り返して縦断面Z状のウェブ折曲体104とする。そして、ウェブ折曲体104,104を、その中央部105,105が上下方向に重なりあうように位置あわせしつつ、ウェブ折曲体104の下部106の一部と、ウェブ折曲体104の上部107の一部とが重なり合うように、順次重ね合わせてオーバーラップ部109を形成する。このとき、上側のウェブ折曲体104の下部106の上面側の一部と、下側のウェブ折曲体104の上部107の下面側の一部とが向かい合わせにされる。
【0005】
ここで、ウェットティッシュ包装体の製造時には、ウェットティッシュ重畳体の構造が崩れてウェブ同士がばらけないように、また、使用時には、ウェブ同士が取出口で離れるように、通常、ウェットティッシュ重畳体に対しては、上下方向に適度な押圧が加えられる。特に、ウェットティッシュでは、押圧の負荷を実施する前に、通常、薬液の含浸が実施されており、薬液をウェットティッシュ重畳体の全体に均一に含浸させるためにも、適度な押圧が加えられる。
【0006】
ところが、上記したような従前の重畳体Aは、オーバーラップ部109が形成されることで、重畳体Aの両端部分よりも中央部分を嵩高に形成され、厚みが不均一なものとなる。このため、そのような重畳体Aに対して上下方向に押圧を加えようとしても、その全体に押圧を加えることが難しくなり、重畳体Aを構成するウェブ全体に薬液をいきわたらせることができなくなるといった様々な問題を生じやすくなる。そこで、ウェットティッシュ重畳体に強い力で押圧することが考えられるが、その場合、ウェットティッシュ重畳体全体に押圧を加えることができて薬液がウェブ全体にいきわたるようになるものの、今度は、ウェットティッシュ重畳体の中央部分でウェブ同士の絡みが強まりすぎることとなり、使用時にウェブ同士が取出口で離れにくくなってしまう。
【0007】
そこで、特許文献1,2には、図6に示すようなウェットティッシュ重畳体(重畳体B)が提案されている。重畳体Bは、ウェブ折曲体114を積層して形成される。ウェブ折曲体114は、折曲部103,103の形成位置を変更した以外は積層体Aを構成するウェブ折曲体104と同様にウェブ100を折り曲げて折曲部113,113を形成することで調製される。ウェブ折曲体114を形成するにあたり、折曲部113,113の形成位置は、上部117の自由端側が折曲部113を越えて延びて延出部118を形成するように設定される。この重畳体Bでは、互いに左右逆向きに配置されたウェブ折曲体114(114a、114b)を交互に重ね合わせて、オーバーラップ部119a、119bが形成されている。オーバーラップ部119a、119bは、ウェブ折曲体114aの中央部115aと、その下側で隣り合うウェブ折曲体114bの上部117bの延出部118とが重なり合い、また、ウェブ折曲体114bの中央部115bと、その下側で隣り合うウェブ折曲体114aの上部117aの延出部118とが重なり合うことで、それぞれ形成される。
【0008】
このように特許文献1,2によれば、ウェブ折曲体114が積層されることで、オーバーラップ部119a、119bが形成されていることとなる。このとき、このオーバーラップ部分119a、119bが、ウェットティッシュ重畳体Bの中央位置(位置M)からずれた位置に形成されるため、その重畳体Bにおける中央部分の嵩高化が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平7−213453号公報
【特許文献2】特開平8−89439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、ウェットティッシュ包装体において、上側のウェットティッシュをなすウェブを収容体の取出口から取り出すときに、下側のウェットティッシュをなすウェブのうちオーバーラップ部を構成する部分が、上側のウェブに絡み合ってこれに追従して移動する。そうして、下側のウェブは、上側のウェブに引きずられるように取出口まで移動する。上側のウェブが取出口から引き出されると、下側のウェブも取出口から部分的に収容体の外側に引き出される。このとき、下側のウェブは、取出口から一部がある程度外側に引き出された状態で上側ウェブから離れることが重要である。特に、このことが高い再現性を有して実現されることが重要である。それには、ウェブ同士の絡み合いの程度が適度であるとともに、上側のウェブを取り出す動作を実施するたびにオーバーラップ部でのウェブ同士の絡み合いの程度が変化するということが生じにくいことが重要である。
