説明

ウェブ補強分離膜及びその連続的製造方法

【課題】 膜の表面にウェブの出現がなく、ウェブが膜内にうまく埋封された、ウェブ補強分離膜を製造するための連続法を提供する。
【解決手段】 この方法は:ウェブ及び適当なペーストを準備する工程;前記ウェブを垂直位置で、好ましくは下向きに案内する工程;ペースト被覆ウェブを作るために前記ウェブの両側を前記ペーストで均等に被覆する工程;ウェブ補強分離膜を作るために前記ペースト被覆ウェブに対称的な表面細孔形成工程及び対称的な凝固工程を適用する工程を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気化学用途で使用するためのウェブ補強分離膜に関する。
【背景技術】
【0002】
EP−A−0232923は粒状無機親水性材料と有機高分子結合剤のフィルム形成混合物内に埋封された有機織物を含むイオン透過膜を製造する方法を開示し、それは適当な溶媒中で無機親水性材料を高分子結合剤の溶液と混合してスラリーを形成する工程;このスラリーを不活性平坦表面上に均一に分布して2mm未満の湿潤厚さを持つシートを形成する工程;織または不織伸張織物のいずれかのタイプのものを湿潤シート中に浸漬する工程;織物を伸張した状態に保ちながら蒸発及び/または浸出により溶媒を除去する工程;前記表面からシートを除去する工程を含む。この方法は水平方向で実施され、有機織物はシートが不活性平坦表面(ガラス板)上に分布された(鋳造された)後に導入される。実際に不活性平坦表面上のスラリーの(水平)分布と、それに続く伸張された有機織物の浸漬の組合せは、織物が適切に(中間にうまく)埋封されていない製品を導く。ほとんどいつも織物は膜の一方の側に現れ、膜が例えば分離器で使用されるときに望ましくない気泡の付着を起こす。
【0003】
更に、いずれの形式の伸張織物も浸漬することができるための必要条件は低粘度のスラリーを使用することである。これは必然的にあまり望ましくない不均斉の細孔構造を導き、それが両側に異なる細孔構造及び細孔直径を持つ膜を生じさせる。これに関して製作時の上部側(完成製品の光沢側)は常に最も密な側であるだろうし、一方無光沢側(製作時の底側)は常により開放した側である。また、この方法は製作が非常に面倒で非経済的な方法である。なぜなら、それは連続法として実施されることができないからである。
【0004】
EP−A−0692830は、約16.6重量%の合成樹脂(例えばポリエチレン)、66.6重量%の無機粉末(例えばSiO)及び16.6重量%の細孔形成剤(パラフィン油)の混合物からなる熱可塑性シート(300μm厚)の押出法を記載する。押出された熱可塑性シート(半溶融状態)の一方の側に付着するように、80重量%の無機材料(ガラス繊維)と有機結合剤としての20重量%のポリオレフィンのパルプとを含む無機シート(200μm厚)が付加され、ラミネートを与える。このラミネートは、次いで加圧成形されて半溶融シートと一体化し、細孔形成剤を除去するために冷却され、無機材料被覆分離膜をもたらす。従って、この開示は乾式連続押出法であり、そこでは二つの材料がラミネーション法により“結合”される。
【0005】
US 4707256はウェブ含浸装置を記載し、そこではウェブはカレンダーローラー間に鋳造溶液を通して垂直に供給される。膜は次いで鋳造ドラムと鋳造刃の間に急冷浴を通して案内される。この構成は、ウェブの一方の側が急冷浴に対面し、他方の側がドラムに対面するので、均整のとれた膜を導くことができない。この構成のため、得られる膜は急冷側ではドラム側より小さい細孔を持つ。更に、文献中に示されるように、記載された構成はいわゆる“テリークロス”を容易に導き、それは被覆の厚さ及び鋳造ドラムと鋳造刃の間の距離を変えることによってのみ回避されることができる。この制限のため、広い厚さの範囲の膜を作ることが非常に困難である。
【0006】
US 2940871は、ウェブをプラスチック組成物で被覆するための方法を記載する。樹脂分散液が支持ストリップ上に被覆され、分散液中の熱可塑性化合物を溶融するように加熱される。マトリックスは次いで溶媒浴中で除去され、得られる被覆されたウェブが乾燥され、貯蔵される。垂直及び上向きの構成のため、比較的濃厚な分散液のみが使用されることができ(そうでなければそれらは加熱装置に達する前に支持ストリップを流れ落ちる)、それが小さな厚さ範囲を導く。更に、得られる膜の細孔寸法を制御することが困難である。というのもそれは主として分散液の組成及び混合により制御されるからである。従って、細孔特性は膜全体にわたって均一ではないであろう。更に、加熱工程は制御するのが比較的困難であり、急冷浴での凝固工程に比べて高価である。
【0007】
