説明

エアアウトレット

【課題】見栄えを良くして質感向上を図ると共に、調温空気の流通抵抗の減少化および組立作業の容易化等を図り得るようにする。
【解決手段】筒状をなすケース部材12の内部に各風向制御フィン20,30が所要間隔で回動可能に配設され、夫々の風向制御フィン20,30に隣接する部位に開口部46,56を開設する。各風向制御フィン20,30に突設した支軸部48,58は、対応の開口部46,56を介してケース部材12の外方へ延出する長さに設定されている。これにより連結部材50,60は、ケース部材12の外側において、各風向制御フィン20,30の支軸部48,58に連結される。なお連結部材50,60は、常には開口部46,56を覆蓋し得る形状に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアアウトレットに関し、更に詳細には、筒状をなすケース部材の空気吹出口へ所要間隔で回動可能に配設された複数の風向制御フィンと、これら風向制御フィンを相互に連結する連結部材とを有し、この連結部材により全ての風向制御フィンを同期的に姿勢変位させ得るエアアウトレットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
乗用車等の車両乗員室内には、例えばインストルメントパネル、フロアコンソール、ルーフパネル等の種々車両内装部材が設置されている。そして、これら車両内装部材の所要位置には、空気ダクトを介してエアコンユニットに連通接続されたエアアウトレットが配設され、該エアコンユニットから送出された調温空気を車両乗員室内の適宜方向に向けて吹出すようになっている。このエアアウトレットは、調温空気の吹出し方向を調整するための風向制御機構を有しているものが多く、これを構造態様から大別すると、(a)連動する複数の風向制御フィンから構成された「フィンタイプ」、(b)複数の風向制御フィンを固定的に形成した風向制御部材を筒状の本体内に配設した「バレルタイプ」、等に分類することができる。
【0003】
図9は、従来のフィンタイプのエアアウトレットの一例を示した概略斜視図であり、図10は、このエアアウトレットの風向制御機構を示すために一部を破断して示した部分斜視図、図11は該エアアウトレットの正面図である。このエアアウトレット10は、筒状をなすケース部材12の空気吹出口14に、水平姿勢で縦方向へ所要間隔毎に配設された複数(図示のものは5枚)の第1風向制御フィン(横フィン)20と、これら第1風向制御フィン20の後側に、垂直姿勢で横方向へ所要間隔毎に配設された複数(図示のものは3枚)の第2風向制御フィン(縦フィン)30とから構成されたクロスフィンタイプである。そして、各第1風向制御フィン20は、その長手方向の両端部に突設された支持ピン22,22でケース部材12の両側壁部に回動可能に配設され、かつ長手方向の一端部に連結ピン24が突設されていて、これら連結ピン24が単一の第1連結ロッド(連結部材)26に連結されている。従って、例えば上下中央に位置する第1風向制御フィン20のみを指先操作で角度変位(姿勢変位)させることで、全ての第1風向制御フィン20を同期的に姿勢変位させ得る構造となっている。
【0004】
また各第2風向制御フィン30は、その長手方向の両端部に突設された支持ピン32,32でケース部材12の上下壁部に回動可能に配設され、かつ長手方向の一端部に連結ピン34が突設されていて、これら連結ピン34が単一の第2連結ロッド(連結部材)36に連結されている。従って、上下中央に位置する第1風向制御フィン20にスライド可能に配設された摘み38を左右方向へスライドさせることで、操作ロッド39を介して左右中央の第2風向制御フィン30の角度変位(姿勢変位)をさせ得ると共に、これに連動して全ての第2風向制御フィン30を同期的に姿勢変位させ得る構造となっている。なお、このようなエアアウトレットに関しては、例えば特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開平06−016034号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前述した従来のエアアウトレット10では、図9から明らかなように、各第1風向制御フィン20を連結する第1連結ロッド26が空気吹出口14から視認されてしまい、見栄えが悪くなると共に車両内装部材の質感低下を招来する問題を内在していた。また図11に例示したように、第1連結ロッド26がケース部材12の内部に位置しているため、このケース部材12を介して空気吹出口14へ流通案内される調温空気に乱流が発生し易く、流通抵抗の原因となってしまう課題も内在していた。更に、各第1風向制御フィン20をケース部材12へ組付けるに際し、第1連結ロッド26を予め各第1風向制御フィン20へ組付けておく必要があり、エアアウトレット10の組立作業が熟練を要するものとなっていて、組立不良が発生し易い課題をも内在していた。
【0006】