【0011】
ところが、特許文献1,2では、ウェットティッシュ包装体において、オーバーラップ部が中央部からずれた位置に形成されているのみならず、最上位置にあるウェブ折曲体とその下側で隣り合うウェブ折曲体の間に形成されるオーバーラップ部についてみた場合に、上側のウェットティッシュを取り出すごとに、ウェットティッシュ包装体の平面視上、交互に異なる位置にオーバーラップ部が出現する。すると、上側のウェットティッシュを取り出す際のオーバーラップ部の動きが多様化して、オーバーラップ部でのウェブ同士の絡み合いの程度にぶれが生じやすくなる。このため、オーバーラップ部以外の部分でもウェブ同士に絡み合いを生じやすくなってウェブ同士の絡み合いの程度が強くなりすぎ、下側のウェブが、取出口から一部がある程度引き出された状態で上側のウェブから離間せずに一緒に取り出されてしまう虞も生じる。また、特許文献1,2のウェットティッシュ包装体では、オーバーラップ部を構成する上下のウェブ同士の重なり合う領域の面積が大きくなりやすく、このことも、上側のウェブと下側のウェブとの絡み合いを強めて上側のウェブを取り出す際に下側のウェブも一緒に取り出される虞を大きくする。
【0012】
本発明は、上記問題点に鑑み、中央部分の嵩高化を抑制するとともに、オーバーラップ部でのウェブ同士の絡み合いの程度を適度に保つことができるようなウェットティッシュ重畳体およびウェットティッシュ包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、(1)ウェブを折り畳んで折曲部を形成したウェブ折曲体を積層してなるウェットティッシュ重畳体であって、
ウェブ折曲体として、上下に交互に重なり合う第1ウェブ折曲体と第2ウェブ折曲体とを備え、
第1ウェブ折曲体は、第1のウェブの互いに異なる2箇所の位置に折曲部として第1折曲部と第2折曲部を形成しており、第1折曲部を介して互いに連接する第1上部片と第1中央部を形成するとともに、第2折曲部を介して第1中央部に連接する第1下部片を形成し、第1上部片の下面側に第1中央部の上面側を向かい合わせ、第1下部片の上面側に第1中央部の下面側を向かい合わせるとともに、第1ウェブ折曲体の平面視上、第1上部片の自由端と第1折曲部の間に第1下部片の自由端を位置させ、第1下部片の自由端と第2折曲部の間に第1上部片の自由端を位置させており、
第2ウェブ折曲体は、第2のウェブの互いに異なる3箇所の位置に、折曲部として、第1折曲部と第2折曲部とを形成するとともに第1折曲部と第2折曲部との間に中折曲部を形成しており、第1折曲部を介して互いに連接する第2上部片と第2中央部を形成し、第2折曲部を介して第2中央部に連接する第2下部片を形成し、中折曲部を介して連接して上下方向に重なりあう上側片と下側片とに第2中央部を区分形成しており、且つ、第2上部片の下面側に上側片の上面側を向かい合わせ、第2下部片の上面側に下面片の下面側を向かい合わせるとともに、第2ウェブ折曲体の平面視上、中折曲部を、第2上部片の自由端と第1折曲部との間、および、第2下部片の自由端と第2折曲部との間に位置させ、第2上部片のうち中折曲部よりも外側に位置する部分を上延出部となし、第2下部片のうち中折曲部よりも外側に位置する部分を下延出部となしており、
少なくとも一部の第1ウェブ折曲体は、該第1ウェブ折曲体に対して上側に隣接する第2ウェブ折曲体の下延出部の上面側を、第1上部片の下面側に対面させ、該第1ウェブ折曲体に対して下側に隣接する第2ウェブ折曲体の上延出部の下面側を、第1下部片の上面側に対面させている、ことを特徴とするウェットティッシュ重畳体、
(2)ウェットティッシュ重畳体の平面視上、第1ウェブ折曲体の第1上部片の自由端は、該第1ウェブ折曲体の上側に隣接する第2ウェブ折曲体の下延出部の形成領域内に位置しており、第1ウェブ折曲体の第1下部片の自由端は、該第1ウェブ折曲体の下側に隣接する第2ウェブ折曲体の上延出部の形成領域内に位置している、上記(1)に記載のウェットティッシュ重畳体、
(3)ウェットティッシュ重畳体の平面視上、第2ウェブ折曲体の下延出部および上延出部は、ウェットティッシュの重畳体の左右方向中央に位置している、上記(1)または(2)に記載のウェットティッシュ重畳体、
(4)ウェットティッシュ重畳体の平面視上、第1ウェブ折曲体の第1折曲部と第2折曲部は、第2ウェブ折曲体の第1折曲部と第2折曲部よりも、内側に位置している、上記(1)から(3)のいずれかに記載のウェットティッシュ重畳体、