膜の表面にウェブの出現がなく、ウェブが膜内にうまく埋封された対称的なウェブ補強分離膜に対する要求がある。また、経済的に重要であるためにかかる製作のための方法は連続的であるべきである。更に、膜の全表面にわたり同じ性質を持つ種々の寸法を持つ製品を作ることができるべきである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、膜の表面にウェブの出現がなく、ウェブが膜内にうまく埋封された、ウェブ補強分離膜を製造するための連続法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、イオン透過性ウェブ補強分離膜を製造するための方法に関し、ウェブ及び適当なペーストを準備し、前記ウェブを垂直位置で、好ましくは下向きに、案内し、ペースト被覆ウェブを作るために前記ウェブの両側を前記ペーストで均等に被覆し、及びウェブ補強分離膜を作るために前記ペースト被覆ウェブに対称的な表面細孔形成工程及び対称的な凝固工程を適用することを含む。対称的工程は、その工程が膜の両側に同じ方法で実施されることを意味する。これは対称的な特性を持つ膜を導く。好ましくは各工程はまた、両側に対し同時に、かつ同じ露出時間(例えば水蒸気または凝固浴への露出)で実施される。
【0010】
本発明の方法は、ウェブ補強分離膜の一方の側にライナーを設ける工程及びウェブ補強分離膜を前記ライナーと一緒にロール上に巻く工程を更に含むことが好ましい。ライナーを持つ巻き上げ分離膜は膜を容易に洗浄することを可能とし、特に波形ライナーが用いられるとき、それはロールが浸漬されるときに流体の膜表面への接近を可能とする。
【0011】
更に、この方法は洗浄工程を含むことが好ましい。前記洗浄工程は例えば水を含む洗浄浴中で実施されることができる。洗浄浴は10〜80℃の温度であることが好ましい。
【0012】
本発明の被覆工程はウェブを自動ペースト供給を持つ両側被覆システムを通して案内することにより実施されることが好ましい。
【0013】
表面細孔形成工程はペースト被覆ウェブの両側を水蒸気相(例えば水蒸気または“低温蒸気”ブラケンケット)に対称的に露出することを含むことが好ましい。
【0014】
凝固工程はペースト被覆ウェブの両側を水、水とNMP,DMF,DMSO,DMAcからなる群から選ばれた非プロトン溶媒との混合物、水溶性高分子(HPC,CMC,PVP,PVPP,PVAからなる群から選ばれる)の水溶液、または水とアルコール(例えばエタノール、プロパノール及びイソプロパノール)の混合物を含む凝固浴に対称的に露出することを含むことが好ましい。凝固浴は40℃〜90℃の温度であることが好ましい。
【0015】
本発明の別の態様は、ウェブが膜の中間に配置され、膜の両側が同じ細孔寸法特性を持つことを特徴とするウェブ補強分離膜に関する。
【0016】
本発明の別の態様はウェブ補強分離膜を提供するための装置に関し、それはウェブ張力制御のためのウェブ巻戻しステーション、拡幅ローラー、垂直(案内)ウェブ輸送を持つ自動ペースト供給を持つ両側被覆システムを持つ両側被覆を持つ塗布機、及び加熱凝固浴中の案内ローラーを含む。
【0017】
本発明の装置はライナー供給機及び加熱洗浄水浴中の製品巻取りステーションを更に含むことができ、そこでは製品巻取りステーションが生産速度を決定する。
【0018】
図面の簡略説明
図1は本発明による方法を示す。
図2及び3はそれぞれPESスパンレイド不織布ウェブ及びPA織布ウェブを持つ本発明により製作された膜を示す。
図4は従来技術の膜(例えばEP−A−0232923におけるようなもの)を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
製作工程:
・ ウェブ製造工程:ウェブ(2A、織布または不織布)巻戻し;垂直位置(18及び9)へのウェブ案内及び(加工方向に垂直な)折り目形成を防ぐためのウェブ拡幅(3)
・ ウェブ被覆工程:ペースト被覆ウェブ(2B)を得るための両側被覆システム4によるペースト5(例えばオルガノ−ミネラル)の同時両側被覆及びウェブの両側への自動ペースト供給(両側に同レベル)
・ 表面細孔形成工程:両側被覆ウェブの水蒸気相7との接触。ペースト被覆ウェブの両側へ異なる条件を適用することにより両側に異なる細孔寸法特性を持つ非対称的ウェブ補強膜を得ることもできる。
・ バルク形成工程:製品の熱水浴8中への凝固
・ 製品巻取り工程:ライナー14供給及び製品と一緒の巻取り
・ 後処理工程:水溜め16内での薬品の洗浄
・ 乾燥工程:製品の乾燥
【0020】
製作パラメーター
本発明による方法を実施するときに以下のパラメーターが考えられる。これらのパラメーターはこの方法を特定の寸法、使用製品またはその他の事情に適合させるために当業者により容易に変更されることができることは明らかである。
・ 生産速度:0.2〜20m/分
・ ウェブ張力:15〜35N
・ 凝固浴の温度:40〜90℃
・ 洗浄浴の温度:10〜80℃
・ (塗布機の)二つの被覆ローラー間の距離:450〜1100μm
【0021】
ウェブ例:
表1は本発明を実行するために使用されることができるウェブタイプの幾つかの例を挙げる。
【0022】

【0023】
図2及び3はそれぞれ本発明により製作されたそれぞれPESスパンレイド不織布ウェブ及びPA織布ウェブを持つ膜を示す。
【0024】
ライナーとして、例えばPESスパンレイド不織布ウェブ(厚さ:450μm)が使用されることができる。
【0025】
ペースト例:
ペーストは
・ TiO,HfO,Al,ZrO,Zr(PO,Y,SiO、ペロブスカイト型酸化物材料、SiC,C(Pt/Rh/Ru)のようないずれかの親水性無機充填材料が使用されることができる;