また、第2風向制御フィン30に関しては、空気吹出口14から適度に奥まった部位に配設されているため、これらを連結する第2連結ロッド36は視認され難く、見栄えには余り影響しない。しかしながら、第2連結ロッド36がケース部材12の内部に位置しているため、調温空気の流通抵抗となる課題および組立不良が発生し易い等の課題を内在している。
【0007】
従って本発明では、見栄えを良くして質感向上を図ると共に、調温空気の流通抵抗の減少化および組立作業の容易化等を図り得るようにしたエアアウトレットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため本発明は、
筒状をなすケース部材の空気吹出口へ所要間隔で回動可能に配設された複数の風向制御フィンと、これら風向制御フィンを相互に連結する連結部材とを有し、この連結部材により全ての風向制御フィンを同期的に姿勢変位させ得るエアアウトレットにおいて、
前記ケース部材の壁部で、かつ各風向制御フィンに隣接する部位に設けた開口部と、
各風向制御フィンの軸方向端部に突設され、前記開口部を介してケース部材の外方へ延出する支軸部とからなり、
前記ケース部材の外側において、各風向制御フィンの支軸部に前記連結部材を連結するよう構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るエアアウトレットによれば、風向制御フィンを連結する連結部材がケース部材の外部に配設されているため、空気吹出口から該連結部材が殆ど視認されることはなく、見栄えが悪くなることがないと共に車両内装部材の質感低下を招来することはない有益な効果を奏する。しかも、連結部材がケース部材の外部に位置しているため、このケース部材を介して空気吹出口へ流通案内される調温空気に連結部材に起因した乱流が発生することがなく、よって流通抵抗が増加することもない。更に、組立作業が熟練を要するものではなくなり、よって組立不良が発生し難くなると共に組立作業の容易化を図り得る等の利点もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明に係るエアアウトレットにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0011】
本願が対象とするエアアウトレットは、筒状をなすケース部材の空気吹出口へ所要間隔で回動可能に配設された複数の風向制御フィンと、これら風向制御フィンを相互に連結する連結部材とを有し、この連結部材により全ての風向制御フィンを同期的に姿勢変位させ得る構造を有しているものである。従って後述する実施例では、図9等に例示したエアアウトレット10と同一形状のもので例示し、該エアアウトレット10の部材・部位と同一の部材・部位については同一の符号を付して説明する。
【実施例】
【0012】
図1は、好適実施例に係るエアアウトレットを、連結部材を分解した状態で示した説明斜視図、図2は実施状態で示した概略斜視図、図3は側面図、図4は一部破断して示した正面図である。本実施例のエアアウトレット40は、基本的には図9に例示した従来のエアアウトレット10と同様に、筒状をなすケース部材12の空気吹出口14に、水平姿勢で縦方向へ所要間隔毎に配設された複数(図示のものは5枚)の第1風向制御フィン(横フィン)20と、これら第1風向制御フィン20の後側に、垂直姿勢で横方向へ所要間隔毎に配設された複数(図示のものは3枚)の第2風向制御フィン(縦フィン)30とから構成されたクロスフィンタイプである。
【0013】
各第1風向制御フィン20は、その長手方向の両端部に支持ピン22,22が突設され、これら支持ピン22,22をケース部材12の両側壁部に開設した第1支持孔42,42へ挿通させることで水平姿勢に取付けられ、これら支持ピン22,22を中心とした回動が可能となっている。また各第2風向制御フィン30は、その長手方向の両端部に支持ピン32,32が突設され、これら支持ピン32,32をケース部材12の上下壁部に開設した第2支持孔44,44へ挿通させることで垂直姿勢に取付けられ、これら支持ピン32,32を中心とした回動が可能となっている。
【0014】
そして本実施例のエアアウトレット40では、ケース部材12の壁部(側面壁部)で、かつ各第1風向制御フィン20の一端部に隣接する部位に第1開口部46を開設してあると共に、各第1風向制御フィン20の軸方向端部に突設した連結ピン(支軸部)48を、この第1開口部46を介してケース部材12の外方へ延出(突出)し得る長さに設定してある。これにより、ケース部材12の外側において、各第1風向制御フィン20の連結ピン48を後述する第1連結部材(連結部材)50に連結することで、各第1風向制御フィン20が連動する構成としたことを特徴としている。なお前述した各連結ピン48は、第1風向制御フィン20の端部中心より後端側に偏倚した位置に突設されており、端部中心より前端側に偏倚した位置に突設された前述の支持ピン22とは所要の間隔(例えば1cm程度)を以て突設されている(図3)。
【0015】