(5)上記(1)から(4)のいずれかのウェットティッシュ重畳体を、容器または袋体に収納してなるウェットティッシュ包装体、を要旨とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、互いに対向して重なり合う下延出部と第1上部片の一部分とでオーバーラップ部が形成され、さらに上延出部と第1下部片の一部分とでもオーバーラップ部が形成されることとなり、中央部分の嵩高化を抑制するとともに、オーバーラップ部でのウェブ同士の絡み合いの程度を適度に保つことができるようなウェットティッシュ重畳体およびウェットティッシュ包装体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明のウェットティッシュ重畳体の1実施例を説明するための縦断面模式図である。
【図2】図2Aは、第1ウェブ折曲体を構成する第1のウェブにおいて折曲部(第1折曲部と第2折曲部)の形成を予定された位置の1実施例を説明するための概略平面図である。図2Bは、第1のウェブを折り曲げて折曲部を形成した状態を模式的に説明するための概略斜視模式図である。図2Cは、第1のウェブを折り曲げて折曲部を形成した状態を模式的に説明するための概略平面模式図である。
【図3】図3Aは、第2ウェブ折曲体を構成する第2のウェブにおいて折曲部(第1折曲部、第2折曲部および中折曲部)の形成を予定された位置の1実施例を説明するための概略平面図である。図3Bは、第2のウェブを折り曲げて折曲部を形成した状態を模式的に説明するための概略斜視模式図である。図3Cは、第2のウェブを折り曲げて折曲部を形成した状態を模式的に説明するための概略平面模式図である。
【図4】本発明のウェットティッシュ重畳体を包装体内に収めたウェットティッシュ包装体の1実施例を説明するための縦断面模式図である。
【図5】従前のウェットティッシュ重畳体である重畳体Aを説明するための縦断面模式図である。
【図6】従前のウェットティッシュ重畳体である重畳体Bを説明するための縦断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[ウェットティッシュ重畳体1]
本発明のウェットティッシュ重畳体1は、図1に示すように、折曲部4を有するウェブ折曲体2を積層してなるものである。ウェットティッシュ重畳体1には、ウェブ折曲体2として、上下に交互に重なり合う第1ウェブ折曲体2aと第2ウェブ折曲体2bとが備えられる。なお、ウェットティッシュ重畳体1において、上下方向は、ウェットティッシュ重畳体1の厚み方向(両矢印Y)であり、左右方向は、ウェットティッシュ重畳体1の縦断面に平行な平面を想定した場合にその平面内で両矢印Yに対して直交する方向(両矢印X)を示す。
【0017】
(ウェブ折曲体2)
ウェブ折曲体2は、ウェットティッシュを構成するウェブ3を折り畳んで折曲部4を形成してなるものである。ウェブ3は、紙や不織布など、薬液を含浸可能な薄シート材から適宜調製される。ウェブ3の形状は、適宜選択可能であるが、ウェブ3としては、図2A,3Aに示すように矩形状に形成されたものが好ましく使用される。なお、薬液としては、水やアルコールなど適宜選択可能である。薬液のウェブ3への含浸は、ウェットティッシュ重畳体1の調製前後いずれでもよいが、通常、ウェットティッシュ重畳体1調製後にウェットティッシュ重畳体1対して薬液を含浸させることで実施される。
【0018】
第1ウェブ折曲体2a、第2ウェブ折曲体2bは、それぞれ第1のウェブ3a、第2のウェブ3bから形成される。第1のウェブ3aと第2のウェブ3bは互いに同種の材質で構成されてもよいし、異なる材質のもので構成されていてもよい。
【0019】
(第1ウェブ折曲体2aの構造)
第1ウェブ折曲体2aは、第1上部片5と第1中央部6と第1下部片7とを有して構成される。第1ウェブ折曲体2aは、第1のウェブ3aの互いに異なる2箇所の位置、具体的に図1の例では第1のウェブ3aの左右方向一方端18からの距離(第1のウェブ3a面に沿った距離)を互いに異にする2箇所の位置(図2A中、位置Sa1、Sa2)に、折曲部4として第1折曲部4a1と第2折曲部4a2を形成している。第1ウェブ折曲体2aは、第1折曲部4a1を介して互いに連接する第1上部片5と第1中央部6を形成しており、第2折曲部4a2を介して第1中央部6に連接する第1下部片7を形成している。