・ PVC,C−PVC,PSf,PES,PPS,PU,PVDF,PI,PAN,PVA,PVAc及びそれらのグラフト化された変異体(スルホン化、アクリレート化、アミン化‐‐‐‐‐)のようないずれかの有機結合剤材料;及び
・ NMP,DMF,DMSOまたはDMAcまたはそれらの混合物のような溶媒;
を含むことができる。
【0026】
装置
本発明を実行するための好適な構成は図1に示されている。この構成は:
・ ウェブ張力制御のためのモーター駆動ウェブ巻戻しステーション1
・ 塗布機4の前方の拡幅ローラー3
・ 垂直(案内)ウェブ輸送を持つ自動ペースト供給5を持つ両側被覆システム4を持つ塗布機
・ 加熱凝固鉢8内の案内ローラー(ローラー18,9,10,12及び13)
・ ライナー15供給14
・ 加熱洗浄水鉢16内の製品巻取りステーション17(使用されるローラーは全システムの駆動ローラーである)
【0027】
以下は上述の装置を使用する本発明の可能な実際の実施態様を例示する。次の工程が実行される:
・ 加工方向に垂直な方向のウェブ2Aの拡幅
・ ペースト5の垂直同時両側被覆
・ 自動ペースト供給を持つ二つのローラー被覆システム4の使用
・ 被覆ウェブ2Bは表面細孔寸法を修正するために水蒸気7と接触させられる
・ 温水浴16内の洗浄工程を可能とするためのライナー15供給14
【0028】
良好な結果を得るために、良好な流れ挙動/特性を持つペーストが使用されるべきである。
【実施例】
【0029】
実施例1:補強織布PAウェブを持つ分離膜
使用される補強ウェブはタイプNitex 03−190/57のCH−8803 Rueschlikon,SwitzerlandのSefar Inc.Filtration Divisionにより供給されたPA−6.6モノフィラメントに基づく織布タイプのウェブである。その特性は次の通りである:
・ 厚さ:100μm
・ フィラメント厚さ:62μm
・ 網目寸法:190μm
・ 開口面積:57%
・ ウェブ幅:50cm
【0030】
使用されたペーストの組成は:
・ 46.99重量%の溶媒(DMF)
・ 13.25重量%の高分子(タイプP−1800 NTのPSf Udel)
・ 39.75重量%の無機充填材(Ti−Pure(登録商標)Dupont TiO、0.32μmの粒径を持つタイプR−100)
である。
【0031】
製作パラメーターは:
・ 生産速度:1m/分
・ 製作時のウェブ張力:15N(両方向で(生産方向及びそれの垂直方向))
・ 二つの被覆ローラー4間の距離:450μm
・ 二つの塗布機ローラー4と凝固浴8の水位の間の距離:40cm
・ 凝固浴8の温度:65℃
・ 洗浄浴16の温度:35℃
である。
【0032】
得られた製品は次の特性を持っていた:
・ 厚さ:250μm
・ ウェブ:うまく中間にある
・ 張力強度:補強ウェブと同じ
・ 比抵抗:4Ωcm(30重量%KOH、25℃)
【0033】
実施例2:補強スパンレイド不織布PAウェブを持つ分離膜
使用された補強ウェブはタイプColback(登録商標)CDF70のEnka,NC 28738 USAのColbond Inc.Nonwovensより供給されたPA−6複合フィラメント(PET芯;PA6鞘)に基づくスパンレイド不織布タイプのウェブである。その特性は次の通りである:
・ 厚さ:450μm
・ フィラメント厚さ:40μm
・ ウェブ幅:50cm
【0034】
使用されたペーストの組成は:
・ 54.55重量%の溶媒(NMP)
・ 13.64重量%の高分子(CPVCタイプH827、三井、日本)
・ 31.82重量%の無機充填材(1.7μmの粒径を持つAl AlcoaタイプA−15SG)
である。
【0035】
製作パラメーターは:
・ 生産速度:1m/分
・ 製作時のウェブ張力:25N(両方向に(生産方向とその垂直方向))
・ 二つの被覆ローラー4間の距離:1100μm
・ 二つの塗布機ローラー4と凝固浴8の水位の間の距離:40cm
・ 凝固浴8の温度:65℃
・ 洗浄浴16の温度:35℃
である。
【0036】
得られた製品は次の特性を持っていた:
・ 厚さ:850μm
・ ウェブ:うまく中間にある
・ 張力強度:補強ウェブと同じ
・ 比電解質抵抗:6Ωcm(30重量%KOH、25℃)
【0037】
工業的用途:
本発明は次の用途で使用されることができる。
・ アルカリ水電解
・ 電池(酸及びアルカリ)
・ 燃料電池
・ 及びそれらの組合せ
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明による方法を示す。
【図2】PESスパンレイド不織布ウェブを持つ本発明により製作された膜を示す。
【図3】PA織布ウェブを持つ本発明により製作された膜を示す。
【図4】従来技術の膜(例えばEP−A−0232923におけるようなもの)を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