第1開口部46は、ケース部材12の側面前側に開設されて、各第1風向制御フィン20の連結ピン48を遊嵌的に挿通し得る長孔形状を呈しており、風向制御機能が充分に発揮される角度範囲内(例えば、下向き35°(図5)と上向き35°(図6)程度)に各第1風向制御フィン20が回動しても、夫々の連結ピン48が干渉しない開口サイズに設定されている。また第1連結部材50は、各第1風向制御フィン20の連結ピン48が挿通して枢支される連結孔52が所要間隔毎で直線状に穿設されており、各第1風向制御フィン20が前述した角度範囲内の如何なる姿勢にあったとしても常には第1開口部46を完全に覆蓋し得る形状を有している。すなわち第1連結部材50は、第1開口部46よりも大きなサイズに設定された矩形プレート状を呈しており、常にはこの第1開口部46を覆蓋して調温空気の漏出を防止するシャッター部材としても機能するようになっている。
【0016】
従って、指先操作により上下中央の第1風向制御フィン20を下向きに操作した際には、図5に例示したように、第1連結部材50が上方へ移動するようになり、各第1風向制御フィン20が支持ピン22,22を中心として回動して下向き姿勢となる。また、指先操作により上下中央の第1風向制御フィン20を上向きに操作した際には、図6に例示したように、第1連結部材50が下方へ移動するようになり、各第1風向制御フィン20が支持ピン22,22を中心として回動して上向き姿勢となる。なお、何れの姿勢であっても、第1連結部材50が第1開口部46を完全に覆蓋しており、ケース部材12内を流通する調温空気がこの第1開口部46を介してケース部材12の外方へ漏出しない。
【0017】
一方、本実施例のエアアウトレット40では、ケース部材12の壁部(上面壁部)で、かつ各第2風向制御フィン30の一端部に隣接する部位に第2開口部56を開設してあると共に、各第2風向制御フィン30の軸方向端部に突設した連結ピン(支軸部)58を、この第2開口部56を介してケース部材12の外方へ延出(突出)し得る長さに設定してある。これにより、ケース部材12の外側において、各第2風向制御フィン30の連結ピン58を後述する第2連結部材60に連結することで、各第2風向制御フィン30が連動する構成としてある。なお前述した各連結ピン58は、第2風向制御フィン30の端部中心より後端側に偏倚した位置に突設されており、端部中心より前端側に偏倚した位置に突設された前述の支持ピン32とは所要の間隔(例えば1cm程度)を以て突設されている(図7)。
【0018】
第2開口部56は、ケース部材12の上面後側に開設されて、各第2風向制御フィン30の連結ピン58を遊嵌的に挿通し得る長孔形状を呈しており、風向制御機能が充分に発揮される角度範囲内(例えば、右斜め方向35°(図7)と左斜め方向35°(図8)程度)に各第2風向制御フィン30が回動しても、夫々の連結ピン58が干渉しない開口サイズに設定されている。また第2連結部材60は、各第2風向制御フィン30の連結ピン58が挿通して枢支される連結孔62が所要間隔毎で直線状に穿設されており、各第2風向制御フィン30が前述した角度範囲内の如何なる姿勢にあったとしても常には第2開口部56を完全に覆蓋し得る形状を有している。すなわち第2連結部材60は、第2開口部56よりも大きなサイズに設定された矩形プレート状を呈しており、常にはこの第2開口部56を覆蓋して調温空気の漏出を防止するシャッター部材としても機能する。
【0019】
従って、指先操作により上下中央の第1風向制御フィン20に配設した摘み38を左側へスライド操作した際には、図7に例示したように、操作ロッド39を介して左右中央の第2風向制御フィン30が左方向へ回動し、これに伴って第2連結部材60が右方向へ移動するようになり、各第2風向制御フィン30が支持ピン32,32を中心として回動して左向き姿勢となる。また、指先操作により摘み38を右側へスライド操作した際には、図8に例示したように、操作ロッド39を介して左右中央の第2風向制御フィン30が右方向へ回動し、これに伴って第2連結部材60が左方向へ移動するようになり、各第2風向制御フィン30が支持ピン32,32を中心として回動して右向き姿勢となる。なお、何れの姿勢であっても、第2連結部材60が第2開口部56を完全に覆蓋しており、ケース部材12内を流通する調温空気がこの第2開口部56を介してケース部材12の外方へ漏出しない。
【0020】
このように構成された本実施例のエアアウトレット40は、各第1風向制御フィン20を連結する第1連結部材50および各第2風向制御フィン30を連結する第2連結部材60がケース部材12の外部に配設されているため、空気吹出口14からこれら第1連結部材50および第2連結部材60が殆ど視認されることはなく、見栄えが悪くなることがないと共に車両内装部材の質感低下を招来することはない。また、第1連結部材50および第2連結部材60がケース部材12の外部に位置しているため、このケース部材12を介して空気吹出口14へ流通案内される調温空気に、これら第1連結部材50および第2連結部材60に起因した乱流が発生することがなく、よって流通抵抗が増加することもない。更に、第1連結部材50および第2連結部材60は、ケース部材12内へ各第1風向制御フィン20および第2風向制御フィン30を先に組付けた後に、これらに対してケース部材12の外側から連結することが可能であるから、エアアウトレット40の組立作業が熟練を要するものではなくなり、よって組立不良が発生し難くなると共に組立作業の容易化を図り得る。