【0020】
第1ウェブ折曲体2a1では、第1上部片5の下面側に第1中央部6の上面側が向かい合わされており、第1下部片7の上面側に第1中央部6の下面側が向かい合わされている。また、図2B,Cに示すように、第1ウェブ折曲体2aの平面視上、第1上部片5の自由端16と第1折曲部4a1の間に第1下部片7の自由端17が位置し、第1下部片7の自由端17と第2折曲部4a2の間に第1上部片5の自由端16が位置している。
【0021】
(第1ウェブ折曲体2aの形成)
第1ウェブ折曲体2aは次のように形成可能である。第1のウェブ3aにおいて、その左右方向一方端18から他方端19に向かって互いに位置を異にする2箇所(図2A中、位置Sa1、Sa2)を選択する。図2Aでは、一方端18からの距離がLa1、La2となる位置に、それぞれ位置Sa1,Sa2をとる。位置Sa1,Sa2は、第1のウェブ3aを3等分する3等分線を想定した場合に3等分線を形成されるべき位置Q1、Q2と、第1のウェブを4等分する4等分線を想定した場合に4等分線を形成されるべき位置P1,P2,P3のうちの中央からより離れた位置にある2つの4等分線の位置P1,P3との間の領域にある所定位置として選択される。位置S1は、位置Q1と位置P1の間の領域(Ra1)に選択され、位置S2は、位置Q2と位置P3の間の領域(Ra2)に選択される。
【0022】
次に、第1のウェブ3aのうち、一方端18と位置Sa1との間の部分20と、他方端19と位置Sa2との間の部分22とを、位置Sa1と位置Sa2の間の部分21に向けて折り返して重ね合わせる(図2B、2C)。部分20,22は、互いに第1のウェブ3aの反対面側に折り返される。このとき、位置S1、S2にそれぞれ第1折曲部4a1、第2折曲部4a2が形成される。こうして、第1ウェブ折曲体2aが調製される。
【0023】
(第2ウェブ折曲体2bの構造)
第2ウェブ折曲体2bは、第2上部片8と第2中央部9と第2下部片10とを有して構成される。第2ウェブ折曲体2bは、第2のウェブ3bの互いに異なる3箇所の位置に、具体的に図1の例では第2のウェブ3bの左右方向一方端25からの距離(第2のウェブ3b面に沿った距離)を互いに異にする3箇所の位置(図3A中、位置Sb1、Sb2、Sb3)に、折曲部4として、第1折曲部4b1と第2折曲部4b2とを形成するとともに、第2のウェブ3b面に沿ってみた場合に第1折曲部4b1と第2折曲部4b2との間の所定位置に中折曲部4b3を形成している。第2ウェブ折曲体2bは、第1折曲部4b1を介して互いに連接する第2上部片8と第2中央部9を形成し、第2折曲部4b2を介して第2中央部9に連接する第2下部片10を形成している。また、第2ウェブ折曲体2bでは、第2中央部9が、中折曲部4b3を介して連接して上下方向に重なりあう上側片14と下側片15とに区分されている。
【0024】
さらに、第2ウェブ折曲体2bでは、第2上部片8の下面側に上側片14の上面側が向かい合わされており、第2下部片10の上面側に下面片15の下面側を向かい合わされている。図1や図3B、3Cに示すように、第2ウェブ折曲体2bの平面視上、中折曲部4b3は、第2上部片8の自由端23と第1折曲部4b1との間、および、第2下部片10の自由端24と第2折曲部4b2との間に位置している。そして、第2上部片8のうち中折曲部4b2よりも外側(左右方向外側)に位置する部分を上延出部11となし、第2下部片10のうち中折曲部4b2よりも外側に位置する部分を下延出部12となしている。
【0025】
(第2ウェブ折曲体2bの形成)
第2ウェブ折曲体2bは次のように形成可能である。第2のウェブ3bにおいて、その左右方向一方端25から他方端26に向かって互いに位置を異にする3箇所(図3A中、位置Sb1、Sb2、Sb3)を選択する。図3Aでは、端25からの距離がLb1、Lb2、Lb3となる位置に、それぞれ位置Sb1,Sb2,Sb3をとる。位置Sb1,Sb2については、第2のウェブを4等分する4等分線を想定した場合に4等分線を形成されるべき位置P1,P2,P3のうち中央にある位置P2と、中央からより離れた位置にある2つの4等分線の位置P1,P3との間の領域にある所定位置として選択される。位置Sb1は、位置P1と位置P2の間の領域に選択され、位置Sb2は、位置P2と位置P3の間の領域に選択される。位置Sb3は、位置Sb1と位置Sb2の間の位置として選択され、図3Aに示す例では第2のウェブ3bの中央の位置に選択され、位置P2に重なっている。