イオン透過性ウェブ補強分離膜を製造するための方法において、ウェブ(2A)及び適当なペースト(5)を準備し、前記ウェブ(2A)を垂直位置で案内し、ペースト被覆ウェブ(2B)を作るために前記ウェブの両側を前記ペーストで均等に被覆し、そしてウェブ補強分離膜を作るために前記ペースト被覆ウェブに対称的な表面細孔形成工程及び対称的な凝固工程を適用することを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
ウェブ補強分離膜の一方の側にライナー14を設ける工程、及びウェブ補強分離膜を前記ライナーと一緒にロール(17)上に巻く工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ライナーが波形であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
洗浄工程を更に含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
洗浄工程が水を含む洗浄浴(16)中で実施されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
洗浄浴(16)が10〜80℃の温度であることを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
被覆工程がウェブを自動ペースト供給を持つ両側被覆システムを通して案内することにより実施されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
表面細孔形成工程がペースト被覆ウェブの両側を水蒸気相(7)に対称的に露出することを含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
凝固工程がペースト被覆ウェブの両側を、水を含む凝固浴(8)に対称的に露出することを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
凝固浴(8)が40℃〜90℃の温度であることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
凝固浴が水、水と非プロトン溶媒の混合物、水溶性高分子の水溶液または水とアルコールの混合物を含むことを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
【請求項12】
非プロトン溶媒がNMP,DMF,DMSO及びDMAc及びそれらの組合せからなる群から選ばれることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
水溶性高分子がHPC,CMC,PVP,PVPP,PVA及びそれらの組合せからなる群から選ばれることを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
ペーストが:
− TiO,HfO,Al,ZrO,Zr(PO,Y,SiO、ペロブスカイト型酸化物材料、SiC,C(Pt/Rh/Ru)からなる群から選ばれた親水性無機充填材料;
− PVC,C−PVC,PSf,PES,PPS,PU,PVDF,PI,PAN,PVA,PVAc及びそれらのグラフト化された変異体からなる群から選ばれた有機結合剤材料;及び
− NMP,DMF,DMSO,DMAc及びそれらの混合物からなる群から選ばれた溶媒
を含むことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記方法が連続的に実施されることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
ウェブが被覆前に垂直位置で下向きに案内されることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
ウェブが膜の中間に配置され、膜の両側が同じ細孔寸法特性を持つことを特徴とするウェブ補強分離膜。
【請求項18】
ウェブ補強分離膜を提供するための装置において、ウェブ張力制御のためのウェブ巻戻しステーション(1)、拡幅ローラー(3)、垂直(案内)ウェブ輸送を持つ自動ペースト供給(5)を持つ両側被覆システム(4)を持つ両側被覆を持つ塗布機、及び加熱凝固浴(8)中の案内ローラー(9,10,12及び13)を含むことを特徴とする装置。
【請求項19】
ライナー供給機(14)及び加熱洗浄水浴(16)中の製品巻取りステーション(17)を含み、更に製品巻取りステーションが生産速度を決定することを特徴とする請求項18に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−508997(P2008−508997A)
【公表日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−525133(P2007−525133)
【出願日】平成17年8月10日(2005.8.10)
【国際出願番号】PCT/BE2005/000128
【国際公開番号】WO2006/015462
【国際公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【出願人】(502320688)ヴラームス インステリング ヴール テクノロギシュ オンデルゾーク (ヴイアイティーオー) (19)
【Fターム(参考)】