【0021】
なお前述した実施例では、第1開口部46および第2開口部56の開口形状を、全ての第1風向制御フィン20の連結ピン48および全ての第2風向制御フィン30の連結ピン58が挿通する長孔状に開設した場合を例示したが、これら第1開口部46および第2開口部56は、各連結ピン48,58の移動軌跡に沿って円弧状に延在するスリット状に形成するようにしてもよい。この場合には、第1開口部46および第2開口部56の開口面積を小さくし得るので、第1連結部材50および第2連結部材60も小さくすることが可能である。
【0022】
また前述した実施例では、複数の第1風向制御フィン20および第2風向制御フィン30から構成されるクロスフィンタイプのエアアウトレット40を例示したが、本願が対象とするエアアウトレットは、複数の第1風向制御フィン20のみから構成されるものや、複数の第2風向制御フィン30のみから構成されるものも対象とされる。
【0023】
また、ケース部材12の形状および空気吹出口14の形状も前述した実施例のものに限定されるものではなく、例えば円筒状をなすケース部材12からなるもの等であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明に係るエアアウトレットは、筒状をなすケース部材の空気吹出口へ所要間隔で回動可能に配設された複数の風向制御フィンと、これら風向制御フィンを相互に連結する連結部材とを有し、この連結部材により全ての風向制御フィンを同期的に姿勢変位させ得るエアアウトレットであって、車両内装部材等に配設して実施に供される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】好適実施例に係るエアアウトレットを、連結部材を分解した状態で示した説明斜視図である。
【図2】図1に例示したエアアウトレットを、実施状態で示した概略斜視図である。
【図3】エアアウトレットの側面図である。
【図4】エアアウトレットを一部破断して示した正面図である。
【図5】第1風向制御フィンを下方向へ姿勢変位させた状態を示したエアアウトレットの側面図である。
【図6】第1風向制御フィンを上方向へ姿勢変位させた状態を示したエアアウトレットの側面図である。
【図7】第2風向制御フィンを右方向へ姿勢変位させた状態を示したエアアウトレットの平面図である。
【図8】第2風向制御フィンを左方向へ姿勢変位させた状態を示したエアアウトレットの平面図である。
【図9】フィンタイプのエアアウトレットの一例を示した概略斜視図である。
【図10】図9に例示したエアアウトレットの風向制御機構を示すために一部を破断して示した部分斜視図である。
【図11】図9に例示したエアアウトレットの正面図である。
【符号の説明】
【0026】
12 ケース部材
14 空気吹出口
20 第1風向制御フィン(風向制御フィン)
30 第2風向制御フィン(風向制御フィン)
46 第1開口部(開口部)
48 連結ピン(支軸部)
50 第1連結部材(連結部材)
56 第2開口部(開口部)
58 連結ピン(支軸部)
60 第2連結部材(連結部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状をなすケース部材(12)の空気吹出口(14)へ所要間隔で回動可能に配設された複数の風向制御フィン(20/30)と、これら風向制御フィン(20/30)を相互に連結する連結部材(50/60)とを有し、この連結部材(50/60)により全ての風向制御フィン(20/30)を同期的に姿勢変位させ得るエアアウトレットにおいて、
前記ケース部材(12)の壁部で、かつ各風向制御フィン(20/30)に隣接する部位に設けた開口部(46/56)と、
各風向制御フィン(20/30)の軸方向端部に突設され、前記開口部(46/56)を介してケース部材(12)の外方へ延出する支軸部(48/58)とからなり、
前記ケース部材(12)の外側において、各風向制御フィン(20/30)の支軸部(48/58)に前記連結部材(50/60)を連結するよう構成した
ことを特徴とするエアアウトレット。
【請求項2】
前記連結部材(50/60)は、常には前記開口部(46/56)を覆蓋し得る形状を有している請求項1記載のエアアウトレット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−88931(P2006−88931A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−278002(P2004−278002)
【出願日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【出願人】(000119232)株式会社イノアックコーポレーション (1,145)