【0026】
次に、位置Sb1、Sb2、Sb3のうち、第2のウェブ3bの左右方向一方端25に近い位置から順に、第2のウェブ3bのうちの他方端26側を下側に、第2のウェブ3bを折り返して蛇腹状(あるいは、縦断面W字状)とする(図3B、3C)。このとき、位置Sb1、Sb2、Sb3のそれぞれの位置に、折曲部(第1折曲部4b1、第2折曲部4b2、中折曲部4b3)が形成される。そして、第2のウェブ3bのうち位置Sb1、Sb2、Sb3で区画される部分27、28、29、30について、部分27が第2上部片8、部分28,29が第2中央部9、部分30が第2下部片10をなす。こうして、第2ウェブ折曲体2bが調製される。
【0027】
[ウェットティッシュ重畳体1の重畳構造]
ウェットティッシュ重畳体1は、第1ウェブ折曲体2aと第2ウェブ折曲体2bを交互に重ね合わせて重畳構造を形成されている。このとき、ウェットティッシュ重畳体1では、下延出部12の上面側と第1上部片5の下面側とが対向して下延出部12と第1上部片5の一部とが重なりあい、上延出部11の下面側と第1下部片7の上面側とが対向して上延出部11と第1下部片7の一部とが重なりあう。そして、下延出部12と第1上部片5の一部とが重なりあう部分と、上延出部11と第1下部片7の一部とが重なりあう部分が、それぞれオーバーラップ部13(第1オーバーラップ部13a、第2オーバーラップ部13b)をなしている。また、この重畳構造では、上下方向について、第1ウェブ折曲体2aは、第1ウェブ折曲体2bに対して上側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの下延出部12を、第1上部片5と第1中央部6の間に位置させ、その第1ウェブ折曲体2aに対して下側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの上延出部11を、第1下部片7と第1中央部6の間に位置させている。
【0028】
ウェットティッシュ重畳体1では、その平面視上、第1ウェブ折曲体2aの第1上部片5の自由端16が、その第1ウェブ折曲体2aの上側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの下延出部12の形成領域内(基端を含む)に位置していることが好ましい。また、第1ウェブ折曲体2aの第1下部片7の自由端17が、その第1ウェブ折曲体2aの下側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの上延出部11の形成領域内(基端を含む)に位置していることが好ましい(図1)。この場合、オーバーラップ部13の形成部分が過剰に大きくなる虞が効果的に抑制される。
【0029】
ウェットティッシュ重畳体1の厚みの均一性をより向上させる観点では、ウェットティッシュ重畳体1は、その平面視上、第1ウェブ折曲体2aの第1上部片5の自由端16を、その第1ウェブ折曲体2aの上側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの下延出部12の基端位置とすることが好ましい。また、第1ウェブ折曲体2aの第1下部片7の自由端17を、その第1ウェブ折曲体2aの下側に隣接する第2ウェブ折曲体2bの上延出部11の基端位置とすることが好ましい。
【0030】
ウェットティッシュ重畳体1では、図1のように、その平面視上、第2ウェブ折曲体2bの下延出部12および上延出部11がウェットティッシュ重畳体1の左右方向中央に位置しているように第2ウェブ折曲体2bが重ね合わせられていることが好ましい。この場合、オーバーラップ部13をウェットティッシュ重畳体1の左右方向にみておおよそ中央位置に形成することが、より容易となる。なお、図1中、ウェットティッシュ重畳体1の中央位置は、符号Nで示す。
【0031】
ウェットティッシュ重畳体1では、その平面視上、第1ウェブ折曲体2aの第1折曲部4a1についての中央位置Nからの離間距離は、第2ウェブ折曲体2bの第1折曲部4aと第2折曲部4bについての中央位置Nからの離間距離と同じであってよく、このことは第1ウェブ折曲体2aの第2折曲部4a2についても同様であるが、第1ウェブ折曲体2aの第1折曲部4a1と第2折曲部4a2は、第2ウェブ折曲体2bの第1折曲部4aと第2折曲部4bよりも内側に位置している(中央位置Nに近い)ことが好ましい。ここに、ウェットティッシュ重畳体1において、折曲部4は、それ以外の部分に比べて硬さの強い部分となっていることが多く、硬さの強い部分が特定箇所に集中してしまうと、部分的に硬い部分が生じてしまう虞がある。この点、上記のように第1ウェブ折曲体2aの第1折曲部4a1と第2折曲部4a2が第2ウェブ折曲体2bの第1折曲部4aと第2折曲部4bよりも内側に位置している場合には、そのような折曲部4の位置が互いにずれることとなり、ウェットティッシュ重畳体1において硬さの強い部分が左右両端縁に集中してしまうことを抑制することができる。
【0032】
[ウェットティッシュ重畳体1の調製]
ウェットティッシュ重畳体1は次のように調製される。複数の第1ウェブ折曲体2aを、上下に所定間隔をあけて並べて配置するとともに、ウェットティッシュ重畳体1の左右方向に、互いに交互に逆むきに反転した状態として、各第1ウェブ折曲体2aを、左向第1ウェブ折曲体2a1と右向第1ウェブ折曲体2a2となす。このとき、左向、右向は、図1の紙面に向かって重畳体1を正面視した場合の第1折曲部4a1の外面先端の向き(突出向き)を基準とする。なお、第1ウェブ折曲体2aについて左向、右向を付して区分したのは、図1では第1ウェブ折曲体2aを互いに反転配置させていることを明らかにするという便宜上の理由によるものである。後述の第2ウェブ折曲体2bについて左向、右向を付したのも同様である。
【0033】
左向第1ウェブ折曲体2a1と右向第1ウェブ折曲体2a2の間にあって右向第1ウェブ折曲体2a2に対して上側と下側の位置に第2ウェブ折曲体2bを隣接配置する。このとき、上側と下側に位置する第2ウェブ折曲体2bは、ウェットティッシュ重畳体1の左右方向に、互いに逆むきになるように反転させた状態とされつつ、上下方向にずれた位置に配置され、それぞれ左向第2ウェブ折曲体2b1と右向第2ウェブ折曲体2b2をなす。このとき、左向、右向は、図1の紙面に向かって重畳体1を正面視した場合の第1折曲部4b1の外面先端の向きを基準とする。
【0034】
右向第1ウェブ折曲体2a2に対して上側に隣接させる左向第2ウェブ折曲体2b1は、その下延出部12を、左向第1ウェブ折曲体2a2の第1上部片5と第1中央部6の間に介在させて配置される。左向第2ウェブ折曲体2b1は、その下延出部12の上面に、第1上部片5の下面を対向させるように配置されることになる。
【0035】
右向第1ウェブ折曲体2a2に対して下側に隣接させる右向第2ウェブ折曲体2b2は、その上延出部11を、右向第1ウェブ折曲体2a2の第1下部片7と第1中央部6の間に介在させて配置される。右向第2ウェブ折曲体2b2は、その上延出部11の下面に、第1下部片7の上面を対向させるように配置されることになる。
【0036】
左向第2ウェブ折曲体2b1の上側には、左向第1ウェブ折曲体2a1が隣接配置される。左向第1ウェブ折曲体2a1は、左向第2ウェブ折曲体2b1の上延出部11の下面に、第1下部片7の上面を対向させるように配置される。
【0037】
右向第2ウェブ折曲体2b2の下側には、左向第1ウェブ折曲体2a1が隣接配置される。左向第1ウェブ折曲体2a1は、左向第2ウェブ折曲体2b1の下延出部12の上面に、第1上部片5の下面を対向させるように配置される。
【0038】
こうして、図1に示すように、上層から下層に向かって、第1ウェブ折曲体2a(2a1)、第2ウェブ折曲体2b(2b1)、第1ウェブ折曲体2a(2b2)、第2ウェブ折曲体2b(2b2)の順に積層構造が形成され、積層しようとするウェブの枚数に応じてさらに下層側(あるいは上層側)に順次積層して、ウェットティッシュ重畳体1が調製される。なお、ウェットティッシュ重畳体1の最上位、最下位にあるウェブ折曲体2は、第1ウェブ折曲体2a1、2a2、第2ウェブ折曲体2b1、2b2のいずれであってもよい。なお、最上位、最下位にあるウェブ折曲体2については、それぞれ上側、下側に隣接するウェブ折曲体2を積層させる構成の存在が不要である。
【0039】
[ウェットティッシュ重畳体1の機能]
ウェットティッシュ重畳体1では、その平面視上、オーバーラップ部13の存在している部分(図1中、部分31)の周囲の部分には、第2ウェブ折曲体2bの第2中間部9が配置されている。このとき、ウェットティッシュ重畳体1の平面視上、部分31の端に第2ウェブ2bの中折曲部4b3が位置することもありうる。すると、ウェブ折曲体4同士が重なりオーバーラップ部13が形成されて積層数の増加が生じても、そのように部分31の周囲に第2中間部9の存在する部分があることで、積層数の増加が部分31の周囲の部分よりも部分31でより大きく生じてしまうことにならず、ウェットティッシュ重畳体1の部分31で他の周囲の部分よりも大きく嵩高になってしまう虞が抑制される。すなわち、図1の例に示すようにオーバーラップ部13がウェットティッシュ重畳体1の中央部分に形成されていたとしても、ウェットティッシュ重畳体1の中央部分で嵩高化してしまう虞が抑制される。したがって、ウェットティッシュ重畳体1をおおよそ厚みの均一なものとすることができ、後述するウェットティッシュ包装体40を調製する際にウェットティッシュ重畳体1に押圧を均一に負荷することが容易となる。
【0040】
ウェットティッシュ重畳体1では、オーバーラップ部13がおおよそ上下方向に1列に並んで形成されている。すなわち、第1オーバーラップ部13a、第2オーバーラップ部13bが、交互に1列に並ぶ。これにより、ウェットティッシュ重畳体1を収容した後述するウェットティッシュ包装体40からウェブ3を取り出すごとに、オーバーラップ部13の位置が左右方向に大きく変わる虞が抑制され、ウェブ3同士の絡み合いの程度が強くなったり弱くなったりする虞も抑制され、ウェブ3同士の絡み合いの程度を適度な状態に保つことがより容易となる。また、ウェットティッシュ重畳体1では、第1オーバーラップ部13a、第2オーバーラップ部13bの大きさは第2ウェブ折曲体2bの位置を適宜変更することなどで適度な大きさに調整することができるので、第1オーバーラップ部13a、第2オーバーラップ部13bが大きくなりすぎてウェブ3同士の絡み合いが過剰に大きくなる虞も抑制される。
【0041】
[ウェットティッシュ包装体40]
ウェットティッシュ包装体40は、図4に示すように、ウェットティッシュ重畳体1を収容体32に収納してなる。収容体32は、容器または袋体であり、ウェットティッシュ重畳体1を収容可能な形状を有するものである。収容体32には、上面側に取出口33が設けられている。
【0042】
取出口33からウェブ3に含浸される薬液の揮発を防止するために、収容体には、粘着フィルム(図示せず)などで取出口33の上面が封止されていてもよい。粘着フィルムとしては、市販のシールなどを適宜使用することができる。
【0043】
収容体33の取出口を封止する場合、収容体32に対して隙間なく粘着フィルムを貼り付けることが重要である。ところが、収容体32が袋体である場合、袋体の柔軟性のため、収納されるウェットティッシュ重畳体1の外形状に大きな凹凸があると、その凹凸形状が袋体の形状に反映されてしまい、取出口33に粘着フィルムを貼り付けようとしても、収容体の取出口に対して隙間なく粘着フィルムでシールすることが困難である。隙間なく粘着フィルムでシールすることは、ウェットティッシュという製品の特性上、極めて重要である。具体的に、その理由としては、ウェットティッシュは使用に供されるまではできる限り乾燥していない状態であることが重要であるという点と、ウェットティッシュは衛生上収容体の中に汚染物質が進入してウェブが汚染された状態となってはならないものであるという点等が、挙げられる。この点、本発明のウェットティッシュ重畳体1は、既述のような第1ウェブ折曲体2aと第2ウェブ折曲体2bの重畳構造を有して、中央部分の嵩高化を抑制して凹凸の発生を抑制しているため、ウェットティッシュ重畳体1を収容した袋体に粘着フィルムを隙間なく貼り付けることが容易である。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、汚れ等をふき取るウェットティッシュの用途で有益である。
【符号の説明】
【0045】
1 ウェットティッシュ重畳体
2 ウェブ折曲体
2a 第1ウェブ折曲体
2a1 左向第1ウェブ折曲体
2a2 右向第1ウェブ折曲体
2b 第2ウェブ折曲体
2b1 左向第2ウェブ折曲体
2b2 右向第2ウェブ折曲体
3 ウェブ
3a 第1のウェブ
3b 第2のウェブ
4 折曲部
4a1 第1折曲部
4a2 第2折曲部
4b1 第1折曲部
4b2 第2折曲部
4b3 中折曲部
5 第1上部片
6 第1中央部
7 第1下部片
8 第2上部片
9 第2中央部
10 第2下部片
11 上延出部
12 下延出部
13 オーバーラップ部
13a 第1オーバーラップ部
13b 第2オーバーラップ部
14 上側片
15 下側片
16、17 自由端
18 一方端
19 他方端
20,21,22 第1のウェブにおける部分
23,24 自由端
25 一方端
26 他方端
27.28.29.30 第2のウェブにおける部分
31 オーバーラップ部の存在する部分
32 収容体
33 取出口
100 ウェブ
101,102 位置
103 折曲部
104 ウェブ折曲体
105 中央部
106 下部
107 上部
109 オーバーラップ部
103 折曲部
113 折曲部
114 ウェブ折曲体
115 中央部
116 下部
117 上部
118 延出部
119a、119b オーバーラップ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブを折り畳んで折曲部を形成したウェブ折曲体を積層してなるウェットティッシュ重畳体であって、
ウェブ折曲体として、上下に交互に重なり合う第1ウェブ折曲体と第2ウェブ折曲体とを備え、
第1ウェブ折曲体は、第1のウェブの互いに異なる2箇所の位置に折曲部として第1折曲部と第2折曲部を形成しており、第1折曲部を介して互いに連接する第1上部片と第1中央部を形成するとともに、第2折曲部を介して第1中央部に連接する第1下部片を形成し、第1上部片の下面側に第1中央部の上面側を向かい合わせ、第1下部片の上面側に第1中央部の下面側を向かい合わせるとともに、第1ウェブ折曲体の平面視上、第1上部片の自由端と第1折曲部の間に第1下部片の自由端を位置させ、第1下部片の自由端と第2折曲部の間に第1上部片の自由端を位置させており、
第2ウェブ折曲体は、第2のウェブの互いに異なる3箇所の位置に、折曲部として、第1折曲部と第2折曲部とを形成するとともに第1折曲部と第2折曲部との間に中折曲部を形成しており、第1折曲部を介して互いに連接する第2上部片と第2中央部を形成し、第2折曲部を介して第2中央部に連接する第2下部片を形成し、中折曲部を介して連接して上下方向に重なりあう上側片と下側片とに第2中央部を区分形成しており、且つ、第2上部片の下面側に上側片の上面側を向かい合わせ、第2下部片の上面側に下面片の下面側を向かい合わせるとともに、第2ウェブ折曲体の平面視上、中折曲部を、第2上部片の自由端と第1折曲部との間、および、第2下部片の自由端と第2折曲部との間に位置させ、第2上部片のうち中折曲部よりも外側に位置する部分を上延出部となし、第2下部片のうち中折曲部よりも外側に位置する部分を下延出部となしており、
少なくとも一部の第1ウェブ折曲体は、該第1ウェブ折曲体に対して上側に隣接する第2ウェブ折曲体の下延出部の上面側を、第1上部片の下面側に対面させ、該第1ウェブ折曲体に対して下側に隣接する第2ウェブ折曲体の上延出部の下面側を、第1下部片の上面側に対面させている、ことを特徴とするウェットティッシュ重畳体。
【請求項2】
ウェットティッシュ重畳体の平面視上、第1ウェブ折曲体の第1上部片の自由端は、該第1ウェブ折曲体の上側に隣接する第2ウェブ折曲体の下延出部の形成領域内に位置しており、第1ウェブ折曲体の第1下部片の自由端は、該第1ウェブ折曲体の下側に隣接する第2ウェブ折曲体の上延出部の形成領域内に位置している、請求項1に記載のウェットティッシュ重畳体。
【請求項3】
ウェットティッシュ重畳体の平面視上、第2ウェブ折曲体の下延出部および上延出部は、ウェットティッシュの重畳体の左右方向中央部に位置している、請求項1または2に記載のウェットティッシュ重畳体。
【請求項4】
ウェットティッシュ重畳体の平面視上、第1ウェブ折曲体の第1折曲部と第2折曲部は、第2ウェブ折曲体の第1折曲部と第2折曲部よりも、内側に位置している、請求項1から3のいずれかに記載のウェットティッシュ重畳体。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかのウェットティッシュ重畳体を、容器または袋体に収納してなるウェットティッシュ包装体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−120639(P2012−120639A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−272773(P2010−272773)
【出願日】平成22年12月7日(2010.12.7)
【出願人】(595007552)
【Fターム(参考